2025年夏のボーナス、7割超が支給。一方、過半数は支給額に「満足していない」。物価高を背景に、「貯蓄」「投資」を重視する傾向が鮮明に

国内最大級(※1)の家計診断・相談サービス「オカネコ」を運営する株式会社400F(フォーハンドレッド・エフ、本社:東京都中央区、代表取締役社長CEO:中村 仁、以下「当社」)は、全国の『オカネコ』ユーザーのうち会社員276名を対象に「オカネコ 夏のボーナスに関する調査」を実施しました。

※1:現時点での当社データベース及び他社公開情報の比較調査による

アンケートの調査概要
調査名オカネコ 夏のボーナスに関する調査
調査方法WEBアンケート
調査期間2025年5月30日(金)~2025年6月1日(日)
回答者全国の『オカネコ』ユーザーのうち「会社員」 276人
回答者の年齢20代以下:4.7%
30代:19.2%
40代:30.8%
50代:35.9%
60代以上:9.4%
回答者の世帯年収400万円未満:15.6%
400万円以上600万円未満:19.2%
600万円以上800万円未満:23.2%
800万円以上1,000万円未満:15.2%
1,000万円以上1,200万円未満:11.6%
1,200万円以上:12.3%
分からない:2.9%
調査元株式会社400F
 ※調査結果データの引用、転載に際しては必ず『オカネコ 夏のボーナスに関する調査』『家計診断・相談サービス「オカネコ」調べ』と記載してください。
目次

「オカネコ 夏のボーナスに関する調査」結果サマリー

  • 夏のボーナス「支給あり」73.6%
  • ボーナス支給額は「上がった」22.2%、「下がった」13.3%
  • 夏のボーナスに「満足していない」54.7%
  • 夏のボーナスの使い道は「貯金」「資産形成」が中心
  • 使い切り期間は「ほとんど使わずに貯蓄」が最多、約4割は1年以内に消費
  • 夏のボーナスは家計にとって「非常に重要」33.0%

「オカネコ 夏のボーナスに関する調査」の結果

夏のボーナス「支給あり」73.6%

今年(2025年)の夏のボーナスに関する調査では、会社員の73.6%が「支給される予定」と回答しました。

一方「支給されない予定」8.7%、「ボーナスはない」17.7%でした。全体の約7割が今夏のボーナスを受け取る見通しであることが分かりました。

ボーナス支給額は「上がった」22.2%、「下がった」13.3%

今年の夏のボーナスが「支給される」と回答した会社員を対象に、昨年と比べた支給額の変化を尋ねたところ、22.2%が「上がった」と答えました。

一方、「下がった」は13.3%で、「変わらない」が40.9%、「分からない」が23.6%でした。支給額が増えた人が一定の割合おり、明るい兆しもうかがえます。

夏のボーナスに「満足していない」54.7%

今年の夏のボーナスが「支給される」と回答した会社員を対象に、夏のボーナスの満足度を尋ねると、「満足していない」と答えた人が54.7%で、「満足している」30.1%を大きく上回りました。

満足していない人の内訳は、「満足していない」28.1%、「どちらかというと満足していない」26.6%といずれも高い割合を示しています。

額面の増加があっても、生活実感としては十分でないと感じている人が多いことがわかりました。

夏のボーナスの使い道は「貯金」「資産形成」が中心

今年の夏のボーナスが「支給される」と回答した会社員を対象に、ボーナスの使い道を尋ねたところ、「貯金や預金」が65.0%で最も多く、次いで「資産形成(保険、NISA、不動産投資、投資信託等)」が49.3%でした。「旅行や外食」と「日常的な生活費」はいずれも28.1%でした。

物価上昇や公共料金の高騰、将来への不安から、多くの人が「今は使わずに貯める」傾向にあります。

資産形成の内訳では、86.0%が「NISA枠内での投資」を選んでおり、2024年のNISA制度の刷新による非課税メリットへの関心が高まっていることが分かります。また、NISA枠を超過しての積極的な運用を行っていることや、NISA対象外の商品への意向も高いことが見受けられます。

2025年のボーナスは、「貯蓄による生活防衛」と「投資による資産形成」という二極化した戦略が鮮明になっています。

使い切り期間は「ほとんど使わずに貯蓄」が最多、約4割は1年以内に消費

今年の夏のボーナスが「支給される」と回答した会社員を対象に、その使い切り期間について尋ねたところ、「ほとんど使わず貯蓄している」が36.5%で最多でした。次に多かったのは「1ヶ月~1年以内に使い切る」で29.6%です。

これに「1週間以内に使い切る」(3.9%)、「1週間~1ヶ月以内に使い切る」(6.9%)を加えると、約4割の人が1年以内にボーナスを使い切っていることがわかりました。

物価高の長期化や将来の不安が根強く、収入増加以上に支出も増えている現状から、約3人に1人以上の割合で「まとまったお金は極力手をつけない」姿勢をとっていることが明らかになりました。

夏のボーナスは家計にとって「非常に重要」33.0%

会社員に対して家計におけるボーナスの重要度を尋ねたところ、「非常に重要(ないと日常生活に支障が出るレベル)」と答えた人は33.0%でした。

さらに、「どちらかというと重要(なくても生活はできるが満足度が下がる)」と答えた人は34.1%で、約7割がボーナスを生活の重要な収入源として認識しています。

ボーナスの役割は本来の「生活を豊かにする加点要素」から「家計を支える基盤」へと変わりつつあるという変化が浮き彫りになりました。

今回の調査では、夏のボーナスの支給額の増加傾向が見られる一方で、過半数が満足していないという実態が明らかになりました。

夏のボーナスの使い道については、貯蓄や資産形成が中心で、生活防衛と将来の不安への備えが色濃く表れる結果となりました。

また、夏のボーナスについて3割超が「日常生活に支障が出るほど重要」と回答しており、ボーナスはもはや“余剰”ではなく、多くの家計を支える重要な収入源となる中、家計の見直しや資産運用の最適化はますます重要であるといえます。

当社は今後も、「お金の問題を出会いで解決する」をミッションに、家計診断やライフプランニング、資産形成の相談を通じて、一人ひとりに合った最適な「お金の問題解決」の機会を提供してまいります。

アンケート結果の利用について

調査結果データの引用、転載に際しては必ず『オカネコ 夏のボーナスに関する調査』または『家計診断・相談サービス「オカネコ」調べ』と記載してください。

また、Web媒体の場合はプレスリリース、もしくはオカネコマガジンオカネコいずれかへのリンクをお願いいたします。

出典の記載例

  • 出典 : 「オカネコ 夏のボーナスに関する調査」| 家計診断・相談サービス「オカネコ」調べ

調査結果は、そのままの形で正確に引用してください。結果の改変や歪曲はおやめください。

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