ソラナ(SOL)はオワコン? 今後2025年以降の将来性と強み・他の仮想通貨との違いを解説

監修者
株式会社400F
林 和樹
執行役員CMO(Chief Marketing Officer)/ 証券アナリスト

ソラナ(Solana)は、高速かつ低コストで利用できるブロックチェーンプラットフォームです。2020年のリリース以降、数々の成功プロジェクトを生み出しており、多くの投資家から今後の将来性が期待されています。

ソラナの独自トークン「SOL」は時価総額7位(2025年12月24日時点)ですが、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)と比べるとまだまだ取引量が少ない仮想通貨です。

本記事では、仮想通貨ソラナの強みやデメリット、ライバル仮想通貨との違いについて解説します。ソラナの特徴を知り、投資の判断の参考にしてください。

監修者

ソラナ(SOL)は、卓越した処理速度と低い手数料を誇り、「イーサリアムキラー」の筆頭として今後のブロックチェーン業界で重要な役割を担っていく可能性が高いプロジェクトです。
その高い技術力は多くの開発者や企業を惹きつけ、DeFiからNFTまで幅広い分野でエコシステムを急速に拡大させています。
一方で、過去に何度かネットワーク停止を経験しており、技術的な課題も抱えています。
ソラナへの投資を検討する際は、そのポテンシャルと、ネットワークの安定性というリスクの両面を理解することが不可欠です。

この記事の3行まとめ
  • ソラナ(Solana)は、高速かつ低コストで情報を処理できるプラットフォーム
  • 普及率の低さやハッキング被害、SOLの一時的な大暴落で「ソラナはオワコン」と言われていたが、いまでは時価総額ランキング上位の常連になるほど成長している
  • 「GMOコイン」や「bitbank」ではSOLを販売所方式でお得に取引できるが、初心者はスマホアプリで簡単にSOLを購入できる「CoinTrade」の利用がおすすめ

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  • アプリが使いやすい
  • 低額から買える(販売所形式)
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※仮想通貨(暗号資産)は法定通貨ではありません。

注記:当サイトを経由したお申し込みがあった場合、当社は提携する各企業から報酬の支払いを受けることがあります。提携や報酬の支払いの有無が、当サイト内での評価に影響を与えることのないようにしています。

目次

仮想通貨ソラナ(SOL)はオワコンではない!将来性が期待される4つの特徴

一時期はオワコンといわれていたソラナですが、2025年12月現在では今後も価格が上がると期待されています。

ソラナの将来性が期待されている主な理由は、ソラナに以下の特徴があるからです。

監修者

高速・低コストという特徴は、ソラナの将来性を語る上で欠かせません。
これが多くの開発者やユーザーを惹きつけ、エコシステムが急成長している最大の理由です。
大手企業との提携も進んでおり、その技術力と将来性が高く評価されています。
ただし、過去にネットワークの停止が何度か発生しているため、今後の安定稼働が、さらなる信頼獲得の鍵となります。

現物ETF承認と機関投資家の流入

2025年、米国においてソラナの現物ETF(上場投資信託)が承認され、証券取引所での取引が始まりました。「ビットコイン(BTC)」「イーサリアム(ETH)」に続き、ソラナが金融市場で正式な投資対象として認められたといえます。

現物ETFの承認によって、これまでソラナを直接購入できなかった年金基金などの機関投資家が資金を投じやすくなりました。また、ETFであれば仮想通貨取引所の口座やウォレットを準備する必要がないため、個人の投資家が増えることも期待されています。

また、2025年7月にはソラナ現物ステーキングETFが米国にて上場しました。これは、ETFを通じてソラナを保有することで報酬を受け取れる仕組みの商品です。

ソラナ現物ETFの上場により、大口の投資家から資金が流れやすくなったため、ソラナ自体の価値もさらに高まっていくと予想されています。

大型アップグレード「Firedancer」による処理能力向上

2025年12月12日、ソラナのメインネットワークで「Firedancer(ファイアダンサー)」の稼働が開始されました。

Firedancerは、ソラナのバリデーター(取引を検証するノード)が動かすクライアントソフトウェアです。

従来とは異なるプログラム言語で作られており、処理能力の向上により理論上は1秒間に100万件もの取引を処理できるとされています。

また、複数の種類のソフトウェアが同時に動くことで、1つのシステムに不具合が起きてもネットワーク全体が止まるリスクを減らせる点も特徴です。

ソラナは過去に通信障害が発生しやすいという問題点が指摘されましたが、Firedancerの稼働開始により、処理能力に加えてネットワークの安定性の向上も期待されています。

このソフトウエアの稼働により、「ネットワークが不安定である」というイメージが払拭されれば、開発者や投資家からのソラナの信頼性が高まり、価格上昇につながる可能性があります。

複数のソラナプロジェクトが成功している

ソラナで開発されたプロジェクトには、成功事例が多いです。成功したプロジェクトをいくつか紹介します。

ソラナのプロジェクト実績の一例
概要実績
STEPN・ブロックチェーンゲーム
・ユーザー自身が歩いたり走ったりして仮想通貨(暗号資産)を稼ぐ
2022年の利益
1〜3月:約33億円(2,600万ドル)
4〜6月:約168億円(1億2,250万ドル)
Raydium・分散型取引所(DEX)
・低コストかつスピーディーに仮想通貨(暗号資産)を取引できる
分散型取引所ランキング1位(現物取引部門)※1
Audius・分散型音楽ストリーミングプラットフォーム
・ファンがアーティストに直接お金を支払える
月間アクティブユーザーは450万人以上(2021年4月時点)
Magic Eden・NFTマーケットプレイス
・ユーザー同士がデジタル資産(NFT)を取引できる
マーケットプレイスの24時間取引量ランキング3位※2
Phantom Wallet・仮想通貨ウォレット
・複数のブロックチェーンに対応している
アメリカのApple Storeユーティリティ・アプリで3位(2024年5月)
2025年2月12日時点
※1:CoinMarkeCap調べ
※2:DappRadar調べ

複数のプロジェクトが有名になったことで、ソラナは多くのユーザーに認知されました。

多くの成功事例によって信頼性が高まり、将来性を見込んでソラナを活用しているユーザーが増えていると考えられます。

新規プロジェクトへの期待値が高まっている

ソラナのプラットフォームでは、新規プロジェクトが続々と立ち上がっています。特に期待値の高いプロジェクトは以下の通りです。

ソラナの新規プロジェクトの一例

  • PYUSDと連携:PayPalが発行するステーブルコイン※1
  • Blinks:X(旧Twitter)上で手軽に仮想通貨(暗号資産)が買える機能
  • Moonshot:ガス代やウォレットなしでミームコインが買えるアプリ※2
  • Solaxy:プレセールで1,900万ドル以上の資金を集めたミームコイン※2
  • DePIN:個人のWiFiルーターやカメラなどの機器を共有し、報酬をもらうサービス

※1:ステーブルコインとは価格変動が少ない仮想通貨(暗号資産)のこと
※2:ミームコインとはインターネットで話題のジョーク(ミーム)をモチーフにした仮想通貨(暗号資産)のこと

スムーズかつ低コストで情報を処理できるソラナは、新規プロジェクトを立ち上げやすいプラットフォームです。

さらに、ソラナには「クロスチェーン機能」があるので、ソラナで立ち上げたプロジェクトをほかのプラットフォームでも活用できます。

クロスチェーンとは、異なるブロックチェーン同士をつないで、データやトークンを安全にやり取りする仕組みです。

新規プロジェクトに対する「汎用性の高さ」も、ソラナに将来性が期待されている理由のひとつです。

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ソラナ(SOL)のこれまでの価格推移と今後の価格予想から見る将来性

ソラナは、誕生してから現在に至るまで、市場の流行や世界情勢の影響を受けて価格が大きく変動してきました。

過去の値動きを知ることは、今後のソラナの価格を予想するうえで重要なヒントになります。ここでは、ソラナに関する代表的な出来事と当時の価格を解説します。

2020年〜2021年:ローンチからDeFiブームによる価格急騰

ソラナが2020年に公開された当初の最安値は0.5ドル(約54円)ほどでしたが、その後は急速に価格が上昇していきます。

急騰した背景にあるのは、当時イーサリアムの手数料が高くなりすぎて使いにくくなっていたことです。

ソラナは、処理が速く手数料が安いために「イーサリアムの代わりになる存在(イーサリアムキラー)」として注目を集めました。多くの投資家や開発者から選ばれ、DeFi(分散型金融)やNFT(非代替性トークン)分野での活用が進みます。

その盛り上がりを受け、2021年11月には約260ドル(約29,600円)まで上昇し、わずか1年半ほどで価格が数百倍になるという、仮想通貨市場でも際立った成長を見せました。

※日本円の価格は当時のレートで計算されたものです。

2022年〜2023年:FTX破綻による暴落と停滞からの復活

2022年11月、大手仮想通貨取引所FTXが経営破綻した影響で、ソラナの価格は一時8.3ドル(約1,180円)付近まで暴落します。

FTXは大量のソラナを保有していたため、ほかの仮想通貨(暗号資産)よりも経営破綻の影響を大きく受けました。加えて、ソラナは技術的な問題にも悩まされ、2022年には複数回のネットワーク停止と不正なハッキング被害にも見舞われています。

しかし、ソラナの価格が低迷してもシステムの開発やコミュニティの活動は継続。2023年に入るとネットワークの技術的な進展に加え、DeFi(分散型金融)やNFT(非代替性トークン)分野での再活用などにより価格は徐々に回復していきます。

2023年後半になると、Web3スマートフォン「Saga」のヒットや、その保有者を対象としたミームコイン「BONK」の配布などで話題となりました。

これらさまざまな要因が重なったことで、2023年末にはソラナの価格が100ドル(約14,200円)まで上昇します。

※日本円の価格は当時のレートで計算されたものです。

2024年〜現在:エコシステム再評価による上昇トレンドへの回帰

2024年以降、ソラナの価格は再び上昇傾向となります。2024年初めには100ドル(約15,000円)前後でしたが、2025年1月には過去最高値となる293.31ドル(約46,000円)を記録。

最高値更新の背景にあるのは、ネットワークのさらなる安定性の向上による投資家や開発者の信頼性回復と、ミームコインと呼ばれる話題性の高いトークンのブームなどです。

また、米国でソラナ現物ETF(上場投資信託)が承認されたことで、大口の投資家も参入しやすくなりました。

しかし、2025年10月からは米中貿易戦争の不安が広がり世界の金融市場が混乱したことが主な要因となり、仮想通貨市場は下落局面を迎え、ソラナもその影響を受けました。

同年12月現在は122〜133ドル(2万円前後)の範囲で推移しています。

※日本円の価格は当時のレートで計算されたものです。

ソラナ(SOL)の今後の価格予想【2026年〜2030年】

ソラナの今後の価格については、予測を発表しているデータサイトや企業によって見通しが大きく異なります。価格予測の例は以下のとおりです。

ソラナ(SOL)の今後の価格予想
仮想通貨のデータサイトや海外取引所ソラナの価格が2026年に130ドルから140ドル台、2030年には160ドル前後になると予想
スタンダードチャータード銀行(イギリスの大手銀行)ソラナの価格が2026年末に310ドル、2029年末には500ドルまで上昇する見通しを示している
VanEck(アメリカの大手資産運用会社)2030年のソラナの価格について、3,211ドルまで上がる可能性がある一方で9.81ドルまで下がるリスクがあることも提示

ソラナは高速処理能力やエコシステムの発展がさらなる価格上昇を後押しすると期待される一方、ネットワーク障害や規制リスクなどが要因となり下落するシナリオも存在します。

このように価格の予測には大きな幅があり、正確に予測することは専門家であっても困難です。

特定の予測のみを鵜呑みにせず、下落リスクがあることも十分に考慮した上で、ソラナへの投資は必ず余剰資金の範囲内で慎重に行いましょう。

ソラナ(SOL)は将来性の高い仮想通貨

ソラナ(SOL)の概要
プラットフォームSolana(ソラナ)
トークンSOL(ソル)
発行上限なし
アルゴリズムPoS/PoH
時価総額ランキング7位
ローンチ時期2020年3月
おもな取扱取引所GMOコイン/CoinTrade/bitbank
公式サイトSolana
ホワイトペーパーSolana
※2025年12月24日時点。参照元:CoinMarketCap

ソラナ(Solana)は、ブロックチェーン上でアプリケーション(DApps)を開発できるプラットフォームです。

仮想通貨(暗号資産)の売買だけでなく、ステーキングやブロックチェーンゲーム、NFT取引といった豊富なサービスを利用できます。

監修者

ソラナ(SOL)は、高速の処理速度と低い取引手数料を特徴とし、「イーサリアムキラー」として注目される代表的なブロックチェーンプロジェクトです。
独自の「Proof of History(PoH)」というコンセンサスメカニズムが、その高速処理の核となっています。
DeFi(分散型金融)やNFT(非代替性トークン)など、様々なアプリケーションが開発されており、エコシステムの拡大が続いています。

最大の特徴は高速かつ低コストで情報を処理できること

ソラナのプラットフォームは、情報処理システムに「PoH」を導入しています。

イーサリアムが導入している「PoS」より高速かつ低コストで情報を処理できるので、機能的にはソラナの方が使いやすいです。

アルゴリズムが異なるソラナとイーサリアムの処理速度と手数料を、以下にまとめました。

ソラナとイーサリアムの違い
アルゴリズム処理速度(1秒あたり)※手数料(ガス代)※
ソラナPoH4.772件約0.00064ドル(約0.09088円)
イーサリアムPoS14.4件約0.01ドル(約1.42円)
参照元:SolanaEtherscan
※2025年4月17日時点(1ドル142円で計算)

ソラナではイーサリアムより少ない手間とコストで、仮想通貨取引やNFT、ブロックチェーンゲームなどができることがわかります。

短期間で時価総額ランキング上位に成長している

SOLは、ローンチからわずか数年で時価総額ランキングの上位にランクインしており、圧倒的な成長スピードがソラナへの期待につながっています。

各仮想通貨の時価総額ランキング
仮想通貨(暗号資産)ローンチ時期
1位ビットコイン(BTC)2009年1月
2位イーサリアム(ETH)2014年7月
3位テザー(USDT)2014年
4位BNB(BNB)2017年7月
5位リップル(XRP)2012年
6位USDコイン(USDC)2018年9月
7位ソラナ(SOL)2020年3月
参照元:CoinMarketCap(2025年12月24日時点)

ほとんどが10年以上前にローンチされているなか、ソラナはまだ約6年しか経っていません。

ソラナの驚異的な成長スピードに、将来性を感じている投資家も多いでしょう。

ソラナ(SOL)がオワコンと言われた3つの理由

一部の投資家の間で「仮想通貨ソラナ(SOL)はオワコンだ」と言われていた時期があります。

考えられる理由としては、以下の3つが挙げられます。

これらの理由(デメリット)を知ったうえで、SOLを買うべきか判断しましょう。

監修者

ソラナの価格は、仮想通貨市場全体の動向に加え、大手取引所FTXの破綻といった特有の出来事にも影響されてきました。
また、断続的に発生したネットワークの停止は、プロジェクトの信頼性に大きな疑問符を投げかけました。
しかし、そういった困難な時期を乗り越え、現在は力強い回復を見せています。
今後の価格を占う上では、マクロ経済の動向はもちろんのこと、ソラナチェーン上でローンチされる新しいプロジェクトや、ネットワークの安定性に関するニュースが重要な判断材料となります。

イーサリアムより普及率が低い

ソラナのプラットフォームは「イーサリアム」より普及率が低いので、盛り上がりは一時的だと言われていました。

2022年のデータでは、1ヶ月あたりのイーサリアムの新規開発者数は1,873人、ソラナは383人1と、当時は約5倍の開きがありました。イーサリアムの圧倒的な新規開発者数と比較されていたことが、ソラナはオワコンだと言われていた理由の一つです。

しかし、2024年にはソラナの新規開発者数が7,625人※2となり、イーサリアムを1,000人以上上回る規模に成長しています。

ブランド力や信頼性は「イーサリアム」の方が高いかもしれませんが、今ではソラナも実力のあるプラットフォームに成長したと言えるでしょう。

※1:参照元:CoinPost|仮想通貨の新規開発者数が過去最高、最も拡大したチェーンは?|年次報告書2022
※2:参照元:CoinPost|ソラナ、新規開発者数でイーサリアム超え=Electric Capital 2024レポート

ハッキング被害が繰り返されていた

ソラナは過去に何度もハッキング被害にあっています。

特に、2022年は多くのハッキング事件にソラナが関わっていたため、投資家たちの間で「ソラナのセキュリティに問題があるのでは?」という不安な声が広がりました。

2022年に発生したソラナ関連のハッキング事件の詳細は、以下のとおりです。

2022年に発生したソラナ関連のハッキング事件
事件被害額
2022年2月Wormholeへのブリッジ攻撃(ソラナとイーサリアムを繋げるプラットフォーム)約3億2,500万ドル相当(約370億円)
2022年8月Slopeウォレットのハッキング(ソラナのウォレット)800万ドル相当(約10億円)
2022年12月Raydiumのハッキング(ソラナの分散型取引所)200万ドル〜400万ドル相当(約2.7億円〜5.4億円)

ただ、上記のハッキング被害は「ソラナ」自体の問題ではなく、それぞれのウォレットや取引所の管理システムの弱さが原因だったと考えられています。

ソラナチェーンは「ユーザーへの注意喚起」や「データの暗号化」などの対策を強化し、2023年以降は大きなハッキング被害の報告はありません。

海外取引所FTXの破綻で価格が暴落した

2022年11月、大手の仮想通貨取引所FTXが破綻した影響で、ソラナの価格は約1ヶ月間で51%以上暴落しました。

同時期のイーサリアム(21.3%減)やビットコイン(17.6%減)より大きな下落だったので、一部の投資家たちの間で「ソラナはオワコンだ」と言われていたようです。

しかし、FTXとソラナに直接的な関係性はありません。それでも、FTXの創業者がソラナを強く推していたため、投資家の間でソラナへの不安が広がったと考えられています。

その後、ソラナの価格は2023年末頃から徐々に回復。2025年1月には「1SOL=45,342円」という過去最高額を記録しており、FTX破綻の影響を乗り越えたと言えるでしょう。

ソラナ(SOL)を4つのライバル仮想通貨と比較

仮想通貨ソラナ(SOL)には、いくつかライバル仮想通貨が存在します。それぞれの概要を以下の表にまとめました。

スクロールできます
各仮想通貨(暗号資産)の概要
ソラナ(Solana)イーサリアム(Ethereum)スイ(SUI)アプトス(Aptos)モナド(Monad)
シンボルSOLETHSUIAPTMonad
時価総額ランキング7位2位21位56位142位
情報処理システムPoHPoSPoSPoSPoS
ガス代約0.00064ドル約0.01ドル不明不明ほぼゼロを目指す
情報処理速度(1秒あたり)4,772件14.4件297,000件100,000件以上10,000件(テスト段階)
発行上限なしなし100億SUI不明不明
ローンチ時期2020年3月2014年7月2023年5月2022年2025年11月
おもな取り扱い取引所GMOコイン/CoinTrade/bitbankCoinTrade/Coincheck/BITPOINTBITPOINT/BitTrade/OKJBitTrade/OKJ/SBI VCトレード国内では取引なし
公式サイトSolanaEthereumSuiAptosMonad
2025年12月24日時点

仮想通貨(暗号資産)の詳細について、それぞれ解説します。

監修者

ソラナを評価する上で、他のレイヤー1ブロックチェーンとの比較は欠かせません。
最大のライバルであるイーサリアム(ETH)と比較すると、ソラナは処理速度と手数料の安さで優位に立つ一方、分散性やネットワークの安定性ではイーサリアムに軍配が上がります。

イーサリアム(ETH)

イーサリアム(ETH)は、NFTや分散型金融サービスなど、多くの仮想通貨プロジェクトがイーサリアムのプラットフォームで誕生しました。

イーサリアムの最大の強みは、スマートコントラクトと呼ばれる技術です。あらかじめ決めた条件を満たすと自動で取引が完了するので、管理コストを抑えながら安全な取引を実現できます。

イーサリアムとソラナがライバル関係にある理由は、ソラナにもスマートコントラクトに似た「プログラム」と呼ばれる機能があるからです。

ソラナの方が安くスピーディーに取引できるので、ソラナは別名「イーサリアムキラー」とも呼ばれています。しかし、ネットワークの規模はイーサリアムの方が大きく、預かり資産額はソラナの6倍以上(2025年2月12日時点)です。

現状では、実績や信頼性においてイーサリアムが優位なため、安定かつ実用的な仮想通貨(暗号資産)を求める場合はETHの方が良いでしょう。ETHは、GMOコインCoinTradeで購入できます。

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スイ(SUI)

スイ(SUI)は、2023年5月にローンチした仮想通貨(暗号資産)です。

高速かつ低コストでの情報処理が可能なプラットフォームで、分散型取引所「Suiswap」や独自ウォレット「SuiWallet」など、さまざまな仮想通貨サービスを提供しています。

ソラナとライバル関係にある理由は、スイの方が情報の処理スピードが速いからです。

情報処理スピード

  • スイ:297,000件/秒
  • ソラナ:4,772件/秒

理論上、スイによる情報処理は、ソラナの60倍以上の性能を誇ります。

プロジェクトの数や規模はまだまだソラナに劣りますが、スイはローンチからわずか9ヶ月で時価総額ランキング13位に入るほどの、急速な成長をみせています。

イーサリアムやソラナより新しい技術に投資して利益を狙いたいときは、少額からSUIを買ってみましょう。

仮想通貨SUIは、BITPOINTで約500円から購入できます。

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アプトス(APT)

アプトス(Aptos)は、元Meta社(旧Facebook)の開発者が立ち上げたブロックチェーンプラットフォームです。

短期間で習得できる独自のプログラミング言語「Move」により、アプトスではプロジェクトを立ち上げやすいと言われています。

ソラナのライバルと言われている理由は、アプトスの情報処理能力が高いからです。アプトスの情報処理スピードは「毎秒10万件以上」と言われており、ソラナを大きく上回る速度でNFT取引やDeFiなどのサービスを提供しています。

ただ、アプトスはソラナの後発プラットフォームであり、実績や信頼性においてはソラナに劣ります。それでも、アプトスの効率性は高く評価されており、なかにはソラナからアプトスに移行したプロジェクトもあるほどです。

BitTradeSBI VCトレードでは、仮想通貨APTを取引できます。

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モナド(Monad)

モナド(Monad)は、速度と使いやすさを両立した新しいブロックチェーンプラットフォームです。

イーサリアムのサービスをそのまま利用できる互換性と、毎秒10,000件という高速な処理能力に、リリース前から注目が集まっています。

実際に、2024年には340億円以上の資金調達を実現。仮想通貨(暗号資産)のベンチャーキャピタル企業「パラダイム」や仮想通貨取引所「Coinbase」など、業界でも有名な企業や投資家たちから支援を受けています。

2025年11月24日、モナドは独自トークン「MON」とともにリリースされました。まだ国内取引所での取り扱いは開始されていないため、情報を適宜チェックしておきましょう。

仮想通貨ソラナ(SOL)が買える日本のおすすめ取引所3選

仮想通貨ソラナ(SOL)は、国内取引所でも購入できます。なかでも、当メディアがおすすめする取引所を3つ紹介します。

ソラナが購入できる国内取引所3選
GMOコインCoinTradebitbank
銘柄数21銘柄程25銘柄程40銘柄以上
取引手数料(販売所)無料無料無料
取引手数料(取引所)Maker:−0.01〜−0.03%
Taker:0.05〜0.09%
Maker:−0.02%
Taker:0.12%
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出金手数料無料(2,000万円を超える出金の場合、400円)550円550~770円
スマホアプリ
レバレッジ取引最大2倍最大2倍
おすすめポイント年率6.85%のステーキング利率
※ソラナの場合
約300円から始められるSOLのステーキングサービスSOLを含む全アルトコインを取引所形式で購入可能
公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト
2025年12月1日時点
※手数料はすべて税込み
監修者

ソラナ(SOL)は、現在多くの国内暗号資産取引所で購入が可能です。
取引所を選ぶ際には、取引量の多さ(流動性)や、コストを抑えるための手数料の安さ、セキュリティの強度やアプリの使いやすさなどが重要な比較ポイントになります。
また、長期保有を考えるなら、保有しているだけで報酬が期待できるステーキングサービスの有無やその利率も、取引所選びの決め手の一つとなるでしょう。

GMOコイン|さまざまな方法でSOLの運用が可能

GMOコインは、仮想通貨SOLのステーキングサービスを提供している取引所です。

取引所方式でもSOLを購入できるので、販売所方式より希望の価格で売買しやすいです。

また、SOLのレバレッジ取引にも対応しており、ハイリターンを狙った投資にも挑戦できます。ただ、レバレッジ取引は損失も大きくなりやすいため、取引に慣れてリスク管理ができるようになってから始めるのがおすすめです。

SOLの積立購入にも対応しているので、GMOコインの口座を開設したら少額(500円)でSOLを買ってみましょう。

GMOコイン

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  • 販売所:無料
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入金・出金手数料
  • 入金:無料
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  • 入出金に手数料がかからない
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  • スマホアプリだとチャートが見にくい
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  • 定期メンテナンスで利用できない時間帯がある(毎週土曜日の9:00〜11:00)
取り扱い通貨数21銘柄程
スマホアプリ
最低取引数量0.00001BTC
提供サービスレバレッジ取引:〇(最大2倍)
ステーキング:〇
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積立:〇(500円~)
運営会社GMOコイン株式会社

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0.01SOLから運用できるので、初めてのステーキングでも挑戦しやすいでしょう。

ただし、CoinTradeは取引所方式(ユーザー同士が直接取引する方法)での取引サービスを提供していません。そのため、販売所方式より割高な値段でSOLを買ってしまう可能性があります。

それでも、CoinTradeなら手軽にステーキングを始められ、売買以外でも仮想通貨(暗号資産)の楽しさを味わえます。

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デメリット
  • レバレッジ取引ができない
  • 取引所方式で取引できない
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  • メンテナンスの時間が長い(毎週水曜12:00〜18:00)
取り扱い通貨数25銘柄程
スマホアプリ
最低取引数量0.00005BTC
提供サービスレバレッジ取引:×
ステーキング:〇
レンディング:〇
積立:〇(500円~)
運営会社株式会社マーキュリー

2025年12月1日時点

bitbank|レンディングサービスを提供

bitbankは、アルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)取引量が国内No.1(2023年1月〜2024年10月のJVCEA統計情報、bitbank調べ)の仮想通貨取引所です。

40種類以上のすべての仮想通貨(暗号資産)を取引所方式で購入できるので、SOLを希望に近い価格で売買できるでしょう。

また、仮想通貨(暗号資産)を預けて利息をもらう「レンディングサービス」も、全銘柄に対応しています。bitbankに仮想通貨(暗号資産)を貸し出すだけで利息がもらえるので、SOLをレンディングすればほったらかしでも資産が増える可能性があります。

ただし、レンディングを途中で解約すると、5%の手数料がかかります。預けた仮想通貨(暗号資産)を使う予定がないか検討したうえで利用しましょう。

bitbank

\ 手数料の低さや銘柄の豊富さなど、全体的にバランスの良い取引所 /

取引手数料
  • 販売所:無料
  • 取引所:Maker「−0.02%」、Taker「0.12%」
入金・出金手数料
  • 入金:無料
  • 出金:3万円未満「550円」、3万円以上「770円」
メリット
  • 1,000円から出金できる手軽さ
  • 100円から積立購入ができる
  • 24時間365日リアルタイムで入出金が可能
  • 日本円で買える銘柄数が豊富(40銘柄以上)
  • 堅牢なセキュリティ対策(創業以来ハッキングゼロ件)
  • レンディングの年間利率は最大5%と高水準
デメリット
  • 出金手数料が高い
  • レンディングを途中でやめると5%の手数料がかかる
取り扱い通貨数40銘柄以上
スマホアプリ
最低取引数量取引所:0.0001BTC、販売所:0.00000001BTC
提供サービスレバレッジ取引:〇(最大2倍)
ステーキング:×
レンディング:〇
積立:〇
運営会社ビットバンク株式会社

2025年12月1日時点

失敗しないソラナ(SOL)の買い方・購入手順

ソラナを購入する際は、金融庁に登録された国内取引所を利用するのがおすすめです。認可を受けた業者は、顧客の資産を分別管理するなど厳しいルールを守っており、安心して利用できます。

国内取引所でソラナを購入する流れは以下のとおりです。

国内取引所でソラナを購入する手順

  1. 国内取引所で口座開設する
  2. 日本円を入金する
  3. 購入タイミングを見計らって注文する

多くの国内取引所は、スマホで運転免許証やマイナンバーなどの本人確認書類と自身の顔を撮影することでスムーズに審査が進み、最短即日に取引ができます。

口座を開設できたら決済に利用するための日本円の入金を行いましょう。インターネットバンキングを使ったクイック入金を使うと残高にすぐに反映され、手数料もかかりません。

入金が反映されたらソラナを購入します。取引所によっては購入方法に「販売所」と「取引所」の2種類があります。

販売所は簡単な操作でソラナを購入できますが、スプレッド(売値と買値の差)と呼ばれる実質的な手数料がかかります。

取引所(板取引)は、販売所よりも取引コストを抑えやすい一方、注文操作がやや複雑です。注文時の価格で買う「成行注文」と、指定した価格で買う「指値注文」などがあります。

【Q&A】仮想通貨ソラナ(SOL)の将来性に関するよくある質問

仮想通貨ソラナ(SOL)の将来性に関するよくある質問に回答します。

ソラナの買い方は?

仮想通貨ソラナ(SOL)は、国内取引所で取り扱っている仮想通貨(暗号資産)です。

以下の手順で購入できます。

  1. 国内取引所の口座を開設する
  2. 日本円を入金する
  3. SOLを購入する

国内取引所CoinTradeのスマホアプリはシンプルな設計なので、日本円の入金からSOLの購入まで迷わず操作できるでしょう。

CoinTrade

  • アプリが使いやすい
  • 低額から買える(販売所形式)
販売所取引所×
ステーキングレンディング
レバレッジ取引×積立
ソラナの過去最高値はいくら?

SOLの過去最高額は、2025年1月19日時点の45,342.73円です。

2020年には約78円で取引されていたので、約5年で520倍以上も高騰しています。

※参照元:CoinMarketCap|Solana(SOL)価格・チャート・時価総額

ソラナは今後イーサリアムを超える?

時価総額において、仮想通貨ソラナ(SOL)がイーサリアム(ETH)を超える可能性は低いでしょう。

その理由として、主に以下が挙げられます。

  • 時価総額がイーサリアムの30%に満たない※2025年4月17日時点
  • イーサリアムの方が運用歴が長く、認知度や信頼性が高い
  • ネットワークの規模(預かり資産額)が、ソラナの6倍以上
  • スイ(SUI)やアプトス(APT)などのライバル仮想通貨が増えている

それでも、2024年にはソラナの新規開発者数は7,625人で、イーサリアムより1,000人以上多いという結果でした。

プロジェクトの数も増えているので、時価総額がイーサリアムを超えなくても、利便性やユーザーの数でソラナが上回る可能性はあるでしょう。

ソラナが暴落した理由は何ですか?

仮想通貨SOLは、過去に何度も暴落しています。

たとえば、2022年11月に大手仮想通貨取引所FTXが破綻したときは、創業者がソラナを強く推していた影響により、約1ヶ月でSOLの価格が51%以上下がりました。

また、2021年11月〜2022年11月の期間では、頻繁に報告されたハッキング被害や仮想通貨市場全体の値下がりによって、SOLの価格は80%以上も下がっています。

仮想通貨(暗号資産)は「株」や「投資信託」より値動きが大きい投資先なので、今後もトレンドや市場の動きによって暴落する可能性があることを念頭に置きましょう。

ソラナの将来価格はどこまで上がる?

AIや一部の企業は、2029年に1SOLの価格が10万円を超えると予想しています。

今後の価格予想を、以下の表にまとめました。

ソラナの今後の価格予想
経済予測会社DigitalCoinPrice
2025年51,764円57,539.01円
2026年109,143円70,197.88円
2027年67,974円102,100.21円
2028年69,894円125,834.87円
2029年109,097円(3月末)125,834.87円
2030年155,617.73円
2031年208,181.33円
2032年292,165.96円
2033年411,671.40円
2034年556,198.84円
参照元:経済予測会社|ソラナ 予想DigitalCoinPrice|Solana (SOL)

DigitalCoinPriceは、10年後に1SOLが55万円を超えると予想しています。

しかし、あくまで上記は予想値であり、価格は保証されていません。

予想を鵜呑みにすると大きな損失につながりやすいので、先述したソラナの強みやリスクを理解したうえで、SOLへの投資を判断しましょう。

まとめ

仮想通貨SOLに将来的な値上がりが期待されている理由は、ソラナに以下のような強みがあるからです。

SOLは2025年1月に過去最高額を更新しており、今後もソラナ関連のプロジェクトからは目が離せません。

ただ、仮想通貨(暗号資産)は値動きが激しいうえに、SOLにはライバル仮想通貨が続々と出てきているので、今後SOLが大きく値下がりする可能性もあります。

新たな仮想通貨(暗号資産)に投資するときは、できるだけ少額から挑戦しましょう。

国内取引所CoinTradeでは、0.01SOLからSOLに投資できます。操作もシンプルであるうえに、ステーキングでほったらかし運用に挑戦しやすいので、特に初心者の方におすすめです。

CoinTrade

  • アプリが使いやすい
  • 低額から買える(販売所形式)
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ステーキングレンディング
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林和樹

林 和樹

株式会社400F
執行役員CMO(Chief Marketing Officer) / 証券アナリスト

詳細プロフィール

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