国内最大級(※1)の家計診断・相談サービス『オカネコ』を運営する株式会社400F(フォーハンドレッド・エフ、本社:東京都中央区、代表取締役社長:中村 仁、以下「当社」)は、2024年12月に一部の方の掛金上限額が増額するiDeCoに関して、認知度や利用率の実態を探るべく、全国の『オカネコ』ユーザーの650人を対象に「オカネコ iDeCoの利用意向調査2024年11月」を実施しました。
なお、iDeCoに関する調査は2024年7月から約半年に1度のペースで実施し(※2)、継続的に状況を調査しております。
※1:現時点での当社データベース及び他社公開情報の比較調査による
※2:2024年7月実施調査の詳細はこちら
アンケートの調査概要 | ||
調査名 | オカネコ iDeCoの利用意向調査 2024年11月 | |
調査方法 | WEBアンケート | |
調査期間 | 2024年11月6日(水)~2024年11月10日(日) | |
回答者 | 全国の『オカネコ』ユーザー650人 | |
回答者の年齢 | 20代以下:4.6% 30代:18.2% 40代:25.2% 50代:31.4% 60代以上:20.6% | |
回答者の年収 | 400万円未満:24.6% 400万円以上600万円未満:17.8% 600万円以上800万円未満:16.5% 800万円以上1,000万円未満:13.2% 1,000万円以上1,200万円未満:6.5% 1,200万円以上:10.9% 分からない:10.5% | |
回答者の職業 | 会社員:55.2% 公務員:5.2% 自営業/個人事業:7.2% 会社役員:3.1% 自由業:1.7% 専業主婦・主夫:3.1% 学生:0.7% アルバイト/パート:10.3% 無職:12.6% その他:0.9% | |
調査元 | 株式会社400F |
※本調査における「NISA」という表記は、新NISA及び旧NISAの双方を含む総称として使用しています。
調査サマリー
「オカネコ iDeCoの利用意向調査2024年11月」結果サマリー
- iDeCo加入率は29.5%、毎月の平均拠出額は21,209円、NISA併用率は90.6%
- 投資の目的は?iDeCoは「老後の資金形成」NISAは「早期投資」の棲み分け派が多数
- iDeCo加入者の毎月のNISA平均積立額は57,227円、iDeCo拠出額の約2.7倍に
- iDeCoに加入していない理由は「その他の投資商品にお金をかけているから」が最多も、依然として約4人に1人が「制度についてよくわからない」
- 2024年12月の「iDeCo増額を知っている」方は制度対象者の64.1%、認知度は高いがさらなる周知も課題に
「オカネコ iDeCoの利用意向調査2024年11月」の主な結果
iDeCo加入率は29.5%、毎月の平均拠出額は21,209円、NISA併用率は90.6%
「iDeCoに加入していますか?」という質問に対して前回調査(※)と比較すると、「加入している」は23.3%から6.2ポイントアップして29.5%となりました。
また、「iDeCoに加入している」と回答した方へ「iDeCoの現在の毎月の掛け金を教えてください。」と質問したところ、「1万円以上2万円未満」と回答した方が37.0%と最も多く、毎月の平均拠出額は21,209円ということが分かりました。
さらに、同回答者に「現在、NISAを利用していますか。」という質問をし、前回調査(※)と比較すると、「利用している」は86.6%から4.0ポイントアップして90.6%となりました。両制度の併用による投資が広がっていることが伺えます。
投資の目的は?iDeCoは「老後の資産形成」NISAは「早期投資」の棲み分け派が多数
iDeCoに加入していると回答した方へ「iDeCoの加入理由を教えてください。」と質問したところ、多いものから順に「老後の資産を作るため」82.3%「税制優遇制度を活用したいから」59.4%「低コストで運用できるから」19.3%という結果になりました。
また、iDeCoに加入しNISAを併用していると回答した方へ「iDeCoとの棲み分けの考え方を教えてください。」と質問したところ、「特に棲み分けを意識していない」35.6%が最も多くなったものの、「NISAは、まとまった資金をより早く投資するため」33.9%、「NISAで、老後の資金以外の目的でも使う資金を運用するため」29.9%「NISAで、iDeCoにはない商品を選択するため」25.9%と続きました。
iDeCoは制度の趣旨通り「老後の資産準備」を目的に利用される一方、NISAは「早期投資」やその他の幅広い目的に活用される傾向が強く、利用目的が明確に分かれている方が多いことが伺えます。
iDeCo加入者の毎月のNISA平均積立額は57,227円、iDeCo拠出額の約2.7倍に
iDeCoに加入しNISAを併用していると回答した方へ「新NISAではつみたて投資枠の年間非課税投資枠は120万円(月10万円)になりましたが、毎月の積立金額を教えてください。」と質問したところ、「9万円以上10万円以下」と回答した方が40.8%と最も多く、毎月の平均積立額は57,227円となり、NISAへの積立額がiDeCoの拠出額より約2.7倍高いことが分かりました。
iDeCoの拠出上限額(月額12,000円~68,000円)に対して、新NISAではつみたて投資枠において120万円(月10万円)までの積立が可能であり、制度ごとの上限額が大きく影響している可能性がありながらも、多くの加入者がNISAをより積極的な運用手段と考えている可能性を示唆しています。(※1)
iDeCoに加入していない理由は「その他の投資商品にお金をかけているから」が最多も、依然として約4人に1人が「制度についてよくわからない」
iDeCoを利用していないと回答した方に「利用していない理由を教えてください。」という質問をし前回調査(※)と比較すると、「NISA・投資信託等、その他の投資商品にお金をかけているから」が23.4%から3.7ポイントアップして27.1%で最多となりました。
前回最多だった「制度についてよくわからないから」が前回調査(※)と比較すると、23.8%から0.9ポイントダウンして22.9%となり2位に後退しました。
またiDeCoならではの年金制度ゆえの「原則60歳まで引き出せないから」は、前回調査(※)と比較すると19.6%から0.1ポイントダウンして19.5%となりましたが、引き続き利用していない理由の上位にあがっています。
資産の引出しを含め、投資に柔軟性を求める方にはiDeCoは活用しにくく、iDeCoを行いたい意向はあるものの制度への理解が不足している方も一定数いることが、制度普及への課題として伺えます。
2024年12月の「iDeCo増額を知っている」方は制度対象者の64.1%、認知度は高いがさらなる周知も課題に
iDeCoを利用しており、2024年12月から一部の方(公務員やDBなど他制度に加入している会社員の方)のiDeCoの掛金拠出限度額が20,000円に増額される(以下、新制度)対象者に「新制度を知っていますか」と質問したところ、「知っている」64.1%となり、認知度が高いことがわかりました。
一方で、「知らない(この質問で初めて知った)」35.9%となっており、制度を利用することのできる方への周知にはまだ課題があると言えそうです。
※2024年7月実施調査の詳細はこちら
※1:iDeCo拠出限度額(2024年11月時点)は、自営業者等:月額68,000円、会社員・公務員等:月額12,000円~23,000円です。
本調査結果によると、iDeCoの加入率は増加している一方で、依然として「制度についてよく分からない」ために加入を躊躇している方が多く存在することが明らかになりました。
また、調査結果と同様に『オカネコ』にも、「iDeCoを始めたいが不安がある」「iDeCoの運用方法が分からない」といったご相談が多く寄せられています。
このような疑問や不安を解消し、iDeCoの加入を検討される皆様の一助となることを目指して、ファイナンシャルプランナー資格を有する専門家が、個々のご希望に応じた相談に対応し、中立的な視点から最適な投資プランを提案するiDeCo専門ページを開設しました。
『オカネコ』は多様化するお金の悩みについて、FP(ファイナンシャルプランナー)やIFA(金融商品仲介業者)等のお金のプロに気軽に相談できる環境を整え、お金の不安が解消できるよう、今後もユーザー満足度向上を目指してまいります。
アンケート結果の利用について
調査結果データの引用、転載に際しては必ず『オカネコ iDeCoの利用意向調査 2024年11月』『株式会社400F「オカネコ」調べ』と記載してください。
また、Web媒体の場合はプレスリリース、もしくはオカネコマガジン、オカネコいずれかへのリンクをお願いいたします。
出典の記載例
- 出典 : 「オカネコ iDeCoの利用意向調査 2024年11月」| 株式会社400F「オカネコ」調べ
調査結果は、そのままの形で正確に引用してください。結果の改変や歪曲はおやめください。
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※2024年6月24日当社データベースより概算(オカネコサービスすべての実績総数)