国内最大級の家計診断・相談サービス「オカネコ」を運営する株式会社400F(フォーハンドレッド・エフ、本社:東京都中央区、代表取締役社長:中村仁、以下「当社」)は、2024年8月5日(月)の歴史的な日経平均の大暴落と急激な円高、そして2024年8月6日(火)の急激な回復等不安定な相場が続く中、個人投資家の意向や実態を探るべく、全国の『オカネコ』ユーザーの男女534人を対象に「オカネコ 市場急変に伴う個人投資家の意識調査」を実施しました。
アンケートの調査概要 | ||
調査名 | オカネコ 市場急変に伴う個人投資家の意識調査 | |
調査方法 | WEBアンケート | |
調査期間 | 2024年8月7日(水) | |
回答者 | 全国の『オカネコ』ユーザー534人 | |
回答者の年齢 | 20代以下:3.4% 30~39歳:19.1% 40~49歳:29.0% 50~59歳:30.3% 60代以上:18.2% | |
回答者の世帯年収 | 400万円未満:25.8% 400万円以上600万円未満:21.7% 600万円以上800万円未満:16.1% 800万円以上1,000万円未満:12.0% 1,000万円以上1,200万円未満:6.2% 1,200万円以上:10.7% わからない:7.5% | |
回答者の資産運用歴 | 半年未満:6.3% 半年~1年未満:7.9% 1~3年未満:17.6% 3~5年未満:16.4% 5~10年未満:16.1% 10年以上:35.7% | |
回答者の資産運用額 | 10万円未満:7.7% 10万円以上50万円未満:7.2% 50万円以上100万円未満:6.5% 100万円以上200万円未満:9.4% 200万円以上300万円未満:6.8% 300万円以上400万円未満:5.8% 400万円以上500万円未満:3.9% 500万円以上600万円未満:4.1% 600万円以上700万円未満:2.2% 700万円以上800万円未満:2.2% 800万円以上900万円未満:2.2% 900万円以上1,000万円未満:2.2% 1,000万円以上:35.4% わからない:4.6% | |
調査元 | 株式会社400F |
調査サマリー
「オカネコ 市場急変に伴う個人投資家の意識調査」結果サマリー
- 市場急変を受け、静観した個人投資家は75.4%。売却や運用停止よりも「買い増し」した方が多い結果に
- 新NISA実施者も52.3%が静観し、25.1%が運用額を増やす
- 静観した方は「長期運用を考えており、市場の一時的な下落に関して何も思わないから」、運用額を増やした方は「安値で買えると思ったから」が最多理由に
- 今、個人投資家が最も欲しい情報は、「株式/為替市場等の解説、見通しについて」
株式会社 400F 代表・中村仁 考察
”多くの個人投資家が市場変動に対して冷静に対応しており、長期投資を前提とした投資スタイルが広がっている。日本がいよいよ本格的に貯蓄から資産形成に向け歩み出した結果に”
日経平均がここ最近大きく変動しています。今年に入ってNISAを始められた方も非常に多い中でこのような変動の大きさに関して不安に思われる方も多いと思いアンケートを実施いたしました。
そうしたところ多くのユーザー様は今回の市場変動に関して冷静に受け止めていることがわかりました。市場変動が起きた際にも慌てて売却せずに様子見したり買い増ししている方が多いことがわかりました。
また、その背景においては長期投資を前提とした投資をしていることが最も多く挙げられています。日本人は投資リテラシーに関して欧米諸国と対比されることが多いですが、ここ最近の投資家トレンドとしては「長期・積立・分散投資」という王道スタイルをしっかりと守られる方が増えています。
このような傾向は日本がいよいよ本格的に貯蓄から資産形成に向けた歩み出した結果ではないかと思います。一方で市場変動に関して情報を求められる方は多く、コンテンツとしての情報提供だけではなく、ポートフォリオ全体について分析をすることのできるクオリティ高いアドバイザーがますます必要とされると考えています。
日本の投資の裾野が広がる中で、一人でも多くのユーザーの皆様のお役に立てるようにオカネコのサービスも磨き上げて参ります。
中村 仁(Jin Nakamura)
株式会社 400F 代表取締役社長
一般社団法人日本金融サービス仲介業協会 代表理事会長
2005年野村證券株式会社入社。3年間の支店営業後、野村資本市場研究所ニューヨーク事務所に出向し、米国金融業界の調査及び日本の金融機関への経営提言を行う。帰国後、野村證券株式会社マーケティング部・営業企画部にて、営業部門の経営戦略立案に携わる。同時に営業部門CEO補佐役として世界中の金融業界を現地訪問しながら調査。その後、京都支店ウェルスマネジメント課にて、上場・未上場企業を担当。
2018年7月より株式会社400F代表取締役就任。一般社団法人日本金融サービス仲介業協会代表理事会長。
「オカネコ 市場急変に伴う個人投資家の意識調査」の結果
市場急変を受け、静観した個人投資家は75.4%。売却や運用停止よりも「買い増し」した方が多い結果に
調査対象者の中から資産運用をしていると回答した方へ「2024年8月5日(月)より市場急変が続いていますが、どのような行動をとりましたか」と質問したところ、何もしなかった56.1%、情報収集している19.3%となり、新たな売買を行わず静観した方の合計は75.4%となりました。
そして、運用額を増やした19.5%、運用額を減らした2.4%、運用をやめた0.8%となり、売却や運用停止をした方よりも、アクティブに投資を続けた方が多いことがわかりました。
新NISA実施者も52.3%が静観し、25.1%が運用額を増やす
調査対象者の中から2024年からスタートした新NISAを実施していると回答した337名へ「2024年8月5日(月)から市場急変が続いていますが、どのような行動をとりましたか」と質問したところ、何もしなかった52.3%、情報収集している19.6%となり、新たな売買を行わなかった方の合計は71.9%となりました。
また、運用額を増やした方は25.1%となりました。新NISAを実施している方の売却や運用停止等が話題になっていましたが、個人投資家は冷静に状況を静観していた方が多いことがわかります。
静観した方は「長期運用を考えており、市場の一時的な下落に関して何も思わないから」、運用額を増やした方は「安値で買えると思ったから」が最多理由に
調査対象者の中で資産運用をしており、2024年8月5日(月)から市場急変が続く中、何もしなかった・情報収集している方へ、判断の理由を質問したところ、長期運用を考えており、市場の一時的な下落に関して何も思わないから50.6%、市場の動向を見たいから30.4%の順に続きました。
長期投資を前提とした投資をしている方が多いことがわかります。
次いで、調査対象者の中で資産運用をしており、2024年8月5日(月)から市場急変が続く中、運用額を増やした方へ判断の理由を質問したところ、安値で買えると思ったから82.3%、長期運用を考えており、市場の一時的な下落に関して何も思わないから50.6%の順に続きました。
長期的な資産運用を見据え、市場の下落時も強気な姿勢を保っている方も一定いらっしゃることがわかります。
今、個人投資家が最も欲しい情報は「株式/為替市場等の解説、見通しについて」
調査対象者の中から資産運用をしていると回答した方へ「市場急変が続く中、今後、どのような情報提供を行ってほしいと考えますか。」と質問したところ、株式/為替市場等の解説、見通し53.0%、投資への考え方33.7%、資産配分・ポートフォリオの組み方32.8%の順に多い結果となりました。
専門家の知見をもとに、株式/為替市場、そして投資を改めて理解し、自分に合った資産運用を確立していきたい方が多いことが伺えます。
アンケート結果の利用について
調査結果データの引用、転載に際しては必ず『オカネコ 市場急変に伴う個人投資家の意識調査』『株式会社400F「オカネコ」調べ』と記載してください。
また、Web媒体の場合はプレスリリース、もしくはオカネコマガジン、オカネコいずれかへのリンクをお願いいたします。
出典の記載例
- 出典 : 「オカネコ 市場急変に伴う個人投資家の意識調査」| 株式会社400F「オカネコ」調べ
調査結果は、そのままの形で正確に引用してください。結果の改変や歪曲はおやめください。
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