ガチホ(ガチでホールドする)とは、利益を見込んで仮想通貨(暗号資産)を売らずに持ち続ける戦略のことです。
ガチホで本当に利益が狙えるのか疑問に思っている方に向けて、本記事ではガチホのメリットとデメリット、利益を狙うコツを解説します。
おすすめの仮想通貨取引所やガチホ向けの銘柄についても解説しているので、この記事を読めば、長期的な投資戦略を立てやすくなるでしょう。
- ガチホ戦略には、取引手数料の節約や初心者でも始めやすいなどのメリットがあるものの、やめどきや価格予想の難しさといったデメリットもある
- ガチホ戦略で利益を狙うためには、事前に出口戦略を決めて、積立やステーキングなどのサービスと併用するのがおすすめ
- ガチホ戦略では長期的に取引所を利用するので、Coincheckやbitbank、bitFlyerなどのセキュリティの高い国内取引所の利用がおすすめ
※仮想通貨(暗号資産)は法定通貨ではありません。
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仮想通貨のガチホとは
ガチホとは、仮想通貨(暗号資産)を「ガチ(本気)でホールド(保有)する」の略です。
将来的な利益を見込み、売らずに持ち続ける戦略をガチホと呼びます。Hold(保有)のつづりを入れ替えて、海外では「HODL」とも言われています。
以下の項目に分け、ガチホについて詳しく確認していきましょう。
- ガチホの期間|数ヶ月〜数年
- 塩漬けとの違い|積極的か消極的か
- ガチホの利益をシミュレーション
ガチホの期間|数ヶ月〜数年
ガチホの期間は、一般的に「数ヶ月から数年以上」です。
ただ、俗語(正式ではない表現)のひとつであるため、具体的な期間に決まりはありません。
直近で売る予定がなく、長期的に持ち続ける姿勢をガチホと言います。
塩漬けとの違い|積極的か消極的か
仮想通貨(暗号資産)における「塩漬け」も、売らずに持ち続けている状態を指す言葉です。
しかし、ガチホと塩漬けには、以下のような違いがあります。
- ガチホ:自身の考えに基づいて、値上がりすると信じて計画的に持ち続ける状態
- 塩漬け:含み損が出ている状態だが、損失確定を避けて仕方なく持ち続ける状態
ガチホは「将来的に値上がりするのを待つ」という積極的な状態ですが、塩漬けは「損失を確定したくない」という消極的な気持ちで売却できなくなった状態です。
ガチホ運用で利益を狙うときは、購入する仮想通貨(暗号資産)の将来性を判断し、あらかじめ出口戦略を決めておきましょう。
ガチホの利益をシミュレーション
過去のチャートをもとに、ビットコイン(BTC)をガチホした場合に得られた利益をシミュレーションしました。
ビットコイン(BTC)の価格と値上がり率 | ||
---|---|---|
時期 | ビットコイン(BTC)価格 | 値上がり率※1 |
現在(2025年3月31日) | 12,226,469円 | – |
約1年前(2024年3月28日) | 10,508,204円※2 | 約1.2倍 |
約3年前(2022年3月30日) | 5,836,068円※2 | 約2.1倍 |
約5年前(2020年3月30日) | 636,990円※2 | 約19.2倍 |
約10年前(2015年3月30日) | 28,953円※2 | 約422.3倍 |
約15年前(2010年7月14日) | 5円※2 | 約2,445,293.8倍 |
※1:2025年3月末までの値上がり率
※2:午前9時の価格、小数点以下切り捨て
ビットコインの価格は右肩上がりに成長しており、過去にビットコインを購入しガチホしていれば、大きな利益を得られた可能性が高いです。
とくに、5年以上前を見ると、数十倍から数百倍以上も値上がりしています。
ただし、上記はあくまで過去の実績であり、将来のビットコインの値動きを保証するものではありません。さまざまな要因で価格は変動するため、価格推移はビットコインの将来性を判断するための参考程度にしましょう。
仮想通貨をガチホする4つのメリット
仮想通貨(暗号資産)をガチホするおもなメリットは、以下の4つです。
ガチホが自分に合った投資スタイルかどうか、判断する際の参考にしてみてください。
取引手数料を節約できる
売買をすると、手数料やスプレッドが発生して利益が少しずつ削られますが、ガチホ戦略なら手数料やスプレッドの支払い回数が少なくて済み、短期トレードに比べて取引手数料を節約できます。
何度か買い増しする場合でも「売却」は基本的に一度にまとめて行うので、手数料は抑えやすいです。
初心者でもすぐに始められる
仮想通貨投資において初心者が迷うポイントとして、チャートの見方や売り買いのタイミングが挙げられます。
短期トレードで利益を狙う場合、テクニカル分析やファンダメンタルズ分析など専門的な知識が必要で、身につけるまでに時間が必要です。
一方で、ガチホ戦略なら「買って長く持つ」だけであり、タイミングを見計らったり複雑な分析などをしなくても、将来性のある仮想通貨(暗号資産)の選び方を押さえていれば利益を狙いやすいです。
そのためガチホは、初心者でも実践しやすい投資戦略と言えます。
短期的な値動きに左右されない
仮想通貨(暗号資産)の市場は、常に大きく変動しています。
ガチホ戦略は長期的な値上がりを狙った戦略なので、短期的な値動きに左右されにくいです。日々の値動きを心配し、チャートに張り付く必要はありません。
仕事や家事で忙しい方でも、ガチホ運用ならほかの活動と両立しながら仮想通貨投資を続けやすいでしょう。
少額でも長期的に大きなリターンが狙える
仮想通貨(暗号資産)のガチホ運用では、少額投資でも大きなリターンが期待できます。
たとえば、2020年3月から2025年3月までの5年間で見ると、ビットコイン(BTC)の値上がり率は約19.2倍です。
あくまで過去の実績であり、将来的に同じような値上がりをするとは限りませんが、ビットコインやイーサリアムなどの主要な仮想通貨(暗号資産)は、長期的に見ると右肩上がりに成長しています。
数百円程度で仮想通貨(暗号資産)を買える取引所も多いので、リスクを抑えながら将来的に大きなリターンを狙えるでしょう。

仮想通貨をガチホする4つのデメリット
仮想通貨(暗号資産)をガチホするおもなデメリットとして、以下の4つが挙げられます。
ガチホの欠点を理解しておけば、自分にあった戦略であるかを冷静に判断できるでしょう。
やめどきを判断しにくい
ガチホ戦略では、売却時期の判断が難しいです。
たとえば、仮想通貨(暗号資産)が値上がりしたときに「まだ上がるかもしれない」と考えて売らずにいると、その後の値下がりで利益を逃す可能性があります。
また、価格が下がったときには「いつか戻るだろう」と考えて売らず、損切りの機会を逃しやすいです。
やめどきを冷静に判断するには、運用前に「20%値上がりしたら売る」や「10万円の含み損が出たら売る」など、具体的な出口戦略を決めておきましょう。
長期的な価格予想が難しい
ビットコイン(BTC)は2009年に誕生したばかりの仮想通貨(暗号資産)であり、株式や債券と比べて歴史が浅いです。
つまり長期的な値動きパターンを予想するためのデータが少なく価格を予測しにくいため、ガチホでも利益が得られない可能性もあります。
過去には、2021年のビットコインの急落や2022年の市場全体の大暴落など、長期的な下落トレンドに見舞われた時期もありました。

値下がりの時期にガチホを続けると、含み損も精神的な負担も大きくなる可能性があります。
利益が出るまで時間がかかりやすい
ガチホは長期目線の戦略であり、利益が出るまでには時間がかかる可能性があります。
一方で短期トレードは、数日〜数週間で利益を狙う戦略です。得られた利益はほかの有望な投資先にも回せるため、短期間でも大きな利益を狙いやすいです。
つまり、ガチホ運用はすぐに結果を求める人には不向きな投資戦略と言えます。
取引所のハッキングや倒産で資産を失う可能性がある
ガチホ戦略では長期的に仮想通貨(暗号資産)を持ち続けるため、取引所のハッキングや倒産による損失リスクが高いです。
実際に、取引所が破綻した事例をいくつか紹介します。
- 2014年:マウントゴックスの破綻
- 2022年:海外取引所FTXの破綻
- 2025年3月:DMM Bitcoinのサービス終了
また、口座内に仮想通貨(暗号資産)をほったらかしにしているケースも多いため、取引所の廃業に気づかず、出金の機会を逃すこともあるでしょう。
仮想通貨のガチホ運用に向いている人の特徴
仮想通貨(暗号資産)のガチホ運用が向いている人は、以下の特徴にあてはまる方です。
ガチホ運用に向いている人の特徴
- 投資経験が浅い人
- 気長に投資を続けられる人
- 複数の仮想通貨(暗号資産)にリスクを分散したい人
- 直近で使う予定のない資金を確保できる人
- 頻繁にチャートの確認や情報収集ができない人
- 仮想通貨市場の将来性を信じられる人
余剰資金を確保できれば、ガチホ運用は初心者でも始めやすい投資戦略です。
ただし、長期的な運用方法なので、将来的に市場全体が衰退すれば利益は見込めません。
仮想通貨(暗号資産)に関心があり、将来性を信じられる人はガチホ運用を検討してみると良いでしょう。
仮想通貨のガチホで利益を狙う6つのコツ
仮想通貨(暗号資産)のガチホで利益を狙うには、以下の6つのコツを意識しましょう。
ポイントをおさえておけば、初心者でも十分に利益を狙えます。
出口戦略を決めておく
仮想通貨(暗号資産)を買う前に、具体的な出口戦略(ゴール)を決めておきましょう。感情に流されず、冷静な判断ができるようになるからです。
例を挙げると、以下のような明確な基準を設定すると良いでしょう。
仮想通貨取引における出口戦略(ゴール)の一例
- 価格から30%下落したら損切りする
- 価格が2倍に値上がりしたら売却する
- 購入から1年ごとにポートフォリオを見直す
目標とする利益率や保有期間、損切りラインを事前に決めておけば、ガチホが「塩漬け」に変わることを防げる可能性が高いです。
長期的に運用するからこそ、始めるときは最低限の準備をしましょう。
積立サービスを活用する
積立サービスを活用すれば、ドルコスト平均法の効果でリスクをおさえながら資産を増やせる可能性があります。
ドルコスト平均法とは「価格が高いときは少なく、安いときは多く買う」という買い方を自動で行う方法です。

一定額で買い続けることで平均的に購入価格を抑えられ、値動きの大きい仮想通貨(暗号資産)でも利益を狙いやすいです。
多くの取引所では「毎日・毎週・隔週・毎月」など、複数の積立プランを提供しています。

価格チャートの確認頻度を減らす
長期的にガチホを続けるコツは、日々の値動きに一喜一憂しないことです。そのためには、チャートを見る頻度をできるだけ減らしましょう。
何度もチャートを確認すると、短期的な値下がりに不安を感じて売ってしまったり、少しの値上がりで利益を確定したくなるものです。
チャートを見る頻度を週に1回程度に制限するなど、自分でルールを決めておけばストレスなく投資を続けられます。
また、価格アラート機能を設定し、一定ラインを超えたときだけ通知を受け取る方法もるため、うまく活用しましょう。
時価総額が大きいメジャーな仮想通貨(暗号資産)を選ぶ
時価総額が大きくメジャーな仮想通貨(暗号資産)の方が、ガチホに適しています。
そもそも、仮想通貨市場は将来性が不透明なので、株や債券などに比べて長期保有による損失リスクが高い傾向です。
とくに、マイナーな仮想通貨(暗号資産)は短期的な利益が狙える一方で、数年後には価値が下がったり無価値になったりする可能性があります。
そのため、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの有名な仮想通貨(暗号資産)の方が、ガチホで利益を狙いやすいでしょう。
投資先に迷っているときは、こちらの章で解説している「ガチホ向けの4つの銘柄」を参考にしてみてください。

セキュリティ対策が充実している取引所を選ぶ
ガチホで利益を狙うなら、セキュリティ対策が充実している取引所を選べば、安心して長期保有ができるでしょう。
国内取引所が実施しているセキュリティ対策としては、以下が挙げられます。
国内取引所が実施しているおもなセキュリティ対策
- 分別管理:ユーザーの資産と取引所の資産を別々に管理
- コールドウォレット:ユーザーの資産をオフラインで管理
- 2段階認証:メールやSMS、専用アプリで認証するログイン方法
- 定期的な外部監査:第三者機関に依頼して安全性を維持する方法
- マルチシグ:送金や売買の際に複数の承認を必要とする認証システム
たとえば、bitbankは設立以来ハッキング被害ゼロの実績があり、bitFlyerやCoincheckもセキュリティ対策を強化しています。
仮想通貨(暗号資産)を長く楽しみたい方は、できるだけセキュリティの高い国内取引所を選びましょう。
レンディングやステーキングの利率が高い取引所を選ぶ
ガチホ中に効率よく資産を増やすなら、レンディングやステーキングの利率が高い取引所を選びましょう。
仮想通貨(暗号資産)を預けるだけで報酬を受け取れる可能性があります。
- レンディング:仮想通貨(暗号資産)を取引所に貸し出して利息を得るサービス
- ステーキング:仮想通貨(暗号資産)をブロックチェーンのネットワークに預けて報酬を得るサービス


仮想通貨(暗号資産)の種類によって利率は異なりますが、レンディングなら5〜20%、ステーキングなら3〜15%以上で運用できる場合があります。
運用サービスの利率が高い取引所を選べば、より利益を狙いやすいです。
ガチホ向けの仮想通貨銘柄4選
ガチホに向いているのは、時価総額が大きくてメジャーな仮想通貨(暗号資産)です。
なかでも、とくにおすすめの仮想通貨(暗号資産)を4つ紹介します。
各仮想通貨(暗号資産)の概要 | ||||
---|---|---|---|---|
ビットコイン | イーサリアム | ソラナ | リップル | |
シンボル | BTC | ETH | SOL | XRP |
時価総額ランキング※ | 1位 | 2位 | 6位 | 4位 |
発行上限 | 2,100万枚 | なし | なし | 1,000億枚 |
ローンチ時期 | 2009年1月 | 2014年7月 | 2020年3月 | 2012年9月 |
おもな取り扱い取引所 | Coincheck/bitbank/bitFlyer | Coincheck/bitbank/bitFlyer | bitbank/GMOコイン/BITPOINT | Coincheck/bitbank/bitFlyer |
公式サイト | Bitcoin | Ethereum | Solana | XRP |
仮想通貨(暗号資産)は将来性が不透明な部分が多く、上記の4つでもガチホで資産が増えるとは限りません。
それでも、ほかの仮想通貨(暗号資産)よりは将来性を見込みやすいため、銘柄を選ぶときの参考にしてみてください。
ビットコイン(BTC)
ビットコイン(BTC)は、一番初めに作られた仮想通貨(暗号資産)です。2009年の誕生から、時価総額ランキング1位を維持し続けています。
おもに「決済手段」としての役割が強く、日本でも大手の家電量販店やショッピングサイトなど、ビットコイン決済に対応する店舗が増えています。
また、2024年にはアメリカでビットコインETFが承認され、証券会社で手軽に投資できるようになりました。そのため、今後はさらに投資家が増える可能性があります。
将来性を高く予想する著名人や企業も多いため、まずは少額からビットコインを買ってみるのがおすすめです。

イーサリアム(ETH)
イーサリアムは、時価総額2位の仮想通貨(暗号資産)です。
仮想通貨(暗号資産)としての機能だけでなく、ブロックチェーン上でサービスやアプリを開発する「プラットフォーム」としての役割があります。
「スマートコントラクト」と呼ばれる自動実行プログラムにより、第三者の仲介がなくても安全かつ低コストで取引が可能です。
すでにイーサリアムでは、DeFi(分散型金融)やNFT(デジタルアート)の市場が成長しており、プラットフォームで使われるETH(イーサ)の需要も高まっています。
ソラナ(SOL)
ソラナは、わずか5年で時価総額ランキング6位まで急成長した仮想通貨(暗号資産)です。
高速かつ低コストで情報を処理できるプラットフォームとして開発され、別名「イーサリアムキラー」とも呼ばれています。
独自のシステム「PoH(Proof of History)」により、理論上の情報処理スピードはイーサリアムの300倍以上(1秒あたり)です。
実用性の高さが評価され、これまでにSTEPN(NFTゲーム)やRaydium(分散型取引所)といった多くの有名なプロジェクトがソラナ上で開発されています。
アメリカではETF承認への期待が高まっており(2025年4月時点)、仮想通貨SOLも将来性が期待できるでしょう。

リップル(XRP)
リップル(XRP)は、時価総額ランキング4位の仮想通貨(暗号資産)です。
国際送金を目的に開発されており、世界中へ低コストかつスピーディーに送金できます。
すでに、世界中の金融機関がリップル社と提携しており、日本でもみずほ銀行や三菱UFJ、SBIホールディングスなどの企業がリップルの活用を発表しています。
また、銀行送金システムとして「XRP Ledger」や「Ripple CBDC Platform」といったサービスを展開中です。
今後、リップルの送金サービスが銀行に導入されれば、仮想通貨リップル(XRP)も価値が高まるでしょう。
ガチホ運用でおすすめの3つの仮想通貨取引所
ガチホ運用でおすすめの仮想通貨取引所を3つ紹介します。
ガチホ運用でおすすめの仮想通貨取引所3選 | |||
---|---|---|---|
Coincheck | bitbank | bitFlyer | |
銘柄数 | 30銘柄程 | 40銘柄以上 | 37銘柄程 |
積立サービス | ○ | – | 〇 |
ステーキング | 〇 | – | – |
レンディング | 〇 | ○ | 〇※1 |
取引手数料※(販売所) | 無料(別途スプレッドあり) | 無料(別途スプレッドあり) | 無料(別途スプレッドあり) |
取引手数料※(取引所) | 無料(BTCの場合) | Maker:-0.02% Taker:0.12% | 0.01~0.15% |
入金手数料※ | 銀行振込:無料 コンビニ入金/クイック入金:770〜1,018円 | 無料 | 0〜330円 |
出金手数料※ | 407円 | 550〜770円 | 3万円未満:220〜550円 3万円以上:440〜770円 |
スマホアプリ | 〇 | 〇 | 〇 |
おすすめポイント | スマホアプリのユーザー数が国内トップクラス | 創業以来ハッキング件数ゼロ件 | 国内トップクラスのビットコイン取引量 |
※手数料はすべて税込み
※1:2024年12月27日から2025年1月7日の募集は終了

Coincheck|ガチホ向けのサービスが豊富
Coincheckは、ほったらかし運用向けのサービスが充実している仮想通貨取引所です。
レンディング(最大年利5%)やステーキング(最大年率2.7%)では、持っているコインを預けるだけで資産を増やせる可能性があります。
また、積立サービス(Coincheckつみたて)も提供していますが、最低積立金額は1万円からになるため、資金に余裕がある方向けです。
Coincheckは入出金手数料がかかりますが、ガチホ運用では出金頻度が少ないため影響は少ないでしょう。
ガチホとほったらかしサービスを併用し、効率的に資産を増やしたい方はCoincheckがおすすめです。
Coincheck
- 販売所:無料
- 取引所:無料(BTCの場合)
- 入金:
【銀行振込】無料
【コンビニ入金】3万円未満「770円」、3万円以上30万円以下「1,018円」
【クイック入金】3万円未満「770円」、3万円以上50万円未満「1,018円」、50万円以上「入金額×0.11%+495円」 - 出金:407円
- 取引所方式の手数料が無料の銘柄が多い
- 「Coincheck NFT」でNFT取引にも挑戦できる
- アプリのダウンロード数が国内No.1の実績がある
- 電気代やガス代の支払いでビットコイン割引や還元を受けられる
- 出金手数料がかかる
- レバレッジ取引ができない
- 銀行振込以外の入金手数料が高い
取り扱い通貨数 | 30銘柄程 |
スマホアプリ | 〇 |
レバレッジ取引 | ー |
最低取引数量 | 0.001BTC以上かつ、500円以上 |
運営会社 | コインチェック株式会社 |
2025年4月5日時点
bitbank|取り扱い仮想通貨数が40種類以上と豊富
bitbankは、取り扱い仮想通貨(暗号資産)の種類が国内トップクラスの取引所です。
40種類以上(2025年4月17日時点)の仮想通貨(暗号資産)を500円から購入でき、複数に分散投資をすればリスク分散しながらガチホ運用ができます。
高いセキュリティ対策により、創業以来「ハッキング被害ゼロ」を維持し続けており、初心者でも安心してガチホを続けられるでしょう。
積立やステーキングサービスはありませんが、レンディングサービスは最大年率5%の報酬が見込め、ガチホと併用するのがおすすめです。
bitbank
- 販売所:無料
- 取引所:Maker「−0.02%」、Taker「0.12%」
- 入金:無料
- 出金:3万円未満「550円」、3万円以上「770円」
- 1,000円から出金できる手軽さ
- 24時間365日リアルタイムで入出金が可能
- 日本円で買える銘柄数が豊富(40銘柄以上)
- 堅牢なセキュリティ対策(創業以来ハッキングゼロ件)
- レンディングの年間利率は最大5%と高水準
- 出金手数料が高い
- レンディングを途中でやめると5%の手数料がかかる
取り扱い通貨数 | 40銘柄以上 |
スマホアプリ | 〇 |
レバレッジ取引 | 最大2倍 |
最低取引数量 | 取引所:0.0001BTC、販売所:0.00000001BTC |
運営会社 | ビットバンク株式会社 |
2025年4月5日時点
bitFlyer|初心者でも1円から仮想通貨投資が可能
bitFlyerは、1円から仮想通貨(暗号資産)を購入できる取引所です。 積立サービスは38種類の仮想通貨(暗号資産)に対応しており、積立と分散投資によって損失リスクを抑えやすいです。
また、高いセキュリティ対策により、これまでにハッキングの被害報告はありません。
持っているVポイントをビットコインに交換できたり、クレジットカードの利用でビットコインが貯まったりと、日常生活でも仮想通貨(暗号資産)を増やせます。
ただ、ステーキングサービスがないうえに、レンディングも募集期間が限られる点はデメリットと言えます。
bitFlyer
- 販売所:無料
- 取引所:0.01~0.15%
- 入金:住信SBIネット銀行からの入金「無料」、住信SBIネット銀行以外からの入金「330 円」
- 出金:
【三井住友銀行への出金】3万円未満「220 円」、3万円以上「440 円」
【三井住友銀行以外への出金】3万円未満「550 円」、3万円以上「770 円」
- 1円から仮想通貨(暗号資産)を買える
- ビットコインの取引量が9年連続国内No.1
- T-POINTをビットコインに交換できる
- 高いセキュリティで創業以来ハッキング被害ゼロを誇る
- クレジットカードでビットコインが貯まる
- 指定の金融機関以外は入出金手数料が高い
- 暴落時に緊急メンテナンスが多く、損切りがしにくい
- ビットコイン以外はレバレッジ取引に対応していない
取り扱い通貨数 | 37銘柄程 |
スマホアプリ | 〇 |
レバレッジ取引 | 最大2倍 |
最低取引数量 | 0.00000001BTC |
運営会社 | 株式会社 bitFlyer |
2025年4月5日時点
仮想通貨のガチホにおける税金の扱い
基本的に、仮想通貨(暗号資産)のガチホ中は税金がかかりません。課税のタイミングは、売却して利益が出たときです。
仮想通貨(暗号資産)のガチホに関する税金の基礎知識を、以下の表にまとめました。
仮想通貨(暗号資産)のガチホに関する基礎知識 | ||
---|---|---|
税金の発生 | ||
ガチホ中 | なし(利益が確定していない) | |
売却時(利益あり) | あり(利益が確定している) | |
売却時(損失あり) | なし |
仮想通貨(暗号資産)の売却益は、雑所得です。税率は所得に応じて変動し、所得が多いと最大で55%(住民税含む)になります。
税金の申告には確定申告が必要ですが、ガチホ期間が長いと取引所の取引履歴を確認できなくなる可能性があるため、定期的に取引履歴をダウンロードして保管しておきましょう。

仮想通貨のガチホに関するよくある質問Q&A
仮想通貨(暗号資産)のガチホに関するよくある質問に回答します。
- ガチホと積立の違いはなんですか?
-
ガチホと積立のおもな違いは、購入のタイミングです。
- ガチホ:買った仮想通貨(暗号資産)を長期的に保有し続ける
- 積立:定期的に少額ずつ仮想通貨(暗号資産)を購入し続ける
積立ではドルコスト平均法により、価格変動リスクを抑えられます。
持っている仮想通貨(暗号資産)をガチホしつつ、積立も併用すれば、効率よく資産形成ができるでしょう。
- 仮想通貨をガチホし続けるのは難しいですか?
-
仮想通貨(暗号資産)の値動きが気になってしまう方は、ガチホの継続はなかなか難しいでしょう。
たとえば、時価総額ランキング1位のビットコイン(BTC)でも、過去に50%以上の値下がりを何度も繰り返しています。
短期的な利益を狙っていたり、余剰資金を超えて仮想通貨(暗号資産)に投資したりすると値動きに敏感になりやすいです。
「数年後に利益が出れば十分」といった覚悟を持つことが、ガチホを続けるコツです。
- 仮想通貨においてガチホ運用は最強ですか?
-
ガチホ運用は初心者におすすめの戦略ですが、必ずしも「最強」とは言い切れません。
ガチホ運用には以下のデメリットがあり、短期トレードの方が有利なケースもあるからです。
また、株や債券などほかの投資先に比べると、仮想通貨(暗号資産)は歴史が浅いため将来性が不透明です。
仮想通貨(暗号資産)に興味がある方は、まずは少額でガチホするのが良いでしょう。
- ビットコインを10年ガチホするとどうなりますか?
-
過去のデータでは、ビットコイン(BTC)を10年間ガチホした投資家はかなりの利益を得ています。
こちらの章で詳しくシミュレーション結果を紹介していますが、ビットコインは10年前と比較して400倍以上も値上がりしています。
2015年に10万円分のビットコインを購入していた場合、2025年3月時点で4,000万円以上になる計算です。
しかし、これはあくまで過去の実績であり、将来どうなるかはわかりません。
それでも、ビットコインは長期的に見ると右肩上がりに成長しているため、ビットコインを10年ガチホすれば利益を狙える可能性があります。
- ビットコインはいつまでガチホすればいいですか?
-
個人のリスク許容度や目標金額などによって、理想のガチホ期間はそれぞれ異なります。
資金が必要になる時期や目標金額など、あらかじめ出口戦略を決めておけば、感情に左右されずに投資を続けやすいでしょう。
また、ビットコインは約4年に1度の半減期のタイミングで値上がりする傾向があります。そのため、約4年ごとにガチホの目的や期間を見直すのも戦略のひとつです。
- 仮想通貨においてガチホと短期トレードはどちらがおすすめですか?
-
仮想通貨取引において、ガチホと短期トレードのどちらがおすすめかは、以下のパターンによって異なります。
ガチホと短期トレードに向いている方の比較表 ガチホ向き 短期トレード向き ・初心者の方
・感情的な判断をしやすい方
・手数料や税金を抑えたい方
・長期的に資産を増やしたい方
・忙しくて投資に時間を割けない方・中級者〜上級者の方
・メンタルが強い方
・値動きを楽しめる方
・分析スキルを持っている方
・投資について熱心に勉強ができる方仮想通貨取引に慣れていない方は、始めはガチホで仮想通貨投資に挑戦し、慣れてきたら短期トレードを活用するのがおすすめです。
自分の性格や生活スタイル、リスク許容度に合わせて使い分けてみてください。
まとめ
本記事では、仮想通貨(暗号資産)のガチホについて解説しました。
ガチホは、利益を見込んで仮想通貨(暗号資産)を売らずに持ち続ける戦略のことで、初心者でも挑戦しやすいです。しかし、やめどきの判断や価格予想が難しいため、あらかじめ出口戦略を決めておきましょう。
また、ガチホで利益を狙うときは、運用する仮想通貨(暗号資産)や利用する取引所選びも重要です。
bitbankは高度なセキュリティ対策により、創業からハッキング報告ゼロを維持し続けています。
ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)など、まずは時価総額の大きい仮想通貨(暗号資産)からガチホを始め、自分に合った投資戦略を見つけましょう。
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