ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)は、時価総額ランキングで1位と2位を維持し続けている仮想通貨(暗号資産)です。
どちらも世界中で取引されていますが、目的や機能は異なります。仮想通貨取引に慣れていない方のなかには、取引所で「どっちを買ったらいいの?」と迷う方もいるでしょう。
本記事では、ビットコインとイーサリアムの違いを解説し、おすすめの投資パターンを3つ紹介します。ぜひ取引銘柄選びの参考にしてください。
- ビットコインは「決済手段」として、イーサリアムは「開発プラットフォーム」としての役割がある
- 投資先に迷ったら、ビットコインとイーサリアムの両方に分散投資するのがおすすめ
- ビットコインとイーサリアムは多くの国内取引所で購入できるが、スマホで買いたいときはCoincheck、ほかの仮想通貨取引にも挑戦したいときはbitbankがおすすめ
※仮想通貨(暗号資産)は法定通貨ではありません。
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ビットコインとイーサリアムの5つの違い
ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の違いを、以下の表にまとめました。
ビットコインとイーサリアムの違い一覧 | ||
---|---|---|
ビットコイン(BTC) | イーサリアム(ETH) | |
創設者 | サトシ・ナカモト(匿名の人物orグループ) | ヴィタリック・ブテリン(ロシア系カナダ人) |
運用開始時期 | 2009年 | 2015年 |
時価総額ランキング※ | 1位 | 2位 |
おもな目的 | 決済手段/資産の保存 | 開発プラットフォーム |
インフレ対策 | 発行枚数の上限/半減期(約4年に1度) | バーン(取引発生ごと) |
コンセンサスアルゴリズム | PoW | PoS |
ブロック生成時間 | 約10分 | 約15秒 |
発行上限 | 2,100万枚 | なし |
ビットコインとイーサリアムの大きな違いは「役割」です。
ビットコインは「決済手段」として作られたもので、イーサリアムには「プラットフォーム」としての役割があります。
その他にも大きく分けて以下の5つ違いがあります。
ビットコインとイーサリアムの主な違い
アルゴリズムの違い
ビットコインとイーサリアムは、コンセンサスアルゴリズムに違いがあります。
コンセンサスアルゴリズムとは、ブロックチェーン上で取引を確認し記録する方法のことです。
コンセンサスアルゴリズムの違いによるそれぞれの特徴を、以下の表にまとめました。
PoWとPoSの比較表 | ||
---|---|---|
ビットコイン(BTC) | イーサリアム(ETH) | |
アルゴリズム | PoW | PoS |
概要 | 情報処理のスピードや量で報酬が決まる | 保有している仮想通貨(暗号資産)の量で報酬が決まる |
セキュリティ | 高い | PoWより低い |
情報処理スピード | 遅い(約10分で1ブロック) | 速い(約15秒で1ブロック) |
中央集権化の懸念 | 低い | 高い |
電力消費量 | 多い | 少ない |
ビットコインのPoWは、高性能なコンピューターによって高いセキュリティを誇りますが、情報処理に時間がかかります。
一方で、イーサリアムのPoSは消費電力が少なく環境に優しいうえに、情報処理スピードも速いです。
しかし、承認者(情報を処理するユーザー)が「仮想通貨(暗号資産)の保有量」によって決まるため、保有量が多いユーザーが有利になり、中央集権化しやすいと言われています。
どちらにもメリット・デメリットがあり、一概にどちらが良いとは言えないということです。
インフレ対策の違い
ビットコインとイーサリアムは、インフレ対策にも違いがあります。
仮想通貨(暗号資産)は希少性を高めるために、それぞれ独自の方法で仮想通貨(暗号資産)の流通量を調節しています。
ビットコインとイーサリアムのインフレ対策比較 | ||
---|---|---|
ビットコイン(BTC) | イーサリアム(ETH) | |
おもなインフレ対策 | 半減期 | バーン |
概要 | マイニング報酬が半分になり、新たに発行されるBTCの数が減る | 取引手数料の一部が消却され、市場のETHの数が減る |
時期 | 約4年に1度(21万ブロックごと) | リアルタイム(取引発生ごと) |
発行上限 | 2,100万枚 | なし |
ビットコインは、約4年に1度の「半減期」ごとに新規の発行枚数が減り、市場への供給量を調節しています。
一方で、発行上限のないイーサリアムには「バーン」と呼ばれる仕組みがあり、取引ごとに手数料の一部を消却して流通量を調整しています。
そのため、ビットコインは半減期の前後で、イーサリアムはネットワークが活発なタイミングで値動きが起こりやすいです。
決済手段としての違い
ビットコインは「ユーザー同士が直接オンラインで決済するため」に作られた電子マネーであるため、イーサリアム以上に「決済手段」としての役割が大きいです。
銀行や証券会社などの中央機関を介さず取引できることで、低コストかつスピーディーな国際送金が実現。
実際に、2021年にはビットコインがエルサルバドルの法定通貨になり、世界的にも決済手段として認められました。
一方で、イーサリアムはNFTやサービスの決済手段としても使われますが、次の章で解説する「プラットフォームとしての役割」の方が大きいのが特徴です。
プラットフォームとしての違い
イーサリアムには、ブロックチェーン上でアプリを開発するプラットフォームとしての役割があります。
たとえば、分散型取引所「Uniswap」やNFTマーケットプレイス「OpenSea」など、金融からデジタルアートまで幅広いサービスがイーサリアム上で提供されています。
一方で、ビットコインは決済向けの仮想通貨(暗号資産)であり、プラットフォームとしての機能は限定的です。
イーサリアムの特徴については、こちらの章で詳しく解説しています。
価格変動の違い
ビットコインとイーサリアムは、似たような値動きをする傾向があります。ここ数年の値動きを見ると、以下の時期はどちらも最高値を更新しています。

- 2021年11月頃
- 2024年4〜5月頃
- 2024年12月頃
しかし、価格変動の要因にはそれぞれ以下のような違いがあるため、短期的に見ると値動きは異なります。
価格変動のおもな要因 | ||||
---|---|---|---|---|
ビットコイン(BTC) | イーサリアム(ETH) | |||
イベント要因 | 約4年ごとの半減期(供給量の減少) | 不定期のアップデート(技術の再評価) | ||
投資家による要因 | 大手企業の参入 | 開発状況による投資家の期待値アップ | ||
経済的な要因 | 物価や金利の変化(インフレから身を守る手段として捉えられるため) | ー(技術面やネットワーク活動により影響を受けるため) |
短期で利益を狙う方は、それぞれの特性に合わせて最新ニュースをチェックする必要があるでしょう。
ビットコインとイーサリアムはどっちがおすすめ?
ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)のどちらに投資すべきか迷っているときは、以下の判断軸で選ぶのがおすすめです。
決済や長期運用が目的ならビットコイン
仮想通貨(暗号資産)の使い道が「決済」や「長期運用」であれば、ビットコイン(BTC)への投資がおすすめです。
ビットコイン決済は世界中で普及が進んでおり、日本でも一部の家電量販店やショッピングサイトで導入されています。
また、過去の価格チャートを見ると、ビットコインの価格は右肩上がりに成長しています。

そのため、資産運用として積立購入している投資家も多いです。
生活での決済手段として使いながら、将来に向けた資産運用をしたいと考えている方は、ビットコインの購入がおすすめです。


NFTやブロックチェーンに興味があるならイーサリアム
NFTやブロックチェーンに興味がある方は、イーサリアム(ETH)がおすすめです。
イーサリアムには「開発プラットフォーム」としての役割があり、ブロックチェーン上の金融サービス(DeFi)やゲーム、NFT取引、メタバースなど、すでにイーサリアムを活用した事例は多くあります。
今後、さらにイーサリアムを活用したサービスが普及すれば、将来的にETHの価値が高まるでしょう。
リスクを低減させたいなら両方に分散投資するのがおすすめ
ビットコインとイーサリアムの両方に投資すれば、分散投資により損失リスクを低減できます。どちらかが値下がりしても、もう一方で損失をカバーできる可能性があるからです。
ただし、ビットコインとイーサリアムは値動きが似ているため、リスク分散の効果は弱いです。
まずはメジャーなビットコインやイーサリアムで取引に慣れたのち、さらに他の仮想通貨(暗号資産)へ分散投資をすると、仮想通貨の値動きによる損失リスクを抑えやすくなるでしょう。
イーサリアムの3つの特徴
イーサリアムのおもな特徴として、以下の3つが挙げられます。
スマートコントラクト|自動でスムーズに取引を行う
スマートコントラクトとは、ブロックチェーン上で自動的に実行されるプログラムのことです。あらかじめ条件を指定しておけば、第三者の仲介なしでも不正のない取引が実現します。
結果、取引コストの削減や情報処理スピードの向上など、ブロックチェーン技術の実用性をさらに高めています。
行政手続きや不動産管理、保険契約などでもスマートコントラクトの導入が進められており、将来的には実生活でも活用シーンが増えるでしょう。
分散型アプリケーションの開発|DApps・DAO・DeFi
分散型アプリケーション(DApps)とは、ブロックチェーン上でサービスを提供するアプリのことです。
イーサリアムは以下のようにDAppsとしても活用されています。
- DeFi(分散型金融):ブロックチェーン技術を活用した金融サービス
- DAO(分散型自律組織):中央管理者がおらず、だれでも参加できるブロックチェーン上の組織
- ブロックチェーンゲーム:プレイ時間やアイテムなど、各種データがブロックチェーン上に残るゲーム
従来のアプリは、企業独自のサーバーで管理されるケースが多いですが、DAppsではスマートコントラクトを活用しているため、仮想通貨(暗号資産)やNFTなどの取引を不正なく実行できます。
NFTマーケットプレイスの基盤|決済・プラットフォーム
イーサリアムは、NFTの主要プラットフォームとしても活用されています。
NFTとは、個別のシリアルナンバーによって唯一無二の価値が保証されたデジタルデータです。イラストや写真、ゲームアイテムなど、マーケットプレイス上ではさまざまなデジタルデータがNFTとして取引されています。
多くのNFTマーケットプレイス(OpenSea、Raribleなど)はイーサリアムをベースに構築されており、取引の決済手段としてETH(イーサ)が使われます。
過去には「Beeple」と呼ばれるアーティストのNFT作品が約6,900万ドル(当時のレートで約74億円)で取引された事例もあり、NFTで利益を狙う投資家も多いです。
ビットコインとイーサリアムの2つのデメリット
ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)には、以下の2つのデメリットがあります。
仮想通貨取引で損をしないためにも、デメリットをしっかり理解しましょう。
値動きが激しく損失リスクが高い
仮想通貨(暗号資産)は株式や債券などに比べて歴史が浅い投資商品であり、将来の価格予想が難しいです。
また、値動きが激しいため、ビットコインやイーサリアムへの投資には大きな損失リスクが伴うでしょう。
仮想通貨(暗号資産)の値動きに不安を感じるときは、まずステーブルコイン(値動きが安定している仮想通貨)を買ってみるのがおすすめです。
以下の2つは「アメリカドル」の価格に連動している仮想通貨(暗号資産)で、ほかと比べて値動きが少ないのが特徴です。
- USDT(テザー)
- USDC(USDコイン)
USDCは国内取引所のSBI VCトレードなどで購入できます。
スケーラビリティ問題により手数料(ガス代)が高い
ビットコインとイーサリアムのデメリットとして、スケーラビリティ問題が挙げられます。
スケーラビリティ問題とは、ブロックチェーンのユーザー数が増える時間帯に情報処理が遅くなったり、手数料(ガス代)が高くなったりする現象です。
とくに、イーサリアムのスマートコントラクトは需要が高く、利用者が増えてガス代が数千円から数万円に跳ね上がるケースもあります。
いまでは、ソラナ(SOL)やコスモス(ATOM)など、低コストかつスピーディーに情報を処理できるプラットフォームも誕生しています。
NFTやブロックチェーンゲームなどを楽しみたい方は、ビットコインやイーサリアム以外の投資先もあることを念頭に置きましょう。


ビットコインとイーサリアムの将来性
ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)は、それぞれ特徴が異なる仮想通貨(暗号資産)ですが、どちらも将来性が高いと言われています。
そのおもな理由は、以下のとおりです。
ビットコインとイーサリアムの将来性が高いと言われる理由
- インフレ対策により希少性を維持できるから(半減期とバーン)
- 決済手段として世界中で普及しているから
- ETF承認が進み、投資家が増える可能性があるから(アメリカでは承認済み)
- 生活でもブロックチェーン技術が活用されているから(行政、不動産、保険など)
仮想通貨(暗号資産)は歴史が浅く価格変動も大きいですが、「将来的にビットコインやイーサリアムは価格が上がる」と予想する著名人や専門家も多く、両方とも仮想通貨市場でもとくに注目度が高いです。
その将来性の期待値が、時価総額の大きさや取引量の多さを表していると言えます。

ビットコインとイーサリアムのおすすめ取引所2選
ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)を買うなら、以下の2つの取引所がおすすめです。
初心者向けのおすすめポイントを紹介するので、取引所選びの参考にしてください。
Coincheck|スマホで仮想通貨を楽しみたい方におすすめ
Coincheckは、スマホで手軽に仮想通貨(暗号資産)を取引したい方向けの取引所です。
スマホアプリのダウンロード数は国内取引所No.1(2019年1月〜2023年12月の調査結果,Coincheck調べ)で、シンプルで見やすい操作画面により、初心者でも使いやすいでしょう。
500円からビットコイン(BTC)が買えるので、少額から仮想通貨(暗号資産)取引を始めたい方にもおすすめです。
また、NFTマーケットプレイスやレンディング(最大年利5%)、積立などの各種サービスが充実しており、さまざまな取引にも挑戦できます。
ただし、入出金時には手数料がかかる点に注意が必要しましょう。
Coincheck
- 販売所:無料
- 取引所:無料(BTCの場合)
- 入金:
【銀行振込】無料
【コンビニ入金】3万円未満「770円」、3万円以上30万円以下「1,018円」
【クイック入金】3万円未満「770円」、3万円以上50万円未満「1,018円」、50万円以上「入金額×0.11%+495円」 - 出金:407円
- 取引所方式の手数料が無料の銘柄が多い
- 「Coincheck NFT」でNFT取引にも挑戦できる
- アプリのダウンロード数が国内No.1の実績がある
- 電気代やガス代の支払いでビットコイン割引や還元を受けられる
- 出金手数料がかかる
- レバレッジ取引ができない
- 銀行振込以外の入金手数料が高い
取り扱い通貨数 | 30銘柄程 |
スマホアプリ | 〇 |
レバレッジ取引 | ー |
最低取引数量 | 0.001BTC以上かつ、500円以上 |
運営会社 | コインチェック株式会社 |
2025年4月5日時点
bitbank|豊富な種類の仮想通貨に挑戦したい方におすすめ
bitbankは、取り扱っている仮想通貨(暗号資産)の種類が国内トップクラスの取引所です。
ビットコインとイーサリアムだけでなく、全40種類以上(2025年3月28日時点)の仮想通貨(暗号資産)に投資できます。
高度なセキュリティ対策により、創業から現在まで「ハッキング報告ゼロ」を維持し続けているため、初心者でも安心して取引を楽しめるでしょう。
また、取引所方式での取引手数料が低く、頻繁に取引をする方にもおすすめの取引所です。
bitbank
- 販売所:無料
- 取引所:Maker「−0.02%」、Taker「0.12%」
- 入金:無料
- 出金:3万円未満「550円」、3万円以上「770円」
- 1,000円から出金できる手軽さ
- 24時間365日リアルタイムで入出金が可能
- 日本円で買える銘柄数が豊富(40銘柄以上)
- 堅牢なセキュリティ対策(創業以来ハッキングゼロ件)
- レンディングの年間利率は最大5%と高水準
- 出金手数料が高い
- レンディングを途中でやめると5%の手数料がかかる
取り扱い通貨数 | 40銘柄以上 |
スマホアプリ | 〇 |
レバレッジ取引 | 最大2倍 |
最低取引数量 | 取引所:0.0001BTC、販売所:0.00000001BTC |
運営会社 | ビットバンク株式会社 |
2025年4月5日時点
ビットコインとイーサリアムの買い方・手順
ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)の買い方の手順は、以下のとおりです。
そこまで難しくありませんので、初心者の方でも手順に沿って進めればスムーズに購入できるでしょう。
1.国内取引所の口座を開設する
ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨(暗号資産)は、おもに仮想通貨取引所で購入できます。
まずは以下の手順に従って、国内取引所の口座を開設しましょう。
- 利用する国内取引所を選ぶ
- 公式サイトから仮登録を行う
- メールアドレスやSMS認証を行う
- 利用者の基本情報を入力する
- スマホのカメラで本人確認を行う(本人確認書類と自分の顔を撮影)
- 審査結果がメールで届いたら口座開設は完了
Coincheckは最短翌日、bitbankは最短当日で口座開設が完了するので、思い立ったタイミングですぐに仮想通貨取引を始められます。
複数の取引所から自分にあった取引所を見つけたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
2.日本円を入金する
国内取引所の口座を開設したら、日本円を入金しましょう。おもな入金方法は、以下の3パターンです。
- 銀行振込
- クイック入金(ネットバンキング)
- クレジットカード
取引所の公式サイトやアプリでログインし、提供されている入金方法のうちいずれかを選択します。
銀行振込やクイック入金の場合、画面に表示された振込先(指定の口座)に日本円を入金しましょう。
3.「BTC」か「ETH」を選択する
続いて、仮想通貨取引所の購入画面から「BTC」または「ETH」を選択して購入画面に進みます。
多くの取引所は「販売所方式」と「取引所方式」の2パターンから取引方法を選べます。

販売所方式は操作が簡単ですが、取引所方式の方が希望価格で取引が成立しやすいため、できるだけ取引所方式でBTCやETHを購入するのがおすすめです。
4.購入金額や数量を指定して注文する
最後に、購入金額と数量を指定し、ビットコインやイーサリアムを購入します。
操作が完了したら、取引所の口座内にBTCやETHが反映されているか確認しましょう。
ビットコインとイーサリアムに関するよくある質問Q&A
ビットコインとイーサリアムに関するよくある質問に回答します。
- イーサリアムはオワコンですか?
-
イーサリアム上では、いまでもアプリやトークンの開発が行われており、今後もインターネットや実生活での活用場面が増える可能性が高いです。
しかし、なかにはイーサリアムのデメリットを取り上げて、オワコンだと指摘する声もあります。
イーサリアムのおもな懸念点
- ガス代が高い
- 情報処理に時間がかかりやすい
- NFTブームの勢いが下がっている
とくに、スケーラビリティ問題が大きな課題で、ユーザーにとって使いにくいと感じるケースがあるようです。
ソラナ(SOL)やコスモス(ATOM)など、ライバル仮想通貨(暗号資産)の情報をチェックしながら将来性を踏まえて投資先を検討すると良いでしょう。
あわせて読みたい仮想通貨ソラナ(SOL)に将来性あり!オワコン説の理由やライバル仮想通貨との違いを解説 ソラナ(Solana)は、高速かつ低コストで利用できるブロックチェーンプラットフォームです。2020年のリリース以降、数々の成功プロジェクトを生み出しており、多くの投…あわせて読みたい仮想通貨ATOM(コスモス)の将来性は?ステーキングやトヨタ提携などの強み 仮想通貨ATOMは、おもに「Cosmos(コスモス)」と呼ばれるブロックチェーンで使われる独自トークンです。 Cosmosの「異なるブロックチェーン同士をつなぐ機能」は、Web3… - ビットコインは将来性のない仮想通貨ですか?
-
ビットコイン(BTC)は、将来性の高い仮想通貨(暗号資産)と言えます。そのおもな理由は、以下のとおりです。
- ブロックチェーンを活用した事例が増えている
- 一部の国や地域でビットコインETFが承認された
- インフレ対策が充実している(半減期、発行上限)
- 決済手段として普及している(店舗やショッピングサイト、法定通貨)
通貨としても技術としても高く評価されており、今後もビットコインの活用シーンは増える可能性があります。
あわせて読みたいビットコイン投資は今からでは遅い?将来性や初心者でも利益を狙える7つの方法を解説 2025年1月、ビットコイン(BTC)が過去最高額の1,600万円を記録したことで、仮想通貨(暗号資産)への投資が再び話題となりました。 これからビットコイン投資を考えて… - ビットコインの名前を使った詐欺事件はありますか?
-
ビットコインに限らず、仮想通貨投資では「詐欺被害」が多く報告されており、警視庁も注意を呼びかけています。
過去には、詐欺被害に遭った女性が死亡した事例も報告されています。
仮想通貨(暗号資産)を取引するときは、たとえ知人であっても「必ず儲かる」といった勧誘にはのらず、自身で仮想通貨取引所(金融庁・財務局の登録を受けた暗号資産交換業者)を利用して、余剰資金内で楽しみましょう。
- イーサリアムはビットコインの時価総額を超えますか?
-
将来的に、イーサリアムがビットコインの時価総額を超える可能性はあります。
イーサリアムのプラットフォームとしての役割は、ブロックチェーン上での汎用性が高いです。
また、2024年のアメリカ大統領選挙後の相場では、ビットコインの35%上昇に対し、イーサリアムは39%の値上がりを記録。仮想通貨(暗号資産)としても、高い成長力を示しました。
ただし現時点では、ビットコインは長い歴史と仮想通貨(暗号資産)としての役割によって、投資家からの信頼も厚いです。
たとえ、イーサリアムがビットコインの時価総額を超えるとしても、数年以上の時間がかかると予想されます。
- ビットコイン・イーサリアム・リップルの違いはなんですか?
-
ビットコインとイーサリアム、リップルは、それぞれ目的が異なる仮想通貨(暗号資産)です。
それぞれのおもな目的は、以下のとおりです。
- ビットコイン(BTC):決済手段
- イーサリアム(ETH):開発プラットフォーム
- リップル(XRP):国際送金
リップルの目的は、世界中にスムーズかつ低コストな送金を提供することです。
海外取引所や外部ウォレットなどを利用する方は、送金手数料の低いリップルを活用するのが良いでしょう。
- イーサリアムとイーサリアムクラシックの違いはなんですか?
-
イーサリアム(ETH)とイーサリアムクラシック(ETC)は、運用方針が異なります。
両者はもともと同じ仮想通貨(暗号資産)でしたが、2016年の「THE DAO事件」をきっかけに意見が分かれて分裂しました。
イーサリアムとイーサリアムクラシックの概要 イーサリアム(ETH) イーサリアムクラシック(ETC) おもな目的 開発プラットフォーム 開発プラットフォーム コンセンサスアルゴリズム PoS PoW 発行上限 なし 約2.1億〜2.3億枚 方針 市場への柔軟な対応を行う 従来どおりの運用を続ける PoWを採用しているイーサリアムクラシックは、従来どおりの高いセキュリティと、発行上限による仮想通貨(暗号資産)の希少性を維持できます。
一方で、イーサリアムは繰り返しのアップデートでPoSに切り替わり、スピーディーな情報処理を実現しています。
まとめ
ビットコイン(BTC)はおもに「決済手段」として開発された仮想通貨(暗号資産)で、日本でも店舗やショッピングサイトでビットコイン決済が広まっています。
一方で、イーサリアム(ETH)は「開発プラットフォーム」としての役割が強く、分散型アプリケーションやNFTなどのサービスを生み出す場として活用されています。
それぞれ特徴が異なるため、どちらに投資すべきか迷ったとき、以下の3パターンから決めるとよいでしょう。
Coincheckでは、ビットコインやイーサリアムを500円から購入できます。
スマホアプリを利用すれば初心者でも操作に迷わないので、手軽に仮想通貨(暗号資産)を買いたい方は、Coincheckの口座を開設しましょう。
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