楽天ポイント投資は、現金の代わりに楽天ポイントを使って株式や投資信託を購入できる投資サービスです。余ったポイントを使って資産形成に取り組めることが大きなメリットと言えますが、その一方で事前に知っておくべきデメリットが数多く存在します。
- 楽天証券のポイント投資は、国内株式・投資信託・米国株式・バイナリーオプションの4種類に投資できる
- 1pt=1円から投資資金として活用でき、ポイントで購入した金融商品を売却すれば、現金で利益を受け取ることも可能
- 現金不要で手軽に投資を始められ、NISAの非課税枠を利用でき、楽天市場でのポイント還元率がアップする点などがメリットであるが、楽天証券での口座開設が必須であり、期間限定ポイントは使えない点やポイント投資の上限がある点などがデメリットと言える
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この記事では、楽天ポイント投資の仕組みやポイント運用との違い、楽天ポイント投資のメリット・デメリットをわかりやすく解説します。
記事の最後で、楽天ポイント投資に興味を持った方に向けて、ポイント投資を始めるまでの具体的な手順についても解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
※本記事では、2024/4/30時点の情報を掲載しています。
※各サービスに関する情報は、上記日付時点で公式サイトに掲載されている情報を基に執筆しています。
※投資にはリスクがあります。最終的な投資の決定はご自身の判断でお願いいたします。
楽天ポイント投資の仕組み
楽天ポイント投資とは、楽天グループを利用して貯まった「楽天ポイント」を使って、楽天証券で様々な金融商品を購入できる投資サービスの名称です。
楽天証券でポイント投資ができる金融商品は、次の4種類が挙げられます。
楽天ポイント投資で購入できる金融商品
- 国内株式(現物取引)
- 投資信託
- 米国株式(円貨決済)
- バイナリーオプション
ポイント投資に使える楽天ポイントは、1pt=1円から投資資金として活用でき、NISAの非課税枠を利用することも可能です。さらに、楽天証券で楽天ポイント投資を始めると、楽天市場でお買い物をする際のポイント還元率が最大+1倍になる特典もあります。
現金を使わずに手軽に投資デビューができるので、投資に興味を持ち始めたばかりの方や、普段から楽天経済圏を利用している方におすすめです。
楽天ポイント投資とポイント運用の違い
楽天ポイントの活用方法には、楽天ポイント投資の他にも「ポイント運用」があります。
どちらも楽天ポイントを使って投資に取り組めるサービスですが、厳密には次のような違いがあるので事前に確認しておきましょう。
楽天ポイント投資とポイント運用の違い | ||||
---|---|---|---|---|
比較項目 | 楽天ポイント投資 | ポイント運用 | ||
特徴 | 本物の投資資金が増減 | 投資の疑似体験で楽天ポイントが増減 | ||
利用条件 | 楽天証券口座の開設・保有 | 楽天会員IDの保有(証券口座は不要) | ||
投資先の種類 | ・投資信託 ・国内株式 ・米国株式 ・バイナリーオプション | ・アクティブコース ・バランスコース | ||
利益の受取方法 | 現金 ※ポイントで購入した金融商品を売却することで現金を受け取れる | 楽天ポイント ※各コースの基準価額に連動してポイントが増減する | ||
運営元 | 楽天証券 | 楽天PointClub |
※アクティブコース:日々の値動きが積極的な運用を目指し、楽天インデックスバランスファンド(株式重視型)の基準価額の値動きを原則反映します
※バランスコース:日々の値動きが小さく安定性を重視し、楽天インデックスバランスファンド(債権重視型)の基準価額の値動きを原則反映します
参照:ポイント投資|楽天証券
参照:ポイント運用|楽天PointClub
楽天ポイント投資は、楽天ポイントと現金を併用することが可能で、投資信託や国内株式など、実際の金融商品を購入して投資に挑戦できるサービスです。
楽天証券で専用口座を開設する必要がありますが、ポイントで購入した金融商品を売却すれば、現金で利益を受け取ることができ、資産形成に役立てられることが特徴です。
楽天ポイント運用は、簡単に説明すれば投資の疑似体験サービスです。証券口座の開設は不要で、楽天会員IDを持っていれば、誰でもポイント運用を始められます。
※各コースの基準価額に応じて楽天ポイントが増減しますが、あくまでポイントの運用サービスなので、利益を現金で受け取ることはできません。
楽天ポイントを活用して資産形成に取り組みたい方は、実際の金融商品に対して投資ができる「楽天ポイント投資」を選ぶようにしましょう。
楽天証券と他のネット証券のポイント投資の違い
ネット証券の中には、楽天証券と同様のポイント投資サービスを提供している会社があります。
この項目では、ネット証券会社の中でも口座開設数が多い「SBI証券」と「マネックス証券」のポイント投資サービスを例に挙げ、楽天ポイント投資との違いを比較してご紹介します。
楽天証券と他のネット証券のポイント投資の違い | |||
---|---|---|---|
比較項目 | 楽天証券 | SBI証券 | マネックス証券 |
おすすめ度 | ★★★ | ★★ | ★ |
貯まるポイント | 楽天ポイント | ・Vポイント(旧Tポイント含む) ・Pontaポイント ・dポイント ・JALマイル ・PayPayポイント | マネックスポイント |
投資に利用できるポイント | 楽天ポイント | ・Vポイント(旧Tポイント含む) ・Pontaポイント | マネックスポイント |
ポイントの投資先 | ・投資信託 ・国内株式 ・米国株式 ・バイナリーオプション | ・国内株式 ・投資信託 | ・投資信託 ・株式売買 ・暗号資産 |
ポイントの貯め方 | クレジットカード決済 楽天市場でのお買い物など | 投資信託の保有 普段のお買い物など | クレジットカード決済 投資信託の保有など |
クレカ積立 | ◯ 最大1.0%還元 | ◯ 最大5.0%還元 ※2024年11月買付分から最大3.0% | ◯ 最大1.1%還元 |
投信保有による ポイント還元率 | 最大0.053%還元 ※銘柄によって変動 | 最大0.25%還元 ※銘柄及び保有額によって変動 | 最大0.08%還元 ※銘柄によって変動 |
NISA口座対応 | ◯ | ◯ | ◯ |
参照:ポイントプログラム|楽天証券
参照:SBI証券のポイントサービス|SBI証券
参照:マネックスポイント|マネックス証券
※おすすめ度の定義:
- ポイントサービスの利便性(ポイントの貯め方、使い道など)
- ポイント投資の対象商品数(国内株式、投資信託、米国株式など)
- サービス全体でのポイント還元率(クレカ積立、投信保有ポイントなど)
各証券会社でポイントを使ったポイント投資に取り組めますが、それぞれで利用可能なポイントの種類、ポイント投資で購入できる金融商品などに違いがあります。
SBI証券は国内株式と投資信託の2種類に対してポイント投資が可能です。一方のマネックス証券は投資信託の購入がメインで、証券会社の中では珍しい暗号資産へのポイント投資にも対応しています。
これらと比較して、楽天証券は投資信託や国内株式以外にも、人気の高い米国株式やバイナリーオプションへのポイント投資が可能です。また、楽天証券はクレカ積立や投信保有残高に応じたポイント還元サービスにも対応しており、他の2社より比較的ゆるい条件で高還元率を実現しています。
基本的には普段から貯めているポイントや余ったポイントを活用してポイント投資に挑戦すべきですが、ポイントの種類にこだわりがない場合は、還元率や利便性に優れた楽天ポイントを活用できる「楽天証券」を選ぶのがおすすめです。
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楽天ポイント投資のデメリット
ポイントで手軽に投資を始められる楽天ポイント投資ですが、始める前に知っておくべきデメリットが存在します。
楽天ポイント投資のデメリット
楽天ポイント投資に興味がある方は、これらのデメリットを理解した上で挑戦するようにしましょう。それぞれのデメリットについて解説するので、ぜひ参考にしてください。
楽天証券の口座開設が必須
楽天ポイント投資を始めるためには、楽天証券の口座を開設する必要があります。証券会社で口座を開設するには、本人確認書類の提出が必要です。
また、審査が完了するまで数日程度の時間がかかる場合もあるので、楽天ポイント投資を始めるまでに多少の時間がかかることを覚えておきましょう。
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楽天証券での口座開設については「楽天ポイント投資のやり方・始め方」で具体的な手順を解説します。
期間限定ポイントは使えない
楽天ポイントには「通常ポイント」と「期間限定ポイント」の2種類があります。楽天ポイント投資で利用できるのは、楽天サービスの利用で還元される通常ポイントのみで、期間限定ポイントで投資をすることはできません。
期間限定ポイントは、楽天グループのキャンペーンなどで付与されることが多く、ポイントを余らせている方も多いですが、楽天ポイント投資には利用できないので気をつけましょう。また、他ポイントから交換した楽天ポイントも、楽天ポイント投資に利用できないのでご注意ください。
ポイント投資の上限がある
楽天ポイントを利用したポイント投資には、楽天会員ランクに応じた利用上限が設定されています。
楽天ポイント投資の利用上限 | |||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
会員ランク | 投資信託 | 国内株式・米国株式・バイナリーオプション | |||||||||||||||||||||||||||||
ダイヤモンド会員以外 | 1注文:30,000ポイント 1ヶ月:100,000ポイント | 1日:30,000ポイント 1カ月:100,000ポイント | |||||||||||||||||||||||||||||
ダイヤモンド会員 | 1注文:500,000ポイント 1カ月:500,000ポイント | 1日:500,000ポイント 1カ月:500,000ポイント |
参照:ポイントで投資信託を買う時に上限はありますか?|楽天証券
参照:ポイントで国内株式(現物株式)を買う時に上限はありますか?|楽天証券
参照:ポイントで米国株式(円貨決済)を買う時に上限はありますか?|楽天証券
参照:ポイントでバイナリーオプション取引をする時に上限はありますか?|楽天証券
ダイヤモンド会員以外の方でも十分なポイント数を投資に充てられますが、1注文または1日あたり30,000pt以上のポイント投資を考えている方は注意が必要です。
なお、ダイヤモンド会員の資格を得るには「過去6ヶ月で4,000ポイント以上、かつ30回以上ポイントを獲得、かつ楽天カードを保有」という条件をクリアする必要があるので覚えておきましょう。
売買手数料が発生する場合がある
楽天ポイント投資を行う際、現金で取引を行う時と同様の売買手数料が発生する場合があります。
楽天証券での国内株式(現物取引)手数料(超割コース) | |
---|---|
約定代金 | 取引手数料(税込) |
5万円まで | 55円 |
10万円まで | 99円 |
20万円まで | 115円 |
50万円まで | 275円 |
100万円まで | 535円 |
150万円まで | 640円 |
3,000万円まで | 1,013円 |
3,000万円超 | 1,070円 |
参照:手数料|楽天証券
長期にわたって投資を続けることで、1回あたりの手数料が積み重なって大きな運用コストになりかねません。場合によっては利益以上の手数料が発生し、いわゆる「手数料負け」をしてしまう恐れもあります。
手数料自体も楽天ポイントで支払うことは可能ですが、その分だけ元手となるポイントが減ってしまうことになるので注意が必要です。
なお、楽天証券は数あるネット証券の中でも手数料が安いことが特徴で、2023年10月からは国内株式(現物・信用)の売買手数料が0円になる「ゼロコース」※の提供を開始しました。楽天ポイント投資を行う際は、これらのコースを活用しながら手数料を節約することを心がけてみてください。
※「ゼロコース」の適用にはRクロス®及びSORの利用同意が必須です。
元本割れの可能性がある
楽天ポイント投資は、元本保証がされているわけではありません。通常の投資と同様で、運用成績によっては元本割れの可能性も起こり得ます。
これから初めて楽天ポイント投資に挑戦する方は、必ずしも利益を得られる訳ではないということをしっかりと覚えておきましょう。
確定申告が必要になる場合がある
楽天ポイント投資で利益を得ると、場合によっては確定申告が必要になります。具体的には、楽天ポイント投資によって得られた利益は「一時所得」に数えられ、年間の利益が20万円を超える場合には確定申告が必要です。
ただし、楽天証券でNISA口座を開設しており、楽天ポイント投資でNISAの非課税枠を利用している場合は確定申告が不要な場合もあります。
また、楽天証券で口座を開設する際、源泉徴収ありの特定口座を選んでおくと、事前に源泉徴収された分の利益を引き出せるので、自身で確定申告を行う必要はありません。これから初めて楽天証券で口座開設を申し込む方は、源泉徴収ありの特定口座を選ぶのがおすすめです。
楽天ポイント投資のメリット
楽天ポイント投資には様々なデメリットがありますが、それ以上に大きなメリットも数多く存在します。
それぞれのメリットについて解説するので、楽天ポイント投資について詳しく知らない方は、ぜひ参考にしてください。
現金不要で手軽に投資を始められる
楽天ポイント投資は、現金不要で手軽に投資を始められることがメリットです。楽天ポイントは、楽天市場を始めとした楽天サービスの利用、飲食店やコンビニで楽天ペイ・楽天Edyを使う、楽天カードで支払うなど、様々な方法で貯めることができます。
普段から楽天経済圏で生活している方なら、使い切れないポイントを有効活用して、将来を見据えた資産形成に役立てられます。
ポイント投資で新NISAの非課税枠を利用できる
楽天証券は、NISA(少額投資非課税制度)に対応しています。NISAとは、年間360万円(成長投資枠240万円、つみたて投資枠120万円、非課税保有限度額1,800万円)までの新規投資を非課税で運用できる制度です。
通常の投資では利益に対して20.315%の税金が課せられてしまいますが、NISAを活用すれば税金が発生せず、その分だけ資産を手元に残しておくことができます。※2024/4/30時点
楽天証券でNISA口座を開設していれば、楽天ポイント投資でNISAの非課税枠を利用することもできるので、効率よく資産形成に取り組むことが可能です。
楽天SPUのポイント倍率がアップする
楽天証券でポイント投資を始めると、楽天の「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」で常にポイント倍率が+1倍となります。
楽天ポイント投資でSPUのポイントアップを適用するには、以下の条件を達成する必要があります。
楽天ポイント投資によるSPUの達成条件
- 楽天ポイントコースとマネーブリッジを設定する
- 当月合計30,000円以上のポイント投資(投資信託)で+0.5倍
- 当月合計30,000円以上のポイント投資(米国株式 円貨決済)で+0.5倍
参照:SPU条件を達成するには?|楽天証券
普段から楽天市場を利用している方にとって、一定数以上のポイント投資を始めるだけで、ポイント倍率が+1倍になるのは非常に嬉しい特典です。楽天市場の利用で貯めたポイントを使って、新たに楽天ポイント投資へ充てることもできるので、積極的に活用しましょう。
国内株式や投資信託以外の商品も豊富
楽天ポイント投資は、国内株式や投資信託以外にも、米国株式やバイナリーオプションにも楽天ポイントを利用できます。SBI証券やマネックス証券など、人気の高い他のネット証券でもポイント投資は可能ですが、基本的には投資信託だけが投資対象です。
利益重視で米国株式やバイナリーオプションへの投資を考えている方にとって、楽天ポイント投資は非常に魅力的な手段と言えるでしょう。
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楽天ポイント投資で損するリスクを回避するコツ
楽天ポイント投資で損するリスクを回避するには、次のようなコツがあります。
楽天ポイント投資で損するリスクを回避するコツ
これらのコツは、楽天ポイント投資に限らず、資産運用に取り組む上で非常に大切な内容です。楽天ポイント投資で初めて投資に挑戦する方は、これらのコツをしっかりと覚えて、今後の資産運用に活用してみてください。
楽天ポイントを賢く貯めて元手を増やす
楽天ポイント投資で利益を得るためには、楽天ポイントを賢く貯めて元手を増やすことが大切です。楽天ポイントを貯めるには、主に次の方法が挙げられます。
楽天ポイントを賢く貯める方法
- 普段から楽天市場や楽天サービスを利用する
- SPUのポイントアップ条件を達成する
- 楽天キャッシュ+楽天ポイントカード+楽天ペイでポイントの三重取り
- 楽天カードを使ったクレカ積立を始める
中でも、楽天ペイを活用したポイントの三重取りは積極的に活用したいところです。楽天キャッシュを利用(充当)※で+0.5%、楽天ポイントカードの提示で+0.5〜1.0%、楽天ペイ決済で1.0%還元となり、最大2.5%の高還元率を実現できます。
※どの経路からチャージした楽天キャッシュでもポイント進呈の対象
また、楽天カードを使ってクレカ積立を設定しておくと、積立金額の最大1.0%が楽天ポイントとして還元されるので非常にお得です。楽天ポイントを賢く貯めて、楽天ポイント投資の軍資金を増やすことを心がけましょう。
分散投資を意識してポイント投資に取り組む
投資の世界には「卵はひとつのカゴに盛るな」という格言があります。ひとつのカゴに卵を持ってしまうと、カゴを落としてしまった場合に全ての卵が割れてしまうかもしれません。
これを投資に置き換えると、ひとつの銘柄に集中投資を行うと、価値が暴落した際に大きな損失が発生する可能性があることを意味します。このようなリスクを回避するには、異なる値動きをする複数の金融商品に対して、資産を分散して投資を行うことが大切です。
分散投資を心がければ、仮にひとつの金融商品が暴落しても、その影響を最小限に抑えられるので、必ず覚えておきましょう。
ポイント投資とはいえ投資の勉強を忘れない
楽天ポイント投資は、今まで投資に挑戦したことがない方でも気軽に投資を始められるのが魅力的なポイントです。しかしながら、現金不要で余ったポイントを活用できることから、資産運用の実感が湧きづらく、投資の勉強に身が入らない方も大勢います。
現金の代わりにポイントを使えると言うだけで、取り組む内容は実際の資産運用と何ら変わりありません。継続して利益を得るには、投資の勉強が必要不可欠です。楽天ポイント投資に興味を持ったことをきっかけに、投資の勉強に取り組むことにも挑戦してみましょう。
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楽天ポイント投資のやり方・始め方
最後に、楽天ポイント投資を始めるための具体的な手順を解説します。楽天ポイント投資を始めるには、以下の手順で申し込みを進める必要があります。
楽天ポイント投資のやり方・始め方
- STEP1:楽天証券で口座を開設する
- STEP2:本人確認書類を提出する
- STEP3:ログインIDの受信後に初期設定をする
- STEP4:金融商品を選んでポイント投資を始める
楽天ポイント投資を始めるには、楽天証券で口座開設を申し込む必要があります。
楽天証券の公式ホームページにアクセスした後、画面の表示内容に従って「口座開設」から申し込みを進めてください。
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楽天証券で口座を開設するには、本人確認書類の提出が必要です。
利用可能な本人確認書類は、以下の通りです。
楽天証券で利用可能な本人確認書類
- 運転免許証(有効期限内)
- 住民票の写し・印鑑証明書(発行から6カ月以内)
- 個人番号カード(表面のみ・顔写真付き)
- パスポート(顔写真付き・所持人記入欄が必要)
- 各種健康保険証(有効期限内)
- 住民基本台帳カード(顔写真付き・近所・生年月日が確認できるもの)
参照:本人確認書類について|楽天証券
本人確認書類の提出方法は、申込画面の案内に従って画像をアップロードする必要があります。
光の反射や不鮮明などの理由で読み取りづらいと審査に時間がかかったり、審査落ちしてしまったりする場合があるので気をつけましょう。
本人確認書類の提出後、無事に審査が完了すると、楽天証券のログインIDがメールで送付されます。メールの受信後はマイページにログインし、画面の案内に従って初期設定を進めてください。
初期設定の完了後は、楽天ポイント投資を行うために「楽天ポイントコース」への変更も忘れずに設定しておきましょう。
設定の変更は、パソコンからマイページにログイン後、マイメニュー内の「お客様情報の設定・変更」より、「ポイント設定SPU」から変更が可能です。
楽天ポイントコースと楽天証券ポイントコースの2種類がありますが、後者は「楽天証券ポイント」という別のポイントサービスとなってしまうので気をつけましょう。
ここまでの設定が完了したら、後は金融商品を選んでポイント投資を始めるだけです。
投資信託を購入する際は「スポット購入」と「積立注文」の2種類があります。初心者の方は一度設定すれば自動的に注文される「積立注文」を選択するのがおすすめです。
まとめ
楽天ポイント投資には、次のようなメリットとデメリットがあります。
楽天ポイント投資のメリット・デメリット | |
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メリット | デメリット |
・現金不要で手軽に投資を始められる ・ポイント投資で新NISAの非課税枠を利用できる ・楽天SPUのポイント倍率がアップする ・国内株式や投資信託以外の商品も豊富 | ・楽天証券の口座開設が必須 ・期間限定ポイントは使えない ・ポイント投資の上限がある ・売買手数料が発生する場合がある ・元本割れの可能性がある ・確定申告が必要になる場合がある |
楽天ポイントを使って手軽に投資を始められる便利なサービスですが、一長一短の特徴があります。これから楽天ポイント投資を始めようと考えている方は、これらの特徴をしっかりと理解した上で取り組むことを心がけましょう。
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