GMOコインの手数料は高いのか?7つの国内取引所と入出金や取引の手数料を比較!

GMOコインは、東証プライムに上場しているGMOインターネットグループ株式会社のグループ会社が運営する仮想通貨取引所です。

大手金融グループに属していることもあり「GMOコインは手数料が高いのでは?」と懸念する方もいますが、実は国内取引所のなかでもトップクラスに安いです。

本記事では、GMOコインの手数料を他の仮想通貨取引所と比較しながら検証します。GMOコインの利用を検討している方はぜひ参考にしてください。

GMOコインの基本情報
会社名GMOコイン株式会社
金融庁への登録時期2017年9月
主なサービス販売所
取引所
暗号資産FX
つみたて暗号資産
貸暗号資産ベーシック/貸暗号資産プレミアム
ステーキング
IEO
取扱銘柄数22種類
レバレッジ取引2倍
スマホアプリAndroid/iOS
2025年9月29日時点の情報
このコンテンツの3行まとめ
  • GMOコインの手数料は、国内の取引所のなかでも低い。取引所のメイカー取引はマイナス手数料のため、取引のたびに報酬が受け取れる
  • GMOコインは手数料が安い他にも、取扱銘柄数が豊富、安全のセキュリティ対策、高性能な取引ツールの提供、100円からの少額投資ができるなど、多くのメリットがある
  • 最低出金額や最低送金額は高めに設定されているため、出金や送金は使いにくいと感じる可能性がある

※仮想通貨(暗号資産)は法定通貨ではありません。

注記:当サイトを経由したお申し込みがあった場合、当社は提携する各企業から報酬の支払いを受けることがあります。提携や報酬の支払いの有無が、当サイト内での評価に影響を与えることのないようにしています。

目次

【結論】GMOコインの手数料は高くない

GMOコインの手数料は、国内の取引所のなかでも低い水準に抑えられています。

GMOコインの手数料体系
口座開設・維持手数料無料
日本円の入金手数料即時入金:無料
振込入金:金融機関ごとの振込手数料※1
日本円の出金手数料2,000万円以下:無料
2,000万円超:400円(大口出金)
販売所の取引手数料無料(スプレッドあり)
取引所(現物取引)の取引手数料BTC・ETH・XRP・DAI:Maker-0.01%/Taker0.05%
上記以外の銘柄:Maker-0.03%/Taker0.09%
取引所(レバレッジ)の取引手数料BTC・ETH・BCH・LTC・XRP:Maker無料/Taker無料
上記以外の銘柄:Maker無料/Taker0.03%
レバレッジ取引のロスカット手数料建玉ごとに0.5%※2
レバレッジ手数料※3建玉ごとに0.04%/日
2025年9月1日時点の情報
手数料はすべて税込み
※1:GMOあおぞらネット銀行または楽天銀行の場合、同行間で振込を行う場合は、振込手数料が無料
※2:ロスカット注文(損失が一定以上に膨らまないように自動的に決済される仕組みのこと)が発動された場合「建玉レート × 建玉数量 × 0.5%」の手数料が発生します。
※3:毎営業日(祝日を含む)日本時間朝6:00時点の建玉保有状況を基準に判定。日本時間朝6:00をまたいで建玉を保有した場合、当取引日の終値から計算した評価額に対し、建玉ごとに0.04%/日の手数料が発生します。

GMOコインは、日本円の入出金手数料が無料です。

また、ユーザー同士で仮想通貨(暗号資産)を売買する「取引所」形式では、指値注文に相当するMakerの手数料が−0.01%または−0.03%に設定されています。

つまり、GMOコインの取引所形式でメイカー取引をすると、手数料を支払うのでなく報酬がもらえるということです。

GMOコインの各種手数料を一覧で比較

スクロールできます
【比較表】仮想通貨取引所の手数料
GMOコインCoincheckbitFlyerbitbankBITPOINTCoinTradeSBI VCトレードBitTrade
入金手数料無料銀行振込:無料
コンビニ入金/クイック入金:770円〜
無料〜330円無料無料無料無料無料
出金手数料無料407円3万円未満:220〜550円
3万円以上:440〜770円
550〜770円無料(月2回目以降は330円)550円無料330円
送金手数料(BTC)無料0.0005 BTC0.0004BTC0.0006 BTC無料0.0005 BTC無料0.0005BTC
取引手数料(販売所)無料無料無料無料無料無料無料無料
取引手数料(取引所)Maker:-0.01%〜-0.03%
Taker:0.05%〜0.09%
無料(BTCの場合)0.01~0.15%Maker:-0.02%
Taker:0.12%
無料Maker:-0.01%
Taker:0.05%
無料
公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト
2025年9月1日時点の情報。手数料はすべて税込み

ここからは、国内取引所とも比較しながらGMOコインの手数料を詳しく解説します。

日本円の入金手数料

入金手数料は、銀行口座やコンビニなどから日本円を仮想通貨取引所の専用口座に入金する際にかかる手数料です。

GMOコインは入金手数料がかかりません。

国内取引所の日本円の入金手数料
GMOコイン無料
Coincheck銀行振込:無料
コンビニ入金
・3万円未満:770円
・3万円以上30万円以下:1,018円
クイック入金
・3万円未満:770円
・3万円以上50万円未満:1,018円
・50万円以上:入金額×0.11%+495円
bitFlyer住信SBIネット銀行からの入金:無料
住信SBIネット銀行以外からの入金:330円
bitbank無料
BITPOINT無料
CoinTrade無料
SBI VCトレード無料
BitTrade無料
2025年9月1日時点の情報
手数料はすべて税込み
銀行側の振込手数料は自己負担

GMOコインを含む国内の仮想通貨取引所のほとんどは入金手数料が無料です。また、GMOコインでは入金額が専用口座にリアルタイムで反映されます。

ただし、入金方法や振込元の金融機関によっては、所定の振込手数料が自己負担となる場合があります。

日本円の出金手数料

出金手数料は、仮想通貨取引所の口座から日本円を出金するときに支払う手数料です。

GMOコインは2,000万円までの出金であれば手数料無料であり、ほかの仮想通貨取引所と比較して安く設定されています。

国内取引所の日本円の出金手数料
GMOコイン2,000万円以下:無料
2,000万円超:400円(大口出金)
Coincheck407円
bitFlyer三井住友銀行への出金
・3万円未満:220円
・3万円以上:440円
三井住友銀行以外への出金
・3万円未満:550円
・3万円以上:770円
bitbank3万円未満:550円
3万円以上:770円
BITPOINT月1回まで:無料
月2回目以降:330円
CoinTrade550円
SBI VCトレード無料
BitTrade330円
2025年9月1日時点の情報
手数料はすべて税込み

出金額や出金回数にかかわらず出金手数料が有料である仮想通貨取引所も多いなか、GMOコインは低水準となっています。

送金手数料

送金手数料は、仮想通貨(暗号資産)をほかの取引所の口座や外部ウォレットなどに送金する際にかかる手数料です。

GMOコインでは、ビットコインやイーサリアムをはじめ、取り扱いのあるすべての仮想通貨(暗号資産)で送金手数料がかかりません。

国内取引所の送金手数料
BTC(ビットコイン)ETH(イーサリアム)XRP(リップル)
GMOコイン無料無料無料
Coincheck0.0005~0.016BTC※10.005〜0.16ETH0.15 XRP
bitFlyer0.0004BTC0.005ETH無料
bitbank0.0006BTC0.00042〜0.005ETH※20.1XRP
BITPOINT無料無料無料
CoinTrade0.0005BTC0.005ETH0.01XRP
SBI VCトレード無料無料無料
BitTrade0.0005BTC0.005ETH無料※3
2025年9月1日時点の情報
手数料はすべて税込み
※1:ネットワーク手数料の変動に合わせて、送金手数料も変動
※2:利用するネットワークの種類により変動
※3:キャンペーンにより無料

そのため、GMOコインは資産をほかの取引所や外部ウォレットなどに移動させる頻度が高いユーザーにもおすすめといえます。

取引所手数料

仮想通貨(暗号資産)の取引方法には、仮想通貨取引所と直接売買をする「販売所方式」と、ユーザー間で売買する「取引所方式」の2種類があります。

GMOコインは、取引所方式の取引手数料が割安です。

国内取引所の取引所手数料
Maker(メイカー)Taker(テイカー)
GMOコインBTC、ETH、XRP、DAI:-0.01%
上記以外の銘柄:-0.03%
BTC、ETH、XRP、DAI:0.05%
上記以外の銘柄:0.09%
Coincheck-0.02%※10.12%
bitFlyer0.01〜0.15%※20.01〜0.15%
bitbank-0.02%※30.12%※3
BITPOINT無料無料
CoinTrade取り扱いなし取り扱いなし
SBI VCトレード-0.01%0.05%
BitTrade無料無料
2025年9月1日時点の情報
手数料はすべて税込み
※1:一部の仮想通貨(暗号資産)は、Itayose手数料(取引所が一時停止した場合、再開時の「板寄せ」での取引で約定したときに適用される手数料)として別途0〜0.05%が発生
※2:直近30日間での取引量に応じて変動
※3:一部、キャンペーンにより0%のものあり

GMOコインの取引所方式は、自身の希望価格で注文を出すMaker(メイカー)の取引手数料が「マイナス手数料」であり、取引が成立すると報酬を受け取れます。

取引板にすでにある価格で注文し、すぐに取引を成立させるTaker(テイカー)の取引手数料も低く抑えられています。

レバレッジ取引の手数料

レバレッジ取引は、少ない元手で大きな金額を取引する方法です。

レバレッジ取引対応の国内取引所では、証拠金を預けることで、その証拠金の最大2倍の仮想通貨(暗号資産)を取引できます。

国内取引所のレバレッジ取引手数料
取引手数料 (BTC/JPY)レバレッジ手数料ロスカット手数料
GMOコイン無料建玉ごとに0.04%/日建玉ごとに0.5%※1
Coincheck取り扱いなし取り扱いなし取り扱いなし
bitFlyer無料建玉金額の絶対値 × 0.04% /日無料
bitbankMaker:-0.02%
Taker:0.12%
建玉ごとに0.04%/日無料
BITPOINT取り扱いなし取り扱いなし取り扱いなし
CoinTrade取り扱いなし取り扱いなし取り扱いなし
SBI VCトレード無料無料無料
BitTrade無料建玉ごとに0.03%/日無料
2025年9月1日時点の情報
手数料はすべて税込み
※1:ロスカット注文が発動された場合、「建玉レート × 建玉数量 × 0.5%」の手数料が発生します。
※2:一部、キャンペーンにより0%のものあり

GMOコインのレバレッジ取引手数料は、業界の標準的な水準です。

主なコストは「レバレッジ手数料」であり、建玉(未決済のポジション)を翌日に持ち越した場合に、1日あたり建玉ごとに0.04%の手数料がかかります。

また、証拠金が不足してロスカット(強制決済)が執行された場合、建玉評価額の0.5%が手数料としてかかる点には注意が必要です。

スプレッド

GMOコインをはじめとした国内取引所の多くは「販売所形式」での取引手数料は無料ですが、スプレッドという実質的なコストがかかります。

スプレッドとは、仮想通貨(暗号資産)の購入価格と売却価格の差額のことです。

以下は、2025年1月1日〜2025年9月11日における主要な国内取引所のビットコインのスプレッドを比較した表です。

国内取引所のビットコインのスプレッド(2025年1月1日〜2025年9月11日)
GMOコイン4.38〜5.16%
Coincheck5.64〜6.14%
bitFlyer5.58〜6.34%
bitbank4.39〜5.40%
BITPOINT4.16〜5.64%
CoinTrade
SBI VCトレード
BitTrade4.88〜7.32%
2025年9月1日時点の情報
手数料はすべて税込み
一般社団法人日本暗号資産取引業協会が公表する各仮想通貨(暗号資産)取引業者の販売所形式におけるビットコインの売価格と買価格をもとに算出
※CoinTradeとSBI VCトレードは当該期間における価格データが非公開であったため未掲載

GMOコインのスプレッドは、ほかの国内取引所と比較しても低い水準といえます。

GMOコインの手数料を安く抑える3つの方法

GMOコインの手数料は業界でもとくに低水準ですが、以下を意識することでさらに安く抑えることが可能です。

コストが安い「取引所」を利用する

GMOコインで仮想通貨(暗号資産)を取引するときは、「販売所」ではなく「取引所」を利用することでコストを抑えられる可能性があります。

販売所は手数料が無料ですが、仮想通貨(暗号資産)の価格が割高であり、実質的な手数料であるスプレッドが広く設定されるケースも多いです。

一方の取引所形式は、取引手数料がかかるものの金額はスプレッドよりも割安となるケースが多く、購入価格も抑えられる可能性があります。

Maker注文を活用する

GMOコインの取引所で仮想通貨(暗号資産)を取引する際は、Maker(メイカー)注文を積極的に活用するとよいでしょう。取引するたびに報酬を受け取ることが可能です。

国内取引所の多くは、取引所形式でMakerTakerという2つの注文方法を提供しています。

  • Maker:自分の希望価格で注文を出し、だれかが取引に応じるのを待つ方法
  • Taker:すでに取引板にある注文内容に応じて、すぐに取引を成立させる方法

Makerは、市場に新たな流動性を提供するという役割があるため、GMOコインではその対価として約定金額の0.01%または0.03%を報酬として受け取れます。

Maker注文はTaker注文に比べて取引が成立しにくいですが、市場価格に近い価格で注文したり、ビットコインやイーサリアムなどの流動性が高い銘柄であれば比較的約定しやすいです。

日本円の入金は「即時入金」を利用する

GMOコインの専用口座に日本円を入金する際は、GMOコインが提携するインターネットバンキングから入金する「即時入金」を利用することをおすすめします。

入金手数料が無料なだけでなく、入金額が24時間365日リアルタイムで反映されるため利便性も高いです。

銀行窓口やATMからGMOコインの口座へ振り込む「振込入金」の場合も入金手数料は無料ですが、利用する金融機関によっては振込手数料がかかる場合があります。

取引コストを抑えるためには、手数料がかからない即時入金で日本円を入金するとよいでしょう。

手数料だけじゃない!GMOコインの4つのメリット

GMOコインには、手数料が安い他にも以下のようなメリットがあります。

取り扱い暗号資産の銘柄数が豊富

GMOコインでは、約22種類の仮想通貨(暗号資産)を取り扱っています。(2025年9月25日現在)

ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)といった有名な銘柄だけでなく、リップル(XRP)やステラルーメン(XLM)などにも投資が可能です。

GMOコインの取扱銘柄
販売所(全19銘柄)取引所(全18銘柄)
ビットコイン(BTC)
イーサリアム(ETH)
ビットコインキャッシュ(BCH)
ライトコイン(LTC)
リップル(XRP)
ステラルーメン(XLM)
テゾス(XTZ)
ポルカドット(DOT)
コスモス(ATOM)
カルダノ(ADA)
メイカー(MKR)
ダイ(DAI)
チェーンリンク(LINK)
ドージコイン(DOGE)
ソラナ(SOL)
ファイルコイン(FIL)×
ザ・サンドボックス(SAND)×
チリーズ(CHZ)×
アバランチ(AVAX)×
FCRコイン(FCR)×
アスター(ASTR)×
NOT A HOTEL COIN(NAC)×
2025年9月時点

販売所形式と取引所形式ともに銘柄数が豊富で、取引の幅が広がるでしょう。

少額から投資や積立ができる

GMOコインは、仮想通貨(暗号資産)に100円という少額から投資できるので「まずは少ない金額から始めてみたい」という方にぴったりです。

また「つみたて暗号資産」では、月々500円から仮想通貨(暗号資産)の積立投資ができます。積立のペースは毎日、毎週、毎月から選べ、「ドルコスト平均法」によりリスクを抑えた仮想通貨投資が可能です。

ドルコスト平均法は、価格が変動する金融商品を常に一定の金額で、時間を分散して定期的に買い続ける投資手法です。

価格が低いときには多く、高いときには少なく購入するため、平均購入単価を抑える効果が期待でき、高値づかみも避けやすくなります。

リスクを抑えて手軽に仮想通貨(暗号資産)の投資を始めたい方にとっても、GMOコインはおすすめです。

高性能な取引ツール

GMOコインの口座を開設すると、初心者からプロまでさまざまなレベルの投資家が活用できる高性能な取引ツールを利用できます。

GMOコインの取引ツール
対応デバイス主な特徴
GMOコイン 暗号資産ウォレットスマートフォン (iOS/Android)・暗号資産と外国為替FXを1つのアプリで取引可能
・初心者向けのシンプルな「ノーマルモード」と上級者向けで詳細な分析が可能な「トレーダーモード」を切り替えできる
WebTraderPC (ブラウザ)・取引所取引に特化したインストール不要の高機能ツール
・板、チャート、注文機能などを1画面に集約
・多種の描画機能に加えて、あらゆる分析を想定した多種多様なインジケーターを用意した「TradingView」に対応
・デモ画面で事前にお試し可能

ツールの使いやすさを重視している方にも、GMOコインはおすすめです。

最高水準のセキュリティ

GMOコインが属するGMOインターネットグループ全体で安全対策に取り組んでいるため、国内最高水準のセキュリティ体制があります。

GMOコインの主なセキュリティ対策は以下のとおりです。

GMOコインのセキュリティ対策
顧客資産の分別管理顧客の金銭と仮想通貨(暗号資産)は会社(GMOコイン)と分別して管理
コールドウォレット管理顧客から預託を受けた仮想通貨(暗号資産)はすべてインターネットから隔離されたコールドウォレットで保管。ホットウォレット移動時は複数部署の承認が必須
マルチシグ(多重署名)仮想通貨(暗号資産)の送付時に複数の秘密鍵による署名を必要とする仕組み。秘密鍵は複数の場所に分散保管し、リスクを低減
アカウント乗っ取り対策日本円の出金や仮想通貨(暗号資産)の送付時に2段階認証(2FA)を必須化。ログイン実績のない環境からログインがあった際に2段階認証を必須化。ログイン履歴の記録とログインごとにメールでの通知を送信
システム侵入対策24時間365日の監視体制。外部専門家による脆弱性診断グループ会社と連携した脆弱性情報の収集

仮想通貨(暗号資産)はデジタル資産であるため、ハッキングや詐欺などの被害に遭う可能性がありますが、GMOコインはしっかり対策を行っていることがわかります。

GMOコインの4つのデメリット

GMOコインには多くのメリットがある一方で、以下のようなデメリットもあります。

最低出金額が1万円と高め

GMOコインから自分の銀行口座へ日本円を出金する場合の最低出金額は10,000円であり、ほかの国内取引所と比べるとやや高めに設定されています。

こまめに出金したい方や、少額の資金を動かしたい方にとっては、使いにくいと感じられるかもしれません。

日本円でしか仮想通貨(暗号資産)を購入できない

GMOコインで仮想通貨(暗号資産)を購入する際に利用できる通貨は日本円のみです。

ビットコインでイーサリアムを購入するような、仮想通貨(暗号資産)同士の取引には対応していません。

そのため、保有する仮想通貨(暗号資産)を資金源としてほかの仮想通貨(暗号資産)を購入する場合、1度日本円に戻す必要があるため、手数料やスプレッドが2回発生します。

また、仮想通貨(暗号資産)は値動きが激しいため、一度日本円に戻す間に価格が変動してしまうリスクもあります。

仮想通貨(暗号資産)の最低送金額が高めに設定されている

GMOコインは、仮想通貨(暗号資産)を外部へ送る際の手数料は無料ですが、最低送金額が高めに設定されています。

たとえば、1回の送金額がビットコインの場合は0.02BTC、イーサリアムであれば0.1ETH以上でなければなりません。

1BTCが1,700万円、1ETHが68万円であれば、最低送金額はビットコインが34万円相当、イーサリアムが6.8万円相当です。

最小数量未満でも送付は可能ですが、以下のケースに限られます。

最小数量未満でも送付できるケース

  • GMOコイン内のアドレスに送付する場合
  • GMOコイン以外のアドレスへ全数量を送付する場合

送付手数料が無料であるというメリットを活かせるのは、ある程度まとまった金額の仮想通貨(暗号資産)を送付するときであると考えておきましょう。

口座振替で積立投資ができない

GMOコインの「つみたて暗号資産」は、専用口座に入金されている日本円で決済される仕組みであり、銀行口座からの自動引き落としには対応していません。

積立を続けるには、自身で定期的にGMOコインの口座へ日本円を入金する必要があるため、このひと手間を面倒に感じる方もいるでしょう。

GMOコインの口座開設方法

GMOコインの口座開設はオンラインで完結し、申し込みから最短10分で取引を始められます。口座の開設手順は、主に以下の4ステップです。

  1. アカウント登録:GMOコインの口座開設ページにアクセスし、メールアドレスを登録して、パスワードを設定する
  2. お客様情報の入力:電話番号による認証後、氏名や住所などを入力する
  3. 本人確認:画面の指示にしたがって本人確認資料を提出
  4. 取引開始:審査後に届く口座開設コードを入力し、手続きを完了する

申し込み時に入力する情報は、提出する本人確認書類の内容と一致している必要があります。

本人確認は、郵送物の受け取りが不要で手続きが早い「かんたん本人確認」を利用するのがおすすめです。

スマートフォンのカメラを使い、本人確認書類と顔写真を撮影するだけで完了します。利用できる本人確認書類は、以下のいずれか1点です。

かんたん本人確認で利用できる本人確認書類

  • 運転免許証
  • マイナンバーカード(通知カード不可)
  • 特別永住者証明書
  • 在留カード
  • 運転経歴証明書
  • 住民基本台帳カード(顔写真あり)

本人確認書類の提出後、GMOコインの開設審査に通過すると、口座開設コードが通知され、会員ページへのログインと仮想通貨(暗号資産)の取引ができるようになります。

GMOコインの手数料に関するよくある質問

最後に、GMOコインの手数料についてよくある質問に回答します。

GMOコインの販売所と取引所はどちらを利用すべきですか?

どちらを利用すべきかは、ご自身の取引スタイルなどで異なるため、一概には言えません。

たとえば、取引コストを抑えたい場合は「取引所」、簡単な操作で仮想通貨(暗号資産)を取引したい場合は「販売所」を選ぶとよいでしょう。

GMOコインは取引所の手数料が安く設定されており、Maker注文(自身が希望する価格で注文する方法)はマイナス手数料が採用されているため、報酬を受け取ることができます。

一方、販売所はスプレッドにより取引所に比べてコストは高くなるものの、操作がシンプルで、提示された価格ですぐに約定するため、初心者でも簡単に取引できます。

GMOコインのスプレッドはおかしいですか?

GMOコインのスプレッドは、ほかの国内取引所と比較して広いわけではなく、むしろ狭いといえます。

参考までに、2025年1月1日から9月11日において各国内取引所のビットコインのスプレッドを計算した表をご覧ください。

国内取引所のビットコインのスプレッド(2025年1月1日〜2025年9月11日)
GMOコイン4.38〜5.16%
Coincheck5.64〜6.14%
bitFlyer5.58〜6.34%
bitbank4.39〜5.40%
BITPOINT4.16〜5.64%
BitTrade4.88〜7.32%
2025年9月11日時点
一般社団法人日本暗号資産取引業協会が公表する各仮想通貨(暗号資産)取引業者の販売所形式におけるビットコインの売価格と買価格をもとに算出

GMOコインのスプレッドの最小値はBITPOINTに次いで低く、最大値については6社のなかでもっとも低くなっています。

GMOコインの安全性・信頼性は問題ありませんか?

GMOコインは、セキュリティが強固であり、大手金融グループに属しているため、安全性・信頼性は高い水準と言えるでしょう。

まず、GMOコインが属しているのは、金融やIT分野で多くの実績を持つGMOインターネットグループ(東証プライム上場)です。

またセキュリティ面では、顧客から預かった資産をインターネットから隔離されたコールドウォレットで管理し、不正ログインを防ぐための2段階認証を必須とするなど、複数の対策を講じています。

金融庁の認可を受けた暗号資産交換業者であり、法令を遵守した運営も行われているため、GMOコインは安心して利用できるといえます。

まとめ

GMOコインは、日本円の入金手数料が即時入金であれば無料、出金手数料も2,000万円以下ならかかりません。また、暗号資産の送金も全銘柄無料であり、取引所はMaker注文でマイナス手数料となっています。

加えて、取り扱い銘柄が充実しており、高機能ツールも利用できるなどの魅力があるため、どの仮想通貨取引所を利用すべきか迷ったときはGMOコインを選ぶとよいでしょう。

一方で、最低出金額が原則として1万円と高く、日本円でしか仮想通貨(暗号資産)を購入できない点には注意が必要です。

オカネコの家計レベル診断

家族構成×居住エリアが同じ世帯と比較
あなたの家計をA~Eランクで診断
簡易ライフプラン表も作成できる

簡単3分!世帯年収・貯金額・金融資産を診断

オカネコマガジン編集部

オカネコマガジンは、お金の悩みを抱えるユーザーとお金の悩みを解決する専門家をマッチングするサービス「オカネコ」を運営する株式会社400F(フォーハンドレッド・エフ、本社:東京都中央区、代表取締役社長:中村 仁)が運営する、みんなのお金のことが分かるオウンドメディアです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次