ビットフライヤー(bitFlyer)の手数料は高すぎる?7つの取引所と比較して徹底検証

bitFlyer(ビットフライヤー)は、ビットコインの取引量が9年連続(2016〜2024年)No.1の国内取引所です。セキュリティ性能も高く、創業以来ハッキング被害はゼロ件です。

その一方で、「bitFlyerは手数料が高すぎる」と言われることは少なくありません。

そこで本記事では、bitFlyerの手数料が本当に高すぎるのかを、他の仮想通貨取引所と比較しながら徹底検証。bitFlyerを利用すべきか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

bitFlyerの基本情報
運営会社株式会社bitFlyer
金融庁への登録時期2017年9月29日
主な提供サービス販売所
かんたん取引所
bitFlyer Lightning(現物取引・証拠金取引)
定期貸しコイン
bitFlyer かんたん積立
bitFlyer クレカ など
取扱銘柄数38種類
レバレッジ最大2倍
スマホアプリAndroid/iOS
2025年9月1日時点の情報

※ 国内暗号資産交換業者における2016 年~2024 年の差金決済および先物取引を含んだ年間出来高。(bitFlyer調べ)

このコンテンツの3行まとめ
  • bitFlyerの手数料は、日本円の入出金時や取引時に手数料がかかり、ほかの国内仮想通貨取引所と比較しても手数料は高めに設定されている
  • bitFlyerを利用する大きなメリットは、業界最高水準のセキュリティによりこれまでハッキング被害を受けていない点や、流動性が高いため取引が成立しやすい点などが挙げられる
  • ただし、手数料が低い取引所形式で取り扱う銘柄の種類が少ないため、必要に応じて他の仮想通貨取引所と併用しながら利用するのがおすすめ

※仮想通貨(暗号資産)は法定通貨ではありません。

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目次

【結論】bitFlyerの手数料は高めに設定されている

bitFlyerの手数料は、ほかの国内仮想通貨取引所と比較しても高めに設定されています。具体的な手数料体系は、以下のとおりです。

bitFlyerの手数料体系
口座開設・維持手数料無料
日本円の入金手数料住信SBIネット銀行からの入金:無料
住信SBIネット銀行以外からの入金:330円
コンビニから入金:430円
日本円の出金手数料三井住友銀行への出金
・3万円未満:220円
・3万円以上:440円
三井住友銀行以外への出金
・3万円未満:550円
・3万円以上:770円
販売所の取引手数料無料(スプレッドあり)
取引所の取引手数料かんたん取引所
・ビットコイン:約定数量×0.01~0.15%※1
・エルフトークン:約定数量×0.2%
bitFlyer Lightning
・BTC/JPY, ETH/JPYなど:約定数量×0.01~0.15%※1
取引所(bitFlyer Crypto CFD)の取引手数料Maker、Takerともに無料
レバレッジ手数料 (bitFlyer Crypto CFD レバレッジポイント)(建玉金額の絶対値×0.04%/日)の合計※2
レバレッジ取引のロスカット手数料無料
2025年9月1日時点
手数料はすべて税込み
※1:直近30日の取引量に応じて決まる
※2:建玉金額とは、建玉の満期到来時のbitFlyer Crypto CFD の直近取引価格にお客様の保有するポジション数量をかけ合わせた金額を指します。

日本円での入出金手数料が無料である仮想通貨取引所も多いなか、bitFlyerについては住信SBIネット銀行から入金する場合を除いて手数料がかかります。

また、取引所での取引は、約定数量に応じた取引手数料がかかります。

【徹底比較】bitFlyerよりも手数料が安い仮想通貨取引所はどこ?

スクロールできます
【比較表】仮想通貨取引所の手数料
bitFlyerGMOコインCoincheckbitbankBITPOINTCoinTradeSBI VCトレードBitTrade
入金手数料無料〜330円無料銀行振込:無料
コンビニ入金/クイック入金:770円〜
無料無料無料無料無料
出金手数料3万円未満:220〜550円
3万円以上:440〜770円
無料407円550〜770円無料(月2回目以降は330円)550円無料330円
送金手数料(BTC)0.0004BTC無料0.0005 BTC0.0006 BTC無料0.0005 BTC無料0.0005BTC
取引手数料(販売所)無料無料無料無料無料無料無料無料
取引手数料(取引所)0.01~0.15%Maker:-0.01%〜-0.03%
Taker:0.05%〜0.09%
無料(BTCの場合)Maker:-0.02%
Taker:0.12%
無料Maker:-0.01%
Taker:0.05%
無料
公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト
2025年9月1日時点の情報。手数料はすべて税込み

bitFlyerの各手数料の詳細を、他の仮想通貨取引所と比較しながら解説します。

日本円の入金手数料

入金手数料は、仮想通貨取引所の口座に日本円を入金する際に生じる手数料です。

国内取引所の日本円の入金手数料
bitFlyer住信SBIネット銀行からの入金:無料
住信SBIネット銀行以外からの入金:330円
コンビニから入金:430円
GMOコイン無料
Coincheck銀行振込:無料
コンビニ入金
・3万円未満:770円
・3万円以上30万円以下:1,018円
クイック入金
・3万円未満:770円
・3万円以上50万円未満:1,018円
・50万円以上:入金額×0.11%+495円
bitbank無料
BITPOINT無料
CoinTrade無料
SBI VCトレード無料
BitTrade無料
2025年9月1日時点の情報
手数料はすべて税込み
銀行側の振込手数料は自己負担

bitFlyerの入金手数料は、住信SBIネット銀行からの入金であれば無料ですが、それ以外の銀行を利用する場合は一律330円です。

ローソンやファミリーマート、ミニストップなどのコンビニから入金することもできますが、一律430円の手数料がかかります。

GMOコインやbitbank、CoinTradeなど、多くの国内取引所が日本円の入金手数料を完全無料としているため、bitFlyerの入金手数料は高めであるといえます。

日本円の出金手数料

出金手数料は、仮想通貨取引所の口座から日本円を出金する際にかかる手数料です。

国内取引所の日本円の出金手数料
bitFlyer三井住友銀行への出金
・3万円未満:220円
・3万円以上:440円
三井住友銀行以外への出金
・3万円未満:550円
・3万円以上:770円
GMOコイン2,000万円以下:無料
2,000万円超:400円(大口出金)
Coincheck407円
bitbank3万円未満:550円
3万円以上:770円
BITPOINT月1回まで:無料
月2回目以降:330円
CoinTrade550円
SBI VCトレード無料
BitTrade330円
2025年9月1日時点の情報
手数料はすべて税込み

bitFlyerでは、三井住友銀行ではない銀行口座に出金する場合、出金手数料が最大770円と高めです。

ただし、他の仮想通貨取引所でも300~500円程度出金手数料がかかる場合が多いため、コストを抑えるために頻繁な出金は控えて計画的な取引を心がけましょう。

送金手数料

送金手数料は、bitFlyerで保有する仮想通貨(暗号資産)をほかの仮想通貨取引所の口座や外部ウォレットに送金する際にかかる手数料です。

国内取引所の送金手数料を比較
 BTC(ビットコイン)ETH(イーサリアム)XRP(リップル)
bitFlyer0.0004BTC0.005ETH無料
GMOコイン無料無料無料
Coincheck0.0005~0.016BTC※10.005〜0.16ETH0.15 XRP
bitbank0.0006BTC0.00042〜0.005ETH※20.1XRP
BITPOINT無料無料無料
CoinTrade0.0005BTC0.005ETH0.01XRP
SBI VCトレード無料無料無料
BitTrade0.0005BTC0.005ETH無料※3
2025年9月1日時点の情報
手数料はすべて税込み
※1:ネットワーク手数料の変動に合わせて、送金手数料も変動
※2:利用するネットワークの種類により変動
※3:キャンペーンにより無料

bitFlyerの送金手数料は、他の国内取引所と比較的同水準の金額に設定されています。

ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)の送金手数料は有料ですが、リップル(XRP)などを利用すれば無料で送金できます。

取引所方式の取引手数料

取引所方式は、仮想通貨取引所が提供するプラットフォームを通じてユーザー同士が仮想通貨(暗号資産)を直接取引する方式です。

取引所方式を利用する場合の取引手数料は、注文方法(Maker、Taker)ごとに異なりますが、bitFlyerはほかの国内取引所と比較して割高に設定されています。

国内取引所の取引所手数料
 Maker(メイカー)Taker(テイカー)
bitFlyer0.01〜0.15%※10.01〜0.15%※1
GMOコイン-0.01〜-0.03%※20.05〜0.09%※3
Coincheck-0.02%※40.12%※4
bitbank-0.02%※50.12%※5
BITPOINT無料無料
CoinTrade
SBI VCトレード-0.01%0.05%
BitTrade無料無料
2025年9月1日時点の情報
手数料はすべて税込み
※1:直近30日間での取引量に応じて変動
※2:仮想通貨(暗号資産)の種類により変動。BTC、ETH、XRPは、-0.01%
※3:仮想通貨(暗号資産)の種類により変動。BTC、ETH、XRPは、0.05%
※4:一部の仮想通貨(暗号資産)は、Itayose手数料(取引所が一時停止した場合、再開時の「板寄せ」での取引で約定したときに適用される手数料)として別途0〜0.05%が発生
※5:一部、キャンペーンにより0%のものもあります。

bitFlyerの取引所には、かんたんな操作で取引ができる「かんたん取引所」と、現物取引・証拠金取引ができる「bitFlyer Lightning」の2種類があります。

いずれも直近30日間における仮想通貨(暗号資産)の取引量にしたがって取引手数料が決まる仕組みです。

一方、GMOコインやCoincheckなどは、Makerで注文したときの手数料をマイナスに設定しているため、取引するたびに報酬を受け取ることができる特徴があります。

レバレッジ取引の手数料

レバレッジ取引とは、自分が持っている資金を証拠金として担保にし、その2倍以上の金額で取引を行う方法のことです。

bitFlyerでは、bitFlyer Crypto CFDというサービスを利用することで、最大2倍のレバレッジを効かせて仮想通貨(暗号資産)を取引できます。

国内取引所のレバレッジ取引手数料
 取引手数料 (BTC/JPY)レバレッジ手数料ロスカット手数料
bitFlyer無料建玉金額の絶対値 × 0.04% /日※1無料
GMOコイン無料建玉ごとに0.04%/日建玉ごとに0.5%
Coincheck取り扱いなし取り扱いなし取り扱いなし
bitbankMaker:-0.02%
Taker:0.12%
建玉ごとに0.04%/日無料
BITPOINT取り扱いなし取り扱いなし取り扱いなし
CoinTrade取り扱いなし取り扱いなし取り扱いなし
SBI VCトレード無料無料無料
BitTrade無料建玉ごとに0.03%/日無料
2025年9月1日時点の情報
手数料はすべて税込み
建玉金額とは、建玉の満期到来時のbitFlyer Crypto CFD の直近取引価格にお客様の保有するポジション数量をかけ合わせた金額を指します。
※1:ロールオーバーが行われて同一営業日中の日本時間午後6時00分までに反対売買されなかった建玉の満期が翌営業日の午後6時00分まで延長されるたびに、レバレッジポイントの支払いが発生します。

bitFlyerの場合、取引手数料はかかりませんが、建玉(未決済のポジション)を翌日に持ち越した場合に、建玉金額に対して1日あたり0.04%の手数料が発生します。

手数料率はGMOコインも同じであり、国内取引所の標準的な水準といえます。

一方、GMOコインでは価格が急変動して強制的に決済されるロスカットの際に、建玉ごとに0.5%の手数料がかかりますが、bitFlyerではロスカット手数料は無料です。

スプレッド

スプレッドとは、販売所形式で仮想通貨(暗号資産)を取引する際の購入価格と売却価格の差額のことです。

販売所形式では取引手数料がかからないかわりに、スプレッドが設定されており、実質的な取引コストがかかります。

2025年1月1日〜2025年9月11日における各取引所のビットコインの売価格と買価格をもとにスプレッドを計算すると以下のとおりです。

国内取引所のスプレッド(2025年1月1日〜2025年9月11日)
bitFlyer5.58〜6.34%
GMOコイン4.38〜5.16%
Coincheck5.64〜6.14%
bitbank4.39〜5.40%
BITPOINT4.16〜5.64%
CoinTrade
SBI VCトレード
BitTrade4.88〜7.32%
2025年9月1日時点の情報
手数料はすべて税込み
一般社団法人日本暗号資産取引業協会が公表する各仮想通貨(暗号資産)取引業者の販売所形式におけるビットコインの売価格と買価格をもとに算出
CoinTradeとSBI VCトレードは当該期間における価格データが非公開であったため未掲載

bitFlyerのスプレッドの最小値は5.5%、最大値は6.3%を超えています。

スプレッドは仮想通貨(暗号資産)の取引量などで変わりますが、bitFlyerはほかの国内取引所と比較して高い傾向にあるといえます。

bitFlyerの手数料を安く抑える方法

bitFlyerの手数料は、他の仮想通貨取引所と比較すると高い傾向にありますが、以下の方法を利用することで手数料を抑えることができます。

手数料の安い「取引所」を利用する

bitFlyerでの取引コストを抑えるには「販売所」ではなく「取引所」を利用するのがおすすめです。

bitFlyerの販売所は手数料が無料ではあるものの、5〜6%程度のスプレッドがかかり、実質的な取引コストが高くなる可能性があります。

bitFlyerの取引所で仮想通貨(暗号資産)を売買する場合、約定金額の最大0.15%の手数料で済むため、販売所よりも取引コストを抑えられます。

手数料がかからない方法で入金する

住信SBIネット銀行のインターネットバンキングから、クイック入金(bitFlyerの口座の残高に即時に反映される入金方法)をする場合、入金手数料はかかりません。

住信SBIネット銀行以外からもクイック入金はできますが、330円の手数料がかかります。また、コンビニ入金を利用した場合の手数料は430円と割高です。

bitFlyerを継続的に利用する予定であれば、住信SBIネット銀行の口座を開設してクイック入金を利用し、入金手数料をゼロ円に抑えるとよいでしょう。

出金は「三井住友銀行」宛てにして回数を少なくする

bitFlyerは、三井住友銀行宛てに日本円を出金するほうが手数料は低く設定されています。

そのため、日本円の出金先の銀行を「三井住友銀行」に指定し、出金の回数を減らすことで出金手数料を抑えられます。

bitFlyerの出金手数料
三井住友銀行左記以外
出金額3万円未満220円550円
出金額3万円以上440円770円

また、出金手数料は1回の操作ごとにかかるため、bitFlyerの口座から頻繁に出金をするとそのたびにコストがかかり、手元に残る利益が少なくなります。

bitFlyerで仮想通貨(暗号資産)の取引をするのであれば、ある程度まとまった金額になってから三井住友銀行の口座に出金するとよいでしょう。

手数料の安い仮想通貨で送金する

bitFlyerは、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)を送金する場合、日本円に換算して数千円程度の送金手数料がかかります。

一方、リップル(XRP)やステラルーメン(XLM)、モナコイン(MONA)といった一部の仮想通貨(暗号資産)は0円での送金が可能です。

仮想通貨(暗号資産)をほかの取引所やウォレットに送る際は、送金手数料が無料に設定されている仮想通貨(暗号資産)を利用することで、コストを削減できます。

手数料が安い通貨で送金する際の注意点

送金手数料がかからない仮想通貨(暗号資産)に交換した後に送金する場合、交換した時点で価格が購入時より上回り利益が発生していた場合は税金がかかるため、かえってコストが膨らむケースがあります。

bitFlyerを利用するメリット

手数料は比較的高めに設定されていますが、bitFlyerには以下のようなメリットがあります。

業界最高水準のセキュリティ

bitFlyerは、強固なセキュリティ体制を構築しており、創業以来ハッキングによる資産流出の被害を1度も出していないため、安心して資産を預けられる仮想通貨取引所です。

bitFlyerの主なセキュリティ対策は以下のとおりです。

bitFlyerの主なセキュリティ対策
本人確認(KYC)スマホで本人確認書類と顔認証を行う「クイック本人確認」により本人確認がオンラインで完結。預かり資産を犯罪やテロなどから守る
強固なパスワードパスワードは「9文字以上」「アルファベット大文字・小文字・数字・記号のうち2種類以上」を必須として安全性を高める
アカウントロックログイン時に一定回数以上パスワード誤入力でアカウントを自動ロックし、不正ログインを防止
多要素認証パスワードに加え、時間ごとに変わる認証コードによる確認を行うことで、ID・パスワードが漏洩したとしても突破が困難になる
マルチ・シグネチャー仮想通貨(暗号資産)の送付時に複数の署名を必要とする仕組み。署名が1つ流出しても資産が流出する心配がない
コールドウォレット顧客やbitFlyerが所有する資産のほぼ100%をネットワークから隔離したコールドウォレットに保管。物理的なセキュリティロックと24時間監視で強固に保護
資産の分別管理顧客資産と会社資産を明確に区分して管理
ウイルス対策アンチウイルスソフトによるファイルシステムのチェック。送られてくるすべてのデータのウイルススキャン
フィッシングメール対策メール改ざんやなりすまし防止の仕組みを導入。従業員への訓練も実施
フィッシングサイト対策偽サイトを検知し未然に被害を防ぐ活動を継続するとともに、ユーザーにも注意喚起を実施

ビットコイン取引量が国内No.1など流動性が高い

bitFlyerは、2016年から2024年まで9年連続で国内のビットコイン年間取引量でNo.1を維持しており、多くの投資家が利用していることがわかります。

一般的に、取引所で仮想通貨(暗号資産)を売買しようとしたとき、流動性が高いと売り手や買い手が多いことで注文が成立しやすくなります。

高い流動性により、希望する価格で取引がしやすい点もbitFlyerのメリットといえます。

※国内暗号資産交換業者における2016 年~2024 年の差金決済および先物取引を含んだ年間出来高。(日本暗号資産等取引業協会が公表する統計情報および国内暗号資産交換業者各社が公表する取引データに基づきbitFlyerにて集計。日本暗号資産等取引業協会の統計情報については2018年以降分を参照)

1円から仮想通貨(暗号資産)を購入できる

bitFlyerでは、ビットコインやイーサリアム、リップルなど30種類以上の銘柄が1円から購入できるため、少額から仮想通貨(暗号資産)の取引を始められます。

初めて仮想通貨(暗号資産)に投資する方でも、最小限のリスクで取引に慣れることが可能です。

また、毎月決まった日に決まった金額の仮想通貨(暗号資産)を自動で積み立てる「かんたん積立」サービスも1円から設定できます。

サービスが豊富

bitFlyerは、仮想通貨(暗号資産)の販売所や取引所(かんたん取引所・bitFlyer Lightning)のほかにも、以下のようなさまざまなサービスを展開しています。

bitFlyerの主なサービス
定期貸しコイン保有する仮想通貨(暗号資産)を一定期間貸し出して賃借料を得られるサービス
bitFlyer かんたん積立毎日・毎週・毎月といったタイミングで自動で暗号資産を購入できる積立サービス
bitFlyer クレカ利用額に応じて0.5〜1.0%のビットコインが還元されるクレジットカード
友達招待プログラム友人や家族を招待すると、双方に1,500円分のビットコインがプレゼントされる
Vポイントから交換保有するVポイントを100ポイントからビットコインに交換できる
ビットコインをもらうbitFlyer経由で楽天市場やYahoo!ショッピングなどの提携サイトを利用するとビットコインが付与される
Braveブラウザ連携BraveブラウザとbitFlyerを連携すると、広告報酬のBATを受け取れる
ビックカメラでお買い物ビックカメラの店頭やオンラインショップでビットコイン決済が可能
ビットコイン寄付日本赤十字社にビットコインで寄付できる

保有する仮想通貨(暗号資産)の貸し出しや積立投資で資産を形成できるほか、友達紹介プログラムやVポイントからの交換によりビットコインがもらえるなど、さまざまな方法で利益が狙えるのも、bitFlyerの主なメリットです。

bitFlyerのデメリット

bitFlyerには多くのメリットがある一方で、以下のようなデメリットもあります。

取引所で扱う銘柄の種類が少ない

bitFlyerは、手数料を安く抑えられる取引所形式で売買できる仮想通貨(暗号資産)の種類が少ないというデメリットがあります。

まず、取引所形式の「bitFlyer Lightning」で扱っているのは、ビットコインやイーサリアムなど計6種類のみです。(2025年9月時点)

ドージコイン(DOGE)といった人気の高いアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨(暗号資産))は取り扱われていません。

また、かんたん取引所で取り扱われている銘柄は基本的にビットコインのみです。

bitFlyer Lightningやかんたん取引所の取り扱われていない銘柄に投資をするためには、「販売所」を利用する必要があります。

レバレッジ取引の対象銘柄がビットコインのみ

bitFlyerでは「bitFlyer Crypto CFD」というサービスを利用すると、証拠金を預けることで最大2倍のレバレッジ取引ができますが、対象銘柄はビットコインのみです。

取引ができるのは「BTC-FX/JPY」というビットコインの通貨ペアだけで、イーサリアムやそのほかのアルトコインではレバレッジ取引ができません。

ビットコイン以外の仮想通貨(暗号資産)でレバレッジ取引をしたい方や、複数の銘柄を組み合わせて投資をしたい方にとっては、bitFlyerは不向きといえます。

bitFlyerの口座を開設する方法

bitFlyerは、オンラインのみの手続きで最短5分で口座開設ができます。

口座開設の大まかな流れは、以下のとおりです。

  1. アカウント開設:メールアドレスを登録し、パスワードと2段階認証を設定
  2. 本人情報の登録:氏名、性別、生年月日、住所などを登録
  3. 本人確認書類の提出:画面の指示にしたがって本人確認資料を提出
  4. 本人情報の更新:アルファベット表記の名前を入力
  5. 銀行口座の登録:本人名義の銀行口座を登録
  6. 口座への入金:銀行口座を確認し、日本円を入金

口座開設には、メールアドレス、本人名義の銀行口座、本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)が必要です。

本人確認は、スマートフォンで完結する「クイック本人確認」を選ぶのがおすすめです。

画面の指示にしたがって、本人確認書類と自身の顔を撮影すると、最短で申し込み当日に本人確認審査が完了し、仮想通貨(暗号資産)の取引ができるようになります。

bitFlyerに関するQ&A

最後に、bitFlyerに関するよくある質問に回答します。

bitFlyerはやばいと聞きますが本当ですか?

bitFlyerが「やばい」と言われるのは主に過去の出来事が原因であり、現在は管理体制の見直しやセキュリティ対策の強化などを行っているため過度に心配する必要はありません。

やばいと言われる主な理由は以下のとおりです。

  • 2018年に金融庁から業務改善命令を受けた
  • 2019年から2021年にかけて社長が3回交代するなど経営体制に懸念がある など

2018年の業務改善命令は、内部管理体制の不備を指摘されたものですが、その後体制の見直しを行い2019年6月には解除されています。

現在では、創業以来ハッキング被害ゼロという実績もあり、顧客資産はオフラインのコールドウォレットで管理するなど業界最高水準のセキュリティを維持しています。

bitFlyerの最低出金額はいくらですか?

引き出す資産が日本円か仮想通貨(暗号資産)かによって、最低出金額は異なります。

日本円の場合、最低出金額は設けられておらず、1円から出金が可能です。ただし、出金時には220〜770円の出金手数料がかかるため、手数料負けしないようある程度まとまった金額での出金をおすすめします。

一方、ビットコインやイーサリアムといった仮想通貨(暗号資産)をほかの取引所や外部ウォレットなどに送金する際には、通貨ごとに最小送付数量が定められています。

たとえば、ビットコインの最小送付数量は0.001BTCです。1BTCが1,700万円の場合、最低出金額は1万7,000円となります。

まとめ

bitFlyerは全体的に手数料が高めに設定されています。とくに、入出金手数料や販売所の取引手数料、取引所のスプレッドは、ほかの国内取引所と比較しても高めです。

そのため、bitFlyerで仮想通貨(暗号資産)の取引をする際は「住信SBIネット銀行のクイック入金を利用する」「出金は「三井住友銀行」宛てにして回数を少なくする」などの方法で手数料を抑えるとよいでしょう。

手数料は高めですが、bitFlyerには業界最高水準のセキュリティ体制や流動性の高さなどさまざまなメリットがあります。メリットとデメリットの両方をよく比較し、自身に合っているかをよく検討することが大切です。

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