2025年5月、三井住友カード株式会社とソフトバンク株式会社の業務提携が発表されました。これにより「Olive」と「PayPay」が相互に連携し、よりお得なキャッシュレスサービスが実現します。
本記事では、OliveとPayPay提携によるそれぞれのユーザーメリットを解説します。連携による懸念点も案内するので、現在OliveやPayPayを使っている方や使うべきか検討している方は、ぜひ参考にしてください。
- 今回の業務提携により、OliveアプリでPayPayの残高確認やチャージ・入出金管理ができ、Oliveフレキシブルペイの支払い方法にPayPay支払いが追加予定。世界中のVISA加盟店でPayPay支払いが可能に
- ただしまだ実装されておらず、具体的なスケジュールや詳細が未定なものも多くあるため、詳細は発表を待つ必要がある
- 業務提携による協業は金融サービスだけでなく、三井住友カードのユーザー向けにヘルスケアサービスの提供や、AIオペレーターによる365日24時間体制の顧客対応サービスを開始した
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三井住友銀行OliveとPayPayが連携 |より幅広くキャッシュレスサービスを提供
三井住友銀行・三井住友カードが共同で提供する「Olive」は、銀行口座やクレジット機能などを集約した個人向け総合金融サービスです。
国内クレジットカード市場でトップシェアを持つ三井住友カードの強みを活かし、サービス開始からおよそ2年ですでに600万アカウントを有しています。
一方の「PayPay」は、国内でもっとも多い利用者を持つスマホ決済サービスです。サービス開始からおよそ7年で、登録ユーザーは7,000万人に到達しています。
| Olive | PayPay | |||
|---|---|---|---|---|
| 提供元 | SMBCグループ (三井住友銀行・三井住友カード) | PayPay株式会社 (ソフトバンク・LINEヤフー) | ||
| サービス | 総合金融サービス(銀行口座、クレジット、デビット、証券の一元管理) | スマホ決済サービス (QRコード・バーコード決済、公共料金支払いなど) | ||
| 利用者 | ・Olive:600万アカウント (2025年7月時点) ・三井住友カード会員数:約3,900万人 (2024年度業績データより) | 登録ユーザー7,000万人 (2025年7月時点) | ||
2025年5月15日、この三井住友カード株式会社とソフトバンク株式会社が業務提携を発表しました。これにより、多数のユーザーを抱えるOliveとPayPayが、相互に連携した取り組みを開始。
具体的には、OliveアプリでPayPayの残高確認やチャージができ、三井住友銀行口座とPayPay残高間のチャージ・出金が可能です。
また、三井住友カードからPayPay残高へのチャージを手数料無料で行えるようになります。


OliveとPayPay連携によるメリット
OliveとPayPayを連携すると、どちらのユーザーに、どんなメリットがあるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
手数料無料で三井住友カードでのPayPayチャージが可能
今回の連携により、三井住友カードからPayPayへの残高チャージが無料で行えるようになります※。PayPayユーザーは残高チャージがしやすくなり、Oliveユーザーはキャッシュレス決済の選択肢がぐっと広がります。
これまで、PayPay残高へのチャージは銀行口座やATMからの入金がメインで、クレジットカードからのチャージはPayPayカード以外手数料がかかっていました。
しかし今回の連携により、両ユーザーにとって日々のキャッシュレス決済がより使いやすくなります。
※正確には、2025年1月以降に停止予定だった「クレジットカードからの無料チャージの利用」を継続する形となる
OliveのアプリでPayPay残高管理や出金が可能
PayPayの残高管理や入出金などが、Oliveのアプリ(Vpassアプリ)でできるようになる機能が2026年秋にリリースされることが発表されました。
2026年現在、PayPayと連携できるアプリは意外と少なく、PayPay残高確認の際は純正アプリを開くしかないユーザーが多数を占めています。
今回の連携により、Oliveのアプリから三井住友銀行口座とPayPay残高間のチャージ・出金が可能になります。
銀行口座とPayPayの入出金明細を一元管理できれば、日々の家計管理がよりスムーズになるでしょう。PayPayと相性のよい資金管理アプリを探していたユーザーにとっては、Oliveが新たな選択肢になるのではないでしょうか。
手数料無料でPayPay残高をSMBC口座へ移すことが可能
2026年秋以降のアップデートで、PayPay残高から三井住友銀行口座への出金手数料が無料になります。
2025年現在、PayPayの残高を銀行口座に送金するには、1回100円(税込)の送金手数料が発生します。これまで送金手数料が無料になるのはPayPay銀行のみで、他の銀行に送金してお金を引き出しにくい点がPayPayのデメリットでもありました※。
今回の連携では「現金を引き出しにくい」というデメリットが緩和され、PayPayユーザーにとっての使い勝手が大きく向上します。
※PayPayマネー(給与)を含む本人名義の銀行口座への送金であれば、月1回手数料無料で送金が可能
フレキシブルペイの支払い方法にPayPay支払いが追加
Oliveの「フレキシブルペイ」とは、デビット(銀行口座)、クレジット、ポイント支払いなどの機能が一体化したオールインワンカードのことです。
今回の連携では、このフレキシブルペイの支払い方法に「PayPay残高による支払い」を追加できるようになります。これにより、Oliveユーザーは世界中のVISA加盟店でPayPay支払いを行うことが可能です。
フレキシブルペイのカードはOliveアプリで管理できます。スマホさえあればPayPay支払いと通常のデビット支払いをスムーズに切り替えることができ、資金管理もまとめて行うことができます。
お店やサービスによって支払い方法を柔軟に変えられるため、Oliveユーザーは家計管理やポイント獲得をより効率よく行えるようになるでしょう。
PayPayポイントとVポイントの相互交換が可能
2026年3月24日より、PayPayとVポイントの相互交換も可能になる予定です。
かつては、Vポイント(旧Tポイント)とPayPayを相互に交換できる仕組みが整っていましたが、2024年3月に終了。今回の連携でこの仕組みも再開し、両ユーザーにとってポイント獲得・活用の幅がより一層広がります。
たとえば、PayPayポイントからVポイントへ交換し、さらにそこから別のポイントへ交換することも可能になります。PayPayポイントの管理や使い道に頭を抱えていた人にも嬉しいニュースです。

OliveとPayPay連携による懸念点
OliveとPayPayの連携は2025年5月に発表され、具体的なスケジュールや詳細がまだ発表されていないものがあります。正確かつ最新の情報は、必ず公式サイトで確認してください。
特に注視したい懸念点は、ポイントの相互交換時のルールです。
交換時のポイントレートはどうなるのか、交換後のサービス利用に制限はあるのかはまだわかっていません。詳しいルールを確認したうえで、効率的な使い方を考えるようにしましょう。
また、Oliveユーザーは「多機能すぎて使いにくい」と感じるようになる可能性もあります。
PayPayとの連携でユーザー体験が複雑になったと感じる場合は、この機会に「自分がもっとも使う金融サービス」は何か、優先度を考えたうえで、使う機能を整理するようにしてください。
三井住友カードとソフトバンク提携によるその他の提供されるサービス
PayPayとOliveの連携の他にも、今回の業務提携により、金融の枠にとらわれない形での協業が始まります。
三井住友カードとソフトバンク提携によるその他の提供されるサービス
ヘルスケアサービス(Oliveヘルスケア)の提供
三井住友カードのクレジットカード会員向けに、ソフトバンクの子会社がヘルスケアサービス「Oliveヘルスケア」の提供を開始しました。
月額550円(税込)で、チャットやテレビ通話のオンラインで健康相談、受診ができるサービスです。仕事や育児などで忙しい方にとって、自宅にいながら体の悩みを相談できるのは嬉しいサービスと言えるでしょう。
初めて利用する方は最大12か月間利用料が無料になる特典や、Vポイント還元率が1%アップする特典も用意されています。
さらに、今後は健康への備えとしてユーザーニーズに適した保険商品もアプリで提供できるようにする予定です。
三井住友カードのコンタクトセンターへのAI導入により24時間365日対応可能に
両社はAI領域でも協業を進めます。その第一弾として、三井住友カードのコンタクトセンターへの自律思考型AIサービス「X-Ghost(クロスゴースト)」の導入を開始しました。
「X-Ghost(クロスゴースト)」はソフトバンクの子会社であるGen-AX株式会社が開発した、コンタクトセンターにおける音声対応ソリューションです。同社が開発したAIオペレーターは自律思考型で、人間らしい自然な会話で音声対話を行うことができます。
人間のオペレーターと共に企業の価値貢献を担うため、365日24時間体制の顧客対応が可能です。Oliveユーザーからの問合せ対応も、より拡充するのではないでしょうか。
まとめ
OliveとPayPayの連携により、日常のキャッシュレス決済はより便利になることが想定されます。
PayPayユーザーにとっては、残高チャージや無料出金、ポイント活用の選択肢が広がり、キャッシュレス決済の使い勝手が一段と向上します。
Oliveユーザーは銀行口座やクレジットカードに加えてPayPayという決済手段が加わり、日々の資金管理がよりスムーズになるはずです。
ポイントの相互交換時ルールなど詳細はまだ確認が必要ですが、連携によって双方のサービス価値は間違いなく引き上げられるはずです。
キャッシュレス決済や資金管理アプリを検討している人は、これを機にPayPayやOliveの利用を考えてみてはいかがでしょうか。
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