審査が甘い・通りやすい住宅ローンの特徴は?おすすめの銀行や対策を紹介

住宅ローンを組むには、各金融機関が実施する審査に通過する必要があります。

住宅ローンの審査では、年収や勤務先、借入状況、物件情報などから契約者の返済能力と物件の担保価値をチェックされますが、細かい審査基準は金融機関によって異なります。

住宅ローンの審査に不安がある方は、住宅ローンの申込条件が比較的ゆるい金融機関に申し込むとよいでしょう。編集部おすすめの住宅ローンは以下のとおりです。

おすすめの住宅ローン4選

本記事では、住宅ローンの主な審査項目や、おすすめの住宅ローンの審査基準比較表を紹介します。スムーズに審査を進めたい方はぜひ参考にしてください。

注記:当サイトを経由したお申し込みがあった場合、当社は提携する各企業から報酬の支払いを受けることがあります。提携や報酬の支払いの有無が、当サイト内での評価に影響を与えることのないようにしています。

目次

審査が甘くて通りやすい住宅ローンはあるの?

結論から言うと、審査が甘くて通りやすい住宅ローンはなく、どの金融機関でもそれぞれの審査基準に則って厳正に審査が行われます。

しかし、「申込条件や審査基準が比較的ゆるい」という意味で、審査が甘いと考えられる住宅ローンは存在します。

例えば、住宅金融支援機構の提携金融機関が扱う「フラット35」は、年齢や国籍、総返済負担率の基準を満たしていれば申込が可能です。年収や勤続年数、居住地などの制限はないため、幅広い属性の方が申込めます。

申込条件を満たさない住宅ローンに申込んでも、審査に通ることはありません。住宅ローンの審査が不安な方は、各住宅ローンの申込条件をよく確認したうえで金融機関を選びましょう。

住宅ローンの主な審査項目

令和5年に国土交通省が実施した民間住宅ローンの実態に関する調査によると、金融機関が住宅ローンの融資を行う際に考慮する審査項目は、以下の通りでした。

金融機関が住宅ローン融資時に確認する審査項目

具体的な審査の条件としては、「完済時年齢」は80歳未満、「健康状態」は団信に加入ができるか、「勤続年数」は1年以上を条件としている金融機関が多い結果となっています。

「借入時年齢」「年収」「返済負担率」などは、金融機関によって条件がさまざまですが、「返済負担率」は30~40%以内に設定している金融機関が大半でした。(※)返済負担率は、「年間返済額÷年収×100」で計算できます。

(※)令和5年 民間住宅ローンの実態に関する調査_国土交通省_2.長期・固定金利の住宅ローン等に関する融

以上から、住宅ローンの審査ではさまざまな審査基準を通じて申込者の返済能力や物件の資産価値をはかり、融資をしても問題ないかの確認が行われているとうかがえます。

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審査が甘い住宅ローンの注意点

申込条件や審査基準が比較的ゆるく、審査が甘いとされる住宅ローンには注意点もあります。

金利が高く設定されている場合がある

審査が甘いとされる住宅ローンは、申込条件や審査基準を緩和する代わりに、金利を高く設定する傾向にあります。

逆に、勤続年数や年収など制限が厳しい住宅ローンは金利が低い傾向です。そのため、年齢が若い・年収が高い・勤続年数が長いなど住宅ローンの審査上有利な属性の方が、あえて審査が甘いとされる住宅ローンを選ぶのはもったいないかもしれません。

審査が甘いとされる住宅ローンを選ぶなら、毎月の返済額をシミュレーションし、返済に無理のない金利であることを確認してから申込みましょう

保証会社を利用しない場合は連帯保証人の設定が必要

住宅ローンの保証会社は、返済が滞った際に契約者に代わって金融機関へ返済を行う機関です。保証会社が機能すると、住宅ローンの債権は金融機関から保証会社に移り、契約者は保証会社への返済義務を負います。

一般的に、メガバンクや地方銀行、信託銀行などの金融機関は、債権を確実に回収できるよう、保証会社の利用を住宅ローンの申込条件に入れています。

また、どの金融機関も、返済が滞った際に住宅を売却し債権回収に充てられるよう対象物件に抵当権を設定するため、原則として住宅ローンを組む際に連帯保証人は必要ありません。

保証会社を利用する場合、住宅ローンの審査は厳しくなる可能性が高く、保証会社の利用が必須でない金融機関の方が、審査に通りやすい傾向にあります。

ただし保証会社の利用が必須でない金融機関の場合、代わりとして連帯保証人の設定が必要になる場合があるため注意しましょう。

団信に加入しない場合は万一の備えを見直す必要がある

基本的に、住宅ローンを組む際は団体信用生命保険(団信)への加入が必要です。健康状態に問題がある場合は団信に加入できず、それが原因で住宅ローンの審査に通らないこともあるため、不安を感じている方もいるでしょう。

実は、住宅ローンのなかには団信加入が任意の商品もあります。健康上の理由から団信への加入が難しい方でも、団信加入が任意の住宅ローンなら審査に通るかもしれません。

ただし、団信に加入しない場合は、万が一のことがあっても住宅ローンの残高はゼロにならないため要注意です。何かあったときの備えとして、住宅ローン返済に充てるための保険に別途加入するなど保障を見直す必要があるでしょう。

住宅ローン審査に通りやすい金融機関

住宅ローン審査に通りやすい金融機関を探している方は、ネット銀行やフラット35を検討するのがおすすめです。各特徴を解説するので、住宅ローン選びの参考にしてください。

住宅ローン審査に通りやすい金融機関

ネット銀行

ネット銀行は、基本的に実店舗を持たず、WEB上での取引に特化した銀行です。

一般的に、ネット銀行の住宅ローンは申込条件がややゆるい傾向にあります。以下は、店舗を持つ「りそな銀行」とネット銀行の「イオン銀行」「auじぶん銀行」の住宅ローンの申込条件を比較した表です。

住宅ローン申込条件比較
 りそな銀行イオン銀行auじぶん銀行
申込・借入時年齢借入時満20歳以上満70歳未満申込時満18歳以上/借入時満71歳未満申込時満18歳以上満65歳未満
完済時年齢満80歳未満満80歳未満満80歳の誕生日まで
勤続年数給与所得者:1年以上
給与所得者以外:事業年数3年以上
給与所得者:6か月以上
給与所得者以外:事業年数3年以上
年収前年度年収100万円以上前年度年収100万円以上前年度年収200万円以上
国籍日本国籍の方または永住許可を受けている方または特別永住者の方日本国籍の方または永住許可を受けている方日本国籍の方または永住許可を受けている方
団信加入必須必須必須

メガバンクのりそな銀行よりも、ネット銀行のイオン銀行やauじぶん銀行の申込・借入時年齢や勤続年数の条件が若干ゆるいのがわかります。

住宅ローンの申込条件は金融機関によって異なるため一概には言えませんが、ネット銀行も選択肢に入れると、審査通過を見込める住宅ローンが見つかりやすいでしょう。

フラット35

フラット35は、独立行政法人の住宅金融支援機構の提携金融機関が取り扱う、全期間固定金利型の住宅ローンです。借入から完済まで金利が変動しないのが特徴で、最長で35年間の借入ができます。

フラット35を提供する金融機関は全国に300以上あり、金利や融資手数料は金融機関によって異なりますが、申込条件はどの金融機関でも同じです。

フラット35申込条件
申込・借入時年齢申込時満70歳未満
完済時年齢満80歳未満
勤続年数
年収
国籍日本国籍の方または永住許可を受けている方または特別永住者の方
団信加入任意
その他借入対象となる住宅に一定の要件あり

フラット35は民間の金融機関の住宅ローンと違い、勤続年数や年収の制限がありません。総返済負担率(すべての借入に対する年収に占める年間合計返済額の割合)の基準を満たしていれば申込が可能です。

フラット35の総返済負担率の基準

  • 年収400万円未満:30%以下
  • 年収400万円以上:35%以下

また、フラット35は団信加入が任意のため、健康上の理由などから団信加入が難しい方も申込めます。

ただし、フラット35には借入対象となる住宅に一定の要件があります。購入する住宅が、住宅金融支援機構が定めた技術基準に適合するかを確認したうえで申込みましょう。

【審査基準を比較】おすすめの住宅ローン4選

住宅ローン審査に通りやすい金融機関を探している方におすすめの住宅ローンを紹介します。各金融機関の住宅ローン審査基準を表にまとめたので、ぜひ参考にしてください。

おすすめの住宅ローンの審査基準比較
ARUHI※1auじぶん銀行イオン銀行ソニー銀行
申込・借入時年齢申込時満70歳未満申込時満18歳以上満65歳未満申込時満18歳以上/借入時満71歳未満申込時満20歳以上/借入時満65歳未満
完済時年齢80歳満80歳の誕生日まで満80歳未満満85歳未満※2
勤続年数給与所得者:6か月以上
給与所得者以外:事業年数3年以上
年収前年度年収200万円以上前年度年収100万円以上前年度年収400万円以上
国籍日本国籍の方または永住許可を受けている方または特別永住者の方日本国籍の方または永住許可を受けている方日本国籍の方または永住許可を受けている方日本国籍の方または永住権のある方
団信加入任意必須必須必須
その他返済負担率の制限あり(20~35%以下)auじぶん銀行の円普通預金口座の利用 ソニー銀行の円普通預金口座の利用
公式サイトURLURLURLURL
※1:ARUHIスーパーフラットの場合
※2:ワイド団信の場合は満81歳未満

ARUHI

ARUHIの審査の特徴
  • 「ARUHIスーパーフラット」は勤続年数や年収の制限がないため、勤続年数が短い方や年収が低い方にもおすすめ
  • 団信が任意加入なので、団信加入が難しくほかの金融機関では住宅ローンに申込めない方におすすめ
おすすめポイント
  • ARUHIフラット35はWEB申込で事務手数料が借入金額×1.1%(最低事務手数料220,000円)に引き下がる
    (※ARUHI スーパーフラットをお申し込みの場合は「ご融資額×2.2%(消費税込)」)
  • フルローンで借入できるプランがある

ARUHIは国内最大級の住宅ローン専門金融機関で、フラット35での住宅ローン契約を考えている方、フルローンでの借入を希望する方はARUHIがおすすめです。

ARUHIフラット35は、WEB申込で事務手数料が借入金額×1.1%(最低事務手数料220,000円)に引き下がるので、トータルコストを抑えられます。
(※ARUHI スーパーフラットをお申し込みの場合は「ご融資額×2.2%(消費税込)」)

また、ARUHI フラットαなら物件価格の10割融資が可能なので、頭金なしで住宅ローンを組むことも可能です。

ARUHI
変動金利年0.800%(ARUHIスーパー40 変動金利・半年型)
※変動金利商品は、店舗のみでのお取り扱い(webからのお申込み不可)
固定金利当初10年固定:年1.494%
当初20年固定:年1.994%
全期間35年固定:年2.494%

(ARUHI 住宅ローン(MG保証)ユアセレクト)
フラット35年1.860%(ARUHIフラット35)
融資手数料:借入金額×2.20%
事務手数料借入金額×2.2%
繰り上げ返済手数料一部繰り上げ返済 :無料(インターネットの場合)
全額繰り上げ返済:55,000円
団体信用生命保/同時に付保できる特約がん50%保障(+0.05%)・がん100%保障(+0.15%)・生活習慣病団信(+0.25%)・ワイド団信(+0.3%)
2024年12月2日時点。手数料はすべて税込価格です。適用金利は申込内容や審査結果等によって変わる場合があります。

auじぶん銀行

auじぶん銀行の審査の特徴
  • 前年度年収200万円以上の方なら申込が可能
  • 通常よりも加入条件がゆるいワイド団信があり、健康に不安がある方でも利用できる可能性がある
おすすめポイント
  • 変動金利・固定金利ともにネット銀行ならではの低金利が魅力
  • 携帯電話、電気、インターネット、TVのプラン組み合わせで最大年0.15%の金利優遇あり

auじぶん銀行の住宅ローンは、一定の要件(80%以下の借入れ/年齢が50歳以下/特約なしの一般団信を選択)を満たす場合、新規借入の変動金利が年0.344%変動金利(全期間引下げプラン)新規借入れ)(2024年12月時点)になります。

さらに、KDDIグループの携帯電話・電気・インターネット・TVを一緒に利用すると最大年0.15%の金利優遇※1を受けられ、金利が年0.194%(2024年12月時点)まで引き下げられます。

年齢が50歳超の方やワイド団信・がん団信等への加入を希望する場合は、通常の変動金利プラン(年0.434%(全期間引下げプラン 新規借入れ 物件価格の80%以下でお借入れの場合)(2024年12月時点)※2)を選択しましょう。

※1:J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割、コミュファ光優遇割は適用条件充足後、3か月後から適用開始。
※2:団体信用生命保険/同時加入できる保険一般団信(上乗せ金利なし)・ワイド団信(健康上の理由で通用の団信に加入できなかった方が対象。+年0.3%)・がん50%保障団信(上乗せ金利なし)・がん100%保障団信(+年0.05%)・がん100%保障団信プレミアム(+年0.15%)(がん50%保障団信、がん100%保障団信、がん100%保障団信プレミアムは、加入時満50歳までの方が利用可能)

auじぶん銀行
変動金利年0.344%(変動金利(全期間引下げプラン)新規借入れ)
審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。
固定金利固定10年:年1.260%
固定20年:年1.840%
固定35年:年2.395%

(固定金利(当初期間引下げプラン)新規借入れ)
審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5年、10年に限定されます
フラット35取扱いなし
事務手数料借入金額×2.20%
繰り上げ返済手数料一部繰り上げ返済:無料
全額繰り上げ返済:変動金利適用中は無料/固定金利適用中は33,000円
団体信用生命保険/同時加入できる保険一般団信(上乗せ金利なし)
2024年12月2日時点。手数料はすべて税込価格です。適用金利は申込内容や審査結果等によって変わる場合があります。
※「物件価格の80%以下の借入れ」「借入時の年齢が50歳以下」「特約なしの一般団信を選択」の場合の適用金利

イオン銀行

イオン銀行の審査の特徴
  • 団信はニーズに合わせて5種類から選択でき、ワイド団信なら健康に不安がある方でも年0.3%の金利上乗せで加入できる可能性がある
  • 勤続年数・年収の制限があり、審査を受けるには勤続年数6か月以上(給与所得者の場合)、前年度年収100万円以上が必要
おすすめポイント
  • 物件価格の8割超の借入でも変動金利が低金利
  • 金利上乗せなしで全疾病団信に加入できる
  • イオングループでの買い物が毎日5%OFFになる特典あり(セレクトクラブカードのクレジット払いの場合)

イオン銀行の住宅ローンは、物件価格の8割超の借入でも年0.580%(2024年12月時点)の変動金利が適用されます。自己資金2割以下で住宅購入を考えている方にとっては、魅力的な金利といえるでしょう。

また、イオン銀行の住宅ローンの団信には、金利上乗せなしで全疾病保障が付帯されています。死亡・高度障害状態になったときのローン完済はもちろん、ケガや病気で15日超の就業不能状態となった場合にも、回復まで毎月のローン返済額を保障してもらえるので安心です。

さらにイオングループでの買い物が毎日5%OFFになる特典もあるので、よくイオングループ店舗で買い物する方は、イオン銀行の住宅ローンを検討してみてはいかがでしょうか。

イオン銀行
変動金利年0.580%(手数料定率型・新規お借入れ限定・物件価格の80%超お借入れの場合)
固定金利固定3年:年0.930%
固定5年:年1.010%
固定10年:年1.300%

(手数料定率型・当初固定金利プラン)
フラット35年1.860%(Aタイプ)
融資手数料:借入金額×1.87%
事務手数料定額型:110,000円
定率型:借入金額×2.2%
(最低取扱手数料220,000円)
繰り上げ返済手数料一部繰り上げ返済 :無料
全額繰り上げ返済: 55,000円
団体信用生命保険/同時加入できる保険全疾病団信(金利上乗せなし)・がん保障付団信(+0.1%)・8大疾病保障団信(+0.3%)・ワイド団信(+0.3%)
2024年12月2日時点。手数料はすべて税込価格です。適用金利は申込内容や審査結果等によって変わる場合があります。

ソニー銀行

ソニー銀行の審査の特徴
  • 完済時年齢が満85歳(ワイド団信の場合は満81歳未満)なので、ほかの金融機関よりも借入期間を長く取れる可能性がある
  • 年0.2%の金利上乗せで通常より加入条件がゆるいワイド団信の選択が可能
  • 勤続年数の制限はないが、前年度年収400万円以上でなければ申込できない
おすすめポイント
  • 保証料、団信保険料、印紙代(電子契約の場合)が無料
  • 繰り上げ返済は一部返済も全額返済も無料
  • 上乗せ金利なしでがん保障付きの団信に加入できる

ソニー銀行の住宅ローンは、ニーズに応じて3つのプランを選択できます。変動金利の引下幅が大きい「変動セレクト住宅ローン」、固定金利の当初引下幅が大きい「固定セレクト住宅ローン」、引下幅が一定の「住宅ローン」から、メリットが大きいプランを選びましょう。

金利を安くしたい方には、新規・借り換えともに年0.647%(2024年12月時点)という魅力的な金利で利用できる、変動セレクト住宅ローンの変動金利がおすすめです。

また、保証料・団信保険料・電子契約の印紙代が無料で契約にかかるコストを抑えられるほか、繰り上げ返済は一部返済も全額返済も無料でできます。

さらに、ソニー銀行の住宅ローンは、がん診断時に住宅ローンの残債50%を保障するがん団信50に上乗せ金利なしで加入できます。金利を安く抑えながら団体信用生命保険の保障を手厚くしたい方も、ぜひ検討してみてください。

ソニー銀行
変動金利年0.647%(変動セレクト住宅ローン)
固定金利固定10年:年1.498%(固定セレクト住宅ローン)
固定20年:年2.070%(固定セレクト住宅ローン)
固定35年:年2.689%(住宅ローン)
フラット35取扱なし
事務手数料住宅ローン:一律44,000円
変動セレクト住宅ローン・固定セレクト住宅ローン:借入金額×2.2%
繰り上げ返済手数料一部繰り上げ返済 :無料
全額繰り上げ返済: 無料
団体信用生命保険/同時加入できる保険がん団信50(上乗せ金利なし)・がん団信100(+0.1%)
2024年12月2日時点。手数料はすべて税込価格です。適用金利は申込内容や審査結果等によって変わる場合があります。

審査が甘い住宅ローンでも落ちる要因とは

申込条件や審査基準が比較的ゆるく、審査が甘いとされる住宅ローンでも、審査に落ちてしまう可能性はあります。その主な要因は以下のとおりです。

住宅ローンに落ちる主な要因

  • 提出書類に不備がある
  • ほかの金融機関で多額の借入をしている
  • クレジットカードやローンの支払いを延滞した
  • 物件の担保価値が低い

提出書類の不備は住宅ローン審査に落ちる要因となるため、正確な記載を心がけましょう。事前審査と本審査で内容の違う書類を提出した場合、本審査で落ちてしまう可能性があります

住宅ローンの審査では返済負担率を重視する金融機関は多いため、ほかの金融機関で多額の借入をしている場合は要注意です。目安として返済負担率が35%を超えると、住宅ローンの審査に落ちる可能性が高くなるといわれています。

そのほか、信用情報にローン等の延滞記録が残っている場合や、借入対象となる物件の担保価値が低い場合は融資のリスクが高いとみなされ、審査に落ちてしまうかもしれません。

審査が甘い住宅ローンに落ちたときの対策

申込条件や審査基準が比較的ゆるく、審査が甘いとされる住宅ローンに申し込んだけど審査に落ちてしまったときは、以下の対策をお試しください。

自己資金を増やす等で借入希望額を下げる

最近は自己資金なしでフルローン可能な住宅ローンも増えていますが、やはり物件価格の10~20%程度の自己資金を用意したほうが申込可能な銀行は増えます。

また自己資金を増やすと、借入額が抑えられて返済負担率が下がるため、審査の通過率を上げられるでしょう。

一定以上の自己資金を用意すれば、銀行によってはより低金利なプランを利用できることもあるため、資金に余裕がある場合はぜひ検討してみてください。

他のローンを返済する

一般的には、返済負担率が25~35%を超えると、住宅ローン審査に通らない可能性が出てくるといわれています。そのため、住宅ローン以外のローン残債がある場合は、再審査の申込前に返済を進め、返済負担率を下げるのも有効です。

住宅ローンは他のローンよりも低金利なので、住宅ローンの希望借入額を減額して申し込むよりも、他のローンを返済して返済負担率を下げるほうが、利息負担が少なく済みます

ペアローンや収入合算を検討する

夫婦共働きであれば、「ペアローン」や「収入合算」を利用すると住宅ローンの借入額を増やせます。

ペアローンとは、夫と妻それぞれが同じ物件に対してローンを組む方法です。審査は各自の収入に基づいて行われ、お互いが相手の連帯保証人になります。

一方、収入合算とは、夫婦の収入を合算した金額に基づいて住宅ローン審査を行う方法です。住宅ローンの契約者は1人で、収入合算者は連帯保証人となります。

単独での借入で住宅ローン審査に通らなかったときでも、2人分の与信を使えば審査通過できるかもしれません。

ライフプランニングをして適正な購入金額を確認する

住宅ローンの審査に通らなかった場合は、返済に無理のある金額の借入を希望している可能性があります。

住宅ローンの再申込や物件の再検討を行う前に、ライフプランニングをして適正な住宅購入額を確認してみてはいかがでしょうか。適正な住宅購入額を踏まえ、改めて予算に合う物件を選び直せば、次は住宅ローン審査を通過できるかもしれません。

ライフプランニングはFPなどのお金の専門家に相談すれば作成してもらえます。当サイトの「オカネコ」を利用すれば、事前に入力した収入・年齡・家族構成、悩みなどの情報をもとに、住宅ローンやライフプランニングの専門家からコメントを受け取ることが可能です。

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「モゲチェック」は各銀行の審査に通る確率を教えてくれる

無料の住宅ローン比較サービス「モゲチェック」では、住宅ローン利用者が「どの銀行に、どのくらいの確率で審査に通るか」をAIが判定するサービスを提供しています。

住宅ローン審査に通らなかった方も、モゲチェックで審査に通る確率の高い銀行を調べて申込めば、融資を受けられるかもしれません。

モゲチェックでは融資承認率を上げるためのアドバイスももらえるので、住宅ローン審査に不安のある方は活用するのがおすすめです。

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まとめ

住宅ローンの審査が不安な方は、各金融機関の住宅ローンの申込条件・審査基準をよく確認し、自分が条件を満たすことを確認してから申込みましょう。

勤続年数が短い、年収が低いなど、住宅ローンの審査上不利な属性の方は、ネット銀行やフラット35など比較的申込条件がゆるい住宅ローンを検討するのがおすすめです。

どの住宅ローンが良いか迷う場合は、無料の住宅ローン比較サービス「モゲチェック」を活用しましょう。モゲチェックを使えば、住宅ローン審査に通る確率の高い金融機関を事前に調べられるので、審査に落ちる可能性を抑えられます。

借入できそうな住宅ローンが見つかったら、提出書類の不備や返済負担率、ローン等の延滞に注意しながら事前審査を受けましょう。

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オカネコマガジン編集部

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