新NISAをきっかけに初めて投資に挑戦したいと思っても、始め方や買い方がわからない…という初心者は多いと思います。
2024年4月に『オカネコ』ユーザー男女1,294人に行ったアンケートでは、新NISAを利用していない理由として「新NISAを利用するまでの手続きが面倒・億劫だから」という回答が、前回調査(28.1%)に引き続き最も多い回答でした。
新NISAの始め方を簡単にまとめると、以下の5STEPで利用できます。
本記事では、「何から手をつければいいのかわからない」「口座開設や購入が面倒…」という初心者向けに、新NISAの始め方・買い方をわかりやすく解説します。
最後まで読めば、手続きのやり方やおすすめ商品・証券会社、新NISAの注意点~コツまで、初心者が知りたい情報をまとめて理解できるので参考にしてください。
- NISA口座の開設に必要な書類は「本人確認書類」と「マイナンバー確認書類」の2点
- 早くNISAを始めたい人は、「オンライン開設」を選べば、店頭に足を運ぶ必要がなく、口座開設にかかる時間も短い
- NISA口座は、1人につき1口座しか開設できない
- 金融機関選び方は、①NISA対象商品の取扱が豊富②コストが安い③ポイント還元があるの3つがポイント
- 商品の買い方は、①投資対象と配分②信託報酬の安さ③運用方針の3つをポイントに商品を選び、できるだけ早く購入して運用期間を長くすれば、時間を味方につけた無理のない投資ができる
- SBI証券
-
- 総合口座開設数No.1
- 商品ラインナップも充実
- 国内株&米国株の取引手数料無料
- 楽天証券
-
- 楽天ユーザーにおすすめ
- 楽天ポイントが貯まる&使える
- 日経テレコン(楽天証券版)が無料で利用できる
注記:当サイトを経由したお申し込みがあった場合、当社は提携する各企業から報酬の支払いを受けることがあります。提携や報酬の支払いの有無が、当サイト内での評価に影響を与えることのないようにしています。
新NISAの始め方・買い方
初心者も迷うことなく新NISAを始められるように、まずは始め方と買い方の流れを説明します。
次の5STEPで準備を進めれば、新NISAを始められます。
STEP①金融機関を選ぶ
NISA口座は以下のような金融機関で開設できます。
- 総合証券
- ネット証券
- 銀行
まだNISA口座を持っていない方は、金融機関選びから始めましょう。
注意点として、NISA口座は1人につき1口座しか開設できません。
あとで金融機関の変更もできますが、その場合は別途手続きが必要なので、余計な手間がかかってしまいます。
取扱商品は豊富か、手数料は安いか、クレジットカード決済に対応しているかなど、各社の条件を比較し、自分に合う金融機関を慎重に選びましょう。
まとめ
- NISA口座は証券会社や銀行などの金融機関で開設できる
- NISA口座は1人につき1口座しか開設できない
- 各社の条件を比較し、自分に合う金融機関を選ぶ
STEP②必要書類を準備する
一般的に、NISA口座開設には「本人確認書類」「マイナンバー確認書類」の2つが必要です。
スムーズに手続きを進められるよう、口座開設の申込前に以下の書類を準備しましょう。
NISA口座開設の必要書類
- 本人確認書類
個人番号カード、運転免許証、日本国内パスポート、健康保険証、印鑑登録証明書、住民票の写し、在留カード、特別永住者証明書 - マイナンバー確認書類
通知カード、個人番号カード、マイナンバーが記載された住民票の写し
ただし、金融機関によっては届け印が必要な場合や、顔写真付の書類が必須の場合があります。
念のため、金融機関のホームページでNISA口座開設に必要な書類を確認しておくと安心です。
>SBI証券でNISA口座を開設する場合の必要書類と始め方
>楽天証券でNISA口座を開設する場合の必要書類と始め方
まとめ
- スムーズな手続きのために、NISA口座開設申込前に必要書類を準備する
- NISA口座開設の必要書類は「本人確認書類」「マイナンバー確認書類」の2つ
- 金融機関によって必要書類の種類が異なるためホームページで確認する
STEP③口座を開設
NISA口座の開設方法は、主に次の3パターンがあります。
NISA口座の開設方法
- ①オンライン開設:
すべての手続きをオンラインで完結する方法 - ②郵送開設:
オンラインにて口座開設を申込後、必要書類を郵送で提出する方法 - ③店頭開設:
金融機関に必要書類を持参し、店頭で手続きする方法
自宅にインターネット環境がある方は、最も手間のかからないオンライン開設を選ぶとよいでしょう。
わざわざ店頭に足を運ばなくても、自宅から簡単に手続きを進められます。
オンライン開設は、郵送開設と比べて口座開設にかかる時間が短いため、早くNISAを始めたい方にもおすすめです。
ネット証券各社のオンラインでの口座開設にかかる日数は以下の通りです。
ネット証券 | SBI証券 | 楽天証券 | auカブコム証券 | 松井証券 | マネックス証券 | 岡三オンライン | DMM株 | GMOクリック証券 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
口座開設数*5 | 1,168万口座*6 | 1,000万口座 | 164万口座 | 151万口座 | 251万口座 | 41万口座 | 12万口座 | 52万口座 |
国内現物株 手数料 | 0円〜*1 | 0円〜*3 | 0円〜*1 | 0円〜 | 55円〜*1 | 0円〜*1 | 55円〜 | 0円〜*1 |
NISA | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 対応 | 成長投資枠のみ | 対応 |
投資信託*7 | 2,579本 | 2,554本 | 1,800本 | 1,874本 | 1,761本 | 633本 | 131本 | |
夜間取引 | ||||||||
外国株 | 米国、中国、ロシア、韓国、アジア | 米国、中国、アセアン | 米国 | 米国 | 米国、中国 | 米国 | ||
ポイント | Tポイント、Vポイント、Paypayポイント、Pontaポイント、dポイント、JALマイレージ | 楽天ポイント | Pontaポイント | 松井証券ポイント | マネックスポイント | DMM株ポイント | ||
口座開設の 日数*4 | 最短1~3営業日程度 | 通常1~3営業日 | スマホは最短翌営業日 WEBは約4営業日目で簡易書留郵便発送 | eKYCは最短当日 画像アップロードは最短3日 | 2~3営業日程度 | 画像アップロードは最短当日 | 最短当日 | スピード本人確認/ICカードリーダーは最短2営業日 |
URL | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
詳細 | 口座詳細 | 口座詳細 | 口座詳細 | 口座詳細 | 口座詳細 | 口座詳細 | 口座詳細 | 口座詳細 |
※1) 売買手数料は、現物取引における最低金額の手数料を記載しています。約定代金によって変動します
※2) 米国株や米国株価指数等へのレバレッジ投資が可能です
※3) 2023年10月1日より、手数料コースを「ゼロコース」に設定で手数料無料(国内株取引)
※4)オンラインで申込み後の口座開設審査日数の目安です
※5)口座開設数は、各社の公式サイト・決算報告書に記載がある2023年12月末時点の口座数です
※6)SBI証券は、2019年4月末以降SBIネオモバイル証券の口座数、 2020年10月末以降SBIネオトレード証券の口座数、2021年8月末以降FOLIO口座数を含みます
※7)投資信託本数は、2024年4月24日時点の取り扱い数です
※ 比較表は2024年4月時点の調査内容を反映しています
まとめ
- NISA口座の開設方法は「オンライン開設」「郵送開設」「店頭開設」の3つ
- 自宅にインターネット環境があるならオンライン開設がおすすめ
- オンライン開設のメリット=店頭に足を運ばなくてよい&口座開設にかかる時間が短い
NISA口座だけを開設することはできない
NISA口座を作るには、特定口座・一般口座を開設したうえで手続きする必要があります。
証券会社・銀行のどちらも、NISA口座を開設する手続きと同時に、特定口座・一般口座開設の手続きができます。
なお、NISA口座も特定口座・一般口座も、開設や維持にかかる手数料は無料です。
STEP④投資する商品を選ぶ
新NISAには「成長投資枠」と「つみたて投資枠」の2枠があり、それぞれ投資できる商品が決まっています。
新NISAの投資可能商品
- 成長投資枠:
上場株式・投資信託・ETF・REIT等 - つみたて投資枠:
長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託
※成長投資枠の投資信託・ETF・REIT等の対象商品リストは投資信託協会サイトで、つみたて投資枠の対象商品リストは金融庁サイトで確認できます。
例えば、非上場株式や預貯金、債券、金・プラチナは、NISAでの投資ができません。また、つみたて投資枠は成長投資枠と比べて対象商品の幅が狭いため注意が必要です。
NISAで投資する商品を選ぶ際は、その商品はNISA対象か、成長投資枠・つみたて投資枠のどちらで買える商品かを必ず確認しましょう。
まとめ
- NISAでは投資できない商品もある(非上場株式や預貯金、債券、金・プラチナ等)
- 新NISAには成長投資枠・つみたて投資枠の2枠があり、それぞれ対象商品が異なる
- つみたて投資枠は成長投資枠と比べて対象商品の幅が狭い(一定の投資信託に限定)
STEP⑤購入手続きをする
新NISAの購入手続き方法は、「積立購入」と「スポット購入」の2つがあります。
積立購入は、投資信託やETFに使える購入方法です。あらかじめ積立日や金額を設定(積立設定)しておけば、その後は設定に従って自動的に同じ商品が購入されます。
積立購入の場合、クレジットカード決済によりポイント還元を受けられる金融機関が多いので、ぜひうまく活用しましょう。
スポット購入は、都度手続きを行って商品を購入する方法です。
上場株式を購入するときや、投資信託を一括購入するときはスポット購入になります。
スポット購入ではクレジットカード決済が使えないため、購入手続き前に口座へ入金が必要です。
購入手続きの結果、商品を取引できたかどうかは取引履歴を見るとわかります。
残高不足や取引不成立により商品を購入できていない可能性もあるので、のちほど確認しましょう。
まとめ
- 購入手続き方法は「積立購入」と「スポット購入」の2種類
- 積立購入はクレジットカード決済によりポイント還元を受けられる場合がある
- スポット購入はクレジットカード決済が使えないため購入前に入金が必要
楽天証券の新NISAの始め方
- STEP①楽天証券ホームページより口座開設申込
- STEP②本人確認書類の提出
- STEP③本人情報の入力
- STEP④ログインID受け取り
- STEP⑤初期設定・マイナンバーの提出
必要書類
- 本人確認書類
(運転免許証、個人番号カード、住民票の写し・印鑑証明証、健康保険証、パスポート、在留カード・特別永住者証明書、住民基本台帳カードのいずれか) - マイナンバー確認書類
(通知カード、個人番号カード、マイナンバーが記載された住民票の写し、マイナンバーが記載された住民票記載事項証明書のいずれか)
╲ 楽天経済圏の方におすすめ! /
まずは楽天証券ホームページの「口座開設」より、NISA口座開設の申し込みをします。
次に、本人確認書類を提出します。運転免許証または個人番号カードを本人確認書類として使う方は「スマホで本人確認」を選ぶと、メールでログインIDを受け取れ、最短翌営業日から取引開始できるので便利です。
運転免許証・個人番号カード以外の本人確認書類を使う方、パソコンから本人確認書類を提出する方は、本人確認書類の画像を撮影し、アップロードしてください。
続いて、本人情報を入力したら、あとは楽天証券からログインIDが届くのを待ちましょう。画像アップロードで本人確認を行った場合は、ログインIDとパスワードが郵送されてくるまで約5営業日かかります。
ログインID到着後、楽天証券ホームページにログインし、初期設定・マイナンバーの提出を行えば、口座開設手続きは完了です。
╲ 楽天経済圏の方におすすめ! /
SBI証券の新NISAの始め方
- STEP①SBI証券ホームページより口座開設申込
- STEP②必要事項の入力
- STEP③口座開設書類受け取り(郵送開設の場合のみ)
- STEP④必要書類の提出(アップロードまたは郵送)
- STEP⑤NISA口座開設完了の連絡が届く
必要書類
- 本人確認書類
(運転免許証、日本国内パスポート、健康保険証、印鑑登録証明書、住民票の写し、在留カード、特別永住者証明書のいずれか) - マイナンバー確認書類
(通知カード、個人番号カードのいずれか)
╲ ネット証券口座開設数No.1 /
まずはSBI証券ホームページの「口座開設」より、NISA口座開設の申し込みをします。
SBI証券では、オンライン開設または郵送開設が可能です。必要事項の入力時に、希望する開設方法を選択のうえ手続きを進めてください。
オンライン開設の場合は、本人確認書類およびマイナンバー確認書類のアップロードを行います。その後、最短2営業日でSBI証券からNISA口座開設完了の連絡が届き、口座開設手続きは完了です。
郵送開設の場合は、口座開設申込後にSBI証券から口座開設書類が送られてきます。書類に記入のうえ、本人確認書類およびマイナンバー確認書類を添付してSBI証券に返送しましょう。書類到着後、SBI証券が書類の確認を行います。SBI証券からNISA口座開設完了の連絡が届いたら、口座開設手続きは完了です。
╲ ネット証券口座開設数No.1 /
新NISAはどこの金融機関を選ぶべき?
NISA口座を開設する金融機関選びのポイントは3つあります。
NISAの金融機関選びのポイント
- NISA対象商品の取扱が豊富
- コストが安い
- ポイント還元がある
NISA対象商品の数や種類は、金融機関によって異なります。できるだけNISA対象商品の取扱が豊富な金融機関を選び、選択肢の幅を広げましょう。
また、NISAに限らず投資で利益を得るには、投資信託の信託報酬や上場株式の売買手数料を比較し、コストの安い金融機関を選ぶことも大切です。
NISAで積立投資をするならポイント還元にも注目しましょう。積立を続けるだけでポイントを貯められるので、還元率やポイントの種類をぜひチェックしてください。
初心者には「SBI証券」と「楽天証券」がおすすめです。いずれも紹介した3つのポイントを満たす金融機関なので、迷う場合は2社のどちらかでNISA口座を開設しましょう。
- SBI証券
-
- 総合口座開設数No.1
- 商品ラインナップも充実
- 国内株&米国株の取引手数料無料
- 楽天証券
-
- 楽天ユーザーにおすすめ
- 楽天ポイントが貯まる&使える
- 日経テレコン(楽天証券版)が無料で利用できる
初心者におすすめ①SBI証券
SBI証券のおすすめポイント
- NISAで買える投資信託が豊富(成長投資枠1,136本、つみたて投資枠対象211本)
- 国内株の売買手数料無料&米国株・海外ETFのNISA売買手数料無料
- 積立投信のクレジットカード決済で最大5%のVポイント還元
SBI証券は「2023年オリコン顧客満足度®ランキング ネット証券」で総合1位を獲得した、顧客満足度の高いネット証券です。
NISAでは投資信託・国内株・外国株・IPO株を購入でき、NISA成長投資枠対象の投資信託は1,000本を超えます。株式の売買手数料が無料である点、三井住友カードでのクレカ積立で最大5%のポイント還元がある点もSBI証券のメリットです。
SBI証券のNISA口座スペック比較 | |||||||
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投資信託 | つみたて投資枠対象商品:224本 成長投資枠対象商品:1,193本 | ||||||
国内株 | 東京証券取引所・名古屋証券取引所・福岡証券取引所・札幌証券取引所 NISA預りのIPO:可(2023年実績91本) | ||||||
外国株 | 9カ国(米国・中国・韓国・ロシア・ベトナム・インドネシア・シンガポール・タイ・マレーシア) | ||||||
クレカ積立 | 対応カード:三井住友カード 還元率:最大5.0% ポイントの種類:Vポイント | ||||||
積立設定 | 毎日・毎週・毎月(最低積立金額100円~) | ||||||
サポート体制 | チャット・電話・問い合わせフォーム ※リモートでの画面共有サポートあり ※土日のNISA問い合わせデスクあり |
╲ ネット証券口座開設数No.1 /
初心者におすすめ②楽天証券
楽天証券のおすすめポイント
- NISAで買える投資信託が豊富(成長投資枠1,110本、つみたて投資枠対象197本)
- 国内株の売買手数料無料&米国株・海外ETFのNISA売買手数料無料
- 積立投信のクレジットカード決済で最大1%の楽天ポイント還元
楽天証券は「2023年オリコン顧客満足度®ランキング ネット証券」で総合2位を獲得し、取引のしやすさ・分析ツールに定評のあるネット証券です。
NISAでは投資信託や国内外の株取引のほか「かぶツミ®(国内株の積立)」「米株積立」といった個別株の積立にも対応。NISAでの株式の売買手数料は無料で、楽天カードでのクレカ積立では最大1%の楽天ポイントが付与されます。
楽天証券のNISA口座スペック比較 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
投資信託 | つみたて投資枠対象商品:222本 成長投資枠対象商品:1,150本 | ||||||
国内株 | 東京証券取引所・名古屋証券取引所 NISA預りのIPO:不可 | ||||||
外国株 | 6カ国(米国・中国・インドネシア・シンガポール・タイ・マレーシア) | ||||||
クレカ積立 | 対応カード:楽天カード 還元率:最大1.0% ポイントの種類:楽天ポイント | ||||||
積立設定 | 毎月(最低積立金額100円~) ※つみたて投資枠のみ毎日も設定可 | ||||||
サポート体制 | チャット・電話・メールフォーム ※リモートでの画面共有サポートあり |
╲ 楽天経済圏の方におすすめ! /
新NISAのつみたて投資枠ではどの商品を買うべき?
新NISAのつみたて投資枠を使って投資したい人は、以下のポイントに注目して商品を選びましょう。
新NISAのつみたて投資枠で買う商品選びのポイント
- 投資対象と配分
- 信託報酬の安さ
- 運用方針
国内株、外国株、国内債券、外国債券など、投資対象とその配分は商品によって異なるため、何にどのくらいの配分で投資する商品なのかは必ず確認してください。また、長期積立ではコストを抑えることも大切です。同じ性質の商品なら、できるだけ信託報酬の安いものを選びましょう。
運用方針は、日経平均やS&P500などの指数に連動する成果を目指し機械的な運用を行う「インデックスファンド」と、指数を上回る成果を目指し人為的な運用を行う「アクティブファンド」の2つがあります。NISAの積立銘柄としては、コストが安く安定的な成果が期待できるインデックスファンドが人気です。
参考として、NISAで購入するのがおすすめの投資信託を5つ紹介します。
本項でおすすめする投資信託は、2023年12月19日時点の情報です。
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)
世界中の株式を投資対象とするインデックスファンドです。この商品1本で、日本を含む先進国および新興国の株式への分散投資ができます。信託報酬は年0.05775%。圧倒的なコストの低さで投資家からの人気が根強く、NISAの長期積立の柱としておすすめしたい商品です。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
アメリカの代表的な株価指数であるS&P500に連動する成果を目指し、米国株への投資を行うインデックスファンドです。アメリカの株式市場は、時価総額ベースで世界の株式市場の4割ほどのシェアを占めています。世界経済に対する影響力が強いアメリカの株式に投資したい方は、この商品の積立を行うとよいでしょう。
楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド
世界中の株式を投資対象とするインデックスファンドです。2023年10月に設定されたばかりですが、信託報酬が年0.0561%と業界最低水準のため、早くも注目を集めています。また、楽天証券の投信残高ポイントプログラムの対象商品となっており、保有残高に応じた楽天ポイントがもらえるのも大きなメリットです。
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
投資対象は、国内株・先進国株・新興国株・国内債券・先進国債券・新興国債券・国内REIT・先進国REITの8資産。各資産に12.5%ずつ均等に投資するため、株式のみが投資対象の投資信託に比べてリスクが分散されます。株式以外の資産にもバランスよく投資したい方におすすめの1本です。
iTrustインド株式
新興国の中でも、高い将来性が期待されているインドの株式に分散投資できる商品です。時価総額や業績、収益性・成長性といったファンダメンタルズ分析により、中長期的に成長が見込まれる企業を選定し、投資を行います。リスクが大きい商品のため、積立の柱にするのは避け、ポートフォリオのスパイスとして少額を振り向けるとよいでしょう。
- SBI証券
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- 総合口座開設数No.1
- 商品ラインナップも充実
- 国内株&米国株の取引手数料無料
- 楽天証券
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- 楽天ユーザーにおすすめ
- 楽天ポイントが貯まる&使える
- 日経テレコン(楽天証券版)が無料で利用できる
新NISAはいつ始めるべき?
運用期間が長いほど、時間を味方につけた無理のない投資ができるため、積立NISA・新NISAはできるだけ早く始めるのがおすすめです。
毎月1万円の積立額でも、年利3%で30年間積立投資を続ければ、運用益は220万円以上になります。
運用益を元本に加えて再投資することで複利効果が働き、雪だるま式に資産が増えていくためです。
NISA口座の開設や維持にはコストがかからないため、ぜひ早めに開設しておきましょう。
キャンペーンを使って、今お得にNISAを始められるネット証券はこちら!
各証券会社実施中のNISA口座開設キャンペーン一覧 (2024年9月最新版) | |||||||||
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証券会社名 | キャンペーン特典と適用条件 | 実施期間 | 公式 | ||||||
SBI証券 | 【もれなく】投資信託100円分 NISA口座開設orNISA口座お引越し→プレゼントを希望する投資信託を選択してエントリー | 2024/9/2~2024/9/30 | 公式 | ||||||
【抽選】現金最大100,000円 エントリー→積立買付約定金額が投資信託5,000円以上、国内株式5,000円以上、米国株式5,000円以上、3商品の合計約定金額が15,000円以上 | 2024/9/2~2024/9/30 | ||||||||
【もれなく】ギフトポイント最大6,000円相当 友達/家族に紹介→非紹介者がNISA口座開設 | 終了時期未定 | ||||||||
楽天証券 | 【抽選】総額500万円分の景品・ポイント エントリー→つみたて投資枠+成長投資枠で対象商品の取引 | 2024/7/1 9:00~2024/9/30 16:00 ※エントリー期間 | 公式 | ||||||
松井証券 | 【もれなく】松井証券ポイント2,000pt 総合口座・NISA口座の開設→クイズに正解 | 2024/2/1~ | 公式 | ||||||
マネックス証券 | 【もれなく】dポイント最大4,000pt クイズ正解→総合口座開設&エントリー→dポイントクラブ会員情報登録で1,000pt 口座に10,000円以上入金で1,000pt NISA口座開設完了で2,000pt | 2024/7/1~2024/9/30 | 公式 | ||||||
【もれなく】ポイント還元率最大2.2% NISA口座の開設時期に応じた条件でクレカ積立のポイント還元率がアップ | 2024/4/1~2024/9/30 | ||||||||
auカブコム証券 | 【もれなく】Pontaポイント最大5,000pt、au/UQ mobile利用中ならさらに2倍 NISA口座開設→エントリー&au ID登録(&au/UQ回線契約)→初めて投資信託を買付 | 2024/6/1~2024/9/30 ※エントリー期間 | 公式 | ||||||
PayPay証券 | 【もれなく】PayPayポイント1,000pt PayPayアプリから証券口座とNISA口座を同時開設→クイズに正解→NISA口座開設完了後60日以内にNISA口座で100円以上取引 | 終了時期未定 | 公式 |
新NISAを始める前に知っておきたい注意点まとめ
NISAは資産形成に役立つ制度ですが注意点もあります。新NISAを始める前に、注意すべきポイントを知っておきましょう。
新NISAの注意点
注意点①元本割れリスクがある
NISAで購入する投資商品には元本割れリスクがあります。預貯金とは違って損をする可能性があることを理解し、NISAにまわすのは失っても生活に影響の出ないお金(余剰資金)だけにしましょう。また、自分がどのくらいのリスクを許容できるのかを考えたうえで、投資する商品を選ぶことも大切です。
注意点②運用益が出なければメリットがない
NISAのメリットは、通常20.315%※の税率で課税される投資の運用益が非課税になる点です。例えば、投資で1万円の運用益を得た場合、課税口座では税引後に手元に残る利益は約8,000円になりますが、NISA口座では1万円をまるまる手元に残せます。
これは言い換えれば、運用益が出なければNISAのメリットはないということです。NISAでは、運用益を得られる可能性の高い堅実な運用を心がけましょう。
※2023年12月19日時点
注意点③損益通算や繰越控除ができない
投資で損失が出た場合、利益と損失を相殺させる「損益通算」や損失を翌年以降に繰り越す「繰越控除」を利用すれば、トータルの税負担を軽減できます。
しかし、NISA口座は損益通算や繰越控除の対象外のため、損失が出ても税負担を軽減する手段がありません。そのため、NISAでの損切りは慎重に判断する必要があります。
新NISAを活用するためのポイントまとめ
最後に、新NISAを活用するためのポイントをまとめます。ポイントを押さえて新NISAをフル活用し、資産形成に役立てましょう。
新NISAを活用するためのポイント
非課税期間の無期限化を活用する
新NISAは非課税期間が無期限のため、30年や40年といった超長期の運用ができます。もちろん短期的な運用もできますが、せっかくなら新NISAの非課税期間無期限のメリットを活かし、ローリスクかつ手間のかからない長期の積立投資を行ってはいかがでしょうか。
期間を気にせず積立金額の変更や積立の停止・再開が自由にできるので、そのときの家計状況やライフイベントに応じたフレキシブルな投資が可能です。
つみたて投資枠だけでなく成長投資枠も活用する
新NISAの非課税投資枠は、生涯で最大1,800万円です。投資枠を効率的に活用するには、つみたて投資枠だけでなく成長投資枠も併用しましょう。つみたて投資枠だけでは年間120万円までしか投資できませんが、成長投資枠を併用すれば年間で最大360万円を投資できます。
資金に余裕のある方は成長投資枠も使い、つみたて投資枠と同じ商品を積立購入するか、株式やつみたて投資枠で買えない商品に投資するとよいでしょう。
ポイントを貯める
新NISAにおける、投信積立のクレジットカード決済の上限額は月10万円です。SBI証券や楽天証券など多くの金融機関では、クレジットカード決済で投信積立をするとポイントが貯まります。
ポイント還元率が1%の場合、クレジットカード決済で毎月10万円の投信積立をすると、年間1万2,000円のポイントが貯まり非常にお得です。NISAで投信積立をする際は、ぜひクレジットカード決済でポイントを貯めましょう。
夫婦でそれぞれ投資枠を活用する
先述のとおり、新NISAの非課税投資枠は、生涯で最大1,800万円です。つまり、結婚されている方は、夫婦それぞれがNISA口座を開設すれば、世帯で最大3,600万円の投資枠を利用できます。
非課税投資枠は多いに越したことはないので、夫婦の場合はご自身だけでなくパートナーもNISA口座を一緒に開設するのがおすすめです。
- SBI証券
-
- 総合口座開設数No.1
- 商品ラインナップも充実
- 国内株&米国株の取引手数料無料
- 楽天証券
-
- 楽天ユーザーにおすすめ
- 楽天ポイントが貯まる&使える
- 日経テレコン(楽天証券版)が無料で利用できる
まとめ
新NISAを始めるには、金融機関を選び、NISA口座を開設することから始めましょう。どの金融機関にするか迷う場合は、SBI証券か楽天証券がおすすめです。いずれもNISA対象商品の取扱が豊富で、コストが安く、ポイント還元のある証券会社なので、初心者の方も安心して利用できます。
NISA口座の開設手続きは、本人確認書類とマイナンバー確認書類があれば、自宅からオンラインで進められます。
新NISAは早く始めるほど有利なので、できるだけリスクを抑えた資産運用がしたい方は、今すぐ一歩を踏み出しましょう。