ファンズ株式会社(旧:株式会社クラウドポート)が運営する「Funds(ファンズ)」は、1円単位で資産運用を始められる貸付投資サービスです。
あらかじめ予定利率や運用期間が決められており、資産の貸付後は放置しておくだけでコツコツと利息を得られます。
また、上場企業を中心としたさまざまなファンドの中から自分の好みに合ったファンドを選べる点や、配当以外にクーポン券やイベントの優先招待などの「Funds優待」が得られる点(※)が特徴です。
※ 優待の有無及び内容はファンドによって異なります。
このように数多くの魅力的なメリットがある一方、元本保証がされていない点や利回りが低めな点など、資産運用に取り組む上で見逃せない注意点もいくつか存在します。
そこで、「Funds」のメリットやデメリットに加え、従来の融資型クラウドファンディングとの違いや、オカネコマガジンの独自アンケート調査によって得られた実際の利用者からの評判などもあわせてご紹介していきます。

すでにiDeCoや新NISAを活用済みで次の運用先を探している方や、これから初めて資産運用に取り組もうと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
注記:本稿に記載のFundsの実績はいずれも2024年1月31日現在の実績であり、将来の運用成果等を保証するものではありません。
投資型クラウドファンディング「Funds(ファンズ)」とは?

Funds(ファンズ)の特徴
- 投資家は1円単位で企業に対して貸付投資を行える
- あらかじめ運用期間や利回りが決められている
- ファンドを決めて投資をした後は運用期間が終わるのを待つだけ
- 公認会計士や弁護士等で構成された審査部門が参加企業を審査
- クーポン券やイベントの優先招待などの「Funds優待」がもらえるファンドも
Funds(ファンズ)は、投資家がファンド組成企業を介して企業に対して出資を行う「貸付投資サービス」です。
出資を受けた企業が利息分を上乗せした金額を返済することで、投資家が利益を得られる「融資型クラウドファンディング」という仕組みです。
Fundsでは、あらかじめ運用期間や利回りが決められており、1円単位で様々な企業のファンドに対して貸付投資を行えます。
金融商品への投資である以上、貸し倒れのリスクはつきものですが、Fundsの審査をクリアした上場企業が中心となっており、サービス開始から現在に至るまで元本毀損が発生したことはありません。
オカネコの調査においても、オカネコに在籍しているお金のプロ4人に3人がFundsを推奨しており、iDeCoやNISAなどと並行した投資の選択肢として注目を集めています。

ファンドを決めた後は運用期間の終了を待つだけなので、投資に興味を持ち始めたばかりの方はもちろん、さらに効率の良い運用方法を探している方、仕事や家事で忙しい方にとっても新しい投資の選択肢になり得ます。
従来の融資型クラウドファンディングとの比較
Fundsは自社を「貸付ファンドのオンラインマーケット」と位置付けており、従来の融資型クラウドファンディングとは異なる形でサービスを提供しています。
従来のソーシャルレンディングとの違いを一覧にしてまとめたので、下記の比較表をご覧ください。
Fundsと従来の融資型クラウドファンディングとの比較 | ||
---|---|---|
項目 | Funds | 従来の融資型クラウドファンディング |
最小投資額 | 1円(1円単位) | 1万円(千円単位、1万円単位など) |
振込手数料 | 自己負担 | 自己負担(一部で無料の場合も) |
出金手数料 | 無料 | 無料 |
貸付先企業 | 融資先の情報が公開されている (上場企業・グループ企業が中心) | 融資先の情報が非公開のケースも多い |
一般的な融資型クラウドファンディング(従来のソーシャルレンディング)は、ソーシャルレンディングの運営企業がファンド組成や投資募集を行っており、仮に運営企業が倒産した場合は案件全てに大きな悪影響が出てしまいます。
一方、Fundsでは公認会計士や弁護士で構成される審査部門が企業審査やファンド審査を行っており、募集を行うファンド組成企業の多くは、大企業またはそのグループ会社が中心です。
貸し倒れのリスクが100%存在しない訳ではありませんが、Fundsでファンドを募集する企業は一定以上の経営基盤を持ち、審査をクリアした上場企業が中心であるという点は、投資先を選ぶ上で非常に大きなメリットといえるでしょう。
Fundsのメリット
数ある融資型クラウドファンディングの中から、Fundsを利用するメリットは次の5つです。
手数料がかからず、値動きを見なくてもよい
一般的な金融商品への投資の場合、相場による値動きのチェックや売買の手間などが付き物です。
特に株式投資やFXなどはチャートの確認が必要不可欠なため、仕事や家事、育児などで忙しい方、またそれらの投資手法に対する基礎知識がない方にとっては、ハードルが高い投資方法といえます。
一方、Fundsではファンド組成企業を介して企業に貸付投資を行いますが、あらかじめ案件ごとに運用期間や予定利率が設定されています。
ファンドを決めて出資をした後は、運用期間が終了するのを待つだけなので、相場による値動きのチェックや売買の手間などが必要ありません。
さらに、Fundsでは口座開設や口座管理、指定口座への出金時に手数料がかからないことも魅力的なポイントです。
Fundsは、放ったらかし投資で運用ができる投資の手軽さと利便性から、オカネコユーザー・金融専門家の両方から関心を集めています。
なお、募集中のファンドへ出資をするにはFunds内のデポジット口座への送金が必要ですが、その際の振込手数料は投資家負担となるので気をつけましょう。
上場企業に貸し付けるファンドが多い
Fundsは上場企業を中心としたファンド数が非常に多いことが特徴です。
たとえば、直近におけるFundsの参加企業の一例は、次の通りです。
Fundsの参加企業の一例 | |
---|---|
上場企業 | 未上場企業 |
・アイフル株式会社(8515) ・株式会社メルカリ(4385) ・株式会社タカラレーベン(8897) ・株式会社マネーフォワード(3994) ・明和地所株式会社(8869) など | ・サントリーコミュニケーションズ株式会社 ・株式会社NewsPicks Studios ・株式会社イオン銀行 ・株式会社三菱UFJ銀行 ・ビットバンク株式会社 など |
また、Fundsでは、公認会計士や弁護士などの金融の専門家が複数在籍する審査部門を設置し、企業審査やファンド審査を行っています。
これらの審査を通過することで初めてFundsに参加できる仕組みで、これまでの累計ファンド数は2024年1月時点で393社となっています。
2019年1月のサービス開始から2024年1月現在に至るまで、貸し倒れ・デフォルトなどの元本毀損のない正常償還率は100%を継続中です。
1円から少額投資が可能
一般的な融資型クラウドファンディングでは、最低投資額が1万円や10万円単位で設定されているケースも少なくありません。
いきなり数万円の投資費用が必要となるため、これから初めて金融投資を始める方にとって、ソーシャルレンディングは資金面でのハードルが高い運用方法といえます。
一方、Fundsは全てのファンドに対して1円からの少額投資ができ、さらに分配で得られた利益を効率良く再投資に回すことも可能です。
上述の通り、ファンドに出資をした後は運用期間が終了するのを待つだけなので、投資未経験の初心者の方でも取り組みやすいことがFundsの魅力的なポイントといえます。
専用の優待サービスがある
Fundsの貸付投資では、借り手企業からの返済時の利息に加え、クーポン券やイベントの優先招待などの優待サービス「Funds優待」が提供されるファンドも存在します。
下記で過去のFunds優待の一例をまとめましたので参考にしてください。
Funds専用の優待サービス(一例) | ||
---|---|---|
企業名 | ファンド名 | 優待内容 |
イートアンド株式会社 | 大阪王将ファンド | ・特典1:大阪王将店舗で使える投資家特別割引券(期間中何度でも10%オフ) ・特典2:新メニュー先取り試食会・意見交換会への招待 |
イートアンド株式会社 | R Bakerファンド | R Bakerなどの一部店舗で使える投資家特別割引券(期間中何度でも10%オフ) |
株式会社極楽湯ホールディングス | 極楽湯RAKU SPAファンド | 一部店舗で使える20%オフ優待 |
株式会社えんホールディングス | TRADファンド | ホテルトラッド博多の宿泊費割引券(最大5,000円割引) |
株式会社メルカリ | メルカリ サステナビリティファンド | 最大9,000円分のメルペイポイント付与 |
上記のような専用優待サービス以外にも、Fundsと一部の参加企業が提携したお得なキャンペーンに応募できる場合もあります。
たとえば、2021年3月の「アイフルローン事業ファンド(アイフル株式会社)」では、一定額以上の投資で最大10万円分のAmazonギフト券をプレゼントするキャンペーンを行っていました。
通常の利息に加えてお得な優待が受けられるのはFundsならではのメリットです。ファンドによってFunds優待やキャンペーンの有無が異なるので、投資先を選ぶ際の参考にしてください。
先着だけでなく抽選枠もある
一般的なソーシャルレンディングは、先着順でファンドの募集が行われます。
人気の案件については募集開始から数分で終了してしまうケースもあり、ファンドへの投資を始められない方も少なくありません。
一方のFundsでは、「できるだけ多くの顧客に投資をしてもらうこと」を目的に、先着順だけでなく抽選方式や予約方式でのファンド募集も行っています。
申込方法 | 先着方式 | 抽選方式 | ファンド予約 |
投資申込金額 | 制限なし | 1ファンドにつき1人100万円まで | 1ファンドにつき1人1億円まで |
申し込み回数 | 1人何回でも申し込み可能 | 1ファンドにつき1人1回まで申し込み可能 (申し込み後の投資金額変更やキャンセルは不可) | 1ファンドにつき1人1回まで予約可能 (マッチング成立後の投資金額変更は不可) |
投資申込金額の単位 | 1円単位で申し込み可能 | 1円単位で申し込み可能 | 1円単位で申し込み可能 |
抽選方式の場合はシステムによる自動抽選で当選者が決定され、ファンド予約は事前に投資金額とファンド条件を設定しておくことで、システムによる自動マッチングで優先的に投資を行えます。
様々な事情からファンドの募集開始時に応募できない場合でも、後から気になるファンドへの投資ができる点は大きなメリットといえるでしょう。
ただし、全てのファンドが抽選方式やファンド予約に対応している訳ではないので、その点は事前の確認が必要です。
Fundsのデメリットと注意点
様々なメリットがあるFundsですが、貸付投資を行う上で見過ごせないデメリットや注意点も存在します。
Fundsのデメリットと注意点
Fundsに興味がある方やこれから投資を始めてみたい方は、これらの注意点には必ず目を通しておきましょう。
利回りは控えめ
Fundsで募集されているファンドの利回りは、概ね1.0〜3.0%の間で設定されています。
他のソーシャルレンディングと比較すると、平均利回りはやや低めに設定されており、運用期間も概ね1〜3年間と短期間のため、そこまでの大きなリターンは望めません。
一方、Fundsは上場企業の案件が中心となっており、貸し倒れのリスクが低いことが特徴です。
昨今の日本では超低金利状態が続いているため、普通預金で管理するより効率良く資産を増やせる可能性があります。
また、相場による値動きをチェックする必要がないため、一般的な金融投資における為替リスクなどを考慮すると、Fundsは円建てで安心・安定していると考えられます。
保証なしの案件が中心
Fundsで募集される貸付ファンドはリコースローン(借り手企業の全資産が責任範囲となる融資のこと)が中心です。
ただし、基本的に無担保・無保証の案件が中心となっているため、もしものときには投資家が大きな損失を被る可能性があります。
しかしながら、Fundsはサービス開始の2019年1月から現在まで、正常償還率100%(2024年1月時点)を維持しており、今後も安全な運用が期待できます。
また、Fundsではお金の専門家による審査部門を設置し、ファンド募集を行う企業に対して審査を行っています。
金融商品である以上、必ずしも貸し倒れが起きない訳ではありませんが、Fundsの審査をクリアした上場企業を中心にファンドが募集されている点は安心材料と考えられます。
早めの応募準備が必要
Fundsでは先着方式、抽選方式、ファンド予約の3種類の募集方式が採用されています。
ただし、基本的には先着方式でファンド募集が行われており、上場企業の案件が中心で人気度も高く、募集開始から数十秒〜数分で応募が締め切られてしまうケースも少なくありません。
また、応募が殺到して申し込んだタイミングでファンドの募集金額を超過した場合、超過した時点以降の申し込みは無効として扱われてしまいます。
ファンド募集は事前に開始日時が掲載されているので、気になるファンドがある場合は早めの応募準備が必要です。
運用途中の解約ができない
Fundsではファンドの運用途中で解約することができず、出資した資金を運用期間中に引き出すことができません。
長い人生を過ごしていると、病気やケガによる突然の入院などで大きな出費が発生する可能性もあります。
生活に支障を来さないためにも、Fundsを利用する場合は必ず余剰資金で運用することを心がけましょう。
受取額は源泉徴収分を差し引いた金額
Fundsで得られた利益の受取額は、事前に源泉徴収分が差し引かれた金額となります。
源泉徴収制度とは、課税対象となる所得(利益)から税金相当分を差し引いて、所得を支払う側が所得者の代わりに納付を行う制度です。
Fundsでは、投資家とファンド組成企業が匿名組合契約を結ぶ形で出資を行いますが、匿名組合契約による利益の分配に対する課税は源泉徴収制度が適用されます。
事前に源泉徴収分が差し引かれるため、Funds上で確認できる利益分の全額を受け取れる訳ではないことを覚えておきましょう。
Fundsでの投資が向いている人
Fundsのメリットやデメリットについて細かくご紹介してきました。
これらの特徴を踏まえた上で、数ある融資型クラウドファンディングの中から「Funds」での投資が向いている人の特徴は、次の通りです。
Fundsでの投資が向いている人の特徴
- 初めてソーシャルレンディングをする人
- ご資産の多くを銀行に預金している人
- iDeCo、NISA(新NISA)を満額やっていて次の投資先を選べない人
- 投資はしてみたいが値動きのチェックなどが面倒に感じる人
- 新しい投資先を探している人
Fundsの最大の特徴は、案件ごとに運用期間と予定利回りが設定されている点です。
相場による値動きがないため、ファンドを決めて投資を行った後は、運用期間が終了するまで放置するだけで資産運用に取り組めます。
将来的に受け取れる利益の見通しが立てやすいことに加え、株式投資やFX、投資信託のようなチャートの確認や売買の手間がかからない点が魅力的なポイントです。
これらの特徴から、iDeCoやNISAなどの積立投資を活用しており、手間のかからない新しい投資先を探している方にはFundsが向いています。
また、一般的なソーシャルレンディングは最低投資額が1万円単位に設定されているのに対し、Fundsは1円単位の少額投資が可能です。
初めてソーシャルレンディングに挑戦する方や、投資に興味を持ち始めたばかりの方にとって、Fundsは資金面のハードルが著しく低い点も大きなメリットといえるでしょう。
Fundsのデポジット口座へ送金する際の手数料は投資家負担となりますが、それ以外に維持費用などのコストは発生しないので、次の項目を参照しながらFundsの口座開設を検討してみてください。
Fundsの始め方
Fundsで貸付投資を行うには、次の手順で口座開設をする必要があります。
WEBで口座開設(無料)
Fundsで口座開設をするには、Funds公式サイトの「新規会員登録」から無料の口座開設手続きを行う必要があります。
基本的には画面の指示に従って、メールアドレスや個人情報などの必要項目を入力していくだけです。
なお、Fundsで口座開設をするには、次の持ち物が必要です。
Fundsの口座開設に必要な持ち物 | |||
---|---|---|---|
項目 | 対象書類 | ||
一点の提出のみで申し込み可能 | マイナンバーカード(個人番号カード) | ||
A+Bの提出が必要 | A (いずれか一点) | ・運転免許証 ・パスポート(住所記載のあるものに限定) ・在留カード ・健康保険証(保険証番号・被保険者番号・被保険者記号・QRコード部分のマスキングが必要) ・印鑑登録証明書(発行から6ヶ月以内) | |
B (いずれか一点) | ・マイナンバーの記載がある住民票の写し(住民票コードの記載がないもの。発行から6ヶ月以内) ・マイナンバー通知カード(書類に記載の氏名と住所が登録内容と一致) | ||
法人の場合 | 履歴事項全部証明書(登記簿謄本)(発行から3ヶ月以内) |
マイナンバーカードを持っている方は一点の提出のみ、持っていない方はAとBの項目それぞれから一点ずつの書類提出が必要です。
オンライン上で申し込む必要があるので、スキャナーでPDF化、またはスマートフォンやカメラで写真を撮って準備しておきましょう。
また、Fundsに申し込みができるのは、日本在住で18歳以上75歳未満の方に限られます。
75歳以上の方でも、オンライン申し込み時の商品理解度チェックで一定の水準以上と認められた場合は口座開設が可能です。
申し込み完了後はFundsで提出書類の確認が行われ、確認が完了するとFundsでの資産運用が始められるようになります。
書類確認は早ければ数十分程度で完了するので、それまでFundsで募集されている中から興味のあるファンドを探しておきましょう。
書類確認の完了後、二段階認証の設定をすることでセキュリティを強化できるので、あわせて設定しておくことをおすすめします。
自分に合った企業・ファンドを見つけて申し込む
Fundsの口座開設手続きが完了した後は、興味があるファンドや自分に合った企業を見つけて申し込みを行いましょう。
ファンド募集ページには投資の申込方法(ファンド予約・抽選募集・先着募集)や決済方法、今後の運用スケジュールなどの詳細が記載されています。
個別にFunds優待を設けている場合は、詳細ページ内に記載されているので、事前に確認するようにしてください。
Fundsのマイページでは、通常のファンド検索以外に、事前に希望条件を設定しておくことで条件に合致したファンドとマッチングしてくれる「ファンド予約」も利用可能です。
デポジット口座に入金
ファンドへの申し込みを進めると、デポジット口座への入金画面に切り替わります。
デポジット口座内の資産を使ってファンド組成企業を介して企業へ出資する形となるので、生活に支障が出ない範囲の余剰資金を入金しましょう。
口座開設が完了していない場合はデポジット口座への入金ができないので、Fundsでの書類確認が完了するのをお待ちください。
なお、Fundsでは3ヶ月に1回以上はマイページにログインしないと、デポジット口座内の資産が自動的に返金されてしまうので気をつけましょう。
WEB上で運用スタート
デポジット口座に入金した資産でファンドへ投資を行った後は、運用期間が終了するのを待つだけです。
Fundsは相場による値動きが一切ないので、運用が終了して利益が分配されるのを楽しみに待ちましょう。
Fundsに関するよくある質問Q&A
最後に、Fundsに関するよくある質問に回答します。
- 分配金の確定申告は必要?
-
原則として確定申告が必要です。
Fundsの匿名組合契約に基づく利益の分配は雑所得に分類されます。
雑所得の合計が年間20万円を超える場合は、会社員の方でも確定申告が必要になるのでご注意ください。
一方、20万円を超えない場合は確定申告を行う必要はありませんが、場合によっては確定申告を行うことで還付を受けられる場合があります。
詳細については税務署や税理士まで確認を取っておくと安心です。
確定申告を行う際は、Fundsのマイページから「期間損益報告書」を発行しておきましょう。
- 投資できる金額に制限はある?
-
申し込み方法によって異なります。
Fundsでは3種類の申し込み方法があり、それぞれで投資可能な金額に制限が設けられています。
Fundsで投資できる金額の制限
- 先着方式:制限なし
- 抽選方式:1ファンドにつき1人100万円まで
- ファンド予約:1ファンドにつき1人1億円まで
また、決済方法でメルペイを選択している場合、どの申し込み方法であっても、1ファンドにつき1人98万円までの制限がつきます。
- 投資のキャンセルはできる?
-
運用期間中のキャンセルはできません。
Fundsで運用中の投資はキャンセルができません。
運用が終了するまで出資金の引き出しができないので、生活に支障が出ない範囲の余剰資金を使って運用を行うようにしてください。
- 社債との違いは?
-
社債は期間内でも証券市場で取引が可能です。
企業に対して投資を行う点が共通していることから、Fundsはしばしば「社債」と比較されることがあります。
社債とは、企業が事業資金を調達するために発行する債券のことで、期間内でも証券市場で取引可能な点が特徴です。
一方のFundsは証券市場内での取引ができず、運用期間中に手放すこともできません。
- 過去に貸し倒れが起きたことはある?
-
2019年1月のサービス開始から現在(2024年1月時点)に至るまで、貸し倒れは発生していません。
Fundsは2019年1月のサービス開始と比較的新しい資産運用サービスです。
サービス開始から現在に至るまで元本毀損は発生しておらず、専門家で構成された審査部門が設置されていることも踏まえて、金融商品への投資という観点で安全性は比較的高めと考えられます。
ただし、今後も貸し倒れが100%発生しないとは言い切れないため、各ファンドの詳細ページを確認した上で、自身の投資判断で運用を行うことを心がけましょう。
まとめ
Fundsは、ファンド組成企業を介して投資家が企業に対して出資を行う「貸付投資サービス」です。
1円からの少額投資が可能で、事前に運用期間と予定利回りが設定されていることから、将来的に受け取れる利益の見通しが立てやすいことが特徴です。
様々なメリットがある一方で、資産運用を行う上で見過ごせない注意点も存在します。
Fundsのメリット・デメリット | |
---|---|
メリット | デメリット |
・手数料がかからず、値動きを見なくてもよい ・上場企業のファンド数が多く、審査基準が厳格 ・1円から少額投資が可能 ・専用の優待サービスがある ・先着だけでなく抽選枠もある | ・利回りは控えめ ・保証なしの案件が中心 ・早めの応募準備が必要 ・運用途中の解約ができない ・受取額は源泉徴収分を差し引いた金額 |
これらの特徴を踏まえた上で、Fundsでの資産運用が向いている方の特徴は、次の通りです。
Fundsでの投資が向いている人の特徴
- 初めてソーシャルレンディングをする人
- ご資産の多くを銀行に預金している人
- iDeCo、NISA(新NISA)を満額やっていて次の投資先を選べない人
- 投資はしてみたいが値動きのチェックなどが面倒に感じる人
- 新しい投資先を探している人
ファンドを決めた後は放置しておくだけで自動的に運用が進められるので、本業や家事育児で忙しい方でも取り組みやすいサービスです。
資産運用に興味がある方や、すでにiDeCo・NISAを活用している方は、これを機にFundsでの資産運用を積極的に検討してみてください。

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