SBI証券と楽天証券はどっちがいいか比較!新NISA・ポイントなど12項目別に調査

監修者
株式会社400F オンラインアドバイザー 木下 由香株式会社400F オンラインアドバイザー
木下 由香
2級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 公的保険アドバイザー / 証券外務員一種
この専門家にチャットでお金の相談をする(チャット相談は無料診断後に可能です)

手数料の安さや取扱商品数の多さから、個人投資家の中で高い人気を誇っているネット証券が「SBI証券」と「楽天証券」の2社です。

これから資産運用を始めようと考えた時に、どっちの証券会社で口座開設するのがいいか迷う人もいると思います。

そこで本記事では、SBI証券と楽天証券の様々な項目を比較して、おすすめの証券会社はどっちなのかを徹底解説していきます。

※本記事に掲載されているSBI証券・楽天証券の各社の情報は、2024年2月27日時点の情報です。

【SBI証券VS楽天証券】比較結果まとめ
  • SBI証券は取扱銘柄数が総合的に多くNISA口座でIPO銘柄の購入ができる点がメリット。ただし投資初心者は商品選びで迷いがちになり、アプリやサイトの管理が煩雑になりやすいというデメリットがある
  • 楽天証券は貯められるポイントの利便性に優れておりツールやアプリの使い勝手も良い点がメリット。ただしNISA口座でIPO銘柄が購入できない、外国株式が限定的である、ポイント還元率が低めというデメリットがある
  • 個人の考え方や投資スタイルに合ったネット証券を選ぶことが大切。口座開設は無料なので、併用して使い分けるのもおすすめ
【項目別】SBI証券と楽天証券の比較表
項目SBI証券楽天証券
口座開設数1,168.6万口座1,020万口座
NISA口座開設数:437万口座
つみたて投資枠:221本
成長投資枠:1,170本
開設数:515万口座
つみたて投資枠:221本
成長投資枠:1,132本
取扱商品数
(投資信託の本数)
2,573件2,559件
クレカ積立対応
※最大5.0%還元
対応
※最大1.0%
ポイントサービスTポイント、Vポイント、Pontaポイント、dポイント、JALマイル、PayPayポイント楽天ポイント
取引手数料0円〜
※条件あり
0円〜
※条件あり
キャンペーンありあり
IPOの実績2023年:91社
2022年:89社
2023年:61社
2022年:65社
単元未満株対応
(S株)
対応
(かぶミニ®
アプリ・ツールの使い勝手HYPER SBI 2などの様々なツール・アプリを利用可能マーケットスピードなどの様々なツール・アプリを利用可能
iDeCo対応対応
ロボアドバイザー
(ロボアド)
対応対応
利用者の口コミ・評判3.79点
★★★★☆(272)
口コミ・評判
3.90点
★★★★☆(216)
口コミ・評判
公式サイト公式サイト公式サイト
※2024年2月27日時点
※NISA口座開設数は2023年12月末時点
※利用者の口コミ・評判の評価点は、2024年2月26日(月)~2024年3月3日(日)に全国の『オカネコ』ユーザー1,135人に実施したアンケートを基に作成
目次

【項目別】SBI証券と楽天証券を徹底比較

SBI証券と楽天証券を以下の12項目別に比較して、各社の特徴を紹介します。

  1. 口座開設数
  2. NISA口座のおすすめ度
  3. 取扱商品の充実度
  4. クレカ積立のお得度
  5. ポイントサービスのおすすめ度
  6. 取引手数料の安さ
  7. キャンペーンのおすすめ度
  8. IPOのおすすめ度
  9. 単元未満株のおすすめ度
  10. アプリ・ツールの使い勝手
  11. iDeCoのおすすめ度
  12. ロボアドのおすすめ度

①口座開設数:総合口座はSBI証券、NISA口座は楽天証券が多い

SBI証券VS楽天証券:口座開設数
SBI証券と楽天証券の口座開設数を比較
項目SBI証券楽天証券
口座開設数1,168.6万口座1,020万口座
NISA口座開設数437万口座515万口座
公式サイト公式サイト
※2023年12月末時点の情報を記載しています
※SBI証券の口座数は、SBIネオモバイル証券やSBIネオトレード証券、FOLIO口座数も含まれています
参照:株式会社SBI証券 決算説明資料~2024年3月期 第3四半期~|SBI証券
参照:楽天証券株式会社2023年12月期 決算説明会資料|楽天証券

証券会社としての口座開設数は、SBI証券が1,168万口座、楽天証券は1,020万口座となっており、SBI証券のほうが多い結果となりました。

一方、NISA口座の開設数に限定した比較をすると、SBI証券が437万件、楽天証券が515万件となっており、どちらも業界内ではトップクラスの口座開設数を誇ります。

ただし、SBI証券が2024年2月16日に公開したニュースリリースによると、2023年1月〜12月までのNISA口座・iDeCo口座・証券総合口座それぞれの開設件数において業界内No.1を獲得しており、ネット証券の中でも高い人気を誇っていることが伺えます。

╲ ネット証券口座開設数No.1 /

②NISA口座のおすすめ度: IPO銘柄も対象のSBI証券がおすすめ

SBI証券VS楽天証券:NISA口座のおすすめ度
SBI証券と楽天証券のNISAを比較
項目SBI証券楽天証券
NISA口座開設数437万口座515万口座
取扱商品国内株式、外国株式、投資信託・海外ETF、IPO国内株式、外国株式、投資信託・海外ETF
取引手数料買付・売却時無料買付・売却時無料
つみたて投資枠の取扱銘柄数221本221本
成長投資枠の取扱銘柄数1,170本1,132本
最低積立金額100円〜100円〜
積立頻度毎日・毎週・毎月毎日(カード不可)・毎月
公式サイト公式サイト
※2024年2月27日時点
※NISA口座開設数は2023年12月末時点
※取扱銘柄数は2,024年2月27日時点における各証券会社の取扱銘柄数の検索結果より記載しています
参照:株式会社SBI証券 決算説明資料~2024年3月期 第3四半期~|SBI証券
参照:楽天証券株式会社2023年12月期 決算説明会資料|楽天証券

SBI証券と楽天証券をNISA口座で比較すると、大きな違いがあるのは「IPO銘柄の取り扱い有無」と「積立頻度」の2点です。

IPO銘柄はいわゆる上場前の株のことで、上場日に売却することで利益を狙いやすいため、売買益が非課税で運用できるNISAとは好相性と言えます。

抽選で購入権利を入手する必要はありますが、IPO銘柄への投資で利益を狙いたい投資家はSBI証券を選ぶのが良いでしょう。

また、SBI証券のほうが取扱銘柄数は多い上、資金の積立頻度も柔軟な対応が可能なので、NISAでの資産運用を検討中の方はSBI証券を選ぶのがおすすめです。

╲ ネット証券口座開設数No.1 /

③取扱商品の充実度:総合的な充実度はSBI証券に軍配

SBI証券VS楽天証券:取扱商品の充実度
SBI証券と楽天証券の取扱商品数を比較
項目SBI証券楽天証券
国内株式東京証券取引所
名古屋証券取引所
福岡証券取引所
札幌証券取引所
東京証券取引所
名古屋証券取引所
外国株式9カ国
(米国、中国、韓国、ロシア、ベトナム、シンガポール、インドネシア、タイ、マレーシア)
6カ国
(米国、中国、シンガポール、インドネシア、タイ、マレーシア)
投資信託2,573件2,559件
FX34通貨ペア28通貨ペア
公式サイト公式サイト
※2024年2月27日時点
参照:投資信託 パワーサーチ(2024年2月時点)|SBI証券
参照:投信スーパーサーチ(2024年2月時点)|楽天証券

取扱銘柄数で比較すると、全体的な充実度は楽天証券よりもSBI証券のほうが上と言えるでしょう。

なお、楽天証券においても主要な銘柄は取り扱われているため、投資初心者であればどちらを選んでも不自由することはありません。

ただし、福岡証券取引所や札幌証券取引所での取引や、外国株式での取引をメインに考えている方は、最初からSBI証券で口座開設をするのがおすすめです。

╲ ネット証券口座開設数No.1 /

④クレカ積立のお得度:ポイント還元率はSBI証券、楽天証券は保有残高に応じてポイント付与

SBI証券VS楽天証券:クレカ積立のお得度
SBI証券と楽天証券のクレカ積立を比較
項目SBI証券楽天証券
クレカ積立可能可能
対象カード三井住友カードが発行するクレジットカード※1

例)三井住友カード、Oliveフレキシブルペイなど
楽天カードが発行するクレジットカード※2

例)楽天カード、楽天ANAマイレージクラブカードなど
対象ポイントVポイント楽天ポイント
ポイント還元率0.5%、1.0%、2.0%、5.0%0.5%、0.75%、1.0%
積立可能金額100円〜100,000円100円〜100,000円
ポイント付与日積立設定締切月の月末頃積立注文月の15日前後
公式サイト公式サイト
※2024年2月27日時点
※1:銀聯カード、ビジネスカード(除く三井住友ビジネスカード for Owners・三井住友カード ビジネスオーナーズ)、コーポレートカード、デビットカード、プリペイドカード、クレジットモードの機能がないOliveフレキシブルペイ、家族カード、ETC、iD、セディナビIDを利用するクレジットカードなどは利用不可
※2:ビジネスカード、ETCカード、デビットカード、家族カードは利用不可
参照:クレカ積立|SBI証券
参照:クレカ積立(楽天カードクレジット決済)|楽天証券

SBI証券と楽天証券は、どちらも毎月最大100,000円までのクレカ積立が可能です。

クレジットカードで積立投資をすればお得にポイントを貯められるので、普段から利用するクレカでポイントを貯められる証券会社を選ぶのがおすすめです。

たとえば、普段から楽天カードを使っている方なら楽天証券を選ぶことで、最大1.0%の楽天ポイントが還元されます。

一方、SBI証券では三井住友カード プラチナプリファードでクレカ積立を行うと、積立金額の最大5.0%と破格のポイント還元率となります。

積立投資は高還元率の証券会社を選ぶことで、積立金額に加えてポイントも着実に貯められるので、ポイントの利便性を重視して選ぶのが良いでしょう。

⑤ポイントサービスのおすすめ度:楽天経済圏の利用者なら楽天証券、豊富な種類に対応のSBI証券

SBI証券VS楽天証券:ポイントサービスのおすすめ度
SBI証券と楽天証券のポイントサービスを比較
項目SBI証券楽天証券
ポイントサービスTポイント
Vポイント
Pontaポイント
dポイント
JALマイル
PayPayポイント
楽天ポイント
ポイントの利用先国内株式
投資信託
各ポイント提携先
※一部ポイントは投資不可
国内株式
米国株式
投資信託
バイナリーオプション
楽天グループ
ポイントの貯め方手数料マイレージ
投資信託の保有
SBIラップおまかせ運用
金・銀・プラチナの購入
FX取引
お友達紹介
新規口座開設
Vポイントアッププログラム
SPU
投信積立
金・プラチナ購入
取引手数料ポイントプログラム
投信残高ポイントプログラム
投資信託資産形成ポイント
楽天銀行ハッピープログラム
ご家族・お友達紹介
各種キャンペーン
公式サイト公式サイト
※2024年2月27日時点
参照:SBI証券のポイントサービス|SBI証券
参照:ポイントプログラム|楽天証券

楽天証券では、投資信託購入や楽天カードでのクレカ積立などで楽天ポイントを貯められます。

普段から楽天経済圏で貯めた楽天ポイントがある方は、そのポイントを使って国内株式や米国株式、投資信託などのポイント投資が可能です。

一方のSBI証券では、TポイントやVポイント、Pontaポイントなど、豊富な種類のポイントサービスと提携しています。

ただし、dポイントやPayPayポイントなど、一部のサービスではポイント投資ができないため、普段のお買い物や提携先サービスでポイントを使うことになります。

クレカ積立でポイントを貯めることもできるので、利用機会が多いクレジットカードやポイントサービスなど、好みに合わせて口座を開設する証券会社を選ぶのがおすすめです。

監修者

楽天証券は楽天ポイント、SBI証券はVポイント(旧Tポイント)を活用しているユーザー様にお勧めです。積立投資信託のクレジットカード払いでポイントが貯まったり、その他のお買い物等も含めて貯まったポイントを証券取引に使うこともできます。このようなポイント経済圏で楽天証券やSBI証券を活用するのもメリットのひとつです。しかし注意点があり、これらポイントの付与率や活用ルールは見直しがされることがあります。ポイントサービスのメリット・デメリットについては十分に見極め、その他サービスも含め総合的に判断されることをお勧めします。

⑥取引手数料の安さ:基本的にはどちらも同額。ただしデイトレード重視ならSBI証券がおすすめ

SBI証券VS楽天証券:取引手数料の安さ
SBI証券と楽天証券の国内株式取引手数料を比較
項目SBI証券楽天証券
〜5万円55円
〜10万円99円
〜20万円115円
〜50万円275円
〜100万円535円
〜150万円640円
〜3,000万円1,013円
3,000万円超1,070円
公式サイト公式サイト
※2024年2月27日時点における税込金額です
参照:手数料(現物取引スタンダードプラン)|SBI証券
参照:手数料(超割コース)|楽天証券
1日定額コースの取引手数料を比較
1日の約定代金合計SBI証券楽天証券
〜100万円0円
〜200万円1,238円2,200円
〜300万円1,691円3,300円
300万円超100万円増加ごとに+295円100万円増加ごとに+1,100円
公式サイト公式サイト
※2024年2月27日時点における税込金額
参照:手数料(現物取引アクティブプラン)|SBI証券
参照:手数料(いちにち定額コース)|楽天証券

基本的にはどちらを選んでも業界最安水準の手数料で取引を行えますが、国内株式でデイトレードを重視する方は注意が必要です。

SBI証券と楽天証券では、1日あたりの約定代金の合計額に対して手数料が発生する「1日定額コース」を設けていますが、1日で100万円以上の売買を行う場合はSBI証券のほうが手数料は割安です。

なお、どちらの証券会社でも条件を達成することで、国内株式の売買手数料が無料になるコースが新設されています。

取引手数料0円コースの条件
項目SBI証券(ゼロ革命)楽天証券(ゼロコース)
条件インターネットコースかつ電子交付サービス申込済で所定の電子交付設定を行うRクロスとSORの利用
※2024年2月27日時点
参照:国内株式売買手数料“ゼロ革命”のご案内|SBI証券
参照:国内株式 取引手数料”ゼロコース”変更受付スタート!|楽天証券

デイトレードを行う方以外は、どちらの証券会社を選んでも手数料の面で差はほとんどありません。

先に述べたクレカ積立や還元されるポイントなどを重視して証券会社を選ぶのがおすすめです。

╲ ネット証券口座開設数No.1 /

⑦キャンペーンのおすすめ度:還元ポイント数は楽天証券のほうが充実

SBI証券VS楽天証券:キャンペーンのおすすめ度
SBI証券と楽天証券のキャンペーンを比較
項目SBI証券楽天証券
口座開設キャンペーンありあり
キャッシュバックキャンペーンありあり
ポイント還元キャンペーンありあり
公式サイト公式サイト
※2024年2月27日時点
参照:キャンペーン・プログラム|SBI証券
参照:現在実施中のキャンペーン一覧|楽天証券

SBI証券と楽天証券は、どちらにおいても様々なキャンペーンを実施中です。

口座開設時のキャンペーンはもちろん、口座開設後に所定の取引を行った場合に現金キャッシュバックやポイント還元などの特典もあります。

特典の充実度で言うと楽天証券に軍配が上がり、還元されるポイント数自体も楽天証券のほうが多い印象です。

ただし、キャンペーンはその時々で特典内容が変わるので、口座開設を申し込む前にキャンペーン内容だけは再確認しておくことをおすすめします。

⑧IPOのおすすめ度:実績数の多いSBI証券がおすすめ

SBI証券VS楽天証券:IPOのおすすめ度
SBI証券と楽天証券のIPOを比較
項目SBI証券楽天証券
2023年取扱実績91社61社
2022年取扱実績89社65社
抽選方法1. 資金比例抽選
2. IPOチャレンジポイント
平等抽選
事前入金必要必要
キャンセル可否可能不可
※購入申込放棄で擬似キャンセルは可能
公式サイト公式サイト
※2024年2月27日時点
参照:新規上場株式取扱実績|SBI証券
参照:新規公開株式(IPO)/公募増資・売出(PO)の過去の取扱実績|楽天証券

IPO銘柄を購入したい方は、楽天証券よりもSBI証券がおすすめです。

IPOは抽選に参加して当選した場合のみ購入可能で、基本的には銘柄数の多いSBI証券のほうが当選確率は高いと考えられます。

また、SBI証券ではIPO抽選に外れてしまった場合、IPOチャレンジポイントが貯まっていき、次回のIPO抽選時にポイントを消費することで当選確率がアップする仕組みがあります。

IPO銘柄は購入できれば利益を得られる可能性が非常に高いので、利益重視で将来的にIPO取引も視野に入れている方はSBI証券を検討しましょう。

╲ ネット証券口座開設数No.1 /

⑨単元未満株のおすすめ度:サービス重視なら楽天証券、手数料重視ならSBI証券

SBI証券VS楽天証券:単元未満株のおすすめ度
SBI証券と楽天証券の単元未満株を比較
項目SBI証券(S株)楽天証券(かぶミニ®
取扱銘柄東京証券取引所東京証券取引所
売買手数料無料無料
スプレッドなしなし
※リアルタイム取引の場合は0.22%
ポイント投資可能
※Tポイント、Pontaポイント
可能
※楽天ポイント
公式サイト公式サイト
※2024年2月27日時点
参照:ワンコインであの有名企業の株が取引手数料無料で購入できる?!SBI証券の「S株」|SBI証券
参照:かぶミニ®(単元未満株取引)|楽天証券

株式取引には「単元株」と呼ばれる最低取引数が設定されており、一般的には100株単位での取引が行われます。

ですが、単元株での購入にはある程度の資金が必要となるため、より幅広い層が株式投資を行えるように1株から購入可能としたサービスのことを「単元未満株」と呼びます。

SBI証券では「S株」、楽天証券では「かぶミニ®」という名称で単元未満株のサービスを提供しており、どちらも売買手数料は無料、且つポイント投資にも対応しています。

なお、SBI証券はリアルタイム取引やつみたてサービスを利用できないため、これらのサービスを利用したい場合は楽天証券を選ぶのがおすすめです。

一方、SBI証券ではスプレッド(株価と取引価格の価格差)がないため、手数料重視で取引を行いたい方はSBI証券を選ぶのが良いでしょう。

⑩アプリ・ツールの使い勝手:実際に触って使用感を調べてみるのがおすすめ

SBI証券VS楽天証券:アプリ・ツールの使い勝手
SBI証券と楽天証券のアプリ・ツールを比較
項目SBI証券楽天証券
PC向けツールHYPER SBI 2
商品先物専用トレーディングツール
マーケットスピード
マーケットスピード Ⅱ
マーケットスピード for Mac
マーケットスピード Ⅱ RSS
マーケットスピードFX
楽天MT4
スマホ向けアプリSBI証券 株アプリ
SBI証券 かんたん積立アプリ
SBI証券 米国株アプリ
SBI証券 FXアプリ
SBI証券 先物・オプションアプリ
SBI証券 取引所CFDアプリ-くりっく株365
SBI証券スマートアプリ(スマホ認証)
iSPEED
iSPEED FX
iSPEED 先物OP
iSPEED for iPad
公式サイト公式サイト
※2024年2月27日時点
参照:ツール・アプリ|SBI証券
参照:取引ツール|楽天証券

SBI証券と楽天証券では、どちらも様々なPC向けツール・スマホ向けアプリを提供しています。

基本的に無料で利用できるので、実際にツールやアプリを触って使用感を調べてみるのがおすすめです。

なお、楽天証券では株式の注文状況を確認する際の板情報を、制限値幅まですべて表示可能な「フル板」を始めから利用できます。

SBI証券でフル板を利用するには、無料利用条件を達成する必要があるので、より詳細な情報を入手して株式の売買を行いたい方は、楽天証券を選ぶのが良いでしょう。

⑪iDeCoのおすすめ度:eMAXIS Slimシリーズへの投資ならSBI証券

SBI証券VS楽天証券:iDeCoのおすすめ度
SBI証券と楽天証券のiDeCoを比較
項目SBI証券楽天証券
加入時/移管時手数料2,829円2,829円
口座管理手数料171円171円
投資信託数インデックスファンド18本14本
アクティブファンド14本21本
定期預金商品数(元本確保型)1本1本
コモディティ1本1本
コールセンター受付時間平日および土日8時〜17時
※土日は新規の問い合わせのみ
※祝日、年末年始を除く
平日:8時30分〜17時
土日:9時〜17時
※祝日、年末年始を除く
公式サイト公式サイト
※2024年2月27日時点における税込金額
参照:手数料・その他費用|SBI証券のiDeCo
参照:手数料について|確定拠出年金(iDeCo)|楽天証券

SBI証券と楽天証券は、どちらもiDeCo(個人型確定拠出年金)に対応しています。

どちらも取扱銘柄数はほぼ同じですが、iDeCoで人気の高い「eMAXIS Slim(イーマクシス スリム)シリーズ」は、楽天証券では取り扱われていません。

eMAXIS Slimシリーズは業界内でも最低水準の運用コストで分散投資ができるファンドとして注目を集めており、老後資金のために長期運用が前提のiDeCoと好相性の銘柄です。

取扱銘柄の好みに合わせて証券会社を選ぶべきですが、特別なこだわりがない方はSBI証券を選ぶのが良いでしょう。

╲ ネット証券口座開設数No.1 /

⑫ロボアドのおすすめ度:毎月1,000円からの積立投資が可能なSBI証券がおすすめ

SBI証券VS楽天証券:ロボアドのおすすめ度
SBI証券と楽天証券のロボアドバイザーを比較
項目SBI証券楽天証券
ロボアドバイザー対応(SBIラップ)対応(楽ラップ)
タイプ投資一任型投資一任型
最低投資金額1万円〜1万円〜
最低積立金額毎月1,000円〜毎月1万円〜
投資一任手数料年率0.66%〜(AI投資コース)最大年率0.715%(固定報酬型)
ファンド費用
(信託報酬)
平均年率0.218〜0.394%(AI投資コース)最大年率0.1687%
公式サイト公式サイト
※2024年2月27日時点
参照:SBIラップ|SBI証券
参照:楽ラップ|楽天証券

ロボアドバイザーはAIや機械学習によって投資家の代わりに運用を行ってくれるサービスです。

SBI証券と楽天証券のどちらもロボアドバイザーに対応しており、基本的なサービスの内容はほぼ同等です。

なお、SBI証券は最低積立金額が1,000円からとなっており、より少額からの積立投資を始められるので、これから初めて投資を始める方におすすめです。

一方、楽天証券は手数料が割安に設定されているため、ロボアドバイザーの利用で手数料を重視したい方は楽天証券を選びましょう。

【結論】SBI証券と楽天証券はどっちがおすすめ?

ここまで、SBI証券と楽天証券を様々な項目ごとに徹底解説してきました。

この項目では結論として、SBI証券と楽天証券のどちらで口座開設をするのが良いかを解説します。

結論

  • IPOを含む豊富な商品・取扱銘柄数、ポイント還元率を重視するならSBI証券
  • ツールの利便性、ポイントの利便性、楽天経済圏の利用者なら楽天証券

結論をお伝えすると、IPOを含む取引銘柄数やポイント還元率を重視したい方は「SBI証券」、ツールの使い勝手やポイントサービスの利便性を重視したい方は「楽天証券」を選ぶのがおすすめです。

╲ ネット証券口座開設数No.1 /

╲ 楽天経済圏の方におすすめ! /

SBI証券と楽天証券、それぞれのメリットとデメリットを振り返りながら、おすすめのポイントについて解説していきます。

監修者

口座開設をしていなくてもそれぞれのホームページなどを見ることは可能です。それぞれ見比べて第一印象で選択するのも一つです。
長期にわたって利用していくわけなので、画面の見やすさはポイントになります。実際に様々なページをご覧になってご自身の好みで選択するのも良いかと思います。

SBI証券のメリット・デメリットまとめ

楽天証券と比較したSBI証券のメリット

  • 楽天証券よりも取扱銘柄数が全体的に多い
  • IPO銘柄の購入が可能(NISA口座)
  • クレカ積立のポイント還元率が最大5.0%

楽天証券と比較したSBI証券のデメリット

  • アプリやサイトが取引の種類ごとに別々で用意されており煩雑
  • 銘柄数が多いがゆえに初心者は迷いやすい
  • 提携ポイントによってはポイント投資ができない

楽天証券と比較した場合のSBI証券のメリットは、取扱銘柄数が総合的に多い点に加え、NISA口座でIPO銘柄の購入ができる点です。

中でもIPOは未上場株式を上場前に購入できるため、比較的、利益を得られやすい銘柄として高い人気を博しています。

IPO銘柄の購入には抽選に参加して当選する必要がありますが、楽天証券ではNISA口座でのIPO銘柄の取り扱いがないため、NISAの非課税枠を有効活用したい方はSBI証券を選ぶのが良いでしょう。

また、クレカ積立では最大5.0%と破格のポイント還元率を誇るため、積立投資を行いながらお得にポイントを貯められる点でも優れています。

ただし、SBI証券は取扱銘柄が多いが故に、投資初心者の方は商品選びで迷いがちなことが欠点と言えます。

さらに、取引の種類ごとにアプリやサイトが別々に用意されてしまっているため、管理が煩雑になりやすいというデメリットがあります。

SBI証券の詳細
売買手数料【国内株】0円
【外国株】0円
インターネットコースのインターネット取引が対象
NISA対応
投資信託2,559本(2024/8/29現在)
夜間取引
IPO取扱実績91本(2023年実績)
取引所東証、名証、福証、札証
外国株米国、中国、韓国、ロシア、ベトナム、インドネシア、シンガポール、タイ、マレーシア
スマホアプリSBI証券 株アプリ
かんたん積立 アプリ
SBI証券 米国株 アプリ
SBI証券 FXアプリ
SBI証券 先物・オプションアプリ
取引所CFD アプリ -くりっく株365
SBI証券 スマートアプリ
ポイントVポイント、PayPayポイント、Pontaポイント、dポイント、JALマイレージ

╲初心者~上級者までおすすめ!/

SBI証券の評判・口コミはこちら

楽天証券のメリット・デメリットまとめ

SBI証券と比較した楽天証券のメリット

  • クレカ積立で楽天ポイントを貯められる(最大1.0%)
  • 楽天グループ内で貯めたポイントを共有でき、ポイント投資にも使える
  • ツールやアプリの使い勝手が良く、キャンペーンも充実している

SBI証券と比較した楽天証券のデメリット

  • NISA口座でIPO銘柄を購入できない
  • 外国株の数が限定的
  • ポイント還元率は低め

SBI証券と比較した場合の楽天証券のメリットは、何と言っても貯められるポイントの利便性に優れている点が挙げられます。

クレカ積立で貯められる楽天ポイントは、他の楽天グループでの支払いに利用できる他、逆に他のサービス利用で貯めた分を使ってポイント投資も行えます。

SBI証券に比べてツールやアプリの使い勝手も良く、手軽に投資へ取り組みたいと考えている方には楽天証券がおすすめです。

ただし、NISA口座でのIPO銘柄が購入できない点、外国株式の取り扱いエリアが限定的(6カ国)である点、ポイント還元率が最大1.0%である点には注意が必要です。

楽天証券の詳細
売買手数料【国内株】0円
【外国株】
米国:約定代金×0.495%
(最低手数料0米ドル、手数料上限22米ドル)
中国:約定代金×0.275%
(最低手数料550円、手数料上限5,500円)
アセアン:約定代金×1.1%
(最低手数料550円)
NISA対応
投資信託2,559本(2024年2月現在)
夜間取引
IPO取扱実績61本(2023年度実績)
取引所東証、名証
外国株米国株式、中国株式、アセアン株
スマホアプリiSPEED
ポイント楽天ポイント
※適用には手数料コース「ゼロコース」の選択が必要。手数料は税込み表記。外国株は1取引あたりの手数料。アセアンは現地手数料・現地諸費用なし

╲楽天ユーザーにおすすめ!/

楽天証券の評判・口コミはこちら

SBI証券と楽天証券は併用して使い分けるのもおすすめ

SBI証券と楽天証券には、それぞれ一長一短の特徴があります。

どちらか一方を選べないという場合は、思い切って両方の証券会社で口座開設するのもおすすめです。

たとえば、NISAについてはIPO銘柄の購入が可能なSBI証券をメイン口座として利用し、楽天証券はサブ口座としてキャンペーンを活用しながらポイント投資を行うなどの使い分けが可能です。

特に、NISA口座を開設する際にはマイナンバーの確認ができる書類(マイナンバーカードや住民票の写しなど)が必要なので、まとめて申し込みをすれば時間や手間を最小限に抑えられます。

口座開設は無料で申し込みができるので、それぞれの特徴を活かしつつ効率良く資産運用に取り組んでいきましょう。

╲ ネット証券口座開設数No.1 /

╲ 楽天経済圏の方におすすめ! /

監修者

楽天証券やSBI証券に口座開設すると、それぞれのサイト内で様々な投資に関する情報を得ることができます。投資環境に関するレポートやマーケット情報に加え、資産形成やNISA、iDeCo、積立投信など投資初心者向けの情報提供コンテンツも用意されています。楽天証券・SBI証券のそれぞれのサイトを見比べていただき、自分にあった分かりやすい情報収集ができるかどうかも参考にしてみてはいかがでしょうか。

まとめ

本記事では、ネット証券の中で特に高い人気を誇る「SBI証券」と「楽天証券」を、様々な項目に分けて徹底比較してきました。

それぞれの証券会社にメリットとデメリットがありますが、今後の投資人生において長い付き合いをすることになるので、個人の考え方や投資スタイルに合ったネット証券を選ぶことが大切です。

なお、どちらのネット証券も口座開設は無料でできるので、どちらか一方に決められない場合は、両方の証券口座を開設するのも良いでしょう。

これから資産運用に挑戦しようと考えている方は、本記事を参考にしてSBI証券と楽天証券での口座開設を検討いただければ幸いです。

【項目別】SBI証券と楽天証券の比較表
項目SBI証券楽天証券
口座開設数1,168.6万口座1,020万口座
NISA口座開設数:437万口座
つみたて投資枠:221本
成長投資枠:1,170本
開設数:515万口座
つみたて投資枠:221本
成長投資枠:1,132本
取扱商品数
(投資信託の本数)
2,573件2,559件
クレカ積立対応
※最大5.0%還元
対応
※最大1.0%
ポイントサービスTポイント、Vポイント、Pontaポイント、dポイント、JALマイル、PayPayポイント楽天ポイント
取引手数料0円〜
※条件あり
0円〜
※条件あり
キャンペーン口座開設でのキャッシュバックキャンペーンなど口座開設でのキャッシュバックキャンペーンなど
IPOの実績2023年:91社
2022年:89社
2023年:61社
2022年:65社
単元未満株対応
(S株)
対応
(かぶミニ®
アプリ・ツールの使い勝手HYPER SBI 2などの様々なツール・アプリを利用可能マーケットスピードなどの様々なツール・アプリを利用可能
iDeCo対応対応
ロボアドバイザー
(ロボアド)
対応対応
利用者の口コミ・評判3.79点
★★★★☆(272)
口コミ・評判
3.90点
★★★★☆(216)
口コミ・評判
公式サイト公式サイト公式サイト
※2024年2月27日時点
※NISA口座開設数は2023年12月末時点
※利用者の口コミ・評判の評価点は、2024年2月26日(月)~2024年3月3日(日)に全国の『オカネコ』ユーザー1,135人に実施したアンケートを基に作成
株式会社400F オンラインアドバイザー 木下 由香

木下 由香

株式会社400F オンラインアドバイザー
2級ファイナンシャル・プランニング技能士 / 公的保険アドバイザー / 証券外務員一種

詳細プロフィール

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次