1級ファイナンシャルプランナー 出身：静岡県浜松市　　 【恩師の遺言で腹を括った～FPを本気でしている理由～】 僕はラグビーに情熱を注ぎ、生きてきました。おかげさまで高校時代は花園に2度出場させていただくほどに本気で取り組んでいました。 2度も花園ラグビー場の青い芝生をふませていただいた、恩師である木下先生には本当に感謝をしています。 僕が、22歳の時の話です。僕は当時新卒で大手のプリンターメーカーに入ることができたので、ぬくぬくホワイトな会社で生きていました。給料もよく、お休みも十分にあり何不自由ない生活でした。 しかし、そんなときに僕のラグビーの恩師である木下先生が41歳という若さで、無情にもがんで亡くなってしまったのです。 本当に悲しかった。。 ラガーマンらしくがっちりとしていた体型だった先生が、棺に納まった姿を見たときは、すっかりやせ細ってしまっていて安らかに眠っていました。 そんな姿を見たときは本当に悲しく、悔しい気持ちで中々お葬式の時は泣きすぎて立ち上がれなかったのを覚えています。 ただ、そんな木下先生がラグビー部の人間一人ひとりに遺言を小さな正方形の厚紙に残してくれていました。僕にもその遺言はありました。 そこに書かれていたのは、シンプルな言葉で 「CHARENGE ・GROW ・THANKS」 という言葉。 僕は木下先生が、がんがステージ４で見つかり、闘病で苦しんでいる中でも振り絞ってくれて書いてくれたこの遺言に大きく考えさせられました。 天国にいる先生から、 「高林、お前はなにか挑戦し続けてるのか？何か人様から感謝されるようなことができてるのか？」 と喝を言われてる気がしました。 そこから、僕はこのままぬくぬく働いていてはいけない！これでは木下先生が死に際に病棟で最期の力を振り絞って書いてくれたことに対してバチが当たる！ そう思い、僕は生き方を変え始めました。 そんなときに、同じ高校で同じように木下先生のもとで育った一つ上の先輩と高校以来にひさしぶりに会うことになったのです。 僕の地元浜松市は製造業が盛んな街なので、多くの先輩方はメーカーに勤める人が多いのですが、その先輩は1人金融業界でFPとして異彩を放っていました。 先輩は、世界の金融市場の中心であるニューヨークのタイムズスクエアの電光掲示板に先輩の名前が表彰で表示されるくらいの実績者。 そんな方と仲良くさせて頂いて先輩の仕事ぶりを見ていました。先輩がいろんなお客様の家計の相談に乗る姿を見ていて、時にお客様が涙しながら先輩に感謝をする姿も見てきました。 僕はそんなFPとして活躍する先輩の姿をうしろから見てきて、これこそが「CHARENGE ・GROW ・THANKS」を体現しているなと感じたのです。 そこから、僕は「ぜひ僕も一緒に働かせてください！！」と懇願。簡単にYESとは言ってくれなかったのですが、 先輩は「1つ条件がある。2年待つ。2年待つから金融業界の最高峰の資格である1級ファイナンシャルプランナーの資格をとってこい。それが条件だ。」と言われたのです。 ものすごく大きな壁が目の前に立ちはだかった感覚でした。 しかし、僕も二言はないと腹を決めていたので二つ返事で「やってみせます！」と伝えました。 そこからは、地獄の日々。平日は仕事しながらも6時間は勉強、休日は1日18時間と寝る時間以外すべてに金融の勉強に注ぎ込みました。 みんなが夏休みのときもすべて勉強・お正月も元旦から勉強。 勉強しすぎて僕が持っていた六法全書くらい厚い教科書はボロボロになり、真っ二つに割れてしまうほどでした。 こんな生活が1年と6カ月続きました。 そして、1年6カ月が経過して。。 晴れて、1級ＦＰを取得することができました！！ そこから僕は、先輩にも認めてもらい1級のＦＰとして生きていくことになったのです。 今となっては年間で300名ほどの方の家計相談・資産運用相談・住宅購入の相談などいただくようになりました。 ご相談いただいた方の家計を改善できて将来を明るくさせて頂くことができた瞬間はこの上ない喜びを感じます。 お金のことというのは本当に知ってるか知らないかで、ご自身の資産額や生活の余裕に雲泥の差が生じます。 僕の想いとして、ただお金のことが”知らなかった”というだけで大事なご家族の生活を苦しくしてしまったり、お子さんの行きたい学校をあきらめてしまうとった事は絶対にしてほしくないと思っています。 1人でも多く、そういった方の力になりたいと強く思っていますし、そのためにも死ぬほどの想いで知恵をつけてきましたので、ぜひ相談いただければと思っております。 髙林