三井住友銀行口座をOliveに切り替えるメリット・デメリットと手順を徹底解説!

三井住友銀行口座を持っている場合、口座番号や店番号を変更することなく「Olive(オリーブ)」へ切り替えることが可能です。

Oliveに切り替えると、1枚でキャッシュカードやクレジットカードなどさまざまな役割を果たす「Oliveフレキシブルペイ」が発行されます。Vポイントが貯まったり各種手数料がお得になるなど、Oliveの切り替えにはさまざまなメリットがあります。

本記事では、Oliveアカウントに切り替えるメリットやデメリット、具体的な切り替え手順について解説。切り替えるべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

三井住友銀行口座からOliveアカウントに切り替えるメリット・デメリット
メリットデメリット
キャッシュカードに5つの機能が集約
Vポイントが貯まる
手数料がお得になる
切り替えで1,500円相当のVポイントがもらえる
紙通帳が使えなくなりWeb通帳のみになる
SMBC CARDのクレジットカード機能がすぐに利用できなくなる
クレジットモードを利用するためには審査に通過する必要がある
このコンテンツの3行まとめ
  • Oliveフレキシブルペイはキャッシュカード・クレジットカード・デビットカードなどの機能も1枚に集約。カードを複数枚持ち歩く必要がなく1つのアプリで管理できるため、家計管理がラクに
  • Oliveアカウントを開設すると、他行宛振込手数料やATM手数料、定額自動入出金がお得に利用できるため、入出金が多い方におすすめ
  • Oliveアカウント開設によるデメリットとしては、紙の通帳が利用できなくなる点や、手続き・審査が必要な点が挙げられる

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目次

三井住友銀行口座からOliveアカウントに切り替えるメリット

三井住友銀行口座からOliveに切り替えると、以下のメリットがあります。

メリット1:キャッシュカードに5つの機能が集約

Oliveの切り替えで発行される「Oliveフレキシブルペイ」には、以下5つの機能が集約されています。

Oliveフレキシブルペイの5つの機能

  • キャッシュカード
  • クレジットカード
  • デビットカード
  • ポイント払いの支払い・管理
  • 追加のカードの支払い・管理(事前に連携した三井住友カードや提携カード)

キャッシュカードやクレジットカードなど複数のカードを持ち歩く必要がなく、お財布の中がすっきりします。また、盗難や紛失のリスクも軽減されるでしょう。

銀行口座の取引のほか、各決済方法の取引状況の確認や管理も1つのアプリでできるため、家計管理がラクになる点もメリットと言えます。

メリット2:Vポイントが貯まる

Oliveアカウントに切り替え、Oliveフレキシブルペイで支払いをすると決済金額等に応じたVポイントを獲得できます。

最大で20%のポイント還元が受けられ、獲得したVポイントは、1ポイント1円として全国のVポイント提携先やVisa加盟店などで利用が可能です。

支払いでの利用や特典などで多くのVポイントを獲得できる点は、Oliveフレキシブルペイの魅力といえます。

ポイント還元率詳細(2025年7月時点)
Oliveフレキシブルペイ(一般)
基本還元率0.5%※1
対象のコンビニ・飲食店でのスマホタッチ決済の利用+6.5%
2親等以内の家族を登録(家族ポイント)最大+5%
アプリログイン+1%
選べる特典で選択+%
SBI証券(登録・取引)最大+2%
住宅ローン(契約・取引)+1%
外貨預金(契約・取引)最大+2%
住友生命(サービス契約・実施)最大+2%
三井住友カード/モビットカードローン(引き落とし設定)最大+3%
最大還元率20%
※1:クレジットモード、デビットモードで支払いをしたときの還元率(ポイント払いは0.25%)

還元率アップの対象店舗は以下のとおりです。

スマホタッチ決済でポイント還元率アップ対象の店舗
コンビニセイコーマート、セブンイレブン、ポプラ、ミニストップ、ローソン
ファストフードマクドナルド、モスバーガー、ケンタッキーフライドチキン、吉野家、すき家
ファミレスサイゼリヤ、ガスト、バーミヤン、しゃぶ葉、ジョナサン、はま寿司、ココス
カフェドトールコーヒー、エクセルシオールカフェ
※商業施設内にある店舗など、一部ポイント加算の対象にならない店舗があります。
※ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては、1ポイント1円相当にならない

【その他のポイント還元率】

Oliveフレキシブルペイの利用額に応じた付与ポイント・条件
一般ゴールドプラチナプリファード
年会費永年無料税込5,500円税込33,000円
年会費無料特典年間100万円以上利用で税込5,500円の年会費が翌年以降永年無料
新規申込&利用特典入会月の3か月後末までに40万円以上利用で40,000ポイント付与
継続特典年間100万円以上の利用で毎年10,000ポイント付与年間100万円ごとに10,000ポイント付与(最大40,000ポイント)
Oliveフレキシブルペイのクレカ積立の還元率
年間カード利用額 (クレカ積立分を除く)一般ゴールドプラチナプリファード
500万円以上0.5%1.0%3.0%
300万円以上〜500万円未満2.0%
100万円以上〜300万円未満1.0%
10万円以上〜100万円未満0.75%
10万円未満0%0%
※2024年10月積立設定締切分(11月買付分)からの付与率

メリット3:手数料がお得になる

三井住友銀行の口座からOliveに切り替えると、基本特典と選べる特典により、振込や送金などの手数料が優遇されます。

【比較表】三井住友銀行の各種手数料
通常の手数料Oliveアカウントの手数料
他行宛振込手数料(SMBCダイレクト)3万円未満:154円/回
3万円以上:220円/回
月3回無料
三井住友銀行本支店ATM・三菱UFJ銀行店舗外ATM手数料0~110円/回無料
コンビニATM手数料※10~330円/回月1回無料(特典を選択した場合)※2
定額自動入金利用不可無料で利用可能
定額自動送金(きちんと振込)3万円未満:385円/回
3万円以上:550円/回
無料
手数料は税込です。
※1:イーネットATM・ローソン銀行・セブン銀行ATM

※2:ラチナプリファードの場合は月2回まで無料

他行宛の振込や自動送金を利用する機会が多い方は、Oliveに切り替えることでコストの削減に繋がるでしょう。

メリット4:切り替えで1,500円相当のVポイントがもらえる(~2025年8月31日)

三井住友銀行の口座を持っている人がOliveアカウントへ切り替えると、現在行われているキャンペーン特典により、1,500円相当のVポイントが付与されます。キャンペーンの条件等は以下のとおりです。

Oliveにするだけキャンペーンの詳細
キャンペーン名Oliveにするだけ!もれなく1,500円相当プレゼントキャンペーン
キャンペーン内容Oliveアカウントへの新規切替+エントリーで1,500円相当のVポイントプレゼント
実施期間2025年7月1日~2025年8月31日
対象サービスOliveアカウント
エントリー必要
対象者三井住友銀行に口座を持っていてOliveアカウントを契約していない人
特典付与条件①自分の三井住友銀行口座をOliveにアップデート
②専用フォームからエントリー
特典内容1,500円相当のVポイント
特典進呈方法Oliveアカウントに進呈
特典進呈時期9月下旬(予定)
注意事項・過去にOliveに契約していた方は対象外
・通常キャンペーン「Oliveアカウント切替プラン」との重複不可
※2025年7月時点の情報です

期間中にOliveへアップデートしてエントリーを済ませるのみでポイントが付与され、口座への入金等は不要です。

三井住友銀行口座からOliveアカウントに切り替えるデメリット

Oliveに切り替えると多くのメリットがある一方で、以下のデメリットもあります。事前にしっかり確認したうえで、切り替えるべきか判断しましょう。

デメリット1:紙通帳が使えなくなりWeb通帳のみになる

Oliveアカウントに切り替えると、Web通帳(デジタル通帳)のみで紙の通帳は利用できなくなります

これまで紙の通帳で口座の入出金を管理していた人は、Oliveに切り替えると少し不便に感じるかもしれません。

一方、Web通帳には以下のようなメリットがあるため、慣れればさほど不便には感じられないでしょう。

Web通帳のメリット

  • スマートフォンやパソコンからいつでも履歴を確認できる
  • 通帳の紛失や盗難のリスクがなくなる
  • メモを自由に記入できる

デメリット2:SMBC CARDのクレジットカード機能がすぐに利用できなくなる

クレジットカード機能を搭載したSMBC CARD(キャッシュカード一体型)を持っている場合、Oliveに切り替える前に解約手続きをする必要があります。

Oliveフレキシブルペイの新しいカードが届くまでキャッシュカード機能は利用できるものの、クレジットカード機能については退会手続き完了後すぐに利用できなくなります。

また、新しく発行されるOliveフレキシブルペイにSMBC CARDのクレジットカード番号は引き継がれません。

公共料金や携帯電話料金、サブスクリプションの利用料金などをSMBC CARDで支払っていた場合は、支払方法の変更手続きが必要になる点はデメリットと言えます。

デメリット3:クレジットモードの利用には審査が必要

Oliveアカウントのクレジットモードを利用するためには、審査を受ける必要があります。

審査の結果によっては、クレジットモードが利用できない、あるいは利用枠が希望に満たない場合があります。

なお、クレジットカードの審査に通らなかった場合でも、キャッシュカード、デビットカード、ポイント払いの3つの機能は利用可能です。

【比較表】三井住友銀行口座とOliveアカウントの違い

三井住友銀行口座とOliveアカウントの主な違いは以下のとおりです。

【比較表】三井住友銀行口座とOliveアカウントの違い
 通常の三井住友銀行口座Oliveアカウント
カードの種類以下いずれかから選択
・普通預金キャッシュカード
・クレジットカード一体型キャッシュカード
・デビット一体型キャッシュカード
以下の機能がOliveフレキシブルペイ1枚に集約
・キャッシュカード
・クレジットカード
・デビットカード
・ポイント払い
・追加カード
通帳紙通帳とWeb通帳の選択が可能Web通帳のみ
他行宛振込手数料(SMBCダイレクト)3万円未満:154円
3万円以上:220円
振込額にかかわらず月3回まで無料
他行からの定額自動入金利用不可手数料無料で利用可能
他行あての定額自動送金3万円未満:385円
3万円以上:550円
無料
対象のコンビニATM※1 手数料無料回数SMBCポイントパックの条件達成で月3回まで無料特典の選択により月1〜2回まで無料※2
Vポイントが付与される支払い方法「クレジットカード一体型キャッシュカード」または「デビット一体型キャッシュカード」での支払いで付与クレジットモード、デビットモード、ポイント払いモードでの支払いで付与
Vポイント関連の主な特典・給与・年金受取口座の指定で200ポイント※3※4
・口座残高1万円以上で100ポイント※3※5
・Vポイントアッププログラムの条件達成で対象店舗のポイント還元率最大20%
手数料は税込です。
※1:対象はイーネットATM・ローソンATM・セブン銀行ATM
※2:アカウントランクが一般・ゴールドの場合は月1回、プラチナプリファードの場合は月最大2回まで無料
※3:「選べる特典」で選択
※4:給与特典は2つ重複して選択することができない
※5:口座残高は、選択月末時点の円預金・外貨預金残高が10,000円以上の場合

三井住友銀行口座とOliveアカウントの主な違いは、複数のカード機能が「Oliveフレキシブルペイ」に集約されている点です。

また、Oliveはデジタルでの利用を前提としているため、紙の通帳は発行されません。

加えて「他行宛の振込手数料が最大月3回無料」「Vポイントの獲得手段が豊富」など、Oliveはさまざまな優遇措置があるといえます。

三井住友銀行からOliveへの切り替え手順

三井住友銀行の口座からOliveアカウントへの切り替えは、三井住友銀行アプリから以下の手順で行います。事前の準備物は不要で、所要時間は最短3分です。

三井住友銀行からOliveへの切り替え手順

  1. (アプリを持っていない人)三井住友銀行アプリをダウンロード
  2. 三井住友銀行アプリTOPの「ログイン画面へ」をタップ
  3. Oliveへのアップグレードにより変更される内容を確認
  4. SMBC IDを発行済の方は、SMBC ID(メールアドレス)とパスワードでログイン(SMBC ID未発行の方は、新しいメールアドレスで登録をタップ)
  5. Oliveのアカウントランク・カードの種類を選択
  6. 自身の氏名や住所などの情報を入力
  7. 申し込み内容を確認し「内容を確認して申し込む」をタップする

申し込みが完了すると、すぐにデビットモードが利用可能になります。申し込みから1〜2営業日ほどでクレジットモードの審査も完了し、クレカ払いができるようになります。

Oliveフレキシブルペイのカードが届けられるのは、約1週間から2週間ほどです。ただし、申し込みの混雑状況や審査状況などによっては、1か月以上かかる場合もあります。

三井住友カードからOliveへの乗り換え・2枚持ちもおすすめ

すでに三井住友カードを持っている方も、Oliveフレキシブルペイに申し込むことができます。

手持ちの三井住友カードをOliveフレキシブルペイに切り替えることはできませんが、Oliveフレキシブルペイと三井住友カードの併用は可能です。

Oliveフレキシブルペイと三井住友カード(NL)の違い
 Oliveフレキシブルペイ三井住友カード(NL)
Oliveアカウントとの連携○(Visaのみ)
決済機能クレジットモード/デビットモード /ポイント払いモードクレジットカード
国際ブランドVisaVisa・Mastercard
引き落とし口座三井住友銀行のみ対応している金融機関から選べる
最大ポイント還元率(※)最大20%最大15.5%
特典旅行傷害保険
Oliveの基本特典
Oliveの選べる特典
旅行傷害保険
2025年2月18日時点の情報
※Vポイントアッププログラムを利用した場合。Vポイントアッププログラムを利用するには、SMBC IDにご登録のうえ、Vpass連携が必要。
※Oliveフレキシブルペイについては、クレジットモードでのご利用のみ対象。また、クレジットモードに設定していたとしても、iD決済は一律デビットモード払いとなるため対象外。
※Oliveフレキシブルペイと三井住友カード(NL)の両カードを持ち、同一のSMBC IDで管理する場合は、三井住友カード(NL)の対象コンビニ・飲食店での利用も最大20%のポイント還元率。

「Oliveフレキシブルペイ」と「三井住友カード」の2枚持ちには、以下のメリットがあります。

「Oliveフレキシブルペイ」「三井住友カード(NL)」2枚持ちのメリット

  • 複数の国際ブランドが持てる
  • 2枚ともVpassアプリで管理できる
  • ポイントの合算が可能
  • 複数の付帯保険の利用が可能

2枚持ちすることでOliveフレキシブルペイと三井住友カードの良いとこどりが可能です。

例えば、「Oliveフレキシブルペイ ゴールド」と「三井住友カード ゴールド(NL)」は、どちらも年間100万円の利用で1万円分のポイントがもらえます。2枚を発行し、それぞれ年間100万円ずつ利用すれば、あわせて2万ptの受け取りが可能です。

【Q&A】三井住友銀行からOliveへの切り替えに関するよくある質問

最後に、三井住友銀行からOliveへの切り替えに関するよくある質問に回答します。

三井住友銀行口座からOliveアカウントに切り替えると口座番号はどうなる?

三井住友銀行の口座からOliveアカウントへ切り替えると、口座番号や店番号は引き継がれます

給与の振込先や各種引き落とし先に三井住友銀行の口座を登録している場合でも、Oliveの利用開始後に口座番号の変更手続きをする必要はありません。

ただし、「クレジットカード一体型キャッシュカード」のクレジットカード番号は変更されます。クレジットカードを利用している方は、支払い先の変更手続き等が発生する点に注意しましょう。

三井住友銀行口座からOliveアカウントに切り替えるとキャッシュカードはどうなる?

Oliveに切り替えても、一定期間が経過するか、Oliveフレキシブルペイを利用するまで、古いキャッシュカードを引き続き利用できます。

新しいOliveフレキシブルペイのカードは、申し込みから1~2週間程度で届きます。

古いキャッシュカードは、Oliveフレキシブルペイが手元に届いたことを確認したあとで裁断して処分しましょう。

Oliveアカウントから三井住友銀行口座への切り替え方法は?

Oliveアカウントを解約する際に三井住友銀行口座を残すことは可能です。手順は、以下のとおりです。

Oliveアカウントから三井住友銀行口座への切り替え方法

  1. 三井住友銀行アプリにログインする
  2. ホーム画面右下の「メニュー」をタップ
  3. 画面をスクロールして「口座開設・切替」を選択
  4. 「Oliveアカウント(マルチナンバーレスカード)を解約」をタップ
  5. 対象口座を選択
  6. 画面に沿って手続きを進める

解約手続きは通常1〜2週間程度で終わりますが、混雑時には1か月ほどかかることがあります。

クレジット機能など一部の機能のみの解約はできません。

まとめ

Oliveアカウントへ切り替えると、「新しいカードに5つの機能が集約される」「Vポイントが貯まる」「手数料がお得になる」など、さまざまなメリットがあります。

今ならキャンペーンにより、三井住友銀行口座からOliveへの切り替えでVポイントがプレゼントされる特典も。

本記事にあるメリット・デメリットを理解しそれらを踏まえたうえで、切り替えを検討しましょう。

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