結婚式は人生の大切な節目。その特別な結婚式の日を最高のかたちで迎えるために、結婚式場探しは重要なステップです。
結婚式場を探す際は、あらかじめ予算や開催時期を考えておくなど、いくつかの押さえるべきポイントがあります。そこで本記事では、調査データを用いながら結婚式場の探し方のコツを詳しく解説します。
よくある失敗例も紹介するので、結婚式場選びで後悔したくない方、結婚式場の探し方がわからない方は、ぜひ参考にしてください。
- 平均で披露宴の10.6か月前に会場の検討を始め、検討期間は平均1.8か月であった。結婚式場探しは余裕をもって約1年前から探し始めるのがおすすめ
- 結婚式場の探し方のコツは、事前に理想の結婚式イメージや予算などをパートナーと確認し、見学する場合は1~3件程度にすること、事前に確認リストをまとめておき当日はゲスト目線でも確認すること、効率的に結婚式場を探すなら直接プロに相談することが挙げられる
- 結婚式場探しでは、持ち込みの有無や金額、スケジュールなどに関する失敗例が多いため、余裕をもったスケジュールで式場との契約前にしっかり確認することが大切
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結婚式場探しはいつから始める?スケジュールは?
結婚式場は、結婚式の約1年前から探し始めるのがおすすめです。余裕を持って早めに探し始めるほうが、理想の結婚式場を希望の日時で予約できる可能性が高まります。
以下は、結婚式場探しから結婚式当日までのスケジュールの目安です。

すでに結婚式を終えた先輩カップルは、いつ頃から結婚式場を探し始めたのでしょうか。
「ゼクシィ結婚トレンド調査2023※」によれば、会場の検討開始時期は披露宴の10.6か月前が平均です。
ただ、同調査では披露宴・ウエディングパーティー会場の検討期間は平均1.8か月という結果も出ています。また、見学なしで結婚式場を決めた人、最初に見学した結婚式場に決めた人の割合は約30%にすぎず、約70%の人が複数の結婚式場を見学しているというデータもあります。

多くの先輩カップルが結婚式場探しに手間と時間をかけていることを考えると、やはり余裕を持ったスケジュールで探し始めるほうが安心です。
※参照:ゼクシィ結婚トレンド調査2023 42ページ(東京・神奈川・千葉・埼玉の首都圏のデータ)、ゼクシィ結婚トレンド調査2023 161ページ
結婚式場を決めるときにみんなが重視したこと
結婚式場を決める際、みんなは何を重視しているのでしょうか。以下は「ゼクシィ結婚トレンド調査2023※」が調査した、結婚式場を訪問・決定する際の重視点です。

結婚式場を決定する際に重視するポイントのうち、最も割合が高かったのは料理(63.7%)です。その後、会場の雰囲気が良いこと(54.2%)、交通の便が良いこと(49.8%)が続きます。
料理のクオリティや会場の雰囲気は、実際に結婚式場を訪問しなければ判断が難しいポイントです。ブライダルフェアなどに参加して料理の試食や会場見学をしたほうが、後悔のない結婚式場探しができるでしょう。
理想の結婚式場の探し方のコツ
ここからは理想の結婚式場の探し方のコツを解説します。事前準備から見学時に確認すべき点まで詳しくお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
事前に理想の結婚式イメージをパートナーと話し合っておく
結婚式場によって立地や収容人数、設備が異なるため、先にどのような式を挙げたいのかを明確にすると式場を探しやすいです。
結婚式場を探す前に、挙式スタイル、エリア、ゲストの人数、やりたい演出など、理想の結婚式イメージをパートナーと話し合っておきましょう。
先にお互いのイメージを擦り合わせることで、後から意見が食い違ってしまうことも防げます。
理想の結婚式は? | |||
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挙式スタイル | 教会式・人前式・神前式・仏前式 | ||
エリア | 国内・海外 現住所に近いエリア・どちらかの実家に近いエリアなど | ||
ゲストの人数 | 身内のみ:~10人程度 小規模:10~40人程度 中規模:40~70人程度 大規模:70人~ | ||
やりたい演出 | フラワーシャワー・ブーケトス・バルーンリリース・ケーキ入刀・キャンドルサービス・ムービー上映など |
事前にある程度の結婚式予算や開催時期を考える
ある程度の結婚式予算や開催時期も、結婚式場を探す前に考えておくとスムーズです。
「ゼクシィ結婚トレンド調査2023※」によれば、披露宴・ウエディングパーティーの総額は平均327.1万円です。ご祝儀総額の平均は197.8万円、親・親族からの援助総額は163.7万円で、結婚式費用の実質負担額の目安は約130万円となっています。

また挙式を実施した月は、割合が高い順に10月(13.5%)、11月(12.8%)、5月(11.5%)、9月(9.7%)、4月(8.4%)となっており、過ごしやすい秋と春が人気です。
こうしたデータも参考にしながら、お互いの希望を出しあい、結婚式予算や開催時期を検討しましょう。
※参照:ゼクシィ結婚トレンド調査2023 38ページ・39ページ、ゼクシィ結婚トレンド調査2023 119ページ
直接プロに相談する
結婚式場を探す方法はいろいろありますが、「ゼクシィ結婚トレンド調査2023※」によれば、最も人気の高い結婚式場探しの情報源は結婚式情報サイト(58.2%)です。
その後は、結婚式情報誌(52.6%)、式場の公式ホームページ(40.2%)、SNS(29.6%)、ブライダルイベント(15.3%)が続きます。1つの方法に絞らず、複数の情報源で結婚式場を探した人が多いようです。

より効率的に結婚式場を探すなら、直接プロに相談しましょう。プロに2人の希望を伝え、条件を満たす結婚式場を提案してもらえば、結婚式場探しの時間と手間が最小限で済みます。
「トキハナ」「スマ婚」は、結婚式を知り尽くした経験豊富なプロのサポートを受けられる、おすすめの結婚式情報サイトです。トキハナやスマ婚を通して結婚式場を探すことで割引や特典を受けられるメリットもあるので、ぜひ活用してみてください。
おすすめポイント | 公式サイト | ||||
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トキハナ | ・650以上(※1)ある独自契約の式場では最低価格を約束(※2) ・持ち込み自由の式場数No.1(※3) ・経験豊富な元プランナーが式場選びをサポート(※2) ・夜22時まで対応可能なLINE無料サポートあり | トキハナを見てみる | |||
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※2:見学済の結婚式場は適用外
※3:2022年9月時点トキハナ調べ
結婚式場見学は1~3件程度にする
一般的に、結婚式場の見学には1~3時間かかるので、いくつもの結婚式場を見学してまわるのは想像以上に大変です。
手当たり次第に結婚式場の見学に行くのではなく、まずは結婚式情報サイトなどで情報収集をして、見学する結婚式場を1~3件に絞りましょう。
「ゼクシィ結婚トレンド調査2023※」によれば、訪問した会場数の平均は2.6か所です。結婚式場の候補があまりに多すぎると比較しにくく、1つに決めるのが難しくなってしまうため注意しましょう。
見学で確認すべきことを事前にまとめておく
結婚式場を見学する際は、確認したいことを事前にメモなどにまとめておくと、確認忘れを防げます。結婚式場見学時の確認ポイントの例を紹介するので、参考にしてください。
結婚式場見学時の確認ポイントの例 | |||
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会場について | ・対応可能な挙式スタイル ・最小・最大収容人数 ・待合スペースの広さ ・トイレ・授乳室・喫煙所・バリアフリー設備の場所や有無 ・会場までのアクセス方法 ・駐車場の有無 | ||
費用の支払いについて | ・内金(手付金・予約金)の金額 ・支払いのタイミング(前払い・後払い・当日払い) ・支払い方法(現金・振込・クレジットカード) | ||
持ち込みについて | ・持ち込み不可のものはあるか ・持ち込み料はいくらか | ||
演出プランについて | ・対応可能な演出の種類と費用 ・雨天時の対応 ・会場設備(プロジェクターのスクリーンサイズ、使用可能なメディア、音響設備など) | ||
料理について | ・料理やドリンクの内容 ・グレードによる価格の違い ・ビュッフェなどのオプション | ||
衣装について | ・提携先のドレスショップ ・対応可能な衣装の種類と価格 ・プランに含まれる衣装の点数や小物 | ||
装花について | ・装花の内容とボリューム ・グレードによる価格の違い | ||
その他 | ・ゲストの送迎・宿泊の対応可否 ・結婚式場の空き状況 ・当日までの打ち合わせ回数の目安 |
見学時はゲスト目線でも確認する
結婚式場を見学する際は、招待するゲスト目線での確認も大切です。
例えば、結婚式の料理やドリンクは、ゲストをおもてなしするうえで特に重要なものです。試食会があれば参加し、ぜひ料理の盛付けや味を確かめてみてください。
そのほか、スタッフの雰囲気、最寄り駅から結婚式場までのアクセス、バリアフリー施設の有無、トイレや喫煙所の位置と設備、待合室の広さなども要チェックのポイントです。
後悔しないために!結婚式場探しでよくある失敗例
結婚式場探しのときによくある失敗例を紹介します。よくある失敗例を教訓にすることで、後悔しない結婚式場探しができるでしょう。
結婚式場探しのときによくある失敗例
希望するものの持ち込みができなかった
結婚式場の提携サービスを使わず、自分たちで用意したドレスやブーケ、引き出物、ウェルカムグッズ、カメラマンなどを会場に持ち込むことを「持ち込み」といいます。
結婚式場によっては、持ち込みNGもしくは持ち込み料がかかる結婚式場もあるため、持ち込みたいものがある場合は契約前に詳細を確認しましょう。
持ち込みたいものが多いときや、持ち込みできない失敗を確実に防ぎたいときは、持ち込み料が無料の結婚式場がおすすめです。
見積もりの値段がどんどん上がっていった
結婚式場を決めた段階では予算内の見積もりだったのに、ランクアップやオプション追加によって見積もりの値段がどんどん上がっていく失敗はよくあります。
「ゼクシィ結婚トレンド調査2023※」によれば、78.8%もの人が「支払い金額が見積もり金額より上がった」と回答しています。また、見積もりより上がった金額の平均は97.5万円とかなり大きな金額です。

見積もりより支払い金額が上がってしまった理由で多かったのは、衣裳(67.8%)、料理(67.1%)、写真・ビデオ(47.5%)、装花(44.8%)でした。
失敗を防ぐには、こだわりたい部分は見積もり時点で上位ランクにして高めの金額を出してもらうなどの工夫が必要です。
※参照:ゼクシィ結婚トレンド調査2023 213~215ページ
スケジュールがギリギリだった
結婚式の準備はやることが多いため、ギリギリのスケジュールで動くと後悔する可能性があります。
「すでに予約が埋まり希望の結婚式場を選べなかった」「準備が間に合わずやりたいことをできなかった」という失敗を防ぐため、早めの準備を心がけましょう。
「ゼクシィ結婚トレンド調査2023※」によれば、結婚式の会場の検討開始時期は披露宴の10.6か月前、決定・申込み時期は披露宴の8.8か月前が平均です。
結婚式の約1年前を目安に結婚式場探しを始めれば、余裕のあるスケジュールで準備を進められるでしょう。
ゲストの待合室が狭かった
挙式や披露宴が始まる前にゲストが待機する待合室は、人数に適した広さを確保できるか確認が必要です。
待合室が狭すぎる場合、結婚式が始まるまで混雑した部屋で過ごさなくてはならず、ゲストが不快な思いをするかもしれません。
また、ゲストが座って待てるように、椅子やソファの数が十分にあるかもチェックしましょう。
まとめ
理想の結婚式を実現するには、早めに結婚式場探しを始めるのがおすすめです。結婚式の約1年前を目安に準備に取りかかり、まずは結婚式のイメージや予算、開催時期をパートナーと話し合いましょう。
結婚式場を探す際は、トキハナやスマ婚などの結婚式情報サイトを活用し、プロの力を借りると効率的です。結婚式場の候補を1~3件に絞り込んだら、実際に会場を見学しましょう。
見学前に確認したいポイントをまとめ、ゲスト目線でも会場を見て回るように心がければ、結婚式場探しでの失敗を防げます。
また、衣裳や料理は見積もりより支払い金額が上がりやすい傾向にあるので、あらかじめ高いランクを指定し、高めの金額で見積もりを出してもらうほうが安心です。
