松井証券は、1日50万円以下の少額投資の場合、手数料が無料となる大変お得な証券会社です。一方で、松井証券は、米国以外の海外株式の取り扱いがなかったり、サイトの操作性が悪いと感じているユーザーがいたりと、デメリットもあります。
今回は、松井証券のメリット・デメリットや、投資家からの口コミを確認して、松井証券の使いやすさについてチェックしていきましょう。これから証券会社の口座開設を検討している投資家の方は、こんなはずじゃなかったと後悔しないよう、ぜひ参考にしてみて下さい。
松井証券の詳細 | ||
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売買手数料※ | 【国内株】 25歳以下:0円 26歳以上:0円~110,000円 【外国株】約定代金×0.495% (最低手数料0米ドル、手数料上限22米ドル) | |
NISA | 対応 | |
投資信託 | 1,810本(2023/12/05現在) | |
夜間取引 | ○ | |
IPO取扱実績 | 70本(2023年度実績) | |
取引所 | 東証、名証、福証、札証 | |
外国株 | 米国株式 | |
スマホアプリ | 日本株アプリ 米国株アプリ 投信アプリ FXアプリ 先物OPアプリ 株touch | |
ポイント | 松井証券ポイント |
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チェックしているネット証券
松井証券の悪い評判・口コミ
まずは、松井証券の悪い評判や口コミをチェックしていきます。
操作画面やアプリの使い勝手が悪い
ネット証券は、パソコンサイトの画面やアプリを使って、基本的に自分で全ての取引を行います。
松井証券の操作画面やアプリについて、「使い勝手が悪い」「分かりづらい」と感じている人もいるようです。
総合評価★★★★
40代・男性
世帯年収:400万円以上600万円未満
操作が難しい。
買いたいときに買いにくい。
お金が引き出しにくい。
わかりにくい所がある。
めんどくさくなって買うタイミングを逃す。
ポイントが最高に貯まるのはとてもいい!
総合評価★★
60代・男性
世帯年収:800万円以上1000万円未満
株取引の知識もなく、またこのネット証券のシステムについても十分に使いこなせていないため、放置したままになっており、ネット証券のため、担当者もおらずアドバイスを受けることもできないため。
買いたい時に商品を買えずにタイミングを逃してしまうといった口コミもありますが、NISAでつみたて投資枠だけを利用して頻繁に取引画面を使わないような人には、大きな問題はないかもしれません。
市場や株価を見ながら売買を頻繁にしたい人は、自分にとって松井証券の操作画面やアプリの使い勝手がどうなのかを確認しておいた方が良いでしょう。
なお、「ネット証券なので、操作が分からない時もサポートがない・・・」と不安に思うかもしれませんが、松井証券では電話サポートなどの各種サポートが用意されています。
クレカ決済が使えないのでクレカ決済によるポイント付与はない
SBI証券、楽天証券、マネックス証券など大手ネット証券では、クレカ決済ができ、決済金額によってポイントが付与される仕組みがあります。
しかし、松井証券ではクレカ決済を利用することができませんし、決済でポイントが付与される仕組みもありません。
総合評価★★★
40代・男性
世帯年収:600万円以上800万円未満
松井証券では、投資信託の決済時に口座にある現金だけでしか使えないので、クレジット決済が使えてポイント付与があればもっと満足度が上がり、利用したくなるとおもいます。
投資信託の保有金額や、松井証券の口座開設によって松井証券ポイントが貯まる制度はありますが、クレカ決済がない分、結果的には他社と比べてポイント還元率が悪いと感じる人もいるでしょう。
クレカ決済をしたい、クレカ決済でよりポイントが貯まってほしい、という人は、松井証券ではなくSBI証券や楽天証券のようなネット証券を選ぶ方がよさそうです。
役に立つ情報が少ない
これから投資をする株式銘柄を選ぶ際や、今後の経済の見通しを立てる際には、さまざまな情報を集める必要があります。
これに対し、SBI証券や楽天証券のようなネット証券では、コラムや動画等で投資家に向けて情報提供を行っています。
また、松井証券でも動画で情報提供を行ってはいるものの、あまり役に立ったことがないと感じている人もいるようでした。
総合評価★★★
70代・男性
世帯年収:400万円以上600万円未満
可もなく不可もなし。手数料が50万円まで無料なのは魅力的。いろいろ動画が配信されるが、余り役に立った事がない。虫の良い事を希望しているのかもしれないが、本当の意味で役に立つ情報が乏しい。
松井証券は、SBI証券、楽天証券などの大手証券会社に比べて利用者数が少なくなっています。
そのため、投資家への情報についても、大手証券会社よりも少ないと考えられます。例えば、楽天証券の場合「学び・セミナー」というページで、国内株式や投資信託、NISAやiDeCo、FX、金やプラチナ投資などの投資商品ごとの情報や、目的や趣向にあった資産づくりをサポートするパーソナルコースなどのコンテンツが用意されています。松井証券にも「楽しむ・学ぶ」というページは用意されていますが、楽天証券のような証券会社と比べると、コンテンツのラインナップは少なく感じるでしょう。
また、楽天証券は、オンラインや、東京、福岡、札幌など全国でセミナーを定期的に開催しています。株式投資の基本や、FX・CFDのような上級者むけのセミナーも含めて、2024年4月だけで6回のセミナーが予定されています。
一方、松井証券もセミナーを行っていますが、2023年9月に1回、12月に1回、2024年3月に2回など、開催頻度が大幅に少なくなっています。
松井証券の情報提供に、不満を感じている投資家もいるようです。
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松井証券の良い評判・口コミ
次に、松井証券の良い評判や口コミをチェックしていきます。
手数料が魅力的
松井証券では、株式の売買手数料や、NISAの手数料が安いと高評価が見られました。松井証券は、日本株などの株式売買の場合、1日の約定代金合計50万円まで、売買手数料が無料となっています。また、25歳以下の方なら約定代金に関わらず手数料無料です。
<松井証券の手数料体系 26歳以上の場合>
- 1日50万円まで :0円
- 1日100万円まで:1,100円
- 1日100万円超え:約定代金が100万円増えるごとに1,100円加算
- 1日1億円超え:110,000円(上限)
※2024年4月9日時点
さらに、NISAの取引手数料も無料です。松井証券の手数料は、1日50万円までのデイトレードを行うなど、少額投資しかしない人にとって、魅力的なポイントです。25歳以下の若い方が、初めて株式投資にチャレンジする場合にも、ぴったりの証券会社だといえます。
マイページが使いやすい
松井証券の操作画面について悪い評判がある一方で、マイページが使いやすいと感じている投資家もいました。
大手ネット証券のサイトは、操作画面が多すぎたり、情報量が豊富過ぎて、逆に分かりにくいと感じる人もいるようです。例えば、楽天証券の場合、資産づくりに役立つ情報として、おすすめマネー雑誌や本がカラフルに掲載されています。
一方、松井証券のマイページは、グリーンを基調として、比較的シンプルな作りとなっており、広告が多くありません。松井証券のページは、無駄な情報や装飾がない分、操作がしやすいという口コミが見られました。
投資信託の月間平均保有額に応じてポイントが貯まる
松井証券では、投資信託の月間平均保有額に応じてポイントが貯まります。そのポイントの還元率が高く、ポイントが貯まりやすいという口コミが見られました。
例えば、松井証券の場合、人気の投資信託「eMAXIS Slim 全米株式」のポイント還元率は0.0336%です。一方、楽天証券は0%、マネックス証券は0.03%、auカブコム証券は0.005%、SBI証券0.0336%となっており、松井証券のポイント還元率は業界トップクラスと言えます。還元率は、投資信託によって異なりますが、最大で年率0.85%です。
※2024年3月22日時点
決済金額に応じたポイント付与とは違い、売買しなくても投資信託を口座に持っているだけでポイントが貯まるので、頻繁に取引しない人にも大きなメリットがあります。
松井証券ポイントは、PayPayポイント、dポイント、Amazonギフトカードに交換することができます。さらに、松井証券ポイントは、投資信託の積立投資にも使うことが可能です。
松井証券のポイント制度は、使いやすいと評価している投資家が見られました。
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松井証券の総合評価【オカネコユーザーの口コミまとめ】
ここでは、松井証券をメイン口座として利用しているオカネコユーザーの口コミ・評判をまとめて紹介します。
この記事の調査概要 | ||
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調査名 | ネット証券に関する意識調査 | |
調査方法 | WEBアンケート | |
調査期間 | 2024年2月26日(月)~2024年3月3日(日) | |
回答者 | 回答者 全国の『オカネコ』ユーザー1,135人 ※本記事では、メイン口座として利用するネット証券を『松井証券』と回答した口コミを抜粋 | |
回答者の年齢 | 20歳未満:0.62% 20~29歳:5.73% 30~39歳:19.47% 40~49歳:30.57% 50~59歳:25.29% 60~69歳:13.30% 70歳以上:5.02% | |
回答者の世帯年収 | 400万円未満:29.07% 400万円以上600万円未満:20.97% 600万円以上800万円未満:16.04% 800万円以上1000万円未満:9.60% 1000万円以上1200万円未満:5.90% 1200万円以上:8.19% 分からない:10.22% |
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松井証券でデメリットを感じる人
松井証券の利用でデメリットを感じる可能性がある人の特徴は、次の通りです。
松井証券でデメリットを感じる人の特徴
それぞれの理由についてわかりやすく解説します。
クレカ決済でポイント還元を受けたい人
松井証券では、クレカ決済が使えません。
クレカ決済をそもそも検討していない人や、投資信託の保有や口座開設によるポイント付与のみで満足できる人は、デメリットとして気にする必要はありません。
しかし、クレカ決済の金額に応じたポイント付与でお得にポイ活したいと考える人、支払いはクレカにまとめたい人は、サービス提供があるSBI証券や、楽天証券などを利用した方が、メリットを感じるでしょう。
1日50万円超えの取引を行う人
松井証券は、1日の約定代金合計50万円まで、売買手数料が無料です。
しかし、1日の約定代金合計が50万円を超える取引では手数料がかかります。
50万円を超える取引を頻繁に行う人にとっては、松井証券を利用するよりも、他のネット証券の料金プランの方が、手数料を抑えられるケースもあるでしょう。
※2024年3月22日時点
米国株式以外の外国株式の売買を行う人
松井証券では、外国株式の取扱数が少ないという特徴があります。
米国株の取扱いはありますが、中国株などその他の外国株式の売買を行うことができません。
米国と日本の株式以外の株にも投資をしたいと考えている人にとって、松井証券のラインナップはデメリットだといえます。
将来的に、海外の株式にも投資をしていきたいと考えている投資家は、SBI証券やマネックス証券など、海外銘柄が豊富なネット証券を検討しましょう。
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松井証券でメリットを感じる人
松井証券の利用でメリットを感じる可能性が高い人の特徴は、次の通りです。
松井証券でメリットを感じる可能性が高い人の特徴
上記のいずれかに該当する方は、無料で口座開設ができる松井証券に申し込むのがおすすめです。
それぞれの理由を解説するので、証券会社選びで迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
NISAしか取引しない人、1日50万円以下の取引を行う人
松井証券は、NISAの取引手数料が無料です。
また、株式の売買など、1日の約定代金合計が50万円以下の取引には手数料がかかりません。
NISAしか利用しない人、1日の約定代金合計が50万円以下の人にとっては、コストをかけずに取引できるので、松井証券は魅力的だと感じるでしょう。
25歳以下の人
松井証券では、25歳以下の場合、日本株現物取引などはどんなに取引を行っても手数料がかかりません。とりあえず株式投資をしてみたいと投資デビューを考えている25歳以下の人にとって、松井証券はお得な手数料体系となっています。
外国株式の売買を行わない人
松井証券は、米国株以外の外国株式の取扱いがありません。しかし、日本株しか売買する予定がない人、NISA口座で投資信託の積立投資しかしない人など、今後外国株式を購入する予定がない人にとって、松井証券の取扱い商品は大きな問題にはなりません。
初めて資産運用にチャレンジする場合、松井証券は取扱商品が少ないため、投資家によっては、逆に商品が選びやすいと感じるかもしれません。
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松井証券以外でおすすめの証券会社
松井証券にデメリットを感じたり、悪い評判を聞いて不安に感じている場合は、他のネット証券の活用を検討してみましょう。特におすすめするのは、大手ネット証券であるSBI証券や楽天証券です。SBI証券や楽天証券についても、満足度評価を確認していきましょう。
以下の調査は、「あなたがメイン口座として利用しているネット証券について、項目ごとの満足度評価を教えてください」という質問に対する「良い」「悪い」「どちらとも言えない」「評価なし」の回答比率を、ネット証券6社で比較したものです。
質問項目は、「取扱商品の充実度」「手数料の安さ」「ポイント還元率」「取引ツール・マイページの使いやすさ」の4つとなっています。
調査名:ネット証券に関する意識調査
回答調査方法:WEBアンケート
調査期間:2024年2月26日(月)~2024年3月3日(日)
回答者:全国の『オカネコ』ユーザー1,135人
松井証券は、SBI証券や楽天証券と比べると、特にポイント還元率が悪いという結果になりました。クレジットカード決済を行うことができなくて不便、ポイント還元が最大年率0.85%で低い、と感じている人がいるようです。
※2024年3月22日時点
また、海外の株式のほか、投資信託についても取扱い商品数も少ないため、SBI証券や楽天証券よりも評価が低くなっています。海外銘柄や珍しい商品にも興味がある人からは、松井証券は低評価です。
さらに手数料は、SBI証券や楽天証券と比べると低い評価ですが、そこまで大きな差はありませんでした。さらに、取引ツールの使いやすさについては、松井証券の方がSBI証券よりも評価が高くなっています。
特に松井証券のポイント還元率、取扱商品数などにデメリットを感じている人は、SBI証券や楽天証券をチェックしてみましょう。
╲ ネット証券口座開設数No.1 /
╲ 楽天経済圏の方におすすめ! /
人気証券会社の比較記事はこちら
まとめ
松井証券の悪い口コミや評判は、これから口座開設をする人にとって大変参考になりますね。
松井証券は、特に、株の少額取引しか行わない方にとって、魅力的な手数料体系となっています。その他、今回ご紹介したメリットやデメリット、そしてすでに利用している人たちの口コミを確認して、松井証券での口座開設について検討してみてはいかがでしょうか。
松井証券の詳細 | ||
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売買手数料※ | 【国内株】 25歳以下:0円 26歳以上:0円~110,000円 【外国株】約定代金×0.495% (最低手数料0米ドル、手数料上限22米ドル) | |
NISA | 対応 | |
投資信託 | 1,810本(2023/12/05現在) | |
夜間取引 | ○ | |
IPO取扱実績 | 70本(2023年度実績) | |
取引所 | 東証、名証、福証、札証 | |
外国株 | 米国株式 | |
スマホアプリ | 日本株アプリ 米国株アプリ 投信アプリ FXアプリ 先物OPアプリ 株touch | |
ポイント | 松井証券ポイント |
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