ネット証券はデメリットが多くて初心者にはリスクが高い?対面証券の方が安全?

ネット証券のデメリット

インターネットやSNSで資産運用について調べると、対面証券よりもネット証券をおすすめする記事が多く見られます。

ネット証券はオンラインで口座開設できたり、手数料が安かったりとさまざまなメリットがありますが、逆にデメリットはないのか気になっている方もいるのではないでしょうか。

本記事では、ネット証券のデメリットや注意点と、ネット証券のデメリットを解決するための対処法を解説します。ネット証券での口座開設を迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

このコンテンツの3行まとめ
  • ネット証券のデメリットとして、対面での営業やサポートがないことやオンライン注文によるリスクがあること、セキュリティ対策に気を付ける必要があることがあげられる
  • オンラインでのサポート体制の充実度をチェックし、自宅のインターネット環境を整えウイルス対策ソフトや二段階認証等を活用しセキュリティ対策をすることでデメリットに対処できる
  • ネット証券と対面証券の大きな違い担当者による対面サポートがあるかどうか。ネット証券はその分手数料が安くなるなどメリットもあり、証券会社に何を求めるかで自分に合う証券会社を選ぶのがおすすめ

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目次

ネット証券のデメリットと注意点

ネット証券には以下のデメリットがあるため、ネット証券を利用する際はデメリットに対する対処法を考え、注意を払う必要があります。

デメリット①対面での営業やサポートがない

ネット証券は対面証券と違って店舗を持たないため、対面での営業やサポートが受けられないのが特徴です。

ネット証券を使うなら、口座開設からサイトの操作、入金、注文まで、すべてを自分で行う必要があります。初心者にとっては、慣れるまで不便に感じられる場面があるかもしれません。

また対面での営業がないのは、商品をすすめられるのが苦手な人にとってはメリットですが、自分で商品選びをしなければならないという意味ではデメリットにもなるでしょう。

デメリットへの対処法

ネット証券を選ぶ際は、オンラインでのサポート体制の充実度をチェックしましょう。問い合わせ手段(電話・メール・チャット)、サポートデスクの営業時間、遠隔での画面共有サポートの有無は要チェックです。また商品選びに不安のある人は、別途IFAなどの専門家に相談できるサービスを利用するとよいでしょう。

デメリット②オンライン注文に伴うリスクがある

基本的にネット証券では、証券会社のサイトを通じて自分でオンライン注文を行います。

そのためネット証券を使うなら、インターネット環境に気を配る必要があります。通信が安定していない環境で注文するのは、操作に支障が出る場合があるのでおすすめできません。

また、画面の操作ミスによる誤発注リスクがあるのも、ネット証券のデメリットです。担当者を介さない分、注文の責任はすべて自分にあることを肝に銘じましょう。

デメリットへの対処法

ネット証券を使うなら、自宅のインターネット環境をきちんと整備しましょう。読み込みが遅い、通信が不安定になりやすいなど問題がある場合は、通信事業者の乗り換えを検討してください。また出先では、フリーWi-Fiや地下鉄など不安定な通信環境では注文しないようにしましょう。誤発注を防ぐには、注文画面をしっかりチェックすること、焦って注文しないことが大切です。

デメリット③セキュリティ対策に気を遣う必要がある

ネット証券を使う際に注意したいのは、証券会社サイトのID・パスワード情報の漏洩です。

第三者にID・パスワードが漏れてしまうと、証券会社サイトに不正ログインされる危険性があります。最悪の場合は、不正取引や不正送金などの被害に遭うかもしれません。

デメリットへの対処法

証券会社サイトのID・パスワードは、外部に漏洩しないよう厳重に管理しましょう。パソコンやスマホにウイルス対策ソフトを入れる、安全性に不安のある通信環境を使用しないなど、基本的なセキュリティ対策も大切です。また、証券会社が二段階認証生体認証に対応している場合は積極的に活用し、不正ログインを防止しましょう。

ネット証券と対面証券の違い

ネット証券と対面証券の違い
ネット証券対面証券
対面サポートなしあり
口座開設手続きオンラインや郵送来店や郵送・オンライン
手数料安い高い
商品の注文自分でオンライン注文担当者や窓口経由で注文
情報提供オンラインコンテンツが充実担当者が情報提供してくれる

ネット証券と対面証券の大きな違いは、「担当者による対面サポートがあるかどうか」です。

ネット証券では個別に担当者が付くことはなく、サポートも電話やメールなどオンラインの手段に限定されます。その分、人件費や店舗の運営費が浮くため、対面証券よりも安い手数料でサービスを提供できるのです。

一方、対面証券の場合は証券会社が担当者を付けてくれるので、ネット証券に比べて手厚いサポートを受けられます。パソコンやスマホの操作に自信がなくても、電話や窓口で注文できるので問題ありません。その代わり、手数料はネット証券に比べて高めです。

ネット証券と対面証券のどちらがいいかは人によって異なります。以下にネット証券がおすすめな人、対面証券がおすすめな人の特徴をまとめたので、証券会社を選ぶ際の参考にしてください。

ネット証券がおすすめな人

  • 手数料を抑えたい人
  • 自分で商品選びや投資判断をしたい人
  • パソコンやスマホの操作が苦にならない人
  • インターネット環境がある人

対面証券がおすすめな人

  • 対面でのサポートを受けたい人
  • 投資に関して担当者から助言や情報提供を受けたい人
  • パソコンやスマホの操作に不安がある人
  • 手数料の安さよりもサービスの手厚さを重視したい人

【会社別】ネット証券5社のメリット・デメリット

ネット証券によって、取扱商品やIPO実績、クレカ積立対応可否、還元ポイント、サポート体制が異なります。

ここでは、各ネット証券のメリット・デメリットを詳しく解説するので証券会社選びの参考にしてください。

※2024年2月2日時点の情報を掲載しています。

SBI証券

メリット

  • 国内すべての証券取引所に対応
  • 9カ国の外国株取引に対応
  • IPO実績が豊富&NISA預りでのIPO株投資ができる
  • 国内株および新NISAでの米国株&外国ETFの売買手数料が無料

デメリット

  • サイトのユーザビリティーに難あり
  • 年会費無料カードでのクレカ積立還元率は0.5%と低め
  • クレカ積立還元率5%には年会費3万3,000円のカード発行が必要

SBI証券は取扱商品の豊富さが魅力です。投資信託の本数は2,500本超、株式は国内すべての証券取引所に対応し、9カ国の外国株取引に対応しています。

また、国内株および新NISAでの米国株&外国ETFの売買手数料が無料で、手数料を抑えられるのも嬉しいポイント。

IPO実績も91社(2023年)と豊富で、NISA預りでのIPO株投資もできるので、IPO投資に挑戦したい方にもおすすめしたいネット証券です。

SBI証券の詳細
売買手数料【国内株】0円
【外国株】0円
インターネットコースのインターネット取引が対象
NISA対応
投資信託2,598本(2023/12/05現在)
夜間取引
IPO取扱実績91本(2023年実績)
取引所東証、名証、福証、札証
外国株米国株式、中国株式、ロシア株式、韓国株式、アジア株
スマホアプリSBI証券 株アプリ
かんたん積立 アプリ
SBI証券 米国株 アプリ
SBI証券 FXアプリ
SBI証券 先物・オプションアプリ
取引所CFD アプリ -くりっく株365
SBI証券 スマートアプリ
ポイントTポイント、Vポイント、PayPayポイント、Pontaポイント、dポイント、JALマイレージ

╲初心者~上級者までおすすめ!/

楽天証券

メリット

  • 6カ国の外国株取引に対応
  • IPO実績が豊富
  • サイトのユーザビリティーが高い
  • 国内株の売買手数料が無料

デメリット

  • 福岡証券取引所・札幌証券取引所での株取引はできない
  • 年会費無料カードでのクレカ積立還元率は0.5%と低め
  • NISA預りでのIPO株投資はできない

楽天証券は、サイトのユーザビリティーの高さ取扱商品の豊富さが初心者に嬉しいネット証券です。

投資信託の本数は2,500本超、国内株は東京証券取引所と名古屋証券取引所、外国株は6カ国に対応しているため、初心者が商品ラインナップで困ることはほとんどないでしょう。

楽天証券では、対象の投資信託の残高やクレカ積立によって楽天ポイントを貯められるので、お得に資産運用したい方は検討してみてはいかがでしょうか。

楽天証券の詳細
売買手数料【国内株】0円
【外国株】
米国:約定代金×0.495%
(最低手数料0米ドル、手数料上限22米ドル)
中国:約定代金×0.275%
(最低手数料550円、手数料上限5,500円)
アセアン:約定代金×1.1%
(最低手数料550円)
NISA対応
投資信託2,561本(2023/12/05現在)
夜間取引
IPO取扱実績61本(2023年度実績)
取引所東証、名証
外国株米国株式、中国株式、アセアン株
スマホアプリiSPEED
ポイント楽天ポイント
※適用には手数料コース「ゼロコース」の選択が必要。手数料は税込み表記。外国株は1取引あたりの手数料。アセアンは現地手数料・現地諸費用なし

╲楽天ユーザーにおすすめ!/

松井証券

メリット

  • 国内すべての証券取引所に対応
  • IPO実績が豊富&NISA預りでのIPO株投資ができる
  • 金融商品によって専門のサポート窓口がある

デメリット

  • 国内株は1日の約定代金合計50万円超で手数料がかかる
  • 外国株は米国しか取引できない
  • クレカ積立には非対応

金融商品によって専門のサポート窓口がある松井証券は、サポート体制の充実度を重視したい方におすすめです。

外国株は米国のみの取扱いですが、国内に関してはすべての証券取引所に対応し、IPO実績も豊富なので、国内株メインで投資をしたい方は十分満足できるでしょう。

松井証券はクレカ積立には非対応ですが、投信残高の最大1%をポイント還元するサービスがあるので、投資信託での運用を考えている方にも適しています。

松井証券の詳細
売買手数料【国内株】
25歳以下:0円
26歳以上:0円~110,000円
【外国株】約定代金×0.495%
(最低手数料0米ドル、手数料上限22米ドル)
NISA対応
投資信託1,810本(2023/12/05現在)
夜間取引
IPO取扱実績70本(2023年度実績)
取引所東証、名証、福証、札証
外国株米国株式
スマホアプリ日本株アプリ
米国株アプリ
投信アプリ
FXアプリ
先物OPアプリ
株touch
ポイント松井証券ポイント
※手数料は税込み表記

╲老舗証券で安心・サポートも充実!/

マネックス証券

メリット

  • 国内すべての証券取引所に対応
  • 年会費無料のクレカ積立で最大1.1%のポイントを還元
  • NISA預りでのIPO株投資ができる
  • 新NISAの取引はすべて売買手数料無料

デメリット

  • 外国株は米国・中国の2カ国しか取引できない
  • サポート体制は最低限
  • マネックスカードの国際ブランドはJCBのみ

マネックス証券は、クレカ積立での投資信託購入を考えている方におすすめのネット証券です。

年会費実質無料のマネックスカードでクレカ積立を行うと、最大1.1%ものポイント還元を受けられます。

また、新NISAの取引はすべて売買手数料無料なのもマネックス証券のメリットです。NISA預りでのIPO株投資も可能なので、NISA口座の開設先として検討するとよいでしょう。

マネックス証券の詳細
売買手数料【国内株】
取引毎手数料:55円~1,070円
一日定額手数料:550円~2,750円
【外国株】
米国:約定代金×0.495%
(最低手数料0米ドル、手数料上限22米ドル)
中国:約定代金×0.275%
(最低手数料49.5香港ドル、手数料上限495香港ドル)
NISA対応
投資信託1,722本(2023/12/05現在)
夜間取引×
IPO取扱実績53本(2023年度実績)
取引所東証、名証、福証、札証
外国株米国株式、中国株式
スマホアプリ銘柄スカウター
マーケットボード
マネックス証券アプリ
マネックストレーダー株式 スマートフォン
マネックストレーダー先物 スマートフォン
マネックストレーダーFX スマートフォン
トレードステーション米国株 スマートフォン
MONEX TRADER CRYPTO スマートフォン
SNS型投資アプリ「ferci」
MONEX VISION
ポイントマネックスポイント
※手数料は税込表記

╲米国株投資に特化したい方に!/

auカブコム証券

メリット

  • 国内すべての証券取引所に対応
  • 年会費無料のクレカ積立で1%のポイントを還元
  • NISA預りでのIPO株投資ができる

デメリット

  • 外国株は米国しか取引できない
  • IPOの取扱実績が少なめ
  • 国内株は1日の約定代金合計100万円超で手数料がかかる

auカブコム証券は、年会費無料のau PAYカードでクレカ積立を行うと、1%のポイント還元を受けられるのが魅力です。

外国株は米国のみの取扱いですが、国内に関してはすべての証券取引所に対応し、NISA預りでのIPO株投資もできます。

また、国内株は1日の約定代金合計100万円まで、手数料無料で取引可能です(1日定額手数料コースの場合)。1日の取引額が少額なら、手数料がかからずお得に売買できます。

auカブコム証券の詳細
売買手数料【国内株】
ワンショット手数料:55円~4,059円
1日定額手数料: 0円~
【外国株】約定代金×0.495%
(最低手数料0米ドル、上限手数料22米ドル、円貨決済で米国株式を売買する場合の外国為替取引手数料1ドルあたり20銭)
NISA対応
投資信託1,726本(2023/12/05現在)
夜間取引×
IPO取扱実績26本(2023年度実績)
取引所東証、名証、福証、札証
外国株米国株式
スマホアプリauカブコム証券アプリ
kabuステーション®
auカブコム証券 FXアプリ
PICK UP! 株主優待®
スマート証券口座開設
ポイントPontaポイント
※手数料は税込み表記

╲Pontaポイントで投資できる!/

よくある質問

ネット証券のデメリットに関するよくある質問に回答します。

ネット証券のメリット・デメリットは?

ネット証券のメリットは、オンラインで口座開設できること、手数料が安いこと、過剰な営業を受ける心配がないことが挙げられます。

逆にネット証券のデメリットは、対面での営業やサポートを受けられないこと、自分でオンライン注文しなければならないこと、セキュリティ対策に気を遣う必要があることです。

インターネット環境があり、パソコンやスマホの操作が苦にならない人手数料を抑えたい人自分で商品選びや投資判断をしたい人は、ネット証券を選ぶとよいでしょう。

ネット証券が人気の理由は?

ネット証券が人気なのは、人件費や店舗運営費にコストをかけていない分、対面証券に比べて手数料が安いのが一番の理由と考えられます。

口座開設手続きや注文もオンラインで完結するため、わざわざ担当者に連絡を取ったり、店舗に出向いたりする必要がないところも、利用者の支持を集めている部分でしょう。

ネット証券を使うのは難しい?

ネット証券を使うのは、それほど難しくありません。パソコンやスマホでオンラインショッピングをしたことのある方なら、問題なく利用できるレベルです。

どうしても不安な場合は、画面共有による遠隔サポートを提供しているネット証券を選ぶと、実際に画面を見ながら操作方法を教えてもらえるので安心です。

まとめ

ネット証券にはデメリットもありますが、事前に対処法を考えておくことで解決できます。

ネット証券のデメリットと対処法まとめ
デメリット対処法
対面での営業やサポートがない・オンラインでのサポート体制が充実しているネット証券を選ぶ
・IFAなどの専門家に相談できるサービスを利用する
オンライン注文に伴うリスクがある・自宅のインターネット環境を整える
・通信が不安定な環境で注文しない
・注文画面をしっかり確認し、焦って注文しないよう心がける
セキュリティ対策に気を遣う必要がある・ID・パスワードを厳重に管理する
・パソコンやスマホにウイルス対策ソフトを入れる
・安全性に不安のある通信環境を使用しない
・二段階認証や生体認証を利用する

ネット証券は、なんといっても手数料の安さが魅力です。口座開設もオンラインでできますし、過剰な営業を受ける心配がないところも安心できます。

ネット証券のデメリットが気になり口座開設を迷っていた方も、実際に使ってみれば不安が解消されるでしょう。

どのネット証券がいいか悩むときは、本記事で紹介したネット証券5社のメリット・デメリット比較を参考にしながら、自分に合う証券会社を選んでみてください。

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