オカネコ加入している保険費用が高すぎると思うので見直しをしたい

    加入している保険費用が高すぎると思うので見直しをしたい

    家計改善教育資金保険

    相談者プロフィール

    Tさん (女性 36歳)
    家族構成 : 夫 (44歳) 子供3人 (3歳、1歳、0歳)

    オカネコの診断結果

    世帯年収 : C / 毎月の貯蓄額 : E / 金融資産の保有額 : E
    あなたの家計状況 : 教育資金が不足するかも…

    気になっているところ

    ライフプランニングをして、家計を改善するために月に夫婦で10万円以上払っている保険については見直しをした方が良いとアドバイスをもらった。加入している保険は貯蓄型なのだが、それが果たして最適なのか、必要な保障が備わっているのか、もっと良い選択肢があるのかを確認したい。

    Tさん、はじめまして!
    本日は今加入されている保険についての見直しをしたいと伺っているのですが、お間違いないでしょうか?
    はい、今加入している保険は、3歳の息子が生まれたタイミングで保険の担当者さんに言われるがままに入った外貨建ての保険です。当時は比較的円高だったのですが、最近の円安によって、毎月の保険料が2万円弱くらい値上がりをしてしまって…。担当者さんに見直しをしたいと切り出せずにモヤモヤしたまま放置していたのですが、3人目の子供が生まれたので、ここで落ち着いて家計の見直しをしたいと思って相談しました。
    なるほど、ありがとうございます。確かに入られた時からご状況が変わっているので良い機会だと思います。
    まずはTさんがモヤモヤしている原因を一緒に考えていければと思います。保険料なのか、保障の内容なのか、そもそも保険の形として合っていないと感じられているのか…。もしかしたら他の理由かもしれないですが、こちらいかがでしょうか?
    1番は保険料ですかね。実は医療保険に入っていないので、できれば加入したいのですが、今の保険料にさらに上乗せとなるとなかなか踏み出せずにいます。保障も正直わかってないです…。
    かしこまりました!最初に加入されている保険の保障内容の確認をしましょう。
    保険証券を拝見するかぎり、本当に死亡保障のみのようです。あと特徴を申し上げると、保障の裏側で保険料が運用されている貯蓄型のものですね。貯蓄型の保険で注意していただきたいのが、お支払いされた保険料全額が運用されているわけではない点です。通常1割〜3割程度の金額が死亡保障に掛かるコストとして保険会社に吸収されています。つまり保険料の7割~9割程度を積立てに回していることになります。
    現時点で申し上げることができるのは、払ったうちの2割が掛け捨ての保険で8割が積立金という仕組みなら、Tさんのお財布からお金が出る段階で保障に対する保険料として拠出するものと資産形成として拠出するものと分けてあげたほうがメリットは大きいのでは、ということです。
    管理する面からも分けていただいた方がおすすめで、仮に今加入されている保険で積み立てたお金を使う場合、保険を解約する必要があるのですが、そうしますと死亡保障も解約になるので保障がなくなってしまいます。また、資産形成としてお金を払うのなら貯蓄型の保険よりはNISAなどをご活用いただいた方が一般的には運用効率が良いです。実はNISAで投資が身近になってから、貯蓄型保険を持っているのですが、このままでいいのでしょうか?というご相談はとても多いです。今は保険は万一の備えとして最低限を掛け捨てて、資産形成は別の手段で効率よく行い、保障と資産形成が干渉し合わない状態で備えたり積み立てたりするのが主流となりつつあります。
    時代によって保険にも流行があるのですね…!
    Tさんはおそらくご担当者様に言われるがまま、備える目的を明確にせず保険に加入されているので、今本当に必要なのはどんな保障でどんなボリュームなのか、必要な保障に対してどれぐらいのコストが掛かるのかを今一度整理をした上で、今の保険を解約するのがいいのか、継続したほうがいいのかを決めていきましょうか。

    保険の考え方

    本当に必要な保障を整理するためにまずは公的保険についてご説明します。私たちはすでに公的保険に守られていますので、民間保険で全部に備える必要は必ずしもありません。すでに守られている分をしっかり把握された上で賄いきれない不足部分を民間保険でカバーしていくことで、無駄がなく、かつ過不足もない状態を作ることができます。まずは死亡リスクに対しての保障から見ていきたいので、遺族年金制度についてご説明いたしますね。

    夫死亡時の遺族年金の目安

    遺族年金制度は年金の加入状況と18歳未満のお子様の数によって目安が決まっております。この目安をみていかがでしょうか?
    子供が3人いても月額20万円は貰えないのですね…。正直少ないです…。
    そうですよね、最低限の保障になりますので、この金額を見て満足される方はほぼいらっしゃらないです。まずは生活費保障として考えていただいて、この金額にTさんのお給料を足して、さらにいくら上乗せできれば安心して生活ができそうですか?
    家のローンが夫が死亡したら無くなるので…あとは夫のお小遣いもいらなくなるし…と考えると、私が今の年収のまま働けるのなら、意外と生活はできそうです!でもできれば少し余裕が欲しいな…。
    承知しました!次は学費に対する保障ですね。学費保障について何か希望はお持ちですか?
    まずは小学校と中学校は公立に行ってもらうとして、高校と大学までは国公立にしてとは言いたくないです。そうするといくらぐらいになるのでしょうか…?
    学校や学部によりますが、高校から私立と仮定してみると、お子様お一人あたり約1,000万円くらいが学費の相場かと思われます。Tさんはお子様が3人いらっしゃるので、3,000万円強の死亡保障が必要なことがわかりましたね。
    今はお子様が小さいので、3,000万円強の保障が必要ですが、お子様が大きくなるにつれて必要な期間、必要な分の保障は減っていきます。そこに即した保険がございまして、収入保障保険と言います。この保険だと、十分な保障を持つことができて、かつコストを抑えることが可能です。今回の場合だと、加入されている保険の約1/20の保険料で現時点であれば倍くらいの保障を持つことができますね。
    すごい…!夢のようです!え〜変えたいなぁ…!
    お気持ちわかります。ただ、入っている保険を解約するのにはデメリットもございまして、まだ加入されて3年くらいになると思いますので、今解約すると返戻金が支払った保険料の半分くらいになるかと思われます。ただもう一つ払い済みにするという方法がございます。今の保険の保険料負担を止めて、保険を持ち続ける方法です。どういうことかというと、払い済みは解約ではありませんが、保険料支払いはストップします。そして解約すれば本来戻ってくるお金はそのまま保険会社に預けて運用しておく形になります。お金を払うことを止めるので、保険金の額は減ってしまうのですが、今まで払ったお金は運用し続けてもらえます。払い済みができるかは保険会社さんに問い合わせていただければと思います。
    わかりました、払い済みができるのかを確認して、今の保険をどうするのかを検討します!
    かしこまりました!いったん今回の面談を振り返りますね。

    Tさんの面談振り返り

    実践したこと
    • 加入している保険の仕組みと保障のご説明
    • 死亡リスクに対して公的保険を踏まえた上で本当に必要な保障に対しての具体的な保険料のご案内
    面談を通じて分かったこと
    • 加入している保険の保障と保険料が適正なのか
    課題・改善・実施したい点
    • 掛け捨ての保険と資産形成は分けて考えたほうがメリットが大きいので、今の保険のデメリットを踏まえた上でどういった行動を取るのかを検討する
    今のモヤモヤした気持ちのまま決して安くない保険料を払い続けるのはおすすめできませんので、ご自身で納得した上でどうするかを決めていただければと思います。
    今日は本当に必要な保障がわかってスッキリしました。まずは今の保険をどうするか決めるためにも速やかに保険会社さんに問い合わせます…!切り替える方向で考えているのですが、そうしたら医療保険に入る余裕も出てきますので、その際はまたご相談させてください。
    もちろんです。では引き続きよろしくお願いいたします。

    体験してみての感想

    必要なお金、時期、起こり得るリスクなどを包括的に説明をしていただけたので1つずつ理解納得しながら進むことができ、満足する選択に導いてくれました。何かあっても生活が守れる安心感を得られた一方で、一度プランニングしたら終わりではなく、ライフステージに応じてまた相談したいと思えました。本当にありがとうございました!

    ※ この記事は、2023年8月にお客様からご相談いただいた内容について、対象のお客様の許可を得て掲載しています ※本レビューの執筆に際し、謝礼をお渡ししました。この対価はレビューの執筆に対する感謝を表すものであり、レビューの内容や意見に影響を与えるものではありません ※内容は、個々の体験や意見に基づいています。お客様の個人的な意見であり、必ずしも全ての方に当てはまるものではありません

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