家族カードは、家計の支出を一括管理でき、家族全員でポイントを効率的に貯められることから需要が高まっています。

一方、家族カードを発行できるクレジットカードにはさまざまな種類があるため、ポイント還元率や特典などをよく比較して選ぶことが大切です。
本記事では、家族カードの発行におすすめなクレジットカード11選を紹介。家族カードを選ぶ際のポイントも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
- 家族カードは年会費無料または割安で発行でき、基本的に審査がないため専業主婦や学生、個人事業主等でも持ちやすいクレジットカード
- 家族カードは本会員との同等のサービスが受けられることやポイントが効率的に貯められる点、家計管理のしやすさなどがメリットとして挙げられる
- 家族カードの対象は、基本的に本会員と生計を同一にする18歳以上(高校生を除く)の配偶者、子ども、親であり、条件を満たさなくなった場合や本会員が解約した場合、自動的に家族カードは解約される
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家族カードおすすめ11選|年会費・発行手数料を一括比較【オカネコ独自】
家族カードを発行するのにおすすめのクレジットカード11選を紹介します。いずれも本会員と家族会員の年会費が無料あるいは低額であり、ポイント還元率が高いカードを厳選しています。
【比較表】家族カードおすすめ11選 | |||||||||||
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三井住友カード(NL) | 楽天カード | Oliveフレキシブルペイ(一般) | JCB CARD W | ANAアメックス | dカード | リクルートカード | PayPayカード | 三菱UFJカード | セゾンパール・アメックス | イオンカードセレクト | |
年会費 | 本人・家族ともに永年無料 | 本人・家族ともに永年無料 | 本人・家族ともに永年無料 | 本人・家族ともに永年無料 | 本会員:7,700円 家族会員:2,750円 | 本人・家族ともに永年無料 | 本人・家族ともに永年無料 | 本人・家族ともに永年無料 | 本人・家族ともに永年無料 | 本会員:1,100円(初年度無料/年1回以上利用で翌年度無料) 家族会員:無料 | 本人・家族ともに永年無料 |
基本還元率 | 0.5% | 1.0% | 0.5% | 1.0% | 1.0% | 1.0% | 1.2% | 1.0% | 0.5% | 0.5% | 0.5% |
おすすめポイント | ・対象店舗でのポイント還元率が最大7%にアップ ・ナンバーレスデザイン | ・楽天市場での利用で還元率が3%以上 ・家族間でポイント共有が可能 | ・条件達成で還元率が最大20%にアップ ・ナンバーレスデザイン | ・ポイント還元率が常時2倍 ・パートナー店の利用で還元率が最大10.5%にアップ | ・ANAマイルが貯まる ・対象空港ラウンジが同伴者1名まで無料で利用可能 | ・dカード特約店で還元率アップ ・携帯電話の紛失や故障を最大1万円補償 | ・基本還元率1.2%と最高水準 ・じゃらんnetやホットペッパーなどの利用で還元率がさらにアップ | ・PayPay残高にチャージ可能 ・家族カードを最大10枚発行可能 | ・対象店舗での利用で7〜20%還元 ・信頼性やセキュリティ性が高い | ・QUICPayの利用で2.0%還元 ・有効期限がない「永久不滅ポイント」が貯まる | ・イオングループ店舗での利用で還元率アップ ・特定の日にイオングループでの利用で割引がある |
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1位:三井住友カード(NL)
- ナンバーレスデザインであり、他人にカード情報を盗み見られる心配がない
- 対象のコンビニ・飲食店でスマホのタッチ決済を利用すると、ポイント還元率が最大7%※1にアップ
- 家族カードは年会費が永年無料で、本会員と同等の特典が受けられる
三井住友カード(NL)は、カード券面に番号が記載されていないナンバーレスデザインです。他人にカード情報を盗み見られることがなく、セキュリティが高いのが特徴です。
年会費は永年無料。基本還元率は0.5%と標準的ですが、対象のコンビニや飲食店でスマホのタッチ決済を利用すると最大7%※1にアップします。さらにVポイントアッププログラム対象サービスを利用した場合、条件達成により対象店舗での還元率は最大20%です。
家族カードも年会費が永年無料であり、対象のコンビニ・飲食店でのスマホタッチ決済で最大7%還元※1となるなど、本会員とほぼ同等の特典が受けられます。
家族それぞれが対象店舗での支払いを三井住友カード(NL)に集約すると、大量のVポイントを獲得できるでしょう。
三井住友カード(NL)の基本スペック | |
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年会費 | 本人・家族ともに永年無料 |
国際ブランド | Visa/Mastercard |
ポイント還元率 | 0.5~7%※1 |
発行スピード | 即時発行(最短10秒) ※即時発行ができない場合があります。 |
申込条件 | 本会員:満18歳以上の方(高校生は除く) 家族会員:生計を共にする配偶者、満18歳以上の子ども(高校生を除く)、両親※2 |
付帯保険 | 選べる無料保険(以下1つから選択が可能) ・旅行安心プラン(海外旅行傷害保険):最高2,000万円(利用付帯) ・スマホ安心プラン(動産総合保険):5万円 ・弁護士安心プラン(弁護士保険):最高10万円 ・ゴルフ安心プラン(ゴルファー保険):最高20万円 ・日常生活安心プラン(個人賠償責任保険):1億円 ・持ち物安心プラン(携行品損害保険):最高5万円 ・ケガ安心プラン(入院保険(交通事故限定)):1,000円/日(一時金1万円) |
スマホ決済 | Apple Pay/Google Pay |
ETCカード | 年会費550円(初年度無料、年1回の利用で翌年度無料) |
※1:対象のコンビニ・飲食店でのスマホのVisaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済でポイント最大7%還元
※1:最大7%内訳(通常ポイント0.5%+スマホのタッチ決済利用6.5%)。
※1:商業施設内の店舗など、一部ポイント加算の対象とならない店舗があります。
※1:iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外です。カード現物のタッチ決済の還元率は異なります。
※1:一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿しお支払いただく場合がございます。
その場合のお支払い分は、タッチ決済分のポイント還元の対象となりませんので、ご了承ください。
上記、タッチ決済とならない金額の上限は、ご利用される店舗によって異なる場合がございます。
※1:ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない場合があります。
※1:Google Pay™ 、Samsung Walletで、Mastercard®タッチ決済はご利用いただけません。ポイント還元は受けられませんので、ご注意ください。
※2:本会員が学生の場合は配偶者のみ
2位:楽天カード
- 年会費が永年無料でありながら、基本のポイント還元率が1.0%と高い
- 楽天市場での買い物では、常に3.0%のポイント還元を受けられる
- 本会員と家族会員で楽天ポイントを分け合える
楽天カードは、年会費永年無料でありながら基本のポイント還元率が1.0%と高く、普段使いにも適した人気のカードです。
楽天市場での利用すると常にポイント3.0%還元となり、さらにSPU(スーパーポイントアッププログラム)の条件を達成すれば最大18.0%にアップします。
家族カードの年会費も永年無料で、本会員と同様の還元率で楽天ポイントが貯まります。
家族カードの利用で得られた楽天ポイントは本会員にまとめて付与されますが、貯まったポイントは家族会員にも移行することが可能です。
家族で楽天関連のサービスを利用している方は、楽天カードの発行を検討するとよいでしょう。
楽天カードの基本スペック | |
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年会費 | 本人・家族ともに永年無料 |
国際ブランド | Visa/Mastercard/JCB/American Express |
ポイント還元率 | 1.0~3.0% |
発行スピード | 1週間〜10日程度 |
申込条件 | 本会員:満18歳以上の日本国内在住の方 家族会員:18歳以上の生計をともにする配偶者(内縁の相手方・同性パートナー含む)、両親、子ども |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険:最高2,000万円(利用付帯) |
キャッシュレス決済 | 楽天ペイ/楽天Edy/Apple Pay/Google Pay |
ETCカード | 年会費550円 ※楽天PointClubの会員ランクがプラチナ・ダイヤモンド会員の場合は無料 |
3位:Oliveフレキシブルペイ(一般)
- キャッシュカード、クレジットカード、デビットカード、ポイント払いの機能が1枚に集約(本会員のみ)
- 対象のコンビニや飲食店でスマホタッチ決済を使うと7%のポイント還元を受けられる
- Vポイントアッププログラムの条件を達成することで、対象店舗での還元率が最大20%にアップ
Oliveフレキシブルペイは、キャッシュカード、クレジットカード、デビットカード、ポイント払いの4つの機能が1枚に集約された多機能カードです。三井住友銀行アプリから支払いモードを簡単に切り替えることが可能です。


クレジットモードで支払いをする場合の還元率は三井住友カード(NL)と同様に0.5%ですが、対象のコンビニや飲食店でスマホのタッチ決済を利用すると7%にアップします。
また、アプリのログインやSBI証券で対象取引をするなど、Vポイントアッププログラムの条件を達成すると対象店舗利用での還元率が最大20%になります。
2024年4月16日より、Oliveフレキシブルペイでの家族カードの発行が可能になりました。年会費は永年無料で 利用できるのはクレジットモードのみですが、本会員のVポイントアッププログラムの条件の達成状況により対象店舗での還元率は7〜20%にアップします。
Oliveフレキシブルペイ(一般)の基本スペック | |
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年会費 | 本人・家族ともに永年無料 |
国際ブランド | Visa |
ポイント還元率 | 0.5〜7.0% |
発行スピード | クレジットモードの審査には数日〜1週間程度 |
申込条件 | 本会員:日本国内在住の個人 家族会員:生計を共にする配偶者、満18歳以上の子ども(高校生を除く)、両親 |
付帯保険 | 選べる無料保険(以下1つから選択が可能) ・旅行安心プラン(海外旅行傷害保険):最高2,000万円 ・スマホ安心プラン(動産総合保険):5万円 ・弁護士安心プラン(弁護士保険):最高10万円 ・ゴルフ安心プラン(ゴルファー保険):最高20万円 ・日常生活安心プラン(個人賠償責任保険):1億円 ・持ち物安心プラン(携行品損害保険):最高5万円 ・ケガ安心プラン(入院保険(交通事故限定)):1,000円/日(一時金1万円) |
キャッシュレス決済 | Visaのタッチ決済/iD/Apple Pay/Google Pay |
ETCカード | 年会費550円(初年度無料・年1回の利用で翌年度無料) |


4位:JCB CARD W
- 年会費永年無料で18歳から39歳までが申し込めるカード(40歳以降も保有可能)
- ポイント還元率が常に1.0%とJCBブランドのなかで最高還元率
- Amazonやスターバックスなどのパートナー店で利用すると、ポイントが最大10.5%にアップ
JCB カード Wは、国際ブランドのJCBが発行するプロパーカードです。申し込みができるのは18〜39歳までの方に限定されており、39歳までに入会すれば40歳以降も年会費無料で使い続けることが可能です。
通常のポイント還元率は1.0%で、Amazonやスターバックス、セブン-イレブンといった提携店舗で利用すると、ポイントがさらに最大10.5%にアップします。
家族カードも年会費無料で発行でき、本会員と同様にポイントが貯まります。本会員が申し込み時に18〜39歳であれば、家族カードを持つ人が40歳以上でも発行可能です。
JCB カード Wの基本スペック | |
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年会費 | 本人・家族ともに永年無料 |
国際ブランド | JCB |
ポイント還元率 | 1.0~10.5% |
発行スピード | ・ナンバーレス:最短5分(モバ即)※1 ・通常:1週間程度 |
申込条件 | 本会員:18歳以上39歳以下で本人または配偶者に安定継続収入のある方、高校生を除く18歳以上39歳以下で学生の方 家族会員:生計を同一にする配偶者、親、子ども(高校生を除く18歳以上)※2 |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険:最高2,000万円(利用付帯) ショッピングガード保険(海外のみ):最高100万円 |
スマホ決済 | Apple Pay/Google Pay |
ETCカード | 年会費無料 |
※1:9:00AM~8:00PMでお申し込み。(受付時間を過ぎた場合は、翌日受け付け扱い)
※2:本会員が学生の場合は申し込めない
5位:ANAアメリカン・エキスプレス・カード
- 日々の買い物やANA便の利用でANAマイルが貯まる
- 国内外の対象空港ラウンジを同伴者1名まで無料で利用できる
- 手荷物無料宅配など、旅行を快適にする特典が充実
ANAアメリカン・エキスプレス・カードは、ANAとアメリカン・エキスプレスが提携して発行しているクレジットカードです。
日々のカード利用で100円につき1ポイントが貯まり、ANAグループで利用した場合は、1.5倍のポイントが貯まります。貯まったポイントは、1,000ポイント単位で1,000マイルのANAマイレージクラブへの等価交換が可能です。(ポイント移行コース(年間参加費6,600円/2年目以降自動更新)への登録が必要です)
また、ANA便に搭乗すると通常のフライトマイルに加えてボーナスマイルが付与されます。他にも、国内外の対象空港ラウンジの無料利用や、帰国時のスーツケースの無料配送サービスなど旅行に関する手厚い特典・サービスが付帯。
本会員・家族会員ともに年会費がかかりますが、家族2人がカードを持てば対象の空港ラウンジが家族4人で無料で利用できるなどのメリットがあります。
ANAアメリカン・エキスプレス・カードの基本スペック | |
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年会費 | 本会員:7,700円 家族会員:2,750円 |
国際ブランド | American Express |
還元率 | 1.0%(ANAマイルに交換した場合) |
発行スピード | 1週間 |
[1] 申込条件 | 本会員:満20歳以上の定職のある方 家族会員:本会員と生計を同一にする配偶者、両親、子ども(高校生を除く18歳以上) |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険:3,000万円(利用付帯) 国内旅行傷害保険:2,000万円(利用付帯) ショッピングプロテクション:年間最高200万円 |
スマホ決済 | Apple Pay |
ETCカード | 年会費無料・新規発行手数料935円 |
6位:dカード
- 年会費が永年無料で、基本のポイント還元率が1.0%
- マツモトキヨシなどのdカード特約店で利用すると、さらにポイント還元率アップ
- 購入から1年以内の携帯電話の紛失や故障を最大1万円補償する「dカードケータイ補償」が付帯
dカードはドコモユーザーはもちろん、そうでなくてもお得に使えるカードです。年会費は永年無料でありながら基本還元率は1.0%と高水準で、家族カードも無料で発行できます。
マツモトキヨシやスターバックスなどのdカード特約店では、通常ポイントに加えてさらにポイントが貯まります。家族が普段よく利用するお店が特約店であれば、dカードの利用で効率的にポイントを獲得できるでしょう。
また、dカードには「dカードケータイ補償」が付いており、本会員または家族会員が購入から1年以内の携帯電話が紛失や故障した場合に、最大1万円が補償されます。
dカードの基本スペック | |
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年会費 | 本人・家族ともに永年無料 |
国際ブランド | Visa/Mastercard |
ポイント還元率 | 1.0% |
発行スピード | 最短5分 |
申込条件 | 本会員:満18歳以上の方(高校生を除く) 家族会員:dカード本会員と生計を共にする満18歳以上(高校生は除く)の配偶者、子ども、両親※1 |
付帯保険 | dカードケータイ補償:購入後1年間、最大1万円 お買物あんしん保険:年間最大100万円 |
スマホ決済 | Apple Pay/Google Pay |
ETCカード | 年会費550円(初年度無料・年1回の利用で翌年度無料) |
※1:本会員が学生の場合、配偶者に限り申し込める
7位:リクルートカード
- 年会費無料でありながら、基本ポイント還元率が1.2%と高水準
- じゃらんnetやホットペッパービューティーなどリクルート関連サービス利用で、さらにポイントが貯まる
- 充実した海外・国内旅行傷害保険が付帯
リクルートカードは、本会員・家族会員ともに年会費無料でありながら、1.2%という業界でもトップクラスの基本還元率を誇るカードです。
食料品や日用品の購入はもちろん、電気代やガス代などの公共料金の支払いでも同じ還元率が適用されます。
さらに、じゃらんnetで旅行を予約したり、ホットペッパービューティーでの予約・利用などで、ポイント還元率は最大3.2%にアップ。家計の支出をリクルートカードに集約すれば、多くのポイントを貯めることが可能です。
補償が充実した旅行傷害保険やショッピング保険も付いているため、旅行や留学をする可能性がある世帯にもおすすめです。
リクルートカードの基本スペック | |
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年会費 | 本人・家族ともに永年無料 |
国際ブランド | Visa/Mastercard/JCB |
ポイント還元率 | 1.2% |
審査時間 | 約1週間。JCBブランドは最短5分で審査完了。 |
申込条件 | 本会員:18歳以上でご本人または配偶者に安定した収入のある方、18歳以上で学生の方(高校生を除く) 家族会員:本会員の配偶者、親、子供(高校生を除く18歳以上)※1 |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険:最高2,000万円(利用付帯) 国内旅行傷害保険:最高1,000万円(利用付帯) ショッピング保険:年間200万円 |
スマホ決済 | Apple Pay/Google Pay |
ETCカード | JCB:無料 Visa/Mastercard:新規発行手数料1,100円、年会費無料 |
※1:本会員が学生の場合は家族カードの発行は不可
8位:PayPayカード
- PayPay残高に直接チャージできる唯一のクレジットカード
- PayPayでの支払いを後払いに設定すると条件達成で還元率が最大1.5%にアップ
- Yahoo!ショッピングやLOHACOでの利用で最大5%のポイントが付与
PayPayカードは、キャッシュレス決済のPayPayの残高に直接チャージできる唯一のクレジットカードです。
また、PayPayでの支払いをPayPayカードでの後払い(クレジット)に設定すると、PayPayの還元率も通常の2倍の1.0%にアップします。
カード自体のスペックも高く、年会費無料で基本還元率は1.0%です。Yahoo!ショッピングやLOHACOでの利用で、5.0%以上のポイントが付与されます。
家族カードも年会費無料で最大10枚まで発行でき、還元率も本会員と同様です。家族カードをPayPayアプリに登録すると、家族会員のPayPay払いによる還元率が1.0%にアップし、特典のPayPayポイントもその家族自身に付与されます。
さらに、本会員または家族会員がひと月あたりの支払回数や支払金額の条件を達成すると、その人がPayPayクレジットで支払いをしたときの還元率が最大1.5%となるなど、ポイントが貯まりやすいクレジットカードです。
PayPayカードの基本スペック | |
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年会費 | 本人・家族ともに永年無料 |
国際ブランド | Visa/Mastercard/JCB |
ポイント還元率 | 1.0~5.0% |
審査時間 | 最短7分(申込5分、審査2分) |
申込条件 | 本会員:日本国内在住の満18歳以上の方、本人または配偶者に安定した継続収入がある方、本人認証が可能な携帯電話をお持ちの方 家族会員:本会員と生計を同一にする配偶者、親、子ども |
付帯保険 | なし(PayPayカード ゴールドは付帯) |
スマホ決済 | Apple Pay/Google Pay |
ETCカード | 1枚あたり年会費550円 |
9位:三菱UFJカード
- 大手金融グループが発行するクレジットカードであり、信頼性が高い
- セブン-イレブンやローソン、スーパーのオーケーなどで利用するとポイント還元率が7%にアップ
- セキュリティ対策が充実
三菱UFJカードは、日本最大の金融グループである三菱UFJフィナンシャルグループが発行する信頼性が高いクレジットカードです。
2024年8月から年会費が永年無料になり、家族カードも無料で発行できます。
基本還元率は0.5%と標準的ですが、セブン-イレブンやローソンなどのコンビニ、スーパーのオーケーなどで利用するとポイント還元率が7%に、さらに条件達成で20%までアップします。
家族が日常的に利用するお店が対象店舗に含まれていれば、効率的にポイントを獲得できるでしょう。
また、ICチップや不正利用検知システムに加え、カード番号などが裏面に記載されるなど、高いセキュリティ性がある点も特徴です。
三菱UFJカードの基本スペック | |
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年会費 | 本人・家族ともに永年無料 |
国際ブランド | Visa/Mastercard/JCB/American Express |
ポイント還元率 | 0.5~20% |
審査時間 | 最短翌営業日発行 |
申込条件 | 本会員:18歳以上でご本人または配偶者に安定した収入のある方(高校生を除く) 家族会員:本会員の配偶者、親、子供(高校生を除く18歳以上)※1※2 |
付帯保険 | 海外旅行傷害保険:最高2,000万円、利用付帯 ショッピング保険:年間100万円 |
スマホ決済 | Apple Pay/Google Pay |
ETCカード | 新規発行手数料1,100円、年会費無料 |
※1:本会員が学生の場合には申し込めない
※2:家族会員の申し込みにおいて、高校生の場合でも卒業年度の10月1日以降の申し込み、かつ卒業後の進路が決まっている場合は家族カードの発行が可能

10位:セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード
- QUICPayで支払うと、ポイント還元率が最大2.0%相当にアップ
- 本会員の年会費は初年度無料で、年に1回以上の利用で翌年度も無料
- 有効期限がない「永久不滅ポイント」が貯まる
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カードをApple PayやGoogle Payに登録し、QUICPayで支払うと、ポイント還元率が最大2.0%相当にアップします。(年間利用額30万円まで)
本会員は1,100円の年会費がかかりますが、初年度無料で、2年目以降も年1回の利用で無料になります。家族カードも無料で発行が可能です。(デジタルカードを発行した場合は家族カードの発行は不可)
家族カードもQUICPayを使えば高還元を受けられます。コンビニやスーパーなど、QUICPayが使えるお店での支払いを家族でこのカードに統一すれば、多くのポイントを獲得できるでしょう。
貯まるポイントは、有効期限がない「永久不滅ポイント」なので、家族のペースでじっくりと貯めて希望する商品等に交換できる点も魅力です。
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード | |
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年会費 | 本会員:1,100円(初年度無料、年1回以上の利用で翌年度無料) 家族会員:無料 |
国際ブランド | American Express |
ポイント還元率 | 0.5~2.0% |
発行スピード | デジタルカードなら最短5分で発行 |
申込条件 | 本会員:18歳以上のご連絡可能な方(高校生を除く) 家族会員:本会員の家族(18歳以上) |
付帯保険 | なし |
スマホ決済 | Apple Pay/Google Pay |
ETCカード | 年会費無料 |
11位:イオンカードセレクト
- イオングループの対象店舗では、いつでもポイントが2倍(還元率1.0%)
- 毎月20日・30日の「お客さま感謝デー」では、対象店舗での買い物が5%オフ
- 電子マネーWAONへのオートチャージでポイントが貯まり、支払い時と合わせてポイントの二重取りが可能
イオンカードセレクトは、クレジットカード、キャッシュカード、電子マネーの機能が1枚に集約されたカードです。イオングループでの買い物が多いご家庭にとっては、大きなメリットのあるカードと言えます。
イオングループでお買い物をしたときのポイント還元率は通常の2倍である1.0%です。毎月20日・30日は「お客さま感謝デー」が開催され、対象のイオングループの店舗での買い物が5%オフになります。
さらに、イオン銀行から電子マネーWAONへのオートチャージを設定すると、チャージ分と支払分の二重でポイントを貯めることが可能です。
年会費は、本会員と家族会員のどちらも無料。イオングループを利用することが多い世帯は、イオンカードセレクトを検討するとよいでしょう。
イオンカードセレクトの基本スペック | |
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年会費 | 本人・家族ともに永年無料 |
国際ブランド | Visa/Mastercard/JCB |
ポイント還元率 | 0.5~1.5% |
審査時間 | 約2〜3週間(店頭申込で仮カード即日発行可能) |
申込条件 | 本会員:18歳以上で電話連絡が可能な方(高校生は除く)、イオン銀行の総合口座開設が可能な方 家族会員:本会員と生計を共にする18歳以上の方(配偶者(内縁の相手方、同性パートナーを含む)・親・子ども) |
付帯保険 | ショッピングセーフティ保険:年間50万円 (ゴールドカードは旅行保険も付帯) |
スマホ決済 | Apple Pay/Google Pay |
ETCカード | 年会費無料 |

家族カードを発行するメリット
家族カードを発行する主なメリットは、以下のとおりです。
年会費が無料、もしくは割安で発行できる
家族カードの年会費は、多くが無料あるいは本会員よりも割安に設定されています。
以下のクレジットカードは本会員、家族会員ともに年会費が永年無料です。
本カード・家族カードともに年会費が無料のクレジットカード
- 三井住友カード(NL)
- 楽天カード
- JCB CARD W
- PayPayカード
- リクルートカード
家族がそれぞれ年会費のかかるクレジットカードを持つよりも、家族カードを発行するほうが世帯全体のランニングコストを削減できたり、ポイントを効率よく貯められる可能性があります。
専業主婦やパートタイムの人もカード発行がしやすい
クレジットカードを発行する際は、申し込んだ本人の返済能力が審査されます。
一方で家族カードの発行時は、基本的に本会員の情報をもとに審査が行われ、家族カードを持つ対象者の返済能力等は問われません。
本会員に安定した収入や良好な利用実績があれば、基本的に家族カードは発行されるため、学生や専業主婦(主夫)、パート・アルバイトで働いている方なども持ちやすいでしょう。

本会員と同等のサービス・特典が受けられる
家族カードは、基本的に本カードと同じランクが適用されます。そのため、割安な年会費で本会員と同等の特典やサービスを受けることが可能です。
家族カードを持っている人が利用できる主なサービス
- 空港ラウンジサービス
- 旅行傷害保険
- 各種優待・割引
- コンシェルジュサービス
たとえば、本カードに充実した補償の海外旅行補償保険が付いていれば、家族カードにも同様の補償が付帯され、別途保険の加入や備えを用意する必要がなくなります。(利用付帯の場合は、旅行代金をそれぞれのカードで支払う必要があります)
ただし、一部のサービスは対象外になる場合があるため、事前に公式サイトで確認しましょう。
ポイントやマイルを家族で効率よく貯められる
家族会員がカードで支払った際に獲得したポイントやマイルは、原則本会員のアカウントに合算されます。
そのため、本会員のカード1枚のみを利用する場合よりも、家族カードの利用によって短期間でより多くのポイントやマイルを貯めることが可能です。
より家計の節約につながったり、豪華な景品との交換などが実現するでしょう。
ポイントの合算や移行ができる場合がある
クレジットカードによっては、本会員と家族会員が貯めたポイントやマイルなどを共有できる場合があります。代表的なサービスは以下のとおりです。
ポイントやマイルを共有できるサービスの例
- 本会員と家族会員それぞれにポイントを付与できるサービス
- 楽天カード「家族でポイントおまとめサービス」
- イオンカード「家族シェア」
- マイルを特典交換の際に家族会員分も合算できるサービス
- JALカードの「家族プログラム」
- ANAカードの「ファミリーマイル」
ポイントを家族会員にプレゼントしたり、ポイントをまとめてより豪華な特典と交換するなどができます。
家計管理がしやすくなる
家族カードの利用分は、基本的に本会員の利用分とあわせて銀行口座から引き落とされます。
支払い方法が1本化されるため、個別にクレジットカードを持つ場合に比べて家計のお金が管理しやすくなるでしょう。
また、利用明細が発行されるため「いつ、誰が、どこで、いくら使ったか」が確認でき、家計管理のしやすさや無駄な支出の可視化にも繋がります。
家族カードの発行・利用に関する注意点
家族カードを発行・利用する際は、あらかじめ以下の注意点をしっかり確認しておきましょう。
家族カードで獲得したポイントは本カードに集約される
家族カードを利用して貯めたポイントは、原則として本会員のアカウントにまとめて付与されます。
そのため、家族カードの所有者がポイントを自由に使えない場合がある点に注意が必要です。
一方で、クレジットカードによっては会員ごとにポイントが付与されるものもあります。
たとえば楽天カードの場合、家族カードに付帯する楽天ポイントカード機能を提示して得たポイントは、家族カード会員自身の楽天IDに進呈され ます。
本カードを解約した時点で家族カードも同時解約になる
本会員がクレジットカードを解約すると、それに紐づく家族カードもすべて同時に利用できなくなります。スマホに登録されたタッチ決済やQUICPay(クイックペイ)等も利用できません。
家族カードから本カードへの切り替えはできないため、カードを利用したい場合は新規で申し込みをして審査を受ける必要があります。
生計を同一にする家族ではなくなると解約手続きが必要
家族カードを持つことができるのは、一般的に本会員と生計を同一にする、18歳以上(高校生を除く)の配偶者、子ども、親です。
本会員が亡くなった場合や離婚をした場合など「生計を同一にする」という発行条件を満たさなくなった場合、家族カードは解約しなければなりません。
この場合も、家族カードを本カードに変更することはできず、本人が会員となってクレジットカードを申し込み、改めて審査を受ける必要があります。
本カードと家族カードの明細は共有される
家族会員は基本的に自分の利用分の明細しか確認できませんが、本会員は自身と家族カードの利用分の明細をすべて確認できます。
家族カードの利用分を、本会員に知られないように設定することはできません。
クレジットカードの利用履歴を家族に知られたくない場合は、家族カードではなく本会員となってカードを発行する必要があるでしょう。
引き落とし口座は分けられない
家族カードの利用代金は、本会員が指定した金融機関の口座からまとめて引き落とされます。本カードと家族カードで、引き落とし口座を別々に設定することはできません。
そのため、本会員は家族カードも含めた全体の利用金額を把握し、引き落とし日に口座残高が不足しないように管理する必要があります。
残高不足で引き落としができないと遅延損害金が発生したり、本会員の信用情報に傷が付き、クレジットカードやローンのなどの審査で不利になってしまう可能性があるため注意しましょう。
家族会員にはクレジットヒストリー(信用情報)が蓄積されない
家族カードをいくら利用しても、家族会員自身のクレジットヒストリー(クレジットカードやローンの利用履歴や支払い状況に関する情報)には影響しません。
これは、実際にカードを使うのが家族会員であっても、支払い義務を負うのは本会員であるためです。
家族カードの利用実績や支払い履歴も、すべて本会員のクレジットヒストリーとして登録されます。
収入のない学生や専業主婦(主夫)でもカードを持てる点はメリットですが、自身の信用力を育てる機会にはならない点は理解しておきましょう。
自分に合った家族カードの選び方
家族カードは主に、以下のような選び方があります。どの項目を優先したいかをあらかじめ決めておくと、選びやすいでしょう。
自分に合った家族カードの選び方
家族カードを含む年会費が安いカードを選ぶ
家族カードは、本会員だけでなく家族会員にかかる年会費も含めて、メリットが得られるかどうかで選ぶことが大切です。
家族カードの年会費は「永年無料」「条件付き無料」「有料」の主に3種類です。
家族カードの年会費の主な種類
- 永年無料:コストをかけずに持ちたい方におすすめ
- 条件付き無料:「1枚目のみ無料」「初年度のみ無料」などの要件がある
- 有料:年会費に見合うだけのポイント還元率や特典があるかを確認する
ポイント還元率を比較して選ぶ
ポイント還元率が高いカードであれば、本会員と家族会員分をあわせた多くのポイント獲得が狙えます。
「基本還元率が1.0%以上」または「よく利用する店舗やサービスで還元率がアップする」に該当するカードを選ぶのがおすすめです。
ポイント還元率が高いクレジットカード | ||
---|---|---|
基本還元率が1.0%以上 | リクルートカード:1.2% 楽天カード:1.0% JCB カード W:1.0% PayPayカード:1.0% dカード:1.0% auPayカード:1.0% | |
特定の店で還元率アップ | 三井住友カード(NL):対象のコンビニ・飲食店で7〜20%還元 三菱UFJカード:対象のコンビニ・飲食店・スーパーで7〜20%還元 |
家族がよく利用するお店を考慮して、ポイントを獲得しやすいカードを検討しましょう。
希望の特典が受けられる家族カードを選ぶ
ポイント還元率だけでなく、家族のライフスタイルに合った特典やサービスが付帯しているカードを選ぶ方法もあります。
たとえば、家族旅行が多い場合は、旅行傷害保険や空港ラウンジサービスが付帯されたクレジットカードを選ぶと、得られるメリットが大きいでしょう。
家族全員のライフスタイルや趣味などを考え、よりメリットを受けられるカードを選ぶことで、満足度を高められます。
必要な枚数を発行できるか確認して選ぶ
クレジットカードによって、発行できる家族カードの枚数が決まっています。申し込む前に、必要な枚数を発行できるかを確認しましょう。
主なクレジットカードの家族カード発行可能枚数
- 楽天カード:2枚
- イオンカードセレクト:3枚
- PayPayカード:10枚
- dカード:2枚
- セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード:4枚
【Q&A】家族カードに関するよくある質問
最後に、家族カードのおすすめを知りたい人が抱えることの多い疑問に回答します。
- 家族カードの名義は誰になりますか?
-
家族カードの名義は、カードを利用する家族会員本人になります。契約者である本会員の名義にはなりません。
たとえば、夫が本会員で妻の家族カードを発行した場合、カード券面に記載される名前は妻のものです。
家族会員であっても個人との契約が基本であり、お店でのサインなども名義人本人が行う必要があります。
- 家族カードは何枚でも発行できますか?
-
家族カードを発行できる枚数にはクレジットカードごとに上限が定められるため、何枚でも発行できるわけではありません。
たとえば、イオンカードセレクトは3枚、楽天カードは2枚までです。
複数の家族カードを発行したい場合は、発行可能な枚数を事前に確認しておきましょう。
- 同棲カップルや事実婚でも家族カードは作れますか?
-
同棲カップルや事実婚でも、家族カードを発行できるカード会社が増えています。
以前は戸籍上の家族に限定されるのが一般的でしたが、結婚の形や家族のあり方が多様化したことを背景に、条件を緩和するカード会社が増えてきました。
姓が異なる事実婚や同性パートナーでも申し込める場合がありますが、基本的には「生計を同一にしている」必要がある点に注意しましょう。
- 高校生や大学生でも家族カードは持てる?
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大学生は基本的に家族カードを持てますが、高校生は発行できない可能性があります。
多くのクレジットカードは、「満18歳以上(高校生を除く)」を発行対象としているためです。
ただし、海外留学で利用する場合に限り、例外的に高校生でも家族カードを発行できるケースがあります。
発行できるか分からない場合は、各クレジットカード会社に問い合わせて確認しましょう。
- 海外旅行補償保険やショッピング保険などは家族カードにも付くの?
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多くの家族カードは、本会員と同じ補償内容の保険が付帯します。
ただし、旅行補償保険が「利用付帯」となっている場合、旅行代金等をクレジットカードで支払わなければ補償は受けられません。
補償の内容はカードによって異なるため、詳しい補償内容や適用条件は、カード会社の公式サイトなどで確認しましょう。
- 家族カードの利用明細は家族それぞれで確認できる?
-
家族会員は、オンラインサービスに登録することで自身の利用明細を確認できます。
ただし、本会員の利用明細は確認できず、自身の利用分のみ確認が可能です。
一方、本会員は家族カードも含めて全員分の利用明細を確認できます。
まとめ
家族カードは基本的に年会費が無料または低額で発行できるうえ、本会員と同等の特典を利用できる点が魅力です。
専業主婦や学生も持ちやすく、家族で効率よくポイントやマイルを貯められる点もメリットと言えます。
本記事の内容を参考に、家族の生活スタイルも合わせて、最適な1枚を選んでみてください。
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