【2026年】定期預金金利は今後どうなる?専門家による見通しと適切な預け方がわかる

監修者
オカネコマガジン監修者 松井大輔株式会社400F オンラインアドバイザー
松井 大輔
1級ファイナンシャル・プランニング技能士 / CFP® / 証券外務員一種
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「利上げが話題だけど、定期預金の金利は今後どうなるの?」「今、預けるタイミングとしては適切?」日銀の利上げ報道や住宅ローン金利の上昇といった流れを受け、定期預金金利の上昇にも注目が集まっています。

定期預金は元本割れのリスクが低く、資産を安全に保ちながら一定の利息を得られる人気の運用方法です。一方で日本は長らく低金利環境が続いていたため、まとまったお金を預けてもたいした利息にならないと感じた人は多いでしょう。

しかし、2026年は預金者にとって本格的な金利上昇が期待できる局面にきています。

本記事では銀行金利の推移を整理したうえで、2026年に向けた定期預金金利の見通しを専門的な視点で解説。金利変動の理由や定期預金以外に安全性が高い運用方法も紹介するため、今後の資産管理を考えるヒントになれば幸いです。

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目次

これまでの銀行金利の推移

かつて、日本の預金金利は非常に高水準な時代がありました。

特に1990年代の前後は「銀行に預けておけば勝手に増えていく」時代で、普通預金金利は平均で年2.08%。定期預金金利については、1年物で年6.08%もの金利が付いていたことがあります。

ところが、バブル崩壊とともに預金金利は急速に低下し、2016年にはマイナス金利政策が導入されました。定期預金金利も0%台となり、「安全性は高いけど利息があまり付かない運用方法」という認識を持っている人は少なくないでしょう。

このように「低金利が当たり前」だった市況が大きく変わり始めたのが2024年です。

2024年のマイナス金利政策解除後の金利推移

※参照:日本銀行_主要時系列統計データ表

ここにきて預金金利が上昇し始めた背景には、「政策金利」の動向があります。

2024年以降の政策金利動向

  • 2024年3月:日銀がマイナス金利政策を解除し、17年ぶりに利上げを行う
  • 2024年7月:追加の利上げ(政策金利年0.25% / 定期預金金利の平均年0.029%
  • 2025年1月:追加の利上げ(政策金利年0.5%)/ 定期預金金利の平均年0.127%
  • 2025年12月:追加の利上げ(政策金利年0.75%)/定期預金金利の平均年0.259%

2024年3月の金融政策決定会合によって日本銀行がマイナス金利政策の解除と利上げを決定し、その後に追加の利上げが複数回行われました。

預金金利の多くは政策金利に連動するため、普通預金金利や定期預金金利もじわじわと上がってきたという次第です。

金利の参考・出典元

専門家が解説!今後の定期預金金利の見通し(2026年)

先述のとおり、定期預金金利を左右する要因は日銀と政府の会合で決定される政策金利です。

政策金利が上がれば連動して預金金利は上昇し、政策金利が下がれば預金金利は下降する可能性が高くなります。

国内の政策金利の見通し

政策金利の動向がよくわかる材料に、日銀が政府と定期的に行う「金融政策決定会合」の資料があります。2026年1月の資料を見ると、“日本経済は緩やかな回復状態であり、物価上昇が持続している”ことを指摘。

さらに、“このまま経済と物価の見通しが実現していけば、引き続き政策金利を引き上げ、金融緩和の度合いを調整していく”という基本的見解を出しています。

金利の動向を追いたい方は、「金融政策決定会合」をマメに確認しておくとよいでしょう。

海外の政策金利との関係

日本の金利動向を考えるうえで、米国や欧州など海外の政策金利も無視できません。

下記表のとおり、海外と比較すると日本の政策金利は圧倒的に低い状況です。

各国の政策金利と実際の金利
米ドル(USD)ユーロ(EUR)豪ドル(参考)日本円
政策金利※13.50%~3.75%2.00%3.60%0.75%
普通預金金利※20.10%0.10%0.10%0.30%
定期預金金利※2(1年)3.30%(1年)1.60%(1年)3.00%(1年)1.00%
※1:各国政策金利は米国FF金利、欧州中央銀行、オーストラリア準備銀行を参照(2026年2月時点)
※2:ソニー銀行の金利。外貨の定期預金金利は「外貨普通預金からのお預入・自動継続」を参照(2026年2月2日時点)

海外の政策金利が日本に与える影響として、たとえば、海外金利が高止まりする状況では、日米金利差を背景に円安が進行しやすくなります。

その結果、輸入物価の上昇を通じて国内の物価にも影響が及ぶため、日本の金融政策にも一定の圧力がかかる仕組みとなっているのです。

専門家が解説!金利の今後の見通し

2024年以降金利は上昇しているものの、インフレ率が2%前後で持続していることから依然として緩和的であると言え、実質金利は低い状況です。

経済・物価上昇の状況から、2026年もさらなる追加利上げの可能性はあります。政策金利が引き上げられれば、預金金利や銀行の住宅ローン金利も上昇するでしょう。

ただし、急激な利上げは景気に与える影響も大きいため、実際には「小幅かつ段階的」な動きになることが予想されます。

2026年に利上げがあったしても、定期預金金利は緩やかな上昇路線か、横ばいになるという見方が現実的でしょう。

解説者プロフィール

松井 大輔
400F所属 1級FP技能士 / CFP® /宅地建物取引士

300回以上のマネーセミナー実施経験を持つ敏腕FP

約1,200人に対するコンサルティングと300回以上のマネーセミナー実施経験を持ち書籍・Web記事の監修も多数行う、元エンジニアの敏腕FP。エンジニア時代に培った論理的思考を用いてお金の話について分かりやすく伝えるをモットーに、総合的なライフプランニングによって住宅資金、教育資金、老後資金を「最適」な金融商品・制度を用いて戦略的に準備するアドバイスを得意としている。

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金利が変動する理由

そもそも、なぜ政策金利に連動して金利が変動するのでしょうか。

預金金利の変動についてはさまざまな指標が複合的に影響するため、仕組みをシンプルに解説します。

政策金利の影響

定期預金金利などの預金金利は銀行が自由に決められるように見えて、実際には政策金利の影響を強く受けています。

その理由は、政策金利が上がれば日銀から民間銀行に貸し出す金利もあがり、資金調達コストが上がってしまうからです。

政策金利で上昇した資金調達コストを補うには、民間銀行はより多くのお金を集めなければなりません。そのために預金金利を引き上げ、少しでも預金者を増やそうとするのです。

市場金利との関係

定期預金の場合、政策金利だけでなく市場金利にも大きな影響を受けます。

特に10年物国債の利回り(長期金利)は長期的な金利水準の目安になりやすく、定期預金の期間に応じて対応する長期金利が参考にされる傾向があります。

近年、10年国債の利回りは上昇傾向にあり、2026年1月20日には終値ベースで年2.37%まで上昇しました。定期預金金利にも好影響を与えると見られます。

銀行間の顧客獲得競争や経済状況

他の銀行との顧客獲得競争で金利を設定するケースもあります。現に住宅ローンは各行の金利引き下げ競争が過熱し、市場金利よりも低い金利が設定されるケースが多くありました。

このような傾向は普通預金金利や定期預金金利でも見られます。

また、景気が上向きになり経済が活発になると企業の資金需要が高まり、銀行はさらに融資を増やすため預金を集める必要が生じます。

こうした経済動向も少なからず金利に影響することは覚えておきましょう。

おすすめの定期預金金利ランキング

ネット銀行は店舗の管理費や人件費を抑えている分、金利が高い傾向にあります。定期預金金利が高いおすすめのネット銀行を、ランキング形式で紹介します。

\ 2026年2月最新! /
1年もの定期預金金利が高い銀行ランキング

(参考)三井住友銀行・三菱UFJ銀行・みずほ銀行・りそな銀行:0.40%
(参考)ゆうちょ銀行:0.275%

2026年2月2日時点の金利です。金利は税引き前の年利です。適用金利は条件によって変わる場合があります。

監修者

預金金利は今後も緩やかに上昇していく可能性がありますが、受取利息を最大化させるためには、「金利環境の変化に取り残されないこと」も重要なポイントです。

これらの状況や貯金の目的を踏まえて預入期間・預入額を設定し、長期に渡って置きっぱなしにせず、必要に応じて国債や債券、NISA、iDeCoなどを活用することも視野に入れましょう。

定期預金以外の安全性が高い資産管理方法

定期預金以外の、安全性が高い資産管理方法を紹介します。

定期預金以外の安全性が高い資産管理方法
安全性目的
高金利な普通預金高い(原則元本保証)1年以内またはすぐに引き出せるようにしたい資金の預け先(例:子どもの入学資金、生活防衛資金など)
個人向け国債高い(原則元本保証) ※ただし購入後1年は中途解約不可1~3年程度使う予定のない資金の預け先
国内短期債券ファンド(投資信託)比較的高い(元本割れの可能性あり)定期預金より利回りを重視したい場合の投資先

高金利な普通預金

普通預金は入出金が自由にできるため、「生活費の管理」のほか「急な出費への備え」の活用にもおすすめです。

近年は一部の銀行において、条件付きで普通預金金利を引き上げる口座を提供することが増えています。

たとえば東京スター銀行では給与振込口座の指定で年0.7%の金利が適用されます。また、UI銀行では女性であれば年0.5%の金利が適用されます。(2026年1月28日時点の金利)

ご自身に合う条件であれば無理に条件達成を考える必要がなく、流動性を確保しつつ定期預金に近い利息を狙えるでしょう。

普通預金金利が高いおすすめの銀行

東京スター銀行

  • 通預金金利:0.7%(給与・年金受取設定をした場合)

UI銀行

  • 通預金金利:0.5%(女性または給与・年金受取設定をした場合)
  • 利息が「毎月」付く

金利は2026年1月28日時点の税引前の年利
※スマホ専用のアプリダウンロード画面のため、スマートフォンからアクセスしてください。

個人向け国債

日本国が発行する債券で元本は国が保証するため、極めて元本割れのリスクが低い点が特徴です。

「変動金利10年タイプ」「固定金利5年タイプ」「固定金利3年タイプ」の3つから好きな商品を選ぶことができ、変動金利であれば金利上昇局面に有利です。

元本割れの可能性はほとんどありませんが、購入後1年は中途解約できない点に留意してください。

国内短期債券ファンド(投資信託)

国内短期債券ファンドは比較的安全性の高い投資信託です。

残存期間が短く信用性の高い債券を中心に組み入れられており、元本割れリスクは低く、かつ、金利変動の影響を受けにくいのが特徴です。

とはいえ、実際には債券ではなくファンド(投資信託)のため、100%安心とは言えません。預金と異なり、場合によっては元本を下回る可能性もある点に留意しましょう。

【Q&A】定期預金金利の今後の見通しに関するよくある質問

定期預金金利について、今後の見通しに関するよくある質問をQ&A形式で解説します。

定期預金の預入期間の選び方は?

金利の先行きが不透明な場合、預入期間を分散して預ける方法が有効です。

たとえば、1年・3年・5年など複数期間に分けることで、金利上昇・下落のどちらにも備えやすくなります。

定期預金を利用すべき資産の例は?

定期預金は、近い将来に使う予定がある資産の預け先におすすめです。

数年後に買い換え予定の車の購入費や、時期が決まっているリフォーム用の資金など、出口が決まっている資金を安全に管理したい人や投資に不安がある人は、定期預金を活用するのが良いでしょう。

定期預金は今後金利が上がる見通しがあるとはいえ、大きなリターンが期待できるほどではありません。よって、長期的な資産形成を考える際は投資信託などの投資商品もうまく活用しましょう。

まとめ

2026年、定期預金金利は緩やかな上昇が期待できる見通しです。

定期預金金利の指標となる政策金利や長期金利は上昇基調にあるため、段階的に上がっていく傾向であることは間違いないでしょう。

また、銀行間競争が加速した結果、一時的な優遇キャンペーンが行われる可能性もあります。

定期預金は依然として安全性の高い資産管理方法です。金利動向や各行の優遇キャンペーン状況を見ながら、預入期間や預け先を工夫することで資産を効率的に管理できます。

普通預金や個人向け国債なども組み合わせることで、より柔軟な資産管理が可能になるでしょう。今後の金利動向をチェックしつつ、自身のライフプランに合った預け方を選ぶようにしてください。

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株式会社400F オンラインアドバイザー 松井 大輔

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