おすすめのスマホ保険22選!ひと目でわかるスペック比較表と選び方を解説

「スマホ保険(モバイル保険)」は、お手持ちのスマートフォンのトラブルを保証する保険です。

近年は10万円や20万円を超えるスマートフォンも登場しており、本体価格の高騰により修理費用も値上がりしています。スマートフォンの修理や交換だけで、数万円以上の費用が発生するケースも珍しくありません。

もしものトラブルに備えてスマホ保険(モバイル保険)に加入していれば、月々数百円程度の保険料でスマートフォンの修理費用や交換費用の全額、あるいは大部分をカバーできます。

本記事では、数あるスマホ保険(モバイル保険)の特徴がひと目でわかるスペック表を用意しました。

さらに、通信キャリアや各メーカーの保証サービスとスマホ保険の違い、ご自身に合った保険の選び方や選ぶ際の注意点を解説します。これからスマホ保険(モバイル保険)を選ぼうと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

このコンテンツの3行まとめ
  • スマホ保険は、スマートフォンなどのデバイスの故障時に補償が適用される保険。画面割れや水濡れ外装破損などの修理代金が補償され、商品によっては紛失や盗難時の交換費用も補償される点が特徴
  • 補償内容は保険会社によって大きく異なるため、保険を選ぶ際には、補償内容と範囲を確認する、加入条件と対応登録台数を確認する、利用回数と免責金額を確認する、保険金の請求方法を確認することが大切
  • スマホ保険の注意点として、技適マークがない端末は補償対象外紛失や海外での故障は補償対象外修理中の代替機はない場合が多い経年劣化やバッテリー交換は補償対象外などがあげられる
目次

ひと目で分かる、スマホ保険・補償サービス22選のスペック比較表

はじめに、スマホ保険22種類の特徴がひと目でわかるスペック表をご紹介します。

スマホ保険は運営元によって補償内容が大きく変わり、保険料や補償範囲、加入条件などがそれぞれで異なります。まずはどのようなスマホ保険があるのか確認しておきましょう。

今すぐにおすすめのスマホ保険が知りたい方や、自分に合ったスマホ保険の選び方を知りたい方は、以下の項目からご覧ください。

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補償サービス月々200円からのスマホ保険(ニッセイプラス少額短期保険)モバイル保険(さくら少額短期保険)スマホ保険(justInCase)スマホ保険(Mysurance)スマホケ(ワランティ少額短期保険)あんしんスマホ保険(さくら少額短期保険)クロネコ「スマホもしも保険」(Mysurance)イオンのスマホ保険(イオン少額短期保険)家族のスマホ保険(ジェイコム少額短期保険)smartあんしん補償(ドコモ)故障紛失サポート ワイド with AppleCare Services & iCloud+(au)故障紛失サポートワイド with Cloud(au)あんしん保証パック W with AppleCare Services(ソフトバンク)あんしん保証パックネクスト(ソフトバンク)故障紛失保証 with AppleCare Services & iCloud+(楽天モバイル)スマホ交換保証プラス&家電補償(楽天モバイル)
AppleCare+ for iPhone(Apple)
Preferred Care(Google)Galaxy Care(Samsung)モバイル補償パック for SIMフリー(SHARP)Xperiaケアプラン(SONY)O Care保証サービス(オウガ・ジャパン)
月額保険料(非課税) / 料金(税込)200円〜 ※1700円200円台〜 ※2200円〜 ※1100円〜(オプションにより変動)800円200円〜 ※1100円〜 ※1680円〜 ※1330円〜 ※21,380円〜 ※2990円〜 ※2850円〜 ※2990円〜 ※21,100円〜 ※2715円〜(製品価格により変動)月額580円〜2年間11,800円〜 ※22年間一括11,000円〜 ※2(分割払いは選択可能)月額396円〜2年間一括8,195円〜 ※2385円〜 ※2月額550円年払い5,500円月額350円〜
2年一括7,000円〜
3年一括10,000円〜 ※2
補償範囲破損/故障/水濡れ/盗難(プランにより変動)故障/外装破損/損壊/水濡れ/盗難破損/故障/水濡れ/盗難・紛失水濡れ/破損・汚損/故障/データ復旧/盗難・紛失(プランにより変動)故障/破損/水濡れ/盗難(オプションにより変動)外装破損/損壊/水濡れ/全損/故障/盗難破損・汚損/水濡れ/故障/盗難・紛失/データ復旧(プランにより変動)破損/故障/汚損/盗難・紛失(オプションにより変動)故障/破損/水濡れ/盗難水濡れ/全損/紛失・盗難/破損・故障(持ち込み機種は紛失・盗難対象外)故障/部分破損/全損/水濡れ/紛失・紛失(別途料金発生)故障/部分破損/全損/水濡れ/盗難・紛失故障/盗難・紛失/水濡れ/全損(別途料金発生)故障/破損/水濡れ・全損/バッテリー交換故障/盗難・紛失/水濡れ/全損(別途料金発生)破損・全損/水没盗難・紛失故障/紛失・盗難(修理時別途料金発生)(紛失・盗難は専用プランのみ落下、水濡れ、ひび割れなどの偶発的損傷/電気的な故障水濡れや落下を含む取り扱いに伴うすべての偶発的な損傷
盗難
盗難/紛失/全損/水没/破損/故障自然故障/破損・全損/水没破損・故障/全損/自然故障/盗難
加入台数被保険者1人につき2台まで(1台につき1契約)3台まで複数台複数台(1契約につき1台。複数契約が必要)複数台3台まで1台まで1台まで(複数契約可能)最大10台(1台契約は不可)1回線1台1台1台1台1台1台1台1台1台1台1台1台
請求可能回数無制限(年間最大10万円)(プランにより変動)無制限(年間最大10万円)無制限(次回更新不可の可能性あり)無制限(保険期間通算共通支払い上限額に達すると保険契約が終了)無制限(通算最大10万円)無制限(年間最大12万円)無制限(年間最大40万円)無制限(1回あたり最大50,000円)無制限(4台の場合に最大20万円)(5台以上の場合は要問合せ)年2回まで年2回まで年1回まで年2回まで年2回まで年2回まで年3回まで(盗難・紛失の場合は年2回まで)年2回まで(故障修理は無制限)年2回まで年1回まで年2回まで年2回まで年1回まで
加入条件破損なし(契約時に端末画像アップロードが必要)・国内販売の端末
・購入から1年未満の端末
破損なし格安SIM
購入後1年以内
技適マーク付き
国内販売の端末・国内販売の端末
・購入から1年未満の端末
格安SIM
購入後1年以内
技適マーク付き(プランによりキャリア制限なし)
技適マーク付き発売後5年以内
国内販売の端末
技適マーク付き
2022年9月15日以降発売機種(iPhone含む)
購入日または持ち込み機種の回線契約日から14日以内
auで対象iPhone購入時のみ加入可能
au・UQモバイルで対応機種(Android)購入時のみ加入可能
ソフトバンクで対象iPhone購入時のみ加入可能ソフトバンクでGoogle Pixel、シャープ(2021年以降発売機種)、モトローラ製(2023年以降発売機種)、Xiaomi製(2024年以降発売機種)スマートフォンの購入時
楽天モバイルで対象iPhone購入時のみ加入可能
楽天モバイルで対応機種(Android)購入時のみ加入可能iPhoneの購入と同時加入または購入日から30日以内にAppleCare+を追加購入対象デバイス購入時または購入日から30日以内に追加購入対象デバイス購入後(端末のアクティベーション日から21日以内の仮申込みが必要)対象デバイス購入後1年以内対象デバイス購入時対象デバイス購入後21日以内
※1 プランによって料金が変動します
※2 機種によって料金が変動します
※2024年11月16日時点の情報です。詳細は各公式HPでご確認ください。

スマホ保険とは?

スマホ保険の補償範囲の一例

「スマホ保険」は、スマートフォンやタブレットなどのデバイスの故障時に補償が適用される保険です。

保険の種類によってはパソコンやイヤホンなど、持ち運びデバイス全般が補償対象に含まれており、別名「モバイル保険」とも呼ばれています。

スマホ保険に加入していると、画面割れや水濡れ、外装破損を含む故障などの修理代金が補償されます。また、商品によっては紛失や盗難時の交換費用も補償される点が特徴です。

スマホ保険とキャリア・メーカー保証の違い

スマホの保証サービスは、大きく「スマホ保険」、「キャリア保証」、「メーカー保証」の3種類に分けられます。

スマホ保険とキャリア・メーカー保証の違い
種類スマホ保険キャリア保証メーカー保証
提供元少額短期保険会社通信キャリア各メーカー
保証期間1年間(延長可能なケースが多い)2年間(延長なし)2年間(延長なし)
利用回数上限金額まで無制限年2回または年3回まで年1回または年2回まで
※ 代表的な例です。

大手通信キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル)や各メーカー(Apple・Google・Samsungなど)が提供する保証サービスとは異なり、スマホ保険は一般的に保険会社が提供する保険商品をさす言葉です。

キャリア保証

  • ドコモ:smartあんしん補償(iPhone・Android兼用)
  • au:故障紛失サポート ワイド with AppleCare Services & iCloud+(iPhone専用)
  • au:故障紛失サポートワイド with Cloud(Android専用)
  • ソフトバンク:あんしん保証パック W with AppleCare Services(iPhone専用)
  • ソフトバンク:あんしん保証パックネクスト(Android専用)
  • 楽天モバイル:故障紛失保証 with AppleCare Services & iCloud+(iPhone専用)
  • 楽天モバイル:スマホ交換保証プラス&家電補償(Android専用)

メーカー保証

  • Apple(iPhone):AppleCare+ for iPhone
  • Google(Pixel):Preferred Care
  • Samsung(Galaxy):Galaxy Care
  • SHARP(AQUOS):モバイル補償パック for SIMフリー
  • SONY(Xperia):Xperiaケアプラン
  • オウガ・ジャパン(OPPO):O Care保証サービス

キャリア保証やメーカー保証は、保証期間や利用回数が限定されており、実際に保証サービスを利用する際は高額な修理費を負担するケースも少なくありません。

一方のスマホ保険は加入し続ける限り、年間の補償上限金額まで何度でも補償を受けられます。さらに、キャリア保証やメーカー保証では対応できない故障や破損についても補償されるケースが一般的です。

先述のスペック比較表でもわかるとおり、キャリア保証やメーカー保証より料金が割安なスマホ保険も多々あります。

これまでに落下や水没などでスマートフォンを壊してしまった経験がある方は、少額の保険料で大きな保証を備えられるスマホ保険を検討するのがおすすめです。

スマホ保険の選び方

スマホ保険の補償内容は、保険会社によって大きく異なります。

ご自身に合ったスマホ保険を選ぶには、次の項目の確認が大切です。

それぞれの項目について解説するので、スマホ保険を検討中の方はぜひ参考にしてください。

補償内容と範囲を確認する

スマホ保険に加入する際は、補償内容と補償範囲を事前に確認しておきましょう。

冒頭でもお伝えしたとおり、近年のスマートフォンは本体価格が高騰しており、それに伴い修理費用も高額です。

たとえば、2024年に発売されたiPhone 16シリーズの修理費用は以下のとおりです。標準モデルのiPhone 16でも画面割れ修理だけで約4万円、全損の場合はさらに高額な修理費用が発生します。

例:iPhone 16シリーズの修理費用
機種画面割れ背面ガラス割れ背面カメラバッテリー交換その他修理
iPhone 1642,800円25,900円23,800円15,800円87,800円
iPhone 16 Plus50,800円29,800円23,800円15,800円96,800円
iPhone 16 Pro50,800円25,800円38,800円19,400円105,800円
iPhone 16 Pro Max56,800円29,800円38,800円19,400円123,800円
※Appleで直接修理を行う場合のおおよその料金です
※Apple正規サービスプロバイダで修理する際は料金が異なる場合があります
※2024年11月時点の情報です
参照:iPhoneの修理サービス|Apple

上記でたとえると、お手持ちのiPhone 16 Proが全損で「その他修理扱い」となった場合、修理費用は105,800円と非常に高額です。

仮にスマホ保険に加入していても、補償金額の上限が10万円までの場合、超過分の5,800円は自己負担となってしまいます。

まずはご自身のスマートフォンの修理費用や交換費用を確認し、万一のトラブル時に発生する費用を補填できるスマホ保険を選ぶのがおすすめです。

スマホ保険の種類によっては、バッテリー交換費用やコンピューターウイルスによる障害に起因した損害、経年劣化、軽微な画面傷などの修理費用は保険金が支払われない場合があります。

また、一般的なスマホ保険は紛失や盗難が補償範囲に含まれておらず、もしものときのデータ復旧に対応していないケースも珍しくありません。

紛失や盗難、データ復旧に対応のスマホ保険を選ぶ場合は、補償内容の充実とともに保険料が値上がりしてしまうことも覚えておきましょう。

加入条件と対応登録台数を確認する

スマホ保険には、加入条件と対応登録台数の上限が設けられています。

たとえば、Mysuranceの「スマホ保険」は購入後1年以内、かつ格安SIM(Y!mobileやUQモバイルなど)を使用している端末のみ加入対象です。

保険会社によってはスマートフォンのみ加入対象とする場合や、スマホ以外にタブレットやパソコン、スマートウォッチも補償対象に含まれる場合があるので、加入条件を確認しておきましょう。

また、1契約で複数台の端末を登録できるスマホ保険も登場しています。ご自身で2台以上のデバイスを使っている方や、ご家族のスマートフォンの保証も準備したい方は、対応登録台数の上限を確認しておくと安心です。

保険金請求回数と免責金額を確認する

スマホ保険を比較する際は、保険金請求回数と免責金額もあわせて確認しておきましょう。

一般的なスマホ保険は、保険金額の上限に達するまで無制限に修理補償を適用できる場合があります。

一方、盗難や紛失の保証サービスについては年2回までの回数上限が設けられているケースもあるので、事前の確認が大切です。

また、保険会社によっては「免責金額」を設けているスマホ保険もあります。

免責金額とは、スマホ保険を利用する際の自己負担額のことです。免責金額が設定されている場合、免責金額が差し引かれた分の保険金が支払われるイメージです。

免責金額の有無によって補償金額に大きな違いがあります。保険会社によっては複数の料金プランを用意しており、月額料金によって免責金額の有無が変わる場合もあるので、契約前にしっかりと確認しておきましょう。

保険金の請求方法を確認する

保険金の請求方法も事前に確認しておくと安心です。

多くのスマホ保険は、会員ページからオンラインで保険金請求の手続きに対応しています。

その際には、故障状態を写した写真と修理報告書(レポート)、修理費用が記載された領収書やレシートのアップロードが求められます。

一部の保険会社では、故障した端末の購入証明書の提出を求められる場合や、申し込み書面の郵送が必要な場合もあります。

また、修理を行う店舗はどこでも良いわけではありません。メーカー修理または正規代理店、キャリアショップや正規サービスプロバイダでの修理を必須とするスマホ保険も多いので、事前に確認しておきましょう。

おすすめスマホ保険8選

この項目では、数あるスマホ保険のなかから特におすすめのサービスを8社ピックアップし、その特徴を解説します。

スマホ保険を検討中の方は、ぜひ参考にしていただけると幸いです。

1.月々200円からのスマホ保険(ニッセイプラス少額短期保険)

月々200円からのスマホ保険(ニッセイプラス少額短期保険)の概要
サービス名月々200円からのスマホ保険
保険料(非課税)シンプルプラン(年間通算最大5万円):200円
安心プラン(年間通算最大10万円):400円
補償範囲シンプルプラン:破損
安心プラン:破損、水濡れ、故障、盗難
免責金額3,000円
加入台数被保険者1人につき2台まで(1台につき1契約)
利用可能回数無制限
加入条件破損なし(加入時点で端末画像のアップロードが必要)
※2024年11月16日時点の情報です
参考:月々200円からのスマホ保険|ニッセイプラス少額短期保険

ニッセイプラス少額短期保険の「月々200円からのスマホ保険」は、補償内容がシンプルでわかりやすい2つのプランを提供しています。

月額料金が200円のシンプルプランは破損のみが補償対象で、月額料金が400円の安心プランは水濡れや故障、盗難時にも補償が受けられる点が特徴です。

加入条件も比較的ゆるめで、破損のない状態の端末、かつ加入時点での端末画像のアップロードを行うだけで加入できます。

2.モバイル保険(さくら少額短期保険)

モバイル保険(さくら少額短期保険)の概要
サービス名モバイル保険
保険料(非課税)700円
補償範囲故障、外装破損、損壊、水濡れ、盗難
免責金額0円
加入台数3台まで
利用可能回数無制限(年間最大10万円)
加入条件・国内販売の端末
・購入から1年未満の端末
※2024年11月16日時点の情報です
参考:モバイル保険|さくら少額短期保険

さくら少額短期保険の「モバイル保険」は、月額700円で年間最大10万円までの修理代金が補償されるスマホ保険です。

スマホ以外にもタブレットスマートウォッチ、ワイヤレスイヤホンなど、Wi-FiやBluetoothにつながるデバイスを最大3台まで補償してくれます。

さらに、リペアパートナー店舗で修理をすれば、キャッシュレスで修理を受けられる「キャッシュレスリペア」を提供している点も特徴です。

一方、モバイル保険に加入できるのは国内販売の端末に限られており、購入日から1年未満のデバイスに限られます。

購入から1年以上が経過した端末は、メーカーまたは通信キャリアの有償保証サービスに加入中で、かつ補償を受けられる状態の端末に限り、モバイル保険に加入できます。

登録可能な端末数が多いためか、他のスマホ保険に比べて月額料金も割高なので、複数のデバイスを日常的に使用している方に向いています。

3.スマホ保険(justInCase)

スマホ保険(justInCase)の概要
サービス名スマホ保険
保険料(非課税)1〜3ヶ月目:390円〜
4ヶ月目以降:273円〜
補償範囲破損、水濡れ、故障、盗難・紛失
免責金額3,500円以降、1事故につき3,500円ずつ増額※契約更新時に自己負担金の増額分はリセット
加入台数複数台
利用可能回数無制限(修理回数が多い場合、判断次第で次回更新不可の可能性あり)
加入条件破損なし
※2024年11月16日時点の情報です
参考:スマホ保険|justInCase

justInCaseの「スマホ保険」は、加入時の機種によって月額料金が変動するタイプのスマホ保険です。

4ヶ月目以降は月額料金が割引され、破損や故障、水濡れ、盗難・紛失などのトラブル時に補償が受けられます。

破損のない端末であればいつでも加入できますが、補償を受ける際には3,500円の自己負担(免責金額)が発生します。

以降は1事故につき3,500円ずつ自己負担が増額していくため、スマホを頻繁に故障させてしまうと、却って自己負担が高額になってしまう点に気をつけましょう。

4.スマホ保険(Mysurance)

スマホ保険(Mysurance)の概要
サービス名スマホ保険
保険料(非課税)ライトプラン(保険期間通算最大10万円):200円
スタンダードプラン(保険期間通算最大20万円):470円
プロプラン(保険期間通算最大40万円):790円
補償範囲ライトプラン:破損・汚損
スタンダードプラン:水濡れ、破損・汚損、故障、データ復旧、盗難・紛失
プロプラン:水濡れ、破損・汚損、故障、データ復旧、盗難・紛失
免責金額ライトプラン:3,000円
スタンダードプラン:3,000円
プロプラン:0円
加入台数複数台(1契約につき1台まで。複数契約が必要)
利用可能回数無制限(保険期間通算共通支払い上限額に達すると保険契約が終了)
加入条件・格安SIMのSIMカードまたはeSIMを利用中の端末
・購入後1年以内で技適マークがある端末
※2024年11月16日時点の情報です
参考:スマホ保険|Mysurance

Mysuranceの「スマホ保険」は、保険期間の通算最大補償額が異なる3つのプランを提供しています。

最も安価なプランでは破損・汚損のみが補償対象で、スタンダード・プロプランでは水濡れや故障時に加え、データ復旧や盗難・紛失も補償対象に含まれます。

保険期間中は無制限に補償を受けられますが、1年間の保険期間中に保険金の支払い上限額に達した場合は保険契約が終了となる点には注意が必要です。

また、Mysuranceのスマホ保険はY!mobileやUQモバイル、mineoなどのMVNOのSIMカードまたはeSIMを利用中の端末しか加入できない点にも気をつけましょう。

5.スマホケ(ワランティ少額短期保険)

スマホケ(ワランティ少額短期保険)の概要
サービス名スマホケ
保険料(非課税)ベースプラン(年間通算最大10万円):100円
破損オプション:+100円
水濡れオプション:+100円
盗難オプション:+100円
補償範囲ベースプラン:故障※破損・水濡れ・盗難に対してはオプション付与が必要
免責金額破損・水濡れ・盗難:5,000円※故障修理のみの場合は免責金額0円
加入台数複数台
利用可能回数無制限(年間通算最大10万円)
加入条件・国内販売の端末
・破損なし
※2024年11月16日時点の情報です
参考:スマホケ|ワランティ少額短期保険

ワランティ少額短期保険の「スマホケ」は、スマホの故障を補償するベースプランに、破損や水濡れ、盗難に対するオプションを付与して好みの補償内容にカスタマイズできる点が特徴です。

すべてのオプションを付与しても月額保険料は400円と非常に安価で、国内販売の端末で破損がなければいつでもスマホケに加入できます。

破損や水濡れ、盗難時の補償を受けるには5,000円の免責金額が発生しますが、故障修理の際は自己負担が発生しないので安心です。

6.あんしんスマホ保険(さくら少額短期保険)

あんしんスマホ保険(さくら少額短期保険)の概要
サービス名あんしんスマホ保険
保険料(非課税)800円
補償範囲外装破損、損壊、水濡れ全損、故障、盗難
免責金額0円
加入台数3台まで
利用可能回数無制限(年間最大12万円)
加入条件・国内販売の端末
・購入から1年未満の端末
※2024年11月16日時点の情報です
参考:あんしんスマホ保険|さくら少額短期保険

さくら少額短期保険の「あんしんスマホ保険」は、月額800円で年間最大12万円までの補償を受けられるスマホ保険です。

同じくさくら少額短期保険の「モバイル保険」に比べると、月額料金が100円アップする代わりに、年間の通算補償額が2万円プラスされている点が異なります。

あんしんスマホ保険も最大3台までのデバイスを登録できるので、修理費用が高額なデバイスを含む複数の通信端末を使用している方は、こちらを選ぶのがおすすめです。

7.クロネコ「スマホもしも保険」(Mysurance)

クロネコ「スマホもしも保険」(Mysurance)の概要
サービス名クロネコ「スマホもしも保険」
保険料(非課税)ライトプラン(保険期間通算最大10万円):200円
スタンダードプラン(保険期間通算最大20万円):470円
プロプラン(保険期間通算最大40万円):790円
補償範囲ライトプラン:破損・汚損
スタンダードプラン:水濡れ、破損・汚損、故障、データ復旧、盗難・紛失
プロプラン:水濡れ、破損・汚損、故障、データ復旧、盗難・紛失
免責金額ライトプラン:3,000円
スタンダードプラン:3,000円
プロプラン:0円
加入台数1契約につき1台まで
利用可能回数無制限(保険期間通算共通支払い上限額に達すると保険契約が終了)
加入条件・ドコモ・au・ソフトバンク以外を利用中の端末(スタンダード、プロプランは制約なし)
・購入後1年以内で技適マークがある端末
※2024年11月16日時点の情報です
参考:クロネコ「スマホもしも保険」|ヤマト運輸

「クロネコ「スマホもしも保険」」は、Mysuranceのスマホ保険をヤマト運輸が取扱代理店として販売している点が特徴です。

基本的な補償内容はMysuranceが販売する「スマホ保険」とほぼ同じで、料金プランや補償内容も同様です。

ただし、クロネコ「スマホもしも保険」の場合はスタンダード・プロプランに限り、通信キャリアの制限がありません。

ドコモやau、ソフトバンクを利用中の端末で、最大補償額の大きなスマホ保険に加入したい方は、クロネコ「スマホもしも保険」がおすすめです。

8.イオンのスマホ保険(イオン少額短期保険)

イオンのスマホ保険(イオン少額短期保険)の概要
サービス名イオンのスマホ保険
保険料(非課税)スーパーライトプラン(補償限度額15,000円/回):100円(オプション+50円)
ライトプラン(補償限度額25,000円/回):150円(オプション+80円)
スタンダードプラン(補償限度額50,000円/回):210円(オプション+160円)
補償範囲破損、故障、汚損※オプション:盗難:紛失
免責金額3,000円
加入台数1台まで(複数契約可能)
利用可能回数無制限
加入条件技適マーク付きの端末のみ
※2024年11月16日時点の情報です
参考:イオンのスマホ保険|イオン少額短期保険

イオン少額短期保険の「イオンのスマホ保険」は、月額100円から加入できるスマホ保険です。

補償限度額が異なる3つのプランを提供中で、プランごとに料金が異なるオプションを付与すると、破損や故障に加えて盗難・紛失時の交換費用も補償対象に含まれます。

基本的には1台のデバイスしか補償対象とはなりませんが、イオンのスマホ保険は複数契約が可能なので、家族の分もあわせて補償サービスに加入したい方におすすめです。

スマホ保険利用時の注意点

スマホ保険を利用する際は、以下の注意点があることを覚えておきましょう。

それぞれの注意点を解説するので、しっかりと目を通してからスマホ保険に加入するようにしてください。

海外端末や技適マークがない端末は補償対象外

技適マークとは、日本の電波法令で定められている技術基準に適合することを証明するマークです。

技適マークが付いていない端末を使用すると電波法違反になる恐れがあり、日本国内で日本人が技適マークのない端末を使用することは推奨されていません。

技適マークの有無については、以下の手順で確認可能です。

技適マークの有無の確認手順
iPhoneAndroid 
1. ホーム画面から「設定」アプリを開く
2. 「一般」を押す
3. 「法令に基づく情報および認証」を押す
4. 「法規証明書」を確認する
1. ホーム画面から「設定」アプリを開く
2. 「端末情報」を押す
3. 「認証情報」を押す

※機種によって表記が異なる場合があります

多くのスマホ保険は、原則として国内販売で技適マークのある端末が補償対象となっているので、海外から個人輸入したデバイスを使用している方は注意が必要です。

紛失や海外での故障は補償対象外

保険会社によっては紛失や海外での故障は補償対象外となる場合があります。

一部のスマホ保険は海外での事故も補償対象に含まれるので、留学や出張など、海外へ行く機会が多い方は事前に補償範囲を確認した上でスマホ保険をご検討ください。

なお、海外での故障や破損は補償対象に含まれていても、紛失や盗難までは補償に含まれていないケースも多いので気をつけましょう。

修理中の代替機はない場合が多い

スマホ保険に加入していても、修理中の代替機は用意されないケースがほとんどです。

一部のスマホ保険は自己負担金を支払うことで代替機を用意してもらえるケースがあるので、もしものときに備えて事前に確認しておくと安心です。

修理不能や副端末の補償金額は低い

修理不能や副端末の場合、スマホ保険の補償金額は低くなる場合があります。

さくら少額短期保険の「モバイル保険」を例に挙げると、最大3台までのデバイスを登録できますが、主端末以外の副端末の補償金額は大幅に減額されています。

モバイル保険の補償金額
主端末(必須1台)副端末(最大2台)
修理可能時の支払い上限金額最大100,000円最大30,000円(2台合計)
修理不能・盗難時の支払い上限金額 最大25,000円最大7,500円
※登録端末の購入金額が上記金額以下の場合はその金額を上限に補償される
参考:サービス内容|モバイル保険

複数デバイスを登録可能なスマホ保険は、モバイル保険と同様に補償金額の支払い上限が主端末と副端末で異なる場合があるので、事前の確認が大切です。

経年劣化やバッテリー交換は補償対象外

多くのスマホ保険は、経年劣化やバッテリー交換は補償対象外です。

仮に修理費用を支払った場合でも、経年使用や自然消耗による劣化が原因の場合はいっさいの補償を受けられないので気をつけましょう。

なお、Mysuranceの「スマホ保険」では、故障と経年劣化の違いを以下のように定義しています。

Mysuranceの「スマホ保険」における故障と経年劣化の違い
故障経年劣化以外の外的要因によらず、機械内部の不具合のこと(例:「急に電源が入らなくなった」「カメラが動作不良になった」等)
経年劣化通常通りにスマホを使用した場合に、時間の経過とともに生じ、進行する不具合(自然の消耗、劣化、変色、ひび割れなど)のこと(例:バッテリーの劣化、有機EL液晶の画面焼け等)
参考:スマホ保険|Mysurance

年払いができないケースが多い

保険会社が販売するスマホ保険は、原則として保険料の支払いが毎月発生します。

メーカー保証の場合は年払いで加入すると料金が若干安くなる場合がありますが、一般的なスマホ保険は年払いを選択できないので気をつけましょう。

まとめ

スマホ保険は、お手持ちのスマートフォンの故障や破損、水濡れなどのトラブルが発生した際に頼りになる保険商品です。

毎月数百円程度の保険料を支払うことで、数万円以上の大きな補償を備えられるようになります。

通信キャリアの保証サービスやメーカー保証に比べ、スマホ保険は補償期間が長い上に保険料が安い点が特徴です。

近年ではさまざまな保険会社がスマホ保険を販売していますが、どれにすべきか迷った場合は以下の8社からスマホ保険を選ぶのがおすすめです。

なお、ほぼ同額の保険料でも保険会社によって補償内容は大きく異なります。

ご自身のスマホをどのようなリスク(画面割れや水濡れ、盗難・紛失など)から守りたいのかを明確にした上で、そのリスクに備えられるスマホ保険を選ぶことを心がけましょう。

オカネコマガジン編集部

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