設定すれば、自動で仮想通貨(暗号資産)を一定額積立できるサービスは、少額から仮想通貨投資が始められ、比較的低リスクで利益を狙えます。
一方で、一部の投資家からは、「仮想通貨(暗号資産)の積立は意味ない」という意見もあります。
本記事では、仮想通貨積立のデメリットやメリット、向いている人の特徴、おすすめの取引所、積立で資産を増やすコツについて解説します。仮想通貨(暗号資産)の積立投資を始めるか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
- 「仮想通貨(暗号資産)積立は意味ない」と言われている理由は、元本割れリスクや利益が出るのが遅いなどのデメリットがあるから
- 少額運用かつリスク分散ができる積立は、仮想通貨投資のなかでも低リスクな戦略なので、初心者でも始めやすい
- 取引所選びに迷ったときは、豊富な種類の仮想通貨(暗号資産)に1円から積立できるbitFlyerがおすすめ
※仮想通貨(暗号資産)は法定通貨ではありません。
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仮想通貨の積立は意味ないと言われる4つの理由
「仮想通貨(暗号資産)の積立は意味ない」と言われるおもな理由として、以下の4つが挙げられるでしょう。
仮想通貨積立のデメリットを知っておけば、適切な投資判断がしやすいです。
積立のメリットについては後ほど解説しているので、前向きに積立を検討している方はこちらの章から読んでみてください。
元本割れのリスクがある
仮想通貨積立には、元本割れリスクがあります。どの投資商品にも共通するリスクですが、とくに仮想通貨(暗号資産)は値動きが激しいため、損失リスクが高いです。
また仮想通貨(暗号資産)は、株式や債券などほかの投資商品より歴史が浅く、将来性についても不透明な部分が多いと言えます。
そのため、積立をするなら仮想通貨(暗号資産)で行うよりも、投資信託等のリスクの低い投資商品で行う方が良いと考える方が一定数いるのかもしれません。
利益が出るのに時間がかかる
積立投資は基本的には長期で投資することで利益を狙う運用方法であり、利益が出るまで時間がかかりやすいです。
一方で、仮想通貨(暗号資産)は値動きが大きいため、短期トレードで大きな利益を狙う投資家が多いです。
仮想通貨(暗号資産)の値動きの激しさや、将来性が不透明な部分が多いものを長期で保有するリスクを考え、仮想通貨(暗号資産)は積立に向かないと考える方もいるでしょう。
取引コストが高くなりやすい
仮想通貨積立では「販売所方式」での価格が適用されるケースが多く、取引コストが高くなりやすいことも、「仮想通貨の積立は意味ない」と言われる一つの理由と考えられます。
そもそも、仮想通貨(暗号資産)の取引方法には、以下の2種類があります。

販売所方式では「仮想通貨取引所」が仲介人となるので、ユーザー同士が取引を行う取引所方式より割高な価格設定であるケースがほとんどです。
購入のたびに手数料等のコストがかかるため、割高な価格で仮想通貨(暗号資産)を買い続けてしまう可能性がある点が、積立には向いてないと言われる一つの要因と考えられます。
長期間のほったらかしで損失を見逃しやすい
積立サービスを利用すると、設定すれば自動的に一定額を積立運用してくれるため、保有している仮想通貨(暗号資産)を長期間ほったらかしにしがちです。
しかし、しばらく確認せず放置し続けると、損失が発生している可能性があります。
たとえば、投資先の仮想通貨プロジェクトが失敗していて、数年前から仮想通貨(暗号資産)の価値が下がっていれば、価値の低い仮想通貨(暗号資産)を買い続けていたということです。過去には「将来的に仮想通貨(暗号資産)の7割がゴミになる」と予想する投資家もいました。
定期的な投資先の情報収集や投資先の見直しが、仮想通貨(暗号資産)の積立で利益を出すコツになるため、それらの手間を考えたときに、仮想通貨(暗号資産)は積立には向かないと考える方もいるでしょう。
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仮想通貨の積立の4つのメリット
仮想通貨(暗号資産)の積立には、以下の4つのメリットがあります。積立をうまく活用すれば、初心者でも仮想通貨投資で利益を狙えるでしょう。
少額で始められて続けやすい
仮想通貨積立は、少額から始められます。多くの場合、月に数百円程度で購入でき、手元に資金がない方でも仮想通貨(暗号資産)への投資に挑戦しやすいです。
また、一度設定すれば自動的に一定額を購入し続けられるため、仕事や育児などで忙しい方でも投資を続けられるでしょう。
bitFlyerでは、1円から仮想通貨(暗号資産)の積立ができます。
感情に左右されずに投資できる
自動購入の積立投資では、感情に左右されずに仮想通貨(暗号資産)を買い続けられる点もメリットです。
仮想通貨(暗号資産)は値動きが大きいため、買うタイミングに悩んだり、価格が下がったときに焦って売ってしまうケースがあるでしょう。そうすると利益が狙いにくくなります。
積立サービスを提供しているほとんどの国内取引所は、自動購入に対応しているため、自動購入を設定していればそれらの心配がありません。
リスクを分散しながら投資できる
積立投資では「ドルコスト平均法」の効果により、リスクを分散しながら仮想通貨(暗号資産)を買えます。
ドルコスト平均法は「高いときに少なく買って、安いときに多く買う」を自動で行う投資戦略です。

毎月一定額を投資し続けることで「平均購入単価」を抑え、高値づかみのリスクを減らせます。
投資商品のなかでも、とくに値動きの大きい仮想通貨(暗号資産)への投資において、積立によるリスク分散の効果は大きいです。
また、複数の仮想通貨(暗号資産)に投資すれば、分散効果がさらに高まりリスクを抑えやすいでしょう。
長期的に狙えるリターンが大きい
仮想通貨(暗号資産)は、ほかの投資商品と比べて値動きが大きい投資先です。その分、狙えるリターンが大きいというメリットもあります。
たとえば、代表的な金融商品の年利回りは、以下のとおりです。
- 銀行預金:0.1~0.2%※1
- 国内外の株式・債券:2〜8%※2
2025年3月3日時点の情報
※1:みずほ銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、りそな銀行の普通預金金利
※2:20年間積立投資をした場合の投資収益率(参照元:金融庁|早わかり)
一方で、直近1年間(2024年3月から2025年2月末まで)のビットコイン(BTC)は、約38%※も価格が上昇しました。(※CoinMarkeCap参照)
あくまで過去の数値ですが、仮想通貨(暗号資産)の値動きの大きさは、狙える利益の大きさにも直結します。積立でも大きなリターンが狙える可能性があるでしょう。
仮想通貨の積立が向いている人の特徴
仮想通貨(暗号資産)の積立投資に向いている人の特徴として、以下が挙げられます。
仮想通貨(暗号資産)の積立に向いている人の特徴
- 投資に慣れていない人
- コツコツ資産アップを狙いたい人
- 長期運用であることを理解できている人
- 少額から仮想通貨(暗号資産)投資を始めたい人
- 頻繁にチャートやニュースなどを見る時間がない人
積立投資は自動で仮想通貨(暗号資産)を買い続けられるため、少額から始められ、投資タイミングを見計らう必要もありません。
投資に慣れていない方や、忙しくて頻繁にチャートの確認や情報収集が難しい人に向いています。
一方、短期目線で利益を狙いたい方には、積立投資はおすすめできません。
仮想通貨の積立を始める手順
仮想通貨積立を始める手順は、以下のとおりです。
- 国内取引所の口座を開設する
- 日本円の入金 or 引き落とし銀行口座の登録を行う
- 積立内容(銘柄、頻度、金額など)を設定する
- 次回の予定日から積立が始まる
入金方法は取引所によって異なります。
取引所の口座残高から積立を行う場合、積立に必要な日本円を入金する必要があります。
入金忘れを防ぎたいときは、BITPOINTなどの「銀行口座の自動引き落とし」に対応している取引所を利用すると良いでしょう。
仮想通貨の積立におすすめの3つの取引所
仮想通貨(暗号資産)の積立におすすめの取引所を3つ紹介します。
仮【一覧表】仮想通貨積立におすすめの取引所 | |||
---|---|---|---|
bitFlyer | SBI VCトレード | BITPOINT | |
積立に対応している銘柄数 | 36銘柄 | 37銘柄 | 29銘柄 |
積立手数料 | 無料 | 無料 | 無料 |
積立プラン | 毎日/毎週/隔週/毎月 | 毎日/毎週/毎月 | 毎月 |
最低積立金額 | 1円から | 500円から | 5,000円から |
銀行振替 | 非対応 | 非対応 | 対応 |
取引手数料※(販売所) | 無料 | 無料 | 無料 |
取引手数料※(取引所) | 0.01~0.15% | Maker:-0.01% Taker:0.05% | 無料 |
入金手数料※ | 0〜330円 | 無料 | 無料 |
出金手数料※ | 3万円未満:220〜550円 3万円以上:440〜770円 | 無料 | 無料(月2回目以降は330円) |
おすすめポイント | 1円から積立投資ができる | 積立に対応している銘柄数が国内トップクラス | 銀行振替により入金の手間がかからない |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
※手数料はすべて税込み
bitFlyer|1円から積立を始められる
- 少額から仮想通貨(暗号資産)を購入したい人
- 積立頻度を選びたい人
bitFlyerは、仮想通貨(暗号資産)の積立を1円から始められる取引所です。少額で投資できるので、だれでも仮想通貨投資に挑戦しやすいでしょう。
また、対応銘柄は36種類と豊富です(2025年2月27日時点)。複数の仮想通貨(暗号資産)を少額ずつ積み立てれば、リスクを抑えやすいです。
積立頻度を4つのプラン(毎日、毎週、隔週、毎月)から選べるので、自分のペースで積立を続けられるでしょう。
銀行振替には対応していないため、積立予定日までにbitFlyerの口座に日本円を入金する必要があります。
bitFlyer
- 販売所:無料
- 取引所:0.01~0.15%
- 入金:住信SBIネット銀行からの入金「無料」、住信SBIネット銀行以外からの入金「330 円」
- 出金:
【三井住友銀行への出金】3万円未満「220 円」、3万円以上「440 円」
【三井住友銀行以外への出金】3万円未満「550 円」、3万円以上「770 円」
- 1円から仮想通貨(暗号資産)を買える
- ビットコインの取引量が9年連続国内No.1
- T-POINTをビットコインに交換できる
- 高いセキュリティで創業以来ハッキング被害ゼロを誇る
- クレジットカードでビットコインが貯まる
- 指定の金融機関以外は入出金手数料が高い
- 暴落時に緊急メンテナンスが多く、損切りがしにくい
- ビットコイン以外はレバレッジ取引に対応していない
取り扱い通貨数 | 38銘柄 |
スマホアプリ | 〇 |
レバレッジ取引 | 最大2倍 |
最低取引数量 | 0.00000001BTC |
運営会社 | 株式会社 bitFlyer |
2025年1月18日時点
SBI VCトレード|積立の対象銘柄が多い
- 豊富な銘柄の中から投資先を選びたい人
- 少額から投資を始めたい人
SBI VCトレードは、積立に対応している銘柄の数が国内トップクラスの取引所です。合計37銘柄の仮想通貨(暗号資産)から投資先を選べます(2025年2月27日時点)。
積立頻度は3つのプラン(毎日、毎月、毎週)から選べ、500円から投資可能です。
銀行口座での自動引き落としには対応していません。予定日までに入金しないと積立が行われないので、都度入金をするか、まとめて入金しておく必要があるでしょう。
SBI VCトレード
- 販売所:無料
- 取引所:Maker「−0.01%」、Taker「0.05%」
- 入金:無料
- 出金:無料
- 1,000円から出金できる
- 入出金に手数料がかからない
- 大手企業によるセキュリティ対策で安心して利用できる
- レバレッジ取引に対応している銘柄が多い(13銘柄以上)
- 「SBI Web3ウォレット」を使って日本円でNFTを取引できる
- アプリに毎回ログインする必要がある
- 他の銘柄数の多い取引所に比べると、取り扱っている銘柄数が物足りなく感じる
- メンテナンスにより取引できない時間帯が多い
取り扱い通貨数 | 38銘柄 |
スマホアプリ | 〇 |
レバレッジ取引 | 最大2倍 |
最低取引数量 | 0.00000001BTC |
運営会社 | SBI VCトレード株式会社 |
2025年1月18日時点
BITPOINT|自動振替で入金の手間がかからない
- 銀行口座からの自動引き落としを利用したい人
- どの銘柄を選べば良いかわからない人
BITPOINTは、入金の手間をかけずに仮想通貨(暗号資産)の積立ができる取引所です。引き落とし用の銀行口座を登録すれば、取引所に日本円を入金しなくても自動で積立が行われます。
忙しくても入金忘れがおきないので、長期的に積立投資を続けやすいでしょう。
また、BITPOINTが提供する「パックつみたて」は、自身の投資経験や目的に応じて自動で銘柄を選んでくれるため、どの銘柄に投資すればわからない方におすすめです。
ただ、最低積立額が月5,000円からと、ほかの取引所より高めな点に注意しましょう。
BITPOINT
- 販売所:無料
- 取引所:無料
- 入金:無料
- 出金:無料(月2回目以降は330円)
- ステーキング利率の高い銘柄が多い
- 500円から仮想通貨取引を始められる
- TradingViewで高度なチャート分析ができる
- 入金、取引、出金などで手数料がかからない
- 金融大手の「SBIグループ」が運営していて信頼感がある
- レバレッジ取引ができない
- アプリでは取引所方式を利用できない
- 5,000円からの積立サービスは導入ハードルが高い
取り扱い通貨数 | 28銘柄 |
スマホアプリ | 〇 |
レバレッジ取引 | ー |
最低取引数量 | 0.00000001BTC |
運営会社 | 株式会社ビットポイントジャパン |
2025年1月18日時点
仮想通貨積立を利用する取引所選びの4つのポイント
仮想通貨(暗号資産)を積み立てるなら、取引所選びの際に以下の4つのポイントを意識しましょう。
積立サービスを提供する取引所は多いので、自分が優先したい項目に優れた取引所を選んでみてください。
取引コストは低いか
積立サービスを利用するときは、各種サービスの手数料が低い取引所を選びましょう。高い取引コストで長期運用を続けると、利益が減ってしまうからです。
たとえば、仮想通貨積立に関連する手数料として、以下が挙げられます。
- 入金手数料:取引所に日本円を入金するときに発生
- 積立手数料:積立サービスを利用するときに発生
- 出金手数料:日本円として出金するときに発生
積立手数料のかからない取引所は多いですが、入出金で手数料のかかる取引所はあります。
取引コストを最小限にするために、SBI VCトレードやBITPOINT※など、入出金に手数料のかからない取引所を選ぶのがおすすめです。
※BITPOINTの出金手数料は月1回まで無料、2回目以降は300円/回
少額で始められるか
少額で積立を始められるかも、取引所選びには重要なポイントです。
たとえば、Coincheckの積立サービスは、最低でも「月1万円以上」に設定する必要があります。
投資に慣れていない方が高額で積立を始めると、思わぬ損失につながる可能性があります。
一方で、1円から始められるbitFlyerや、500円で積立できるSBI VCトレードなら、仮想通貨投資を始めやすいでしょう。
対象の銘柄数は豊富か
取引所選びの際には、積立の対象銘柄数が豊富であるかもチェックしましょう。
慣れてきたタイミングで、ほかの仮想通貨(暗号資産)の積立にも挑戦できるからです。複数の通過に分散投資をすれば、よりリスクが抑えられます。
現物取引に対応している銘柄数が多くても、積立に対応しているのは数種類のみといった取引所もあるので注意しましょう。
SBI VCトレードやbitFlyerなら、30種類以上の仮想通貨(暗号資産)を積立運用できます。
セキュリティ対策が充実しているか
基本的に長期運用になる仮想通貨積立では、セキュリティ対策が充実している取引所を選ぶことが大切です。
取引所のセキュリティ対策について、見るべきポイントをいくつか紹介します。
- 2段階認証:ログイン時に専用アプリやメールやSMSで認証しているか
- 過去のハッキング歴:これまでに何度もハッキング被害を受けていないか
- セキュリティ監査:外部の専門機関による定期的な監査が行われているか
- 資産の分別管理:ユーザーの資産と取引所の資産を分けて管理しているか
- コールドウォレット:オフラインで仮想通貨(暗号資産)を管理しているか
上記のようなセキュリティ対策を徹底している取引所は、比較的安全性が高いと言えます。
以下の記事では、初心者におすすめの仮想通貨取引所を12社紹介しています。どの取引所もセキュリティ対策に力を入れており、金融庁から認可を受けているので、どの取引所がいいか迷っているときは参考にしてみてください。

仮想通貨積立で資産を増やす5つのコツ
仮想通貨(暗号資産)への積立で資産を増やすコツとして、以下の5つが挙げられます。
積立金額を頻繁に変更しない
積立金額は、頻繁に変えないようにしましょう。何度も変更すると、ドルコスト平均法によるリスク分散効果が薄まるからです。
「今月は余裕があるからたくさん買おう」「今月は余裕がないから積立額を減らそう」など、何度も積立額を変更すると、結果的に平均取得単価が高くなる可能性があります。
最初は少額で始めながら、徐々に積立額を増やすのは問題ありません。
無理なく続けられる金額が決まれば、できるだけ一定額で積立を続けましょう。
複数の仮想通貨に分散投資する
1つの仮想通貨(暗号資産)での積立に慣れてきたら、複数の仮想通貨(暗号資産)への分散投資を検討しましょう。特定の通貨の値下がりによる損失リスクを減らせるからです。
たとえば、ビットコイン(BTC)だけを購入していると、ビットコインが値下がりしたときに損失ダメージをダイレクトに受けますが、複数の仮想通貨(暗号資産)に分散投資していれば、ビットコインの値下がりをほかの仮想通貨(暗号資産)でカバーできる可能性があります。
慣れてきたら将来性が見込めそうな仮想通貨(暗号資産)を見つけ、分散して積立投資をしていくのがおすすめです。
時価総額の大きい仮想通貨を選ぶ
仮想通貨積立では、時価総額の大きい仮想通貨(暗号資産)を選ぶのがおすすめです。マイナーな仮想通貨(暗号資産)は時価総額が大きいものよりも、将来的に取引されなくなる可能性が高いと言えます。
実際に、草コイン(時価総額や知名度が低い仮想通貨)のなかには、暴落してほぼ無価値になったコインがいくつもあります。
まずは、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)など、時価総額が大きい有名な銘柄で積立に挑戦しましょう。
また、CoinMarketCapなどの仮想通貨サイトで時価総額ランキングを見ながら、リップル(XRP)やソラナ(SOL)などにも投資の幅を広げるのがおすすめです。
仮想通貨関連のニュースをチェックしておく
定期的な仮想通貨関連のニュースのチェックは、ポートフォリオの調整や新たな投資先探しに役立ちます。
仮想通貨(暗号資産)の情報をチェックするおもな方法として、以下が挙げられます。
- 仮想通貨メディアの記事を読む
- 国内取引所が提供するコラムを読む
- 取引所や著名人のSNSをフォローする
- Googleアラートに仮想通貨関連のキーワードを登録する
スマホのGoogleアプリにはユーザーの関心度の高いニュースやサイトを自動で表示させる「Discover」という機能があります。
普段から仮想通貨関連のサイトを見ていれば自然と新しい情報も入ってくるため、Googleアプリでもニュースをチェックしてみてください。
定期的にポートフォリオを見直す|年1回以上
仮想通貨(暗号資産)の積立を続けるなら、定期的にポートフォリオを見直しましょう。長期運用をしていると、資産配分のバランスを維持するのが難しいからです。
たとえば、ビットコイン(BTC)60%、イーサリアム(ETH)40%で資産を持っていた場合、ビットコインが大きく値上がりすると、資産配分におけるビットコインの割合が高くなります。

もしビットコインが大暴落すれば損失が大きくなるため、分散投資によるメリット(リスク低減)が活かされてないことになります。
少なくとも年1回程度はポートフォリオを見直し、できるだけ理想の資産配分に調整することが資産を増やすコツです。
仮想通貨積立に関するよくある質問Q&A
仮想通貨積立に関するよくある質問に回答します。
- ビットコイン積立をすると税金はかかりますか?
-
ビットコイン(BTC)などの仮想通貨(暗号資産)を積み立てるだけなら、税金は発生しません。
しかし、積み立てた仮想通貨(暗号資産)を日本円に換金すると、購入金額との差額が「雑所得」として課税対象(利益が出ている場合)になります。
ほかにも、ほかの仮想通貨(暗号資産)に変えたり、サービス決済として利用したりすると課税対象になります。
- 複数の取引所で仮想通貨積立をしてもいいですか?
-
複数の仮想通貨取引所で積立をするのは、まったく問題ありません。
複数の取引所を利用すれば、取引所の倒産やハッキングなどのリスクヘッジになるでしょう。
ただし、入出金の手数料がそれぞれの取引所で発生したり、資産管理に手間がかかるなどのデメリットもあります。
- ビットコイン積立は毎日と毎月どっちがいいですか?
-
長期でビットコイン(BTC)を積み立てる場合、積立頻度は「毎日」でも「毎月」でも、リスク分散効果はほとんど変わりません。
10年や20年といった長期で見れば、どちらも十分な時間分散ができているからです。
給料日や支払日などに合わせて、自分が続けやすい頻度を選びましょう。
- 投資信託と仮想通貨はどっちが資産運用に向いていますか?
-
投資信託と仮想通貨(暗号資産)のどちらが資産運用に向いているかは、状況によって異なります。
- 投資信託の積立が向いているケース:手堅く利益を狙いたい
- 仮想通貨の積立が向いているケース:ハイリスクハイリターンで利益を狙いたい
投資信託(NISA口座内)と仮想通貨投資の特徴を、以下の表にまとめました。
投資信託と仮想通貨投資の比較 投資信託(NISA口座内) 仮想通貨(暗号資産)※1 積立時のおもな手数料 購入時手数料/信託報酬(運用コスト) なし 積立上限額 年間360万円(一生涯1,800万円) 1回100万円 値動き 比較的小さい 比較的大きい 損失リスク 比較的低い 比較的高い 税金 非課税 最大で約55% ※1:bitFlyerを利用する場合 NISA口座での投資信託投資の大きなメリットは、NISA口座内で発生した利益を非課税で受け取れることです。損失リスクや税制面などを考慮すると、まずはNISAで投資信託を運用するのがおすすめです。
そのうえで、余裕のある資金を仮想通貨投資に回せば分散投資もでき、効率よく資産アップを狙えるでしょう。
- ビットコイン以外で積立に向いている仮想通貨はなんですか?
-
積立に向いている仮想通貨(暗号資産)は、時価総額が大きくてメジャーな仮想通貨(暗号資産)です。
ビットコイン(BTC)以外でおすすめの仮想通貨(暗号資産)をいくつか紹介します。
- イーサリアム(ETH):時価総額2位の仮想通貨(暗号資産)
- リップル(XRP):送金の性能に特化した仮想通貨(暗号資産)
- ソラナ(SOL):高速かつ低コストで情報を処理するプラットフォーム「Solana」の独自トークン
なかでも、ソラナはローンチからたった5年で時価総額6位にまで成長している仮想通貨(暗号資産)です。
以下の記事ではソラナの将来性や強みを紹介しているので、銘柄選びの参考にしてみてください。
あわせて読みたい仮想通貨ソラナ(SOL)に将来性あり!オワコン説の理由やライバル仮想通貨との違いを解説 ソラナ(Solana)は、高速かつ低コストで利用できるブロックチェーンプラットフォームです。2020年のリリース以降、数々の成功プロジェクトを生み出しており、多くの投…※時価総額順位は2025年2月27日時点、CoinMarketCap参照
まとめ
この記事では、仮想通貨積立のメリットとデメリットについて解説しました。
仮想通貨(暗号資産)は値動きが大きいため、短期トレードで利益を狙う投資家が多いです。一方で、少額で始められてリスク分散がしやすい仮想通貨積立は、投資に慣れていない方におすすめの投資方法と言えます。
以下のポイントをおさえて積立をすれば、初心者でも十分に利益を狙えるでしょう。
仮想通貨積立で資産を増やす5つのコツ
bitFlyerなら1円から仮想通貨積立を始められます。
対象銘柄も豊富なので、取引所選びで迷っているときはbitFlyerの口座を開設し、仮想通貨(暗号資産)の積立に挑戦してみてください。
オカネコの家計レベル診断

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