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家計簿エクセルで賢く節約!手作り派もテンプレ活用派も必見の活用術を紹介

家計簿エクセルの作り方

家計の節約の基本といえば、やはり家計簿をつけること


しかし、家計簿をつけるのは面倒だと思っている人も多いのではないでしょうか。「エクセル家計簿」なら、面倒な計算が必要ないため家計簿をつけるのが苦手な人でも楽しく続けられます。

この記事では、エクセルの機能を使って自分にぴったりの家計簿を作る方法や、自分で作るのは難易度が高いという人に向けておすすめのテンプレートを紹介します。

目次

1.家計簿エクセルのメリットとは

家計簿エクセルには、手書きやアプリにはないメリットが多くあります。

家計簿エクセルのメリット

  1. デザインを自分好みにカスタマイズできる
  2. エクセルが入っているパソコンがあればすぐに使える
  3. 簡単に集計や計算ができる
  4. 並び替えや修正がラク

1-1.デザインを自分好みにカスタマイズできる

まずは、自分好みにカスタマイズができることです。家計簿エクセルは、非常に自由度が高いことが特徴で、自分の好きな色やフォント、配置などデザインを好きなようにカスタマイズすることができます。

また、デザインだけでなく仕分け方法や項目立てといった機能面も、自分の好きなように変えることが可能です。家計簿は頻繁に使うものですから、自分が使いやすいデザイン、機能であることが重要になります。

1-2. エクセルが入っているパソコンがあればすぐに使える

パソコンにエクセルが入っていれば、すぐにでもはじめられることもメリットです。エクセルが入っているパソコンさえあれば、余計な費用をかけることなく家計簿をつけはじめることができます。

無料テンプレートもたくさん公開されていますから、初期費用はほとんど必要ありません。無料テンプレートは、一度インストールしてしまえば自由に使うことができ、「途中から有料化する」といった心配がないのです。

1-3. 簡単に計算や集計ができる

計算や集計の手間がかからないことは、家計簿エクセルの最大のメリットだといえるでしょう。
家計簿をつけるのが面倒だと思っている人の中には、最終的な計算や集計が面倒くさいと感じている人も多いかもしれません。しかし、家計簿エクセルならその手間を省いて簡単に家計簿をつけることができます。

家計簿エクセルでは、項目や金額を入力するだけで面倒な計算はエクセルがすべて行ってくれるのです。そのほかにもさまざまな機能があり、年間の推移の管理やグラフ化も簡単なので、家計簿をもとにした分析も楽にできます。

1-4. 並び替えや修正がラク

家計簿エクセルは、追加や削除も簡単です。家計簿をつける際には、「あとからレシートが出てきた」「項目を間違えて記入してしまった」ということも珍しくありません。

手書きの場合には、追加や削除をするのは面倒ですが、エクセルなら入力したものを最後に日付順に並び替えることが可能です。そのため、1週間まとめての入力も楽に行えます。

2.続けやすい家計簿エクセルにするためのポイント

家計簿をつける場合には、継続することが重要です。ここでは、楽に長く続けられる家計簿にするためのポイントについて見ていきましょう。

続けやすい家計簿エクセルにするためのポイント

  1. シンプルに作る
  2. 費目は厳選して決める
  3. 年間目標やライフプランも作成する

2-1.シンプルに作る

はじめて家計簿エクセルを作成するのなら、とにかくシンプルにすることを心がけましょう。
エクセルには、さまざまな機能があるため、知識のある人の場合、いろいろな機能を盛り込んでしまいがちです。

家計簿エクセルを使いはじめてから見えてくる部分も多く、途中で改善したい部分も出てくる可能性もあります。こりすぎた機能を盛り込んでいると修正作業が大変になるので、最初は簡単な計算式だけで作るのがおすすめ。

慣れてきたら、「どのように管理したいのか」「必要な機能は何なのか」を把握し、自分好みの機能を追加しましょう。

2-2.費目は厳選して決める

費目が多すぎるとわけるのが面倒になって途中で挫折してしまったり、集計がしにくくなったりするといったデメリットがあるので、注意が必要です。
また、各家庭によって必要な費目が異なりますので、自分の生活に合わせてアレンジするといいでしょう。

詳しい家計簿の作り方については、家計簿の作り方の段落で後述します。

2-3.年間目標やライフプランも作成する

エクセルはシートを複数作ることが可能ですので、日々の収支を管理するシートとは別に、節約や貯金の年間目標シートやライフプランといった長期的な目標を表にまとめたシートを作ると、モチベーションの維持などに役立ちます。

長期的な計画の見直しポイントなどもわかるので、ライフプランなどのシートをしっかりと作成しておくといいでしょう。

年間目標やライプフランのシートは、頻繁に修正する必要はありません。
「子どもが生まれたとき」「小学校に入学したとき」などの節目に見直せばいいでしょう。月々の収支と見比べることによって目標の達成率も把握できます。

3.簡単な家計簿エクセルの作り方

実際に、エクセルを使って家計簿エクセルを作ってみましょう。

エクセル初心者でも簡単に使える機能だけを使って、作成する方法を紹介します。できるだけシンプルかつ簡単で継続しやすいことを重視した、家計簿エクセルを作って行きましょう。

家計簿エクセルの作り方ステップ

  1. 入力項目を決める
  2. 費目を決める
  3. 実際にデータを入力する
  4. フィルタリングを利用する

3-1.入力項目を決める

まずは、入力項目を決めましょう。
項目の例としては、「日付・費目1・費目2・内容・金額・収入、支出、残高」などです。
「費目1」は日用品などの大きなくくりで、「費目2」は衣料品や生活雑貨といった細かなくくりになります。もちろん、「費目1」だけで管理しても問題ありませんので、自分に必要な費目を厳選しましょう。
「内容」は、具体的な商品名や使い道のこと。たとえば、スーパーやホームセンターなどの名前を書いておくと、どこでどのように使ったのか把握しやすくなります。

また、残高列の項目の上の行に「前月繰越」の金額を入力する欄を作っておくと便利です。年や月が変わっても同じシートから残高のデータを引き継ぐことができるので、いちいち確認する手間を省くことができます。

3-2.費目を決める

次に費目を決めていきましょう。

費目の例

  • 固定費:住居費・水道光熱費・保険・税金・通信費など
  • 変動費:食費・日用品・衣服・医療費・趣味、嗜好品・娯楽、レジャー・交際費・教育費・習い事など

住居費や水道光熱費、税金などの毎月必ずかかる費用については、固定費としてカテゴライズしてもかまいません。
逆に、日用品や美容、衣服などを細かくカテゴライズするなど、ライフスタイルによって変えていくといいでしょう。

費目を多くつくると入力の際に手間になります。多くとも10種類以内にまとめましょう。

3-3.実際にデータを入力する

レシートをもとに、各項目に沿って費目を選びながらデータを入力していきます。
家計簿エクセルは、行を挿入したり日付順に並び替えたりすることも簡単にできるため、数日分まとめて入力し、あとから日付順にデータを並べることも可能です。

データ入力は、1シートに何年分もずっと並べて入力してもかまいません。「きちんとシートわけして管理したい」「見やすさを重視したい」という人は、1カ月や1年ごとというようにシートをわけるのもいいでしょう。

「SUM関数」を使って収入・支出、それぞれの合計を出せば自動で集計できるので便利です。行を入れ替えたり増減した場合は、再度SUM関数を設定することを忘れないようにしましょう。

3-4.フィルタリングを利用する

項目を入力した各セルに「フィルタリング機能」をつけておくことで、必要な費目や日にちを絞って確認できたり並び替えができるので、ぜひ活用するといいでしょう。
フィルタリング機能のつけ方は簡単です。まず項目のセルをすべて選択したらエクセル上部のメニューから、「ホーム→並べ替えとフィルター→フィルター」を選択。これだけでフィルター機能が追加されます。

4.ピボットテーブル機能を使って集計シートを作ってみよう

エクセルにある程度慣れている人なら、エクセルに標準搭載されている集計機能である「ピボットテーブル」を使ってみましょう。

ピボットテーブルを利用することで、簡単な入力作業だけで収支の計算ができる家計簿を作ることができます。ここでは家計簿をピボットテーブルでつくる方法をご紹介します。

4-1.入力シートと出力シートにわける

  1. 入力用シートの作成:日付、費目、金額など簡単な項目を作成する
  2. データ入力:1行1項目を基本に、行をあけずに入力する
  3. 出力シートの作成:ピボットテーブルで作成する

ピボットテーブルで集計結果を出すため、入力シートのセルに数式を入れて合計や収支を出す必要がありません。
はじめの設定に少し手間がかかりますが、一度作成してしまえばあとはデータを入力するだけで集計ができあがるので、非常に便利です。データを入れ替えたり追加しても、ピボットテーブルなら自動で修正されるので集計には気を使わなくて済みます。

セルを結合してしまうと、ピボットテーブルで集計が反映されなくなってしまいます。データ入力は「1行1項目」を基本に入力しましょう。

4-2.入力結果を自動集計する

入力データからピボットテーブルを使って、自動集計するための方法を見ていきましょう。

  1. 入力用シートのデータが入っているセルの項目行を先頭にしてすべて選択
  2. その状態で、エクセル上部のメニューから「挿入→ピボットテーブル」をクリック
  3. 新規ワークシート」を選び「OK」をクリックして、新しいシートを作成する
  4. その右側にある「ピボットテーブルのフィールド」の中から、出力シートに表したい項目名をドラッグ&ドロップ
  5. 日付は列ラベル、費目は行ラベル、金額は値に割り振る
  6. 「列ラベル」の日付の上で右クリックして「グループ化」をクリックし、ウィンドウを出現させる
  7. 出てきたウィンドウの「単位」から「月」と「年」両方を選択した状態で「OK」をクリック

これで自動集計の表の完成です。

4-3.慣れてきたら自分の好みでカスタマイズする

これだけでは、入力したりデータを追加してもピボットテーブルの表示内容は更新されません。

データを追加したら集計表の上で右クリックをし、「更新」を押すことを忘れないようにしましょう。

慣れてきたら、項目を変更して違う集計表を作ったり、テーブルを自分の好みにデザインに変更したりすると、楽しく家計簿をつけることができます。金額のフォントや色を変更したり、セル背景色を変えるなどすると、より使いやすくなるでしょう。

5.自作が難しい人のためにおすすめのテンプレート

「自分で一から家計簿エクセルを作るのは大変」「ハードルが高すぎる」とためらっている人も多いでしょう。

そのような人でも、無料でダウンロードできるテンプレートがたくさん公開されているので安心です。

ここでは、初心者でも使いやすいおすすめのテンプレートを4つ紹介します。

5-1.マイクロソフトのOfficeテンプレートの家計簿

まず、おすすめするのがマイクロソフトofficeテンプレートの家計簿です。
マイクロソフトのテンプレートは、貯蓄目標額と達成予定日を最初に設定することができる点が特徴となっています。節約のモチベーションを維持しやすいのが魅力でしょう。

必要項目を入力するだけで、計算は自動で行ってくれます。それだけでなく、見やすいグラフや月ごとに数種類の収支レポートを作成してくれるので、収支バランスを簡単に把握することが可能です。

エクセルの機能を最大限に生かしたテンプレートとなっていますし、入力するだけなので初心者でも簡単に家計簿をつけることができるでしょう。

5-2.ロゴログ家計簿

ロゴログ家計簿は、「貯金が得意なプログラマーが作った」家計簿です。

ホームページ上で操作方法について丁寧に解説されており、機能が多すぎて使い方がわからないといったトラブルが起こりにくいと言えます。

また、入力のシンプルさも魅力の一つ。ユーザーは、1枚のシートに収入も支出も仕分けせずに、1行1項目で入力するだけとなっています。データを入力していくだけで、別のシートに推移表や収支表ができあがるという優れものなので、エクセルの操作に慣れていない人でも使いやすいのが特徴です。

あらかじめ作者が入れたデータがあるので、作者が入れたデータを参考にしたり活用することができます。その上で、「環境設定シート」を使い自分に合った費目に修正することが可能なので、ライフスタイルに合わせてカスタマイズすることも簡単。基本的な作業は、1カ所に入力していくだけなので簡単に家計簿をつけたいという人には向いています。

5-3.無料エクセル家計簿

無料エクセル家計簿は、税理士が作成したテンプレートです。
マクロを使わずに作られているため、非常にシンプルなのが特徴。難しい機能を使っていないので、自分好みにカスタマイズしやすくなっています。
入力形式としては、1行1項目で1枚のシートにひたすら入力していくという簡単なもの。年間の予算を立てておくことで実績を簡単に確認することができる、「予算実績比較シート」があるのも魅力です。「操作性がシンプルなテンプレートを使いたい」「しっかりと予算を立てて家計を管理したい」という人におすすめです。

5-4.エクセル家計簿EKUBO

エクセル家計簿EKUBOは、スマホでも使えるエクセル家計簿です。
エクセル機能の中でも、スマホでも使えるものだけを使って作られています。また、スマホでも見やすいように表デザインがされているので、スマホからでもパソコンからでも快適に利用が可能。簡単な機能だけを使っているので、自分好みに作り替えることもできます。

エクセル家計簿EKUBOは、全部で11個のマクロボタンと8枚のシートで構成されています。家計簿データを多角的に管理でき、夫婦2人で共有することも可能なので、一緒に家計管理をしたい場合にはぴったりでしょう。

6.エクセル家計簿を使って節約する4つのポイント

エクセル家計簿を使って節約するためのポイントは3つあります。

  • 家計の把握は節約の基本

家計を把握しなければ、「どこに無駄があるのか」「削減できる部分はどこなのか」を知ることができませんので、まずは「家計をしっかり把握すること」が節約の基本になります。

  • 目標額を設定する

ライフプランニングをして、いつまでにどのくらいの金額を貯めたいのか、目標を明確にすることもポイントです。
目標がないとモチベーション維持が難しくなります。「なぜお金を貯めたいのか」「どのくらい貯めたいのか」をはっきりさせ、月々の予算をたてましょう。

  • 無理をしてストレスをためない

最後のポイントは、無理をしないことです。
「毎日必ずやらなくては!」などと意気込みすぎてしまうと、続けるのがつらくなりますよね。節約を継続する上で、焦りは禁物。ゆっくりと自分に合った家計の管理方法を見つけることが重要です。

7.より効率的な節約のためにお金の健康診断をしてみよう

家計簿をつけて家計が把握できたら、より効率的な節約を目指すべく、プロのアドバイスを受けてみるといいでしょう。
「お金の健康診断」は、家計の健康診断を行ってくれるサービスです。診断結果をもとに、お金のプロからチャット形式でアドバイスが届きます。家庭の資産運用や教育費用、老後の蓄えや住宅ローンなど、お金に関する相談が無料でできますので、ぜひ試してみてください。

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