国内最大級の家計診断・相談サービス「オカネコ」を運営する株式会社400F(フォーハンドレッド・エフ、本社:東京都中央区、代表取締役社長:中村 仁、以下「当社」)は、iDeCo(個人型確定拠出年金)に関して、利用率の実態や拠出額等を探るべく、全国の『オカネコ』ユーザーの男女1,104人を対象に「オカネコ iDeCoの利用意向調査」を実施しました。
アンケートの調査概要 | ||
調査名 | オカネコ iDeCoの利用意向調査 | |
調査方法 | WEBアンケート | |
調査期間 | 2024年6月16日(日)〜 2024年6月23日(日) | |
回答者 | 全国の『オカネコ』ユーザー1,104人 | |
回答者の年齢 | 20代以下:5.4% 30~39歳:16.3% 40~49歳:26.1% 50~59歳:33.4% 60代以上:18.8% | |
回答者の年収 | 400万円未満:26.9% 400万円以上600万円未満:19.0% 600万円以上800万円未満:16.3% 800万円以上1,000万円未満:12.3% 1,000万円以上1,200万円未満:6.0% 1,200万円以上:9.8% わからない:9.7% | |
回答者の職業 | 会社員:54.7% 公務員:4.4% 自営業/個人事業:7.2% 会社役員:1.8% 自由業:2.0% 専業主婦・主夫:5.2% 学生:0.7% アルバイト/パート:11.5% 無職:10.6% その他:1.9% | |
調査元 | 株式会社400F |
調査サマリー
「オカネコ iDeCoの利用意向調査」結果サマリー
- 加入率:約2割。平均拠出額:約2万円/月。職業別では公務員の加入率が最も高く、拠出額は自営業が最も高い
- NISA併用率は9割近い結果に!
- 加入方法は、オンライン経由が86%!インターネットでの情報が後押し?
- 運用商品は「投資信託」が9割近く。そのうち「海外株式」を7割が選択。
- 加入検討段階では「対話によるサポート」を必要としている方が多い。未加入者は「制度についてよくわからない」方が多く、僅差で「その他の投資商品にお金をかけている」方も
- 2024年12月の「iDeCo増額を知っている」方は27.0%。新制度対象者で「6,000円以上の増額を検討している」方は5割超え
「オカネコ iDeCoの利用意向調査」の結果
加入率:約2割。平均拠出額:約2万円/月。職業別では公務員の加入率が最も高く、拠出額は自営業が最も高い
調査対象者に「現在、iDeCo(個人型確定拠出年金)に加入していますか」と質問したところ、加入者23.3%、加入検討者10.4%となりました。また、職業別での加入率は、公務員46.9%、会社員/会社役員30.1%の順に高いことがわかりました。
iDeCo加入者に「毎月の掛け金を教えてください」と質問したところ、1万円以上2万円未満40.5%、2万円以上3万円未満33.8%の順に多い結果となり、平均拠出額は約20,101円ということがわかりました。
また、加入者の職業別の掛け金の平均額は、自営業/個人事業/自由業約28,036円、専業主婦・主夫約28,571円の順に高い結果となりました。
自営業/個人事業/自由業は退職金制度がなく、年金についても通常は国民年金のみの受給になることや、iDeCoの拠出限度額が高いこともあり老後への備えにiDeCoを活用している様子が伺えます。
NISA併用率は9割近い結果に!
加入者に「現在、NISAを利用していますか」と質問したところ、利用している方が86.6%となり、9割近くの方が併用し運用をしているという結果になりました。
併用していない方に理由を尋ねたところ、「運用資金に限りがあるから」「老後の資金を準備したいから」といった声が順にあがり、老後資金のためにNISAよりiDeCoの活用を優先している様子が伺えます。
加入方法は、オンライン経由が86%!インターネットでの情報が後押し?
加入者・加入検討者に「加入・検討にあたって、情報はどこで収集しましたか」と質問したところ、インターネット(web記事・動画配信・SNS等)65.6%が最多となり、次いで金融機関20.2%となりました。
次いで、iDeCo加入者に「お申し込み方法を教えてください」と質問したところ、金融機関のオンラインサイト85.6%となり、インターネットで情報収集し、オンラインでiDeCoに加入している方が多いことがわかります。
一方で、5人に1人は金融機関で情報収集をしており、「誰かに相談をしてから加入を決めたい」ニーズも一定数あることが伺えます。
運用商品は「投資信託」が9割近く。そのうち「海外株式」を7割が選択
加入者に「現在の運用商品を教えてください」と質問したところ、投資信託88.3%、定期預金・保険18.7%の順に多い結果となり、9割近くが投資信託を選択していることがわかりました。
投資信託選択者に「現在の選択ファンド分類を教えてください」と質問したところ、海外株式70.0%、国内株式32.2%、国内外株式23.8%となりました。
株式選択者を合算し全体の割合で見ると66.8%となりましたが、海外株式の比率が依然として大きく人気の高さが伺えます。
加入検討段階では「対話によるサポート」を必要としている方が多い
加入検討者に「ご自身の状況として当てはまると感じるものをお選びください」と質問したところ、「気軽に相談できる相手やサポートしてくれる人がいない」43.5%「何から始めればいいかわからない」43.5%が半数近くかつ同率で多い結果となりました。
一方で「スムーズに情報を収集し検討を進めている」方は17.4%に留まり、iDeCoを始めるにあたって、誰かに相談し、検討段階におけるサポートを必要としている方が多いことが伺えます。
未加入者は「制度についてよくわからないから」方が多く、僅差で「その他の投資商品にお金をかけている」方も
未加入者に「加入しない理由を教えてください」と質問したところ「制度についてよくわからないから」が23.8%で最多となりました。
僅差で「NISA・投資信託等、その他の投資商品にお金をかけているから」が23.4%となり、iDeCoならではの制度である「原則60歳まで引き出せないから」も19.6%と上位にあがりました。
「iDeCoについてよくわからない」方と「投資は行っているが、iDeCoは行わない」方が特に大きな割合を占めていることがわかります。
2024年12月の「iDeCo増額を知っている」方は27.0%。新制度対象者で「6,000円以上の増額を検討している」方は5割超えも
調査対象者に「2024年12月から一部の方(公務員やDBなど他制度に加入している会社員の方)のiDeCoの掛金拠出限度額が20,000円に増額されること(以下、新制度)を知っていますか」と質問したところ、知っている27.0%となり、iDeCoに入っていない方も含め約4人に1人が動向を把握していることがわかりました。
また、iDeCo加入者かつ新制度対象者に「ご自身の検討状況に最も当てはまるものはどれですか」と質問したところ、増額を検討している方の合計は61.9%となり、なかでも6,000円以上の増額を検討している方は53.0%となりました。iDeCoを最大限活用し、資産を運用しようとする姿勢が伺えます。
※オカネコでは、NISAの利用意向調査も定期的に行っています。2024年4月に実施した「オカネコ 新NISAの利用意向調査」の詳細は以下の記事をご確認ください。
アンケート結果の利用について
調査結果データの引用、転載に際しては必ず『オカネコ iDeCoの利用意向調査』『株式会社400F「オカネコ」調べ』と記載してください。
また、Web媒体の場合はプレスリリース、もしくはオカネコマガジン、オカネコいずれかへのリンクをお願いいたします。
出典の記載例
- 出典 : 「オカネコ iDeCoの利用意向調査」| 株式会社400F「オカネコ」調べ
調査結果は、そのままの形で正確に引用してください。結果の改変や歪曲はおやめください。
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