ステーブルコインの種類とは?代表的な銘柄や投資するメリットなども徹底解説

ステーブルコインは、米ドルや金(ゴールド)などの裏付け資産がある仮想通貨(暗号資産)です。

米ドルやユーロ、日本円などが裏付け資産である「法定通貨担保型」や、ビットコインやイーサリアムなどを担保とする「仮想通貨担保型」などの種類があります。

本記事では、ステーブルコインの基本的な仕組みや種類、投資するメリットなどを解説します。日本で買えるステーブルコインについても紹介していますので、投資を検討している方はぜひ参考にしてください。

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ステーブルコインの取り扱いがある国内仮想通貨取引所5選
CoincheckbitFlyerGMOコインSBI VCトレードbitbank
取り扱うステーブルコインDAI/ZPGDAI/ZPGDAI/ZPGDAI/ZPG/USDCDAI/ZPG
BTC最小取引数量(販売所)0.001BTC以上かつ500円以上0.00000001BTC0.00001BTC0.00000001BTC0.00000001BTC
BTC最小取引数量(取引所)0.005BTC以上かつ500円以上0.001BTC0.001BTC0.00000001BTC0.0001BTC
取引手数料(販売所)無料無料無料無料無料
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2025年11月20日時点の情報。手数料はすべて税込み。取引手数料(販売所)においては、別途スプレッドが発生。

※仮想通貨は法定通貨ではありません。

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目次

そもそもステーブルコインとは

ステーブルコインとは、簡単にいえば価格が安定するように設計された仮想通貨(暗号資産)・電子決済手段のことです。

ビットコインなど従来の仮想通貨(暗号資産)は、価格の変動が大きい傾向にあるため、日常生活での支払いや送金などには利用しにくいという側面がありました。

一方のステーブルコインは、米ドルなどの法定通貨や金(ゴールド)などの特定の資産の価値と連動(ペッグ)するように作られています。

「1コイン=1米ドル」のように価値が固定されることで、仮想通貨(暗号資産)が持つ送金の速さといった利便性を持ちながら、価格を安定させる効果が期待できます。

ただし、価格がまったく変動しないわけではありません。裏付けとなる資産の価格や、発行元の信頼性などによっては、価値が変動することもあります。

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ステーブルコインの4つの種類

ステーブルコインは、その価値を安定させる仕組みや裏付けとなる資産によって、主に以下の4種類に分けられます。

ステーブルコインの種類
法定通貨担保型仮想通貨担保型コモディティ型(商品担保型)無担保型(アルゴリズム型)
担保資産法定通貨(米ドル・ユーロ等)仮想通貨(暗号資産)実物資産(金・銀・原油等)なし
特徴信頼性や流動性が高く多く活用されている担保の価格変動リスクが高い主にインフレ対策や資産保全の手段として選ばれやすいアルゴリズムを用いて供給量を調整。価格コントロールが難しい
代表的な銘柄テザー(USDT)
USDコイン(USDC)
JPYC
ダイ(DAI)
sUSD(SUSD)
ジパングコイン(ZPG)
テザーゴールド(XAUt)
TerraUSD(UST)
フラックス(FRAX)

法定通貨担保型

法定通貨担保型は、米ドルやユーロといった法定通貨(国が発行する通貨)を裏付け資産(担保)とするステーブルコインです。

発行元が、コインの総額と同等の法定通貨を銀行口座などで保有します。

コインを保有する人は裏付けとなっている法定通貨といつでも交換できる仕組みのため、金(ゴールド)を担保に貨幣の価値を保証する金本位制に似ているといえます。

仕組みがわかりやすく、信頼性や流動性(取引のしやすさ)も高いため、ステーブルコインの中でも特に活用されることが多いです。

法定通貨担保型の代表的な銘柄

  • テザー(USDT):米ドル連動型で取引量は世界トップクラス
  • USDコイン(USDC):米ドル連動型でUSDTに次いで2番目に時価総額が大きい
  • JPYC:日本円と連動するステーブルコイン

仮想通貨担保型

仮想通貨担保型は、ビットコインやイーサリアムなど、他の仮想通貨(暗号資産)を担保にして発行されるステーブルコインです。

仮想通貨(暗号資産)は価格変動が大きい傾向にあるため、発行するステーブルコインの価値よりも多くの担保(超過担保・過剰担保)が求められるケースが少なくありません。

銘柄によっては、担保にしている仮想通貨(暗号資産)の価格が大幅に下落して最低担保率(発行するステーブルコインの130%など)を下回ると、担保が強制的に清算(売却)されることがあります。

法定通貨担保型に比べ、担保自体の価格変動リスクが高い点は押さえておきましょう。

仮想通貨担保型の代表的な銘柄

  • ダイ(DAI):イーサリアム(ETH)などを担保としてスマートコントラクトで発行される
  • sUSD(SUSD):特定の金融商品と同等の価値を持つ合成資産の発行・取引ができる、「Synthetix」のプロトコル上でSNXを担保にしている

コモディティ型(商品担保型)

コモディティ型(商品担保型)は、金(ゴールド)や銀、原油といった実物資産(コモディティ)を裏付け資産とするステーブルコインです。

たとえば「1コイン=金1g」のように、特定の商品の価値に連動するように設計されています。発行元は、その実物資産を現物や証券の形で保管します。

実物資産に裏付けられているため、インフレ対策や資産保全の手段として選ばれることもあります。

コモディティ型の代表的な銘柄

  • ジパングコイン(ZPG):日本で認定された初のコモディティ型銘柄で、1gの金と1ZPGの価値が同じになるように設計
  • テザーゴールド(XAUt):金の延べ棒1トロイオンスの価格と1XAUTが連動するように設計

無担保型(アルゴリズム型)

無担保型(アルゴリズム型)は、明確な担保資産を持たないステーブルコインです。

担保資産がない代わりに、アルゴリズム(プログラムによる計算や処理)を用いてコインの供給量を自動的に調整することで、価格を一定に保つ仕組みです。

たとえば、価格が基準より上がった場合は供給量を増やし、下がった場合はバーン(焼却)などにより供給量を減らしてバランスを取ります。

担保を必要としないため資本効率が良いとされる一方、価格のコントロールが難しく価値を維持できなくなったプロジェクトも多いとされる点には注意が必要です。

無担保型の銘柄

  • TerraUSD(UST):「LUNA」の姉妹コインで米ドルと連動させる
  • フラックス(FRAX):部分的担保型とアルゴリズム型を組み合わせたハイブリッドモデル

ステーブルコインの代表的な銘柄

ステーブルコインの代表的な銘柄7種について詳しく紹介します。

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ステーブルコインの代表的な銘柄
テザー(USDT)USDコイン(USDC)ダイ(DAI)ジパングコイン(ZPG)ユーロコイン(EURC)テザーゴールド(XAUT)JPYC
種類法定通貨担保型(米ドル)法定通貨担保型(米ドル)暗号資産担保型コモディティ型(商品担保型)法定通貨担保型(ユーロ)コモディティ型(商品担保型)日本円連動
時価総額ランキング3位7位24位138位51位
取り扱いのある主な国内取引所なしSBI VCトレードGMOコイン
bitFlyer
bitFlyer
SBI VCトレード
なしなしなし(公式サイト等で購入可能)
2025年11月20日時点

ステーブルコインに投資するメリット

ステーブルコインに投資する主なメリットは、以下のとおりです。

価格変動(ボラティリティ)が比較的小さい

ステーブルコインは、基本的に米ドルや金(ゴールド)といった特定の資産価値に連動するよう作られているため、価格変動(ボラティリティ)が比較的抑えられます。

ビットコインをはじめとした仮想通貨(暗号資産)の価格が不安定なときや取引しない期間は、資産の避難先としてステーブルコインを利用するという投資戦略も活用できます。

決済や送金手段として利用しやすい

日常的な決済や送金の手段として利用しやすい点もステーブルコインのメリットです。

ステーブルコインは、他の仮想通貨(暗号資産)と同様にブロックチェーン上でやり取りされる一方で、価格は比較的安定しているため決済手段として利用しやすいです。

また、法定通貨とは異なり銀行や送金システムを介さないため、24時間365日送金が可能です。従来よりも送金コストが低く、送金速度も数分以内に完了します。

分散型金融(DeFi)サービスで活用できる

ステーブルコインは、DeFi(分散型金融)と呼ばれるブロックチェーン技術を活用した新しい金融サービスで幅広く活用されています。

DeFiとは、銀行などの仲介者を介さずにブロックチェーン上で実行される金融取引の仕組みのことです。以下のような種類があります。

DeFiの主な種類

  • 分散型取引所(DEX):中央機関を介さずに直接暗号資産を交換できるプラットフォーム
  • レンディング:仮想通貨(暗号資産)を預けて利息を得られるサービス
  • ボローイング:仮想通貨(暗号資産)を担保に他の仮想通貨(暗号資産)を借りるサービス
  • イールドファーミング:仮想通貨(暗号資産)を預け入れて市場に流動性を提供するとその見返りとして手数料を得られる運用方法

ステーブルコインであれば価格が大きく変動しにくいため、リスクを抑えながらDeFiにより効率的にリターンを狙えます。

ステーブルコインの今後は?将来性や日本と海外の動向

ステーブルコインは、従来の仮想通貨(暗号資産)と同様に高い利便性を持ちながら、価格変動リスクが比較的小さいため、世界中で注目を集めています。

一方で、ステーブルコインを利用する人を保護し、世の中のお金の仕組みが混乱しないようにするための法律や規制の整備にはまだまだ課題が残されています。

ステーブルコインの将来性を把握するために、日本海外(米国や欧州など)の動向をみていきましょう。

日本の動向

日本では、2023年6月に改正資金決済法が施行され、法定通貨の価値に連動するステーブルコインは仮想通貨(暗号資産)ではなく「電子決済手段」と法的に位置づけられました。

また、日本で電子決済手段としてのステーブルコインを発行できるのは、銀行、信託会社、資金移動業者に限定されることも定められています。

この法改正により、国内ではさまざまな民間企業がステーブルコインの取り扱いの開始、あるいはその準備を始めています。

  • 2025年3月にSBI VCトレード株式会社が米ドル連動型ステーブルコインUSDCの取り扱いを開始
  • 2025年8月にJPYC株式会社が資金移動業者として認可され、同年10月27日に日本円建ステーブルコイン「JPYC」の取り扱いを開始
  • KDDIは2025年内に、共通ポイント「Ponta」をステーブルコインとして利用可能にする新サービスを開始すると発表
  • 三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行が、共同ステーブルコイン発行プロジェクトに向けてプラットフォーム構築や実証実験を進めている

このように日本では、ステーブルコインを新たなインフラとして普及させるための準備や法整備が着実に進められている状況です。

米国など世界各国の動向

米国や欧州諸国では、ステーブルコインに関する包括的なルール作りが活発に進められています。

たとえば、欧州連合(EU)では、MiCA(マイカ:暗号資産市場規制)と呼ばれる包括的な規制法案が2023年に採択され、2024年12月から本格的に適用が開始されています。

MiCAでは、ステーブルコインの発行者に対して、十分な準備資産の保有や厳格なガバナンス(管理体制)などが義務付けられました。

米国では、2025年7月にトランプ大統領が「GENIUS法案」に署名したことで、ステーブルコインに対して包括的な連邦規制の枠組みを設けることが決まりました。

このGENIUS法では、ステーブルコインの発行者に対して「準備金を米ドルまたは米ドル短期国債で100%保有すること」「準備資産を毎月公開すること」などが義務づけられます。

ステーブルコインの注意点

価格の安定を目指して設計されているステーブルコインですが、以下のような注意すべき点も存在します。

価値の乖離(ディペッグ)が発生する可能性がある

ステーブルコインには、特定の資産と価値が乖離(かいり)する「ディペッグ」が発生する可能性があります。

たとえば「1コイン=1米ドル」を目指しているにもかかわらず、市場での価格が0.9ドルや1.1ドルのように、基準となる価値からずれてしまうような状態です。

ディペッグが起こる要因

  • 裏付けとなる資産の価値の急落
  • 市場で大量の売り注文が発生(需給バランスの崩れ) など

過去には、無担保型(アルゴリズム型)のステーブルコイン「TerraUSD(UST)」とその姉妹通貨である「LUNA」が、信用不安により価値が暴落した事例がありました。

従来の仮想通貨(暗号資産)に比べて価格が安定しているとされるステーブルコインですが、絶対に価値が固定されているわけではない点を理解しておきましょう。

運営者・発行元の信用リスクがある

ステーブルコインの価値は、その発行元や運営者の信用にも依存しています。

特に、法定通貨担保型やコモディティ型の場合、発行者が「発行したコインと同等の裏付け資産を、本当に保有・管理しているか」という点が信用に大きく影響します。

もし発行元の経営状態が悪化したり、裏付け資産の管理が不透明であれば、そのステーブルコインの価値に対する信頼も失われるかもしれません。

ステーブルコインに投資する際は、裏付け資産の構成や監査の結果が定期的に公開されているかなどを確認し、発行元が信頼できるかよく検討しましょう。

国内取引所での取り扱いは少ない

国内の仮想通貨取引所で取り扱われているステーブルコインの種類は限定的です。

ダイ(DAI)やジパングコイン(ZPG)を扱う国内取引所はいくつかありますが、世界で広く利用されている時価総額が大きいUSDT(テザー)は国内取引所では購入できません。

一方で、SBI VCトレードは2025年3月からUSDC(USDコイン)、JPYC株式会社は同年10月からJPYCの取り扱いを開始しており、今後取り扱うステーブルコインは増えていくことが予想されます。

リスクを抑えたいなら少額から仮想通貨投資を始めよう

国内の仮想通貨取引所では、まだステーブルコインの取り扱いは多くありません。

そのため、価格変動のリスクを抑えながら投資を始めることが目的であれば、通常の仮想通貨投資を少額から始めるのも1つの方法です。

少額投資であれば、価格が大きく下がったとしても損失は限定的で、リスクを抑えられます。

国内の取引所の多くは、500円や1,000円といった少額から投資できます。失っても生活に困らない資金で始め、投資経験を積むのもよいでしょう。

国内取引所なら規制のもとで安全に少額投資を始められる

仮想通貨(暗号資産)はデジタル上で管理される資産であるため、取引所がハッキングの被害に遭い資産が流出する恐れがあります。過去には取引所が経営破綻して資産が失われてしまうケースも発生しました。

一方、国内の仮想通貨取引所は、以下の条件を満たしたうえで金融庁に登録する必要があるため、安心して取引できます。

暗号資産交換業者として金融庁に登録されるための要件の一部

  • 株式会社である、または国内に営業所を設置している
  • 資本金額は1,000万円以上で債務超過でない
  • 利用者財産の分別管理が行われている
  • 利用者情報の適切な管理がされている
  • サイバーセキュリティ対策が施されている など

海外の仮想通貨取引所は、詐欺やハッキングなどが起きても保証が受けられない可能性があります。仮想通貨投資の経験が浅いうちは、国内取引所を利用するのがよいでしょう。

ステーブルコインの取り扱いがある国内仮想通貨取引所

これから仮想通貨投資を始めるのであれば、以下の仮想通貨取引所から選ぶとよいでしょう。いずれもステーブルコインの取り扱いがあり、仮想通貨(暗号資産)への投資も数百円から始めることができます。

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ステーブルコインの取り扱いがある国内仮想通貨取引所5選
CoincheckbitFlyerGMOコインSBI VCトレードbitbank
取り扱うステーブルコインDAI/ZPGDAI/ZPGDAI/ZPGDAI/ZPG/USDCDAI/ZPG
BTC最小取引数量(販売所)0.001BTC以上かつ500円以上0.00000001BTC0.00001BTC0.00000001BTC0.00000001BTC
BTC最小取引数量(取引所)0.005BTC以上かつ500円以上0.001BTC0.001BTC0.00000001BTC0.0001BTC
取引手数料(販売所)無料無料無料無料無料
取引手数料(取引所・BTC)無料0.01〜0.15%Maker:-0.01%
Taker:0.05%
Maker:0.01%
Taker:0.05%
Maker:-0.02%
Taker:0.12%
日本円入金手数料銀行振込:無料
コンビニ入金/クイック入金:770円〜
0〜330円無料無料無料
日本円出金手数料407円3万円未満:220〜550円
3万円以上:440〜770円
無料(大口出金は400円)無料550〜770円
公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト
2025年11月20日時点の情報。手数料はすべて税込み。取引手数料(販売所)においては、別途スプレッドが発生。

ステーブルコインに関するQ&A

最後に、ステーブルコインに関してよくある質問に回答します。

ステーブルコインのランキングは?

2025年11月時点の主なステーブルコインの時価総額は以下のとおりです。

主なステーブルコインの時価総額ランキング
1位テザー(USDT) 時価総額:約28.4兆円
2位USDコイン(USDC) 時価総額:約11.5兆円
3位Ethena USDe(USDE) 時価総額:約1.2兆円
4位ダイ(DAI) 時価総額:約8,300億円
5位PayPal USD 時価総額:約5,300億円

テザー(USDT)とUSDコイン(USDC)の2銘柄で、ステーブルコイン市場の大半を占めている状況です。

時価総額は投資判断をするうえで重要な指標ではあるものの、ランキングの上位にある銘柄であっても、安全性や信頼性が保証されるわけではありません。

裏付け資産の内訳や監査の結果などを確認し、コインや発行元が信頼できるかどうかを慎重に判断することが大切です。

ステーブルコインとビットコインの違いは?

ステーブルコインとビットコインの主な違いは、価格の安定性です。

ステーブルコインは、基本的に米ドルや金(ゴールド)といった特定の資産の価値と連動(ペッグ)するように設計されています。価格が比較的安定しているため、決済や送金、DeFi(分散型金融)サービスでも利用しやすい点が特徴です。

一方、ビットコインは、特定の資産と価値を連動させる仕組みではなく、市場での需要と供給のバランスによって価格が大きく変動します。

そのため、ビットコインは決済手段としてよりも投資対象として見られることが多いです。

ステーブルコインはどこで買えますか?

ステーブルコインは、仮想通貨取引所で購入することができます。ただし、国内取引所で取り扱っている銘柄はダイ(DAI)やジパングコイン(ZPG)など限定的です。

USDT(テザー)をはじめとする多くのステーブルコインを購入するためには、海外取引所を利用する必要があります。

まとめ

ステーブルコインは、米ドルや円、金などの価値と連動させて価格変動を抑えた仮想通貨・電子決済手段です。「法定通貨担保型」「仮想通貨担保型」「コモディティ型」「無担保型(アルゴリズム型)」の4種類に分かれています。

ステーブルコインは価格が比較的安定しているため、相場が荒いときの待機資金や送金手段、DeFiでの運用などに使いやすいという特徴があります。

一方、ディペッグや発行元の信用リスク、国内で買える銘柄が限られている点には注意が必要です。

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