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【執筆者:西出 滋】
銀行、証券・投資顧問、保険と金融3業態すべてを経験した、金融業界25年のFP。外資系投信投資顧問とヘッジファンドで年金運用のファンドマネージャーを歴任しており、特に資産形成・資産運用の相談を専門としている。
■積立NISAの商品はどう選べばいいの?
こんにちは、ファイナンシャルプランナーの西出滋です。
皆さんは、積立NISA(ニーサ)を知っていますか?
積立NISAとは、長期の積立投資を支援するために2018年に始まった非課税制度。
毎年40万円まで投資することができ、最長20年間、利益が非課税となります。
老後資金など資産形成のために始めようと思う人も多いのではないでしょうか。
しかし、いざ始めようと思っても「どうやって選べばいいの?」と迷う人は少なくありません。
そこで、今回の記事では、初心者の方のために積立NISAの商品の選び方について解説していきます。
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■積立NISAの商品選びの3つのポイント
積立NISAの商品を選ぶ際のポイントは、以下の3つです。
- 投資先が株式
- 日本の資産が含まれていない
- インデックスファンド
その根拠を一つずつ説明していきましょう。
①積立NISAを選ぶポイント:投資先が株式(バランスでない)
引用元:https://etfgae.com/archives/3164
上記は、アメリカの教授のジェレミーシーゲル氏の検証結果の図で、株式、国債、金、預貯金に投資した場合のリターンを表したものです。
長期で見ると株式が一番、資産価値が高まっていることがわかります。
国債も悪くはないです。
金(ゴールド)は注目されますが、長期で見るとそれほどの資産価値は上がっていません。
そして、現金(預貯金)は、価値が下がっています。
この表はあくまで200年以上という超長期の期間を取ったものなので、積み立NISA(20年程度)と比べると期間がだいぶ長いですが、それでも、部分を切り取ってみても参考になると思います。
私はこのようなデータから、一番良いリターンが得られるのは株式だと思っています。
②積立NISAを選ぶポイント:日本の資産が含まれていない
日経平均はバブルの最高値(約4万円)をいまだに越せていません。
アメリカ株は右肩上がりのチャートになっていますが、日経平均はそうなっていません。
このような投資先に投資したいと思うでしょうか?
また、すでに年金の運用のポートフォリオで25%は日本株に投資しています。
ですので、もう投資しているとも言えます。
敢えて、日本の株式に投資する必要性は感じません。
③積立NISAを選ぶポイント:インデックスファンド
これは手数料の問題です。
インデックスファンドは手数料が非常に安く、0.1~0.2%%程度。
しかし、アクティブファンドの場合には、毎年の運用の手数料は1%以上かかるものが普通です。
この手数料を上回るものもありますが、選定は難しいです。
特に初心者の方は、インデックスファンドの一択でしょう。
■実際にどんな商品がいいのか具体例を紹介
では、具体的な商品は何なの?
ということを解説したいと思いますが、こちらはYouTubeの動画で解説しました。
詳しく知りたい方はぜひご覧ください。
積み立てNISAの商品の選び方~SBI証券の商品を例に初心者向けおすすめの商品を元ファンドマネージャーが解説
また、Twitterやnoteでも役立つ情報を発信しているので、ぜひご覧ください。
■投資の不安や疑問…執筆者のFPに相談してみよう
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※ディスクレーマー※
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※本記事は2020年4月25日に「西出滋@元ファンドマネージャー」のnoteにて公開した記事を編集部で一部加筆・修正したものです。