ネットショッピングやキャッシュレス決済、海外旅行での支払いなどがスムーズになるクレジットカード。
学生やフリーター、初めてクレジットカードを作る方の中には、「審査に通るか不安…」と感じ、審査の甘いカードを探している方もいるでしょう。
しかし、基本的にクレジットカードは発行の際に必ず審査があり、各クレジットカード会社は信用情報機関を利用し、申込者の自社以外のクレジット利用状況を元に自社のカードを発行できるか審査を実施します。
クレジットカードの審査基準は非公開で、各カードの審査の難易度を正確に把握することは不可能です。さらに、クレジットカード会社が「審査が甘い」「ゆるい」と宣伝することも法律で禁止されています。
そんな中でも、クレジットカードの種類によっては、他カードと相対的に比較して、審査難易度が低いのではないかと考えられるカードはあります。消費者金融系のカードなどがその一例です。
審査時に、年収の多さよりも現在の支払い能力を重視すると言われるカードは、場合によっては無職の方などにも検討の選択肢となり得ます。
本記事では、消費者金融系カードを中心として、当メディアがおすすめする「審査が甘い・ゆるいと評判のおすすめクレジットカード」を厳選して4枚紹介します。
また、クレジットカード審査に通過するためのコツも解説しているので、審査に不安を感じている方はぜひ参考にしてください。
- 審査が不安な方は、消費者金融系の「プロミスVisaカード」「モビットVISA-W」は銀行系カードより作りやすい
- 審査が甘いクレジットカードの特徴として、即日発行できるものやリボ払い専用カード、年会費無料カードなどが挙げられる
- クレジットカードの審査に通るためには、収入を増やす、借入額を減らす、同じ職場で長期間働くなど、信用情報を高めることが大切
注記:当サイトを経由したお申し込みがあった場合、当社は提携する各企業から報酬の支払いを受けることがあります。提携や報酬の支払いの有無が、当サイト内での評価に影響を与えることのないようにしています。
※本記事に記載の価格はすべて税込みです。
審査が甘い・ゆるいおすすめクレジットカード4選
審査が比較的甘いと言われる、申し込みやすいクレジットカード4枚を表にまとめました。
なかでも、モビットなどの「消費者金融系」のクレジットカードは、独自の審査基準で最短即日発行も可能なので、他のクレジットカードより作りやすいです。
| プロミスVisaカード | モビットVISA-W | PayPayカード | リクルートカード | |
|---|---|---|---|---|
| 年会費 | 永年無料 | 永年無料 | 永年無料 | 永年無料 |
| 基本ポイント還元率 | 0.5% | 0.5% | 1.0% | 1.2% |
| 貯まるポイント | Vポイント | Vポイント | PayPayポイント | リクルートポイント |
| 国際ブランド | Visa | Visa | Visa/Mastercard/JCB | Visa/Mastercard/JCB |
| 発行スピード | 約5営業日 | 約4〜14日※2 | 最短2分※1 | 最短5分※3 |
| 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 |
| 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
2025年9月26日時点
※1)デジタルカードの場合
※2)モビットカードのみ三井住友銀行発券機にて発行可能となります。
※3)JCBモバ即を利用した場合
プロミスVisaカード
- カードローン機能が搭載されたクレジットカード
- スマホのVisaタッチ決済利用で最大7.0%ポイント還元
- 申込要件に雇用形態や年収などの定めがなく、安定した収入があれば申し込み可能
プロミスVisaカードは、消費者金融「プロミス」が発行するクレジットカードです。
申込要件は「18〜74歳までのご本人に安定した収入のある方」であり、雇用形態や年収などの条件がありません。パートやアルバイトなどでも毎月一定の収入を得ているなら、審査に通る可能性があります。
カードローン会社が発行していますが、通常のクレジットカードとしても利用でき、一括払いなら利息もかからないため安心です。
ただし、プロミスと三井住友カードの2社による審査が必要なので、場合によってはプロミスローンのみ通過となる場合があります。
年会費が無料であるうえに、スマホのVisaタッチ決済利用で最大7.0%のポイント還元を受けられるため、普段使いにもおすすめです。
| プロミスVisaカードの基本情報 | |
|---|---|
| 年会費 | 永年無料 |
| 基本ポイント還元率 | 0.5% |
| 貯まるポイント | Vポイント |
| 国際ブランド | Visa |
| 家族カード(年会費) | ー |
| ETCカード(年会費) | 〇(税込550円)※ |
| 旅行傷害保険 | 海外旅行傷害保険(最高2,000万円) |
| 発行スピード | 約5営業日 |
| 対象年齢 | 18~74歳(高校生は除く) |
※初年度無料。年1回以上の利用で翌年度も無料
モビットVISA-W
- カードローンとクレジットの機能が1枚に集約
- 本カード&ETCカードが年会費永年無料
- 普段の買い物だけでなくローン返済でもポイントが貯まる
モビットVISA-Wは、「カードローン&クレジット」の機能を1枚にまとめたクレジットカードです。
「満20歳以上のモビットカード会員の方」で安定収入があればアルバイトやパートの方でも申込みでき、カードローンの審査通過後にクレジットカードの審査があるため、一般カードより審査ハードルは低いと言えるでしょう。
年会費やETCカードの年会費は永年無料なので、維持費を気にせずに保有できます。
また、買い物利用だけでなくカードローン返済でもVポイントが貯まり、貯まったポイントはローン返済にも利用可能です。
急な出費にも備えられる1枚となっています。
| モビットVISA-Wの基本情報 | |
|---|---|
| 年会費 | 永年無料 |
| 基本ポイント還元率 | 0.5% |
| 貯まるポイント | Vポイント |
| 国際ブランド | Visa |
| 家族カード(年会費) | ー |
| ETCカード(年会費) | 〇(永年無料) |
| 旅行傷害保険 | ー |
| 発行スピード | 約4〜14日 |
| 対象年齢 | 満20歳以上(モビットカード会員の方) |
PayPayカード
- 最短2分でバーチャルカードを発行
- PayPayの支払い方法にPayPayカードを設定すると、チャージ不要で決済できる
- Yahoo!ショッピングやLOHACOでの利用で最大5.0%還元
PayPayカードは「PayPayポイント」が貯まる流通系クレジットカードです。
「国内に住む満18歳以上で安定収入のある方」が対象で、年収や雇用形態に関する申込要件がありません。過去に延滞や債務整理などの履歴がなければ、主婦やフリーターの方でも審査に通過する可能性があるでしょう。
キャッシュレス決済「PayPay」との連携がスムーズで、オートチャージ設定をしておけば残高を気にせず支払いができます。
普段の買い物では1.0%、Yahoo!ショッピングやLOHACOで利用すると最大5.0%のPayPayポイントが貯まります。
申し込みから最短2分で審査が完了するので、急な出費が発生したときでも活躍するでしょう。
| PayPayカードの基本情報 | |
|---|---|
| 年会費 | 永年無料 |
| 基本ポイント還元率 | 1.0% |
| 貯まるポイント | PayPayポイント |
| 国際ブランド | Visa/Mastercard/JCB |
| 家族カード(年会費) | 〇(無料) |
| ETCカード(年会費) | 〇(税込550円) |
| 旅行傷害保険 | ー |
| 発行スピード | 最短2分(デジタルカードの場合) |
| 対象年齢 | 18歳以上(高校生を除く) |
リクルートカード
- JCBブランドなら最短5分のスピード発行に対応
- 基本還元率(1.2%)は年会費無料のカードのなかでトップクラスに高い
- リクルートポイントの交換先が豊富(Pontaポイント/dポイント/Amazonポイント)
リクルートカードは、年会費無料カードのなかでトップクラスの還元率を誇るクレジットカードです。常時1.2%分のポイントが貯まり、家族カードやETCカードの利用分も同率で貯まります。
普段の支払いをリクルートカードにまとめれば、利用場所に縛られずポイントを貯められるでしょう。
申込対象者は、18歳以上(高校生を除く)かつ安定した収入のある方です。
また、公式サイトでは学生向けの専用ページも用意されており、アルバイト収入がある大学生や専門学生でも審査に通りやすいでしょう。
| リクルートカードの基本情報 | |
|---|---|
| 年会費 | 永年無料 |
| 基本ポイント還元率 | 1.2% |
| 貯まるポイント | リクルートポイント |
| 国際ブランド | Visa/Mastercard/JCB |
| 家族カード(年会費) | 〇(無料) |
| ETCカード(年会費) | 〇(無料)※1 |
| 旅行傷害保険 | ー |
| 発行スピード | 最短5分で即時発行※2 |
| 対象年齢 | 18歳以上(高校生を除く) |
※1)MastercardとVisaの場合、新規発行手数料として税込1,100円が発生
※2)JCBモバ即を利用した場合
属性別! クレジットカードの審査通過に必要なポイント
以下の4つの属性をベースに、クレジットカードの審査通過において必要となるポイントを分かりやすく解説します。
【属性別】クレジットカードの審査通過に必要なポイント
学生の場合
学生の場合でも、クレジットカード会社は必ず審査を行います。
審査が「甘い」と断言できるカードはありません。そのため、学生がクレジットカードの審査に通りやすくなるポイントとしては、以下の点を重視しましょう。
学生がクレジットカードの審査通過の可能性を高めるポイント
- 学生専用のクレジットカードを選ぶ
- 申し込み時の情報は正確に入力する
- キャッシング枠は0で申し込む
- 短期間・同時期に複数のクレジットカードの申し込まない
- 料金支払いの遅延や延滞に注意をする
審査通過という観点でおすすめできるのは、学生専用のカードに申し込むことです。もともと学生に使ってもらうためのクレジットカードとして用意されているため、審査にも通りやすいと言えます。
申し込み時には嘘の情報は書かずに、正直に正確な情報を入力することが肝要です。また、キャッシング枠は審査に大いに影響するため、収入の少ない学生のうちは「なし」で申し込むようにすると良いでしょう。
その他、普段の生活でローンや携帯代などの料金の支払いがある方は、料金支払いの延滞などにも十分注意して下さい。遅延が多いと、審査に影響する可能性があるためです。
これらのポイントを押さえて、自分に合ったカードを選びましょう。まずは学生専用カードから検討するのがおすすめです。

派遣・アルバイトの場合
派遣社員やアルバイトの方は、雇用期間が限られているケースがあり収入が不安定と判断されやすいが、結論から言うと、派遣社員やアルバイトでもクレジットカードの審査に通ることは可能です。
一般的にクレジットカードの審査では安定した収入が求められる傾向があるとされていますが、正社員でなくても定期的な収入があれば問題ありません。
ただし、審査に当たって以下のポイントには気をつけるようにしましょう。
派遣・アルバイトの方がクレジットカードの審査で注意するポイント
- 雇用形態の安定性
- 勤続年数
- 信用情報
- 在籍確認
先述のとおり、派遣社員やアルバイトの方でもクレジットカードの作成は可能です。とはいえ、派遣やアルバイトの場合、雇用期間が限定される可能性などから、正社員と比較すると安定性の面では評価が低くなる可能性があります。
ですので、アルバイトや派遣でも勤続年数が長く、安定して働けている場合は評価されると考えて良いでしょう。派遣社員の場合、カードによっては作成時に勤務先へ在籍確認がある場合があります。
また、他の場合と同様、これまでの支払いに遅延や延滞がないかなども重要な評価ポイントとなります。
もしこれらの観点でクレジットカードの作成が難しい場合は、消費者金融系のクレジットカードなども検討しましょう。
| 消費者金融系のクレジットカード | ||
|---|---|---|
| プロミスVisaカード | モビットVISA-W | |
| 年会費 | 永年無料 | 永年無料 |
| 基本ポイント還元率 | 0.5% | 0.5% |
| 貯まるポイント | Vポイント | Vポイント |
| 国際ブランド | Visa | Visa |
| 発行スピード | 約5営業日 | 約4〜14日※1 |
| 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
※1)モビットカードのみ三井住友銀行発券機にて発行可能となります。
専業主婦・パートの場合
専業主婦やパートの方でも、配偶者の信用情報に問題がなければ、クレジットカードの作成は可能です。
審査では、配偶者の収入、本人の収入の有無、世帯全体の状況などが考慮されます。
専業主婦の場合でも、配偶者に安定した収入があれば、世帯収入で支払能力があると判断されます。申し込む際には以下の点を考慮すると、より審査通過する可能性が高まるでしょう。
専業主婦・パートの方がクレジットカードの審査で注意するポイント
- 年会費無料のカードを選ぶ
- キャッシング枠は0で申し込む
- 短期間・同時期に複数のクレジットカードの申し込まない
- 料金支払いの遅延や延滞に注意をする
年会費無料のカードはそうでないカードと比較して、審査基準が比較的緩やかな傾向があるとされています。特別な理由がなければ、あなた自身の普段の経済圏で有効活用できる年会費無料のカードを選ぶと良いでしょう。
キャッシング枠は審査に影響しますので、学生の場合やアルバイトの場合と同様、なしで申し込むのがおすすめです。
その他、短期間に複数カードを申し込まないこと、料金支払いの延滞がない状態を保つことも同様です。主婦・パートの方向けにおすすめできるクレジットカードは以下で紹介していますので、合わせて参考にしてください。

個人事業主・フリーランスの場合
個人事業主やフリーランスの方の場合、会社員と比較して、雇用の安定性という面においてクレジットカードの審査が厳しくなる傾向があります。
ただ、審査基準が比較的柔軟なビジネスカードや、個人向けカードを選ぶことで、クレジットカードの審査に通る可能性を高めることは充分に可能です。
また、個人事業主向けビジネスカードの中には、個人の信用情報をもとに審査を行うものもありますので、開業して間もない場合などはそういったカードも選択肢に入れると良いでしょう。
個人事業主やフリーランスの方の場合も、支払い延滞など、個人の信用情報はできるだけ高めておく点は同様です。
審査が甘い・通りやすいクレジットカードの7つの特徴
審査が甘い・通りやすいクレジットカードの特徴として、以下の7つが挙げられます。
即日発行に対応している
即日発行に対応しているクレジットカードは、申し込みから短時間で審査結果が出ます。
AIやコンピューターによる分析システムで利用者をスコアリング(採点)しており、最低限の発行基準を満たしていれば審査に通りやすいです。
実際に、リクルートカードやdカードは最短5分で審査が完了し、デジタルカードが発行されます。
このように「即日発行」というサービス自体が、より多くの人に発行することを前提とした仕組みと言えるでしょう。

リボ払い専用のカードである
リボ払い専用カードは、カード利用額に関係なく毎月の返済額が一定になるカードです。利用者は月々の負担が減るため、カード会社が資金を回収しやすい仕組みとなっています。
リボ払い専用カードはカード会社側が利息(リボ払い手数料)を得られるため、審査を甘めに設定していると考えられます。
ただし、リボ払いは利息が高め(年利15〜18%程度)なので、返済できる範囲で計画的に利用する必要があります。
申込み条件に収入の欄がない
申込フォームに「年収」や「雇用形態」の入力欄がないのも、審査が甘いと言われるクレジットカードの特徴です。
一般的に申込者の支払い能力を判断する要素として年収を確認しますが、収入を条件にしていないカードには、より多くの人に発行したいというカード会社の意図がある可能性があります。
たとえば、申込条件が「日本国内にお住まいの18歳以上で、電話連絡が可能な方」で、収入に関する記載はない場合等が特徴です。
収入申告が不要のカードなら、収入の安定していない学生や専業主婦の方でも申し込みやすいでしょう。
年会費無料で発行・維持できる
年会費無料のクレジットカードは幅広い層のユーザーを対象としているため、有料のカードより審査基準が緩やかに設定されている可能性が高いです。
実際に、プロミスVisaカードやPayPayカードなどの年会費無料のカードのなかには、主婦や学生でも申込可能と明記されているものがあり、幅広い層の取り込みを狙っています。
ただし、キャッシング枠を高めに設定した場合、返済能力を正確に判断するために審査が厳しくなる可能性があるので、キャッシング枠や利用可能枠は低めに設定するのが良いでしょう。

消費者金融系・流通系の企業が発行している
消費者金融系や流通系のクレジットカードは、多くの方に利用してもらうため、銀行系カードより審査が甘い傾向にあります。
たとえば、消費者金融系の「プロミスVisaカード」などは、カードローンによる利息収入が見込める分、ある程度審査を甘くして多くのユーザーに利用してもらうことで収益確保が狙えます。
カード会社が学生や主婦向けであることを公表している
カード会社が学生や主婦向けであることを公表しているクレジットカードなら、比較的スムーズに審査が進む可能性があります。
また、公表しているだけでなく、学生専用の申込みサイトなどがある場合もありますので、その場合は学生向けの診査基準になっている可能性が高いと言えます。そういったカードの中から自分に合ったカードを選ぶと良いでしょう。


家族カード・プリペイドカード・デビットカード・デポジット型は作りやすい
以下のようなカードなら、比較的作りやすい傾向にあります。
| 審査がないまたは審査に通りやすいカード | ||||
|---|---|---|---|---|
| 概要 | 審査通過の難易度 | |||
| 家族カード | 本会員の家族が利用できるカード | 家族本人の審査は不要(本会員の信用情報で審査されるため) | ||
| プリペイドカード | 事前にチャージした金額の範囲内で利用できるカード | 審査なし(前払い式で貸し倒れリスクがないため) | ||
| デビットカード | 銀行口座と直結し、利用と同時に引き落とされるカード | 審査なし(決済と同時に銀行口座から引き落とされるため) | ||
| デポジット型カード | カード会社に預ける保証金までを上限に利用できるカード | 審査はあるが通りやすい(保証金で貸し倒れリスクが低いため | ||
上記のカードはいずれも、カード会社の貸し倒れリスクが低いため、審査が不要または審査難易度が低く設定されています。
とくに、「デポジット型カード」は延滞や債務整理などで信用を失った方でも、保証金を預けることで使えるクレジットカードです。
過去に審査落ちを経験している方は、デポジット型カードを正しく使ってクレジットヒストリーを積み上げれば、今後のローンやカード審査にも良い影響を与えられるでしょう。


クレジットカード審査に通るための7つのポイント
クレジットカード審査に通るために、以下7つのポイントを意識しましょう。
収入を増やして借入額を減らす
返済能力を判断するために、基本的にクレジットカード会社は申込者の収入や借入額をチェックします。
割賦販売法で「支払可能見込額」の調査が義務づけられており、支払い能力を超える契約はできないからです。
そのため、副業や転職などで収入を増やすか、既存の借入を返済して借入残高を減らすことが、審査に通りやすくするためのポイントになります。
収入が増えれば総量規制の枠が広がり、借入額が少なければ返済能力に余裕があると判断される可能性が高いでしょう。
信用情報を確認して良い実績を積む
クレジットカードの審査では、信用情報に記録された「支払い履歴」や「借入状況」がチェックされます。
延滞や未払いがあると審査に不利になるため、心当たりがある方は「全国銀行個人信用情報センター」で信用情報の開示請求をしましょう。
大まかな請求手順は、以下のとおりです。
- メールアドレスを登録
- 氏名・住所などの個人情報を入力
- マイナンバーカードやSMS認証などで本人確認
- 手数料(1,000円)の支払い
- 登録したメールアドレス宛に送付されたURLから「開示報告書」をダウンロード
信用情報に問題がある場合は、まず延滞の解消や借入の返済を優先しましょう。
その後、手持ちのクレジットカードで遅延なく支払いを続ければ、良好な実績が積み重なって信用情報が回復します。
半年程度の期間を空ける|再申請の場合
万が一、クレジットカードの審査に落ちた場合、半年ほど期間を空けてから再申請しましょう。6ヶ月間は、信用情報機関に申し込み記録が残るからです。
審査落ちの理由はさまざまですが、一度審査に落ちたらすぐに再申請しても通らない可能性が高いです。
再申請までの期間に、遅延なくローンやクレジット料金を支払って返済実績を積めば、半年後の審査に通りやすくなるでしょう。
キャッシング枠は必ず「0円」に設定する
キャッシングとは、カード会社から現金を借り入れできるサービスです。
クレジットカードの申し込み時に「キャッシング枠」を設定すると、申込者の返済能力を正確に判断する必要があるため、審査が厳しくなります。
キャッシング枠は必要になったタイミングで追加申請も可能なため、審査に通りやすくするためには「0円」に設定しましょう。
開業届を出して信用度を高める|個人事業主の場合
フリーランスや個人事業主は「開業届」を出すことで、正式に事業者として認められます。
クレジットカード審査でも開業届を出していることで信用度が上がるため、審査に通りやすくなるでしょう。
開業届はe-Tax(インターネット申請)でも提出できるので、e-Taxソフトや会計ソフトを使って作成してみてください。
同じ職場で長期間働く|勤続年数1〜3年以上が理想
勤続年数は「安定して返済できるかどうか」を示す指標のひとつです。
派遣社員やアルバイトの場合でも、同じ職場で長く働き続けていれば収入が安定しているとみなされ、審査で有利になる場合があります。
一方で、短期間で何度も職場を変えていると収入が不安定と判断される可能性があるでしょう。
1〜3年以上は同じ職場で勤務している方が、クレジットカードや各種ローンなどの審査に通過しやすいと言えます。
短期間に複数カードへの申込みを避ける|約1〜2枚が理想
確実に審査を通過したいなら、短期間に複数カードへの申し込みは避けましょう。
信用情報機関に「多重申込」の記録が残り、返済能力が低いと判断されるからです。
申し込むクレジットカードは、1か月間で1〜2枚程度が理想でしょう。
クレジットカードの審査に落ちる9つの理由
クレジットカードの審査に落ちる主な理由は、以下の9つです。
申込内容に不備がある
申込フォームで入力ミスや記入漏れがあると、審査に通らない可能性が高いです。
クレジットカード会社は申込情報を信用情報機関のデータと照合しており、住所や勤務先、年収などが一致しないと「情報に不備がある」と判断します。
とくに、以下のような入力ミスが生じやすいため注意しましょう。
- 住所:番地やマンション名を省略している
- 勤務先名:正式名称ではなく略称を入力している
- 年収:源泉徴収票や給与明細と異なる金額を入力している
- 他社からの借入額:数ヶ月〜数年前の残高を入力している
- メールアドレス/電話番号:タイプミスがある(確認メールやSMS認証が届かない)
虚偽の内容を申告している
虚偽の情報でクレジットカードに申し込むのは、絶対にやめましょう。
審査に通らないだけでなく、詐欺罪などの罪に問われる可能性があります。
また、年収や勤務先、借入状況などを偽ると、信用情報機関に記録され、今後のカードやローン審査に悪影響を及ぼします。
審査に不安があっても、必ず正確な情報を申告しましょう。
無職や求職中などで収入が不安定である
無職や求職中などで収入が安定していないと、カード審査に通りにくいでしょう。
返済の見込みがない方にクレジットカードを発行すると、利用額が支払われない可能性があると判断されるからです。
実際にほとんどのカード会社は、申込要件に「安定した収入のある方」を設定しています。
アルバイトや復職、再就職などで安定した収入を確保してから、希望のクレジットカードに申し込むのがおすすめです。
短期間で複数のカードに申し込んでいる
1〜2か月の短期間で何枚ものクレジットカードに申し込んでいると、カード会社は「申込者はお金に困っている」と判断する場合があります。
「多重申込み」とも呼ばれ、申込み履歴は最低でも半年間は記録が残ります。
審査に通るか不安でも、月1枚程度に絞って申し込むのが無難です。
希望のキャッシング枠や利用限度額が高い
申込時にキャッシング枠や利用限度額を高めに設定すると、「返済能力を超えた借入をする可能性がある」と判断され、審査に落ちやすくなります。
とくに、キャッシング枠は貸金業法の総量規制により、年収の3分の1を超える枠は設定できません。
また、利用限度額についても、カード利用実績がない状態で100万円超えの高額を希望すると審査に通りにくくなるでしょう。
カード会社が設ける申込基準を満たしていない
たとえ信用情報に問題がなくても、カード会社の定める申込基準を満たしていなければ審査を通過できません。
とくに見落としがちな申込基準としては、以下が挙げられます。
- 学生の可否(学生専用カードは一般の申し込み不可)
- 対象年齢(18歳以上、75歳未満などの年齢制限)
- 高校生の除外(18歳以上でも高校生は対象外)
- 会員登録の有無(会員以外の申し込み不可)
審査基準は各カード会社ごとに異なるので、事前にクレジットカードの申込基準や条件を確認して申し込みましょう。
専業主婦は、配偶者が審査対象になる
専業主婦がクレジットカードを申し込む場合、審査対象は「配偶者」となります。あくまで家庭全体の返済能力を判断する仕組みだからです。
たとえ本人に収入がなくても配偶者の収入が安定していれば、クレジットカードを作れる可能性があります。
キャッシングやカードローンでの借り入れが多い
キャッシングやカードローンの借り入れが多いと、カード会社に「返済できる余力がない」と判断され、審査に落ちる可能性が高いです。
貸金業法の総量規制では、キャッシングやカードローンの利用枠は年収の3分の1までに制限されています。
借入がある場合は、返済して借入残高を減らしてから申し込むのが審査に通るコツです。
クレジットヒストリーがない|スーパーホワイト
スーパーホワイトとは、信用情報機関にクレジットカードやローンの利用履歴が一切ない状態を指します。
- スーパーホワイト:クレジットカードやローンを一度も利用したことがない状態
- ホワイト:過去に債務整理などで金融事故を起こし、一定期間経過後に信用情報がリセットされた状態
カード会社は上記2つを正確に区別できません。
そのため、30代以上でクレジットカードやローン、分割払いなどの履歴が一切ないと、「過去に金融トラブルがあったのでは?」と疑われ、審査に落ちる可能性があります。
支払いや返済を遅延した経験がある|ブラックリスト
クレジットカードやローンの支払いを何度も遅延したり、債務整理をすると、信用情報に「金融事故」として記録されます。
上記を一般的に「ブラックリストに載る」と表現し、そのままの状態でクレジットカードに申し込んでも審査に落ちる可能性が高いです。
金融事故の記録は、信用情報機関(CIC、JICC、KSC)に最長7年間残ります。一度大きな金融事故を経験すると、数ヶ月〜数年以上はクレジットカードを作成できません。
1~2度の短期の延滞なら大きな問題にはならない
クレジットカードやローンの支払いを1〜2回、数日遅らせた程度なら審査に大きな影響はないでしょう。
信用情報機関(CIC・JICC・KSC)に記録されるのは、延滞期間が「61日以上または3ヵ月以上」です。
ただし、短期の延滞であっても、何度も繰り返していると信用情報に悪影響が出る可能性があります。
クレジットカードの審査に関するよくある質問Q&A
クレジットカードの審査に関するよくある質問に回答します。
- 審査なしのクレジットカードはありますか?
-
審査なしで発行できるクレジットカードは存在しません。
しかし、以下のカードなら審査なしでも発行できます。
- デビットカード:銀行口座から即時引き落とし
- プリペイドカード:チャージした金額が引かれる
これらはクレジットカードのような「後払い方式」とは異なり、カード会社が立て替えをしないため審査が不要です。
信用情報に問題がある方でも発行できます。
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2025年最新版|デビットカードおすすめ8選|ポイント還元率・年会費・使いやすさで徹底比較! デビットカードは、決済と同時に銀行口座から引き落としが行われるカードです。 デビットカードはクレジットカードと同じ感覚で便利に使える一方で、銀行口座の残高以上… - クレジットカードの審査落ちは履歴が残りますか?
-
クレジットカードの審査落ちの記録は、信用情報機関に6ヶ月間記録が残ります。
そのため、審査落ちから半年程度は同じカードに申し込んでも、審査に通りにくいです。
どうしても希望するカードやローンがあるときは、審査落ちから6ヶ月以降に申し込みましょう。
- クレジットカード会社に審査落ちの理由を確認できますか?
-
クレジットカード会社に問い合わせても、カード会社は審査基準を公開していないため、基本的に審査落ちの理由は教えてくれません。
ただし、信用情報機関に開示請求をすれば、自身の信用情報に問題がないかの確認は可能です。
開示請求方法等の詳細は、こちらの章で解説しています。
- クレジットカード審査に落ちた時はどう対処すべきですか?
-
クレジットカードの審査に落ちたときは、6ヶ月間で以下の対処をしましょう。
- 収入を安定させる、増やす
- 他社からの借入額を減らす
- キャッシング枠を「0円」で申請する
- 利用上限額を低めに設定する(100万円以下目安)
- 保有しているクレジットカードで支払い実績を積む
また、信用情報機関に個人情報の開示請求をして、自分の信用情報に問題がないかを確認しておくのもおすすめです。
本記事の「クレジットカード審査に通るための7つのポイント」も参考にしてみてください。
- クレジットカード審査では何を見て判断しているのですか?
-
クレジットカードの審査基準については、どのカード会社も公表していません。
ただ、基本的に以下2つの要素をチェックして、申込者の支払い能力を判断していると考えられます。
- 属性情報(年齢、家族構成、職業、収入、住居状況など)
- 信用情報(過去のローンやカードの利用履歴、支払い状況など)
カード会社は信用情報機関で申込者の情報を照会し、社内基準に基づいてスコアリングします。
そのスコアが一定基準を満たせば、カードが発行される仕組みです。
- 審査が甘い・ゆるいクレジットカードにデメリットはありますか?
-
審査が甘い・ゆるいクレジットカードには、以下のようなデメリットがあります。
審査が甘い・ゆるいクレジットカードによくある特徴
- カード付帯の特典が少ない
- 保険や補償が限定的で使いにくい
- 利用限度額が低めに設定されている
- 各種手数料が高めに設定されている
ただし、これらは必ずしもすべてのカードに当てはまるわけではありません。
たとえば、楽天カードやリクルートカードは、年会費無料でありながらポイント還元率が高く、旅行障害保険も付帯しています。
審査に不安があるときは、本記事の「審査が甘い・ゆるいおすすめクレジットカード3選」から自分に合った1枚を見つけましょう。
まとめ
本記事では、審査が甘いと言われるおすすめクレジットカードを紹介しました。
プロミスやSMBCモビットなど、消費者金融業者が発行するカードは多くの方に利用してもらうために、銀行系カードより審査が甘いと言われています。
なかでも「プロミスVisaカード」なら、スマホタッチ決済に利用すると最大7.0%のポイントがもらえるので、普段使いでもポイントを貯められるでしょう。
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