30代女性が生命保険で備えるべきリスクとは?
ライフステージの変化がきっかけで、生命保険への加入を検討し始めた30代女性も多いのではないでしょうか。
生命保険はもしもの時の経済的リスクに備えるための手段です。そのため、まずは自分に降りかかる可能性のあるリスクをしっかり把握しておく必要があります。
一般的に、30代は様々なライフイベントが発生しやすい時期とされています。その中でも、30代女性が生命保険で特に備えておきたいリスクとして、次の3種類が挙げられます。
入院や手術、女性特有の疾病による医療費リスク
生命保険に加入する主な目的として、入院や手術の際に発生する高額な医療費リスクへの備えが挙げられます。
生命保険文化センターの「生活保障に関する調査」によると、令和4年度における1日あたりの医療費負担は平均20,700円(過去5年間に入院し、自己負担費用を支払った人の直近の入院時の1日あたりの自己負担費用)、30代の平均入院日数は12.1日で、1回あたりの入院費用は約25万円と非常に高額です。
とりわけ30代は女性特有の疾病(乳がんや子宮頸がん、卵巣がんなど)に罹患する確率が高く、男性よりも病気やケガのリスクに対して保障を手厚く用意しておかなければなりません。
たとえば、厚生労働省の「人口動態統計月報年計(概数)の概況」を参照すると、30代女性の死因順位は「自殺」と「悪性新生物」が上位を占めていることがわかります。
30歳代の死因順位別死亡数・死亡率(人口10万対)(令和4年度) | ||||||
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順位 | 総数 | 女性 | 男性(参考) | |||
年齢 | 30〜34歳 | 35〜39歳 | 30〜34歳 | 35〜39歳 | 30〜34歳 | 35〜39歳 |
1 | 自殺(18.3%) | 自殺(19.5%) | 自殺(11.8%) | 悪性新生物(17.6%) | 自殺(24.7%) | 自殺(27.1%) |
2 | 悪性新生物(7.9%) | 悪性新生物(14.1%) | 悪性新生物(9.9%) | 自殺(11.5%) | 悪性新生物(6.0%) | 悪性新生物(10.7%) |
3 | 心疾患(3.5%) | 心疾患(5.5%) | 心疾患(1.4%) | 心疾患(2.6%) | 不慮の事故(5.5%) | 心疾患(8.4%) |
4 | 不慮の事故(3.4%) | 不慮の事故(3.8%) | 不慮の事故(1.2%) | 不慮の事故(2.3%) | 心疾患(5.4%) | 不慮の事故(5.3%) |
5 | 脳血管疾患(1.7%) | 脳血管疾患(3.3%) | 脳血管疾患(1.1%) | 脳血管疾患(2.1%) | 脳血管疾患(2.3%) | 脳血管疾患(4.5%) |
参照:第7表 死亡数・死亡率(人口10万対),性・年齢(5歳階級)・死因順位別|令和4年(2022)人口動態統計月報年計(概数)の概況|厚生労働省
がん治療は長期化しやすいことから医療費も高額になりがちです。また、がん治療で選択されることが多い先進医療は公的医療保険が適用されないため、全額を自己負担で賄う必要があります。
収入や貯蓄が十分ではない30代女性も多いので、いざという時に備えて生命保険で高額な医療費リスクに備えておくことが大切です。
SBI生命
メディケア生命
ネオファースト生命
※調査概要:申込数をもとに算出。オカネコ保険比較調べ、集計期間:2024/09/16〜2024/10/15(申込数が同数の場合は、資料請求数と各社ソルベンシーマージン比率をもとに算出)
※ご検討にあたっては、「商品パンフレット」・「契約概要・注意喚起情報」・「ご契約のしおり・約款」等を必ずご確認ください。
妊娠・出産時における分娩費用などのリスク
将来的に妊娠や出産を考えている30代女性は、出産費用を負担するリスクについても考慮しておく必要があります。
厚生労働省の「患者調査」を参照すると、「妊娠、分娩及び産じょく」が理由で入院する30代女性が多いことがわかります。
参照:令和2年患者調査 確定数 全国編 閲覧(報告書非掲載表)表番号2|政府統計の総合窓口
一方、厚生労働省の「出産費用の見える化等について(令和5年9月7日)」の資料を参照すると、令和4年度における平均的な出産費用は約46.9万円です。
出産費用の平均(令和4年度) | ||||
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項目 | 全体(異常分娩を含む) | 正常分娩のみ | ||
平均値 | 件数 | 平均値 | 件数 | |
全施設 | 468,756円(+5,854円) | 757,963件 | 482,294円(+8,979円) | 408,498件 |
公的病院 | 420,482円(+1,672円) | 192,440件 | 463,450円(+8,456円) | 81,790件 |
私的病院 | 490,203円(+3,323円) | 202,931件 | 506,264円(+6,484円) | 100,083件 |
診療所(助産所を含む) | 482,374(+10,116円) | 362,592件 | 478,509円(+10,066円) | 226,625件 |
※公的病院:国公立病院、国公立大学病院、国立病院機構等
※私的病院:私立大学病院、医療法人病院、個人病院等
※診療所:官公立診療所、医療法人診療所、個人診療所、助産所等
※()内は前年度比の金額です
参照:出産費用(室料差額等を除く)の状況|出産費用の見える化等について(令和5年9月7日)|厚生労働省
妊娠や出産に伴う入院に対しては公的医療保険が適用されないため、全額を自己負担で賄わなければなりません。
公的医療保険から一律50万円(条件により最大48.8万円)の「出産育児一時金」が支給されますが、基本的には後から払い戻される形なので、一時的に高額な出産費用を立て替える必要があります(事前手続きで直接支払制度を利用可能)。
一方、帝王切開や吸引分娩などによる異常分娩は、医療行為における「分娩介助」に該当するため、公的医療保険が適用されます。
たとえば、厚生労働省の「医科診療報酬点数表(令和4年度)」によると、緊急帝王切開の医療費は222,000円なので、公的医療保険の適用により自己負担分(3割負担の場合)は約6.6万円に抑えられます。
また、特定不妊治療は令和4年度の診療報酬改定により保険が適用されるようになりましたが、全ての不妊治療が保険適用の対象という訳ではありません。
さらに、妊娠中の合併症のリスク、子どもが生まれた後の教育資金を踏まえると、将来的に妊娠や出産を考えている30代女性は、早いうちに生命保険に加入して、出産時の経済的リスクに備えておくと安心です。
自分や家族の老後生活における収入不足のリスク
30代に突入したことをきっかけに、自分や家族の老後生活を意識し始める方も多いことでしょう。
一般的に、定年退職を迎えた後は公的年金が主な収入源となりますが、公的年金支給額の平均は年を経るにつれて減少傾向にあります。
年金受給額の平均月額(令和4年度) | ||
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年度 | 老齢基礎年金(国民年金) | 老齢厚生年金(厚生年金) |
平成30年 | 55,708円 | 143,761円 |
令和元年 | 55,946円 | 144,268円 |
令和2年 | 56,252円 | 144,366円 |
令和3年 | 56,368円 | 143,965円 |
令和4年 | 56,316円 | 143,973円 |
参照:令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況12、21ページ|厚生労働省
一方、総務省統計局の「2022年(令和4年)家計調査年報(家計収支編)」によると、65歳以上の無職世帯の生活費の平均は、単身世帯で約15.5万円、夫婦のみ世帯で26.9万円です。
老後に想定される1ヶ月あたりの生活費(令和4年度) | ||
---|---|---|
項目 | 単身 | 夫婦 |
食料 | 37,485円 | 67,746円 |
住居 | 12,746円 | 15,578円 |
光熱・水道 | 14,704円 | 22,611円 |
家具・家事用品 | 5,956円 | 10,371円 |
被服および履物 | 3,150円 | 5,003円 |
保健医療 | 8,128円 | 15,681円 |
交通・通信 | 14,625円 | 28,878円 |
教育 | 0円 | 3円 |
教養娯楽 | 14,473円 | 21,365円 |
その他の消費支出 | 31,872円 | 49,430円 |
上記合計(消費支出) | 143,139円 | 236,696円 |
非消費支出(税金や保険料など) | 12,356円 | 31,812円 |
総合計 | 155,495円 | 268,508円 |
※夫婦:65歳以上の夫婦のみの無職世帯(夫婦高齢者無職世帯)における1ヶ月あたりの生活費を記載しています
参照:2022年(令和4年)家計の概要19ページ|家計調査年報(家計収支編)2022年(令和4年)|総務省統計局
上述の年金受給額平均と照らし合わせると、公的年金だけに頼っていては、ゆとりある老後生活を送るのは難しいと言わざるを得ません。
基本的にそれまでの貯蓄を取り崩しながら生活を送ることになるため、年齢が若いうちから自助努力で老後の生活資金を貯蓄しておく必要があります。
生命保険の中には「終身保険」や「個人年金保険」といった貯蓄性のある商品も登場しています。これらを活用することで、もしもの時の保障を備えつつ、老後資金の貯蓄にも同時に取り組むことができます。
30代女性の生命保険加入状況
生命保険文化センターが全国の18歳〜79歳を対象とした「生活保障に関する調査」の結果を引用して、30代女性における生命保険の加入状況を紹介します。
なお、この項目では年代別の調査結果に限定して紹介しています。
実際の保険金額(必要保障額)や保険料は、家族構成や本人の収入状況で大きく変わることを理解した上で、あくまで参考程度にご覧ください。
30代女性の加入率
参照:生命保険加入率|2022(令和4)年度 生活保障に関する調査|生命保険文化センター
参照:疾病入院給付金の有無(全生保)|2022(令和4)年度 生活保障に関する調査|生命保険文化センター
令和4年度における30代女性の生命保険加入率は、生命保険(全生保)が82.8%、医療保険が70.2%です。
20代と比較して、生命保険の加入率は約25%も上昇する結果となっています。30代に突入したことをきっかけに、もしもの時の経済的リスクを意識し始める女性が多いことが伺えます。
30代女性の保険金額の平均
参照:生命保険加入金額(全生保)|2022(令和4)年度 生活保障に関する調査|生命保険文化センター
参照:疾病入院給付金日額(全生保)|2022(令和4)年度 生活保障に関する調査|生命保険文化センター
令和4年度の30代女性の平均保険金額は768万円、医療保障(日額)は8,047円です。
男性の平均保険金額に比べると、女性はそこまで高額な死亡保障をかけていないことがわかります。
昨今でも男性が家計の大部分を担っている世帯も多いため、優先して保障を手厚くしているものと考えられます。
30代女性の保険料の平均
参照:年間払込保険料(全生保)|2022(令和4)年度 生活保障に関する調査|生命保険文化センター
30代女性の平均払込保険料は年間14.0万円、1カ月平均で約11,667円です。
一般的に、保障内容を充実させることで保険料も値上がりする傾向にあります。
上述の平均保険金額の結果も相まって、女性より男性のほうが保険会社への払込保険料は高い結果となっています。
SBI生命
メディケア生命
チューリッヒ生命
※調査概要:申込数をもとに算出。オカネコ保険比較調べ、集計期間:2024/09/16〜2024/10/15(申込数が同数の場合は、資料請求数と各社ソルベンシーマージン比率をもとに算出)
※ご検討にあたっては、「商品パンフレット」・「契約概要・注意喚起情報」・「ご契約のしおり・約款」等を必ずご確認ください。
30代女性の生命保険の選び方・見直し方
この項目では、30代女性におすすめの生命保険の選び方や見直し方について解説します。
各手順におけるポイントを解説するので、生命保険を検討中の30代女性は、ぜひ参考にしてください。
生命保険に加入する目的を明らかにする
自分がどの生命保険に加入すれば良いかわからない方は、まずは「何のために生命保険に加入するのか」という目的を明確にしておきましょう。
たとえば、生命保険文化センターの「生活保障に関する調査」によると、30代女性が生命保険に加入する目的としては次の理由が挙げられます。
参照:直近加入契約の加入目的|2022(令和4)年度 生活保障に関する調査|生命保険文化センター
30代女性が生命保険に加入する目的で、最も多い理由は「ケガや病気になった際の医療費のため(63.1%)」です。
医療費に備えるためには「医療保険」、女性特有の疾病に対して手厚い保障を備えたいなら「女性保険」を検討するのが良いでしょう。
次点で多い理由は「万一死亡した時のため(20.1%)」が挙げられ、死亡保障を備えられる「死亡保険(定期・終身)」や「養老保険」などを検討する必要があります。
自分が何のために生命保険に加入するのかを明確にすることで、上記のように検討すべき生命保険の種類を絞ることができます。
誰もが受けられる公的保障の内容を確認する
生命保険を検討する際は、公的保障の内容についても理解しておく必要があります。
日本では国民皆保険制度が導入されており、誰もが健康保険や国民健康保険などの「公的医療保険」に加入しています。
公的医療保険に加入していることで、以下の公的保障が受けられます。
- 医療費の現金給付:健康保険証の提示で窓口で支払う医療費負担が1〜3割に抑えられる
- 高額療養費制度:ひと月あたりの医療費が限度額を超えた場合、その差額が後から払い戻される
- 傷病手当金:会社員が加入する健康保険限定。病気やケガで働けない期間中に最大1年6カ月間支給される
- 遺族年金:被保険者が死亡または高度障害状態となった場合、生計を維持されていた家族に対して支払われる
医療機関を受診する際に健康保険証を提示することで、患者が負担する医療費は1〜3割程度に抑えられます。
それに加え、ひと月あたりの医療費負担が限度額を超えた場合、自分で申請することで差額分が後から払い戻される「高額療養費制度」を利用できます。
会社員が加入する健康保険には、病気やケガで働けない期間中に支給される「傷病手当金」があるため、突然の病気や事故に巻き込まれても必要最低限の保障を受けられることが特徴です。
生命保険は保障を充実させることで保険料も高くなります。公的保障で十分な場合は、保障を削減することも視野に入れて生命保険を検討しましょう。
生命保険で備えるべき必要保障額や保障範囲を決める
生命保険で備えるべき必要保障額(保険金額)は、公的保障や準備済みの資金では不足する金額を設定するのが良いでしょう。
また、生命保険を検討する際は保険期間や保障範囲についても確認しておくことが大切です。
たとえば、子どもが自立するまでの死亡保障を備えるために生命保険を検討している場合、終身型よりも定期型の死亡保険に加入することで、保険料を節約しながら大きな死亡保障を備えられます。
生命保険の役割は、有事の際に発生する経済的負担を軽減することにあります。
そのため、公的保障で備えられる分に関しては保障を削減し、保険会社に払い込む保険料を節約することが大切です。
自営業やフリーランスの方が加入する国民健康保険は、会社員が加入する健康保険のような「傷病手当金」や「出産手当金」などの保障がないため、生命保険で保障を手厚くしておく必要があります。
会社員の方が加入する健康保険は、病気やケガで働けない期間や妊娠・出産時に手当金が受け取れるので、その分の医療保障を削減して、将来を見据えた貯蓄や資産形成も検討しましょう。
ライフステージの変化と共に保険の見直しを行う
生命保険に加入した後は、ライフステージの変化に合わせて保険の見直しを行うのがおすすめです。
一般的に、長い人生の中でも30代は様々なライフイベントが発生しやすい時期とされており、それに伴い支出も増加する傾向にあります。
独身時代に加入した生命保険がある場合、結婚や妊娠のタイミングで保障内容を見直しておかないと、いざという時に十分な保障を受けられない可能性が考えられます。
反対に、子どもの分を考慮した死亡保障を備えていた場合、子どもが成人して自立した後は保障が過剰となり、余計な保険料を支払い続けることになりかねません。
生命保険の見直しをする際は、プロであるファイナンシャルプランナーの無料相談を活用しながら、その時々で本当に必要な保障に絞って見直しを行うことを心がけましょう。
30代女性におすすめの生命保険プラン
この項目では、30代女性のライフスタイル別におすすめの生命保険を紹介します。
個人の考え方や家族構成によって検討すべき生命保険は異なりますが、生命保険を比較検討する際の参考にしていただければ幸いです。
30代独身女性・既婚専業主婦の場合
30代の独身女性や専業主婦の方は、自分が病気やケガで医療機関を受診する際の医療費に備えて「医療保険」を検討するのがおすすめです。
30代から女性特有の疾病(乳がんや子宮頸がんなど)の罹患リスクも上昇するので、手厚い保障を用意したい場合は「女性保険」を検討するのも良いでしょう。
また、収入や貯蓄が十分ではない30代女性も多いので、会社員として働いている方は「就業不能保険」で働けない期間の収入減少に備えておくと安心です。
手元の資金に余裕がある場合は「個人年金保険」に加入しておくと、公的年金だけでは不足しがちな老後資金の貯蓄に役立ちます。
- 医療保険
- がん保険または女性保険
- 就業不能保険
- 個人年金保険
SBI生命
チューリッヒ生命
※調査概要:申込数をもとに算出。オカネコ保険比較調べ、集計期間:2024/09/16〜2024/10/15(申込数が同数の場合は、資料請求数と各社ソルベンシーマージン比率をもとに算出)
※ご検討にあたっては、「商品パンフレット」・「契約概要・注意喚起情報」・「ご契約のしおり・約款」等を必ずご確認ください。
30代共働き夫婦・子どもがいない場合
30代の共働き夫婦で子どもがいない場合は、独身の場合と同様で「医療保険」や「女性保険」に加入して、もしもの時の高額な医療費に備えておくのがおすすめです。
長期入院時は夫の収入に頼ることになるため、いざという時に備えて「就業不能保険」に加入する必要性も高いと考えられます。
また、将来的に妊娠や出産を考えている場合は、分娩費用に加えて子どもの教育資金を用意しておく必要があるので、貯蓄機能のある生命保険(終身保険や養老保険など)を検討するのも良いでしょう。
- 医療保険
- がん保険
- 就業不能保険
- 養老保険
- 低解約返戻金型終身保険
- 個人年金保険
30代共働き夫婦・子どもがいる場合
30代の共働き夫婦で子どもがいる場合、医療保障に加えて死亡保障を手厚く用意しておくことが大切です。
特に子どもの教育資金は、長い人生の中でも非常に高額な出費となります。そのため、子どもの養育費や教育資金を踏まえた上で、すでに加入している生命保険の見直しも含めて「死亡保険」を充実させるのがおすすめです。
文部科学省の「子供の学習費調査」によると、子どもが幼稚園から高校を卒業するまでの15年間の学習費総額は、全て公立校の場合で約574万円、全て私立校の場合は約1,839万円と非常に高額です。
大学に進学する場合は、さらに数百万円以上の入学費用や在学費用がかかるため、年齢が若いうちから積極的に貯蓄へ取り組む必要があります。
「低解約返戻金型終身保険」に加入すれば、通常の終身保険より保険料を節約しながら、一生涯の保障を備えられます。
その上、保険料払込期間満了後に途中解約すると一定の解約返戻金が受け取れるので、保障を備えながら同時に貯蓄にも取り組めて一石二鳥の商品と言えます。
「学資保険」は子どもの教育資金の貯蓄に役立つ生命保険で、子どもが一定の年齢に達するとお祝い金や満期保険金が受け取れます。
契約者(親)に万一のことが起きると以降の保険料負担は免除され、その後も継続して子どもへのお祝い金が支払われます。最悪の事態が起きても、子どもの教育資金だけは確保できることが特徴です。
なお、収入や貯蓄状況、子どもの年齢などによって生命保険の必要保障額は大きく異なります。自分や家族だけで判断が難しい場合は、ファイナンシャルプランナーの無料相談を活用することも検討しましょう。
- 医療保険
- がん保険
- 就業不能保険
- 収入保障保険
- 低解約返戻金型終身保険
- 学資保険(子ども保険)
- 個人年金保険
30代女性が生命保険選びで後悔しないためのチェックリスト
最後に、30代女性が生命保険選びで後悔しないためのチェックリストをご紹介します。
特に30代女性は、女性特有の疾病の罹患リスクが上昇し始める年代なので、以下のチェックリストを活用して早いうちに生命保険へ加入しておくのがおすすめです。
- 今後想定されるライフイベントは?(結婚、妊娠・出産、転職など)
- 保険に加入する目的は? (医療費の備え、老後資金や子どもの教育資金の貯蓄など)
- 検討中の保険は目的に合っている?(医療費に備えたいなら「医療保険」や「女性保険」など)
- 検討中の保険の保障期間はいつまで?(一定期間なら「定期型」、一生涯の保障なら「終身型」など)
- 保険料はいつまで支払う?(短期間で払い終えるなら「短期払い」、毎月の負担を抑えるなら「終身払い」など)
- 毎月の保険料は高すぎない?(公的保障で足りる分は保障を削減する)
- 解約返戻金はある?(掛け捨て型は返戻金がない代わりに保険料が割安、終身型は保険料が割高で返戻金がある)
まとめ
30代女性が生命保険で備えるべきリスクは以下の通りです。
一般的に、30代は様々なライフイベントが発生しやすい時期で、それに伴い支出も増加する傾向にあります。
もしものことが起きると、自分や家族への経済的負担が重くのしかかり、今後の人生にも大きな影響が出てしまうかもしれません。
生命保険は有事の際に発生する経済的リスクに備えるための手段です。いつ病気や事故に巻き込まれるかは予測ができないので、年齢が若く健康なうちに生命保険に加入して、いざという時に備えておくことをおすすめします。
SBI生命
メディケア生命
ネオファースト生命
※調査概要:申込数をもとに算出。オカネコ保険比較調べ、集計期間:2024/09/16〜2024/10/15(申込数が同数の場合は、資料請求数と各社ソルベンシーマージン比率をもとに算出)
※ご検討にあたっては、「商品パンフレット」・「契約概要・注意喚起情報」・「ご契約のしおり・約款」等を必ずご確認ください。