年収600万円の住宅ローンはいくらまで借入可能?無理なく返せる額や注意点とは

住宅ローンの借入可能額は金融機関で借りられる最高額であり、無理なく返せる額とは違います。住宅ローンの返済は長期にわたるので、ライフプランニングで将来の予測をしたうえで、適正な額を借り入れることが大切です。

本記事では年収600万円の適正な住宅ローン借入額や、住宅ローン借入額を考える際の注意点や無理のない返済のためのポイントをお伝えします。

年収600万円で住宅購入を検討中の方、無理なく返せる住宅ローン借入額を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

このコンテンツの3行まとめ
  • 住宅ローン借入額は、年収倍率6倍以下または返済負担率25%以下が、無理なく返せる目安と言える
  • 年収600万円の場合、年収倍率6倍で考えると約3,600万円返済負担率25%で考えると適用金利によって異なるが4,000万円程度が借入額の目安になる
  • 実際の適正な借入額は、利用する住宅ローンや購入する住宅、今後のライフイベントなどにより変わるため、借入時にかかる各種手数料や今後発生する住宅のリフォーム・メンテナンス費用他のライフイベントにかかる費用なども考慮して試算することが大切

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目次

年収600万円で無理なく返せる住宅ローン借入額の目安

住宅ローンで金融機関から借入できる最高額を「借入可能額(借入限度額)」といいます。一般的に、住宅ローンの借入可能額の目安は年収の5~7倍とされています。

無理なく返せる住宅ローン借入額の目安として、年収倍率6倍以下または返済負担率25%以下に抑えれば、余裕を持って返済できると言えるでしょう。

年収600万円の場合の、住宅ローンの借入額の目安と計算方法を見ていきます。

年収の6倍で借入した場合のシミュレーション

住宅ローンの借入可能額は年収の5~7倍が目安といわれています。

住宅金融支援機構の2023年度調査(※)によれば、フラット35利用者の年収倍率(所要資金を世帯年収で除した数値)は以下のとおりです。

年収倍率

  • 土地付注文住宅:7.6倍
  • マンション:7.2倍
  • 注文住宅:7倍
  • 建売住宅:6.6倍
  • 中古マンション:5.6倍
  • 中古戸建:5.3倍

以上を踏まえ、年収600万円の人の住宅ローン借入可能額を年収倍率7倍と仮定すると、約4,200万円が目安となります。

これに対し、無理なく返せる住宅ローン借入額を出すには、もう少し低めの年収倍率で計算すべきでしょう。無理なく返せる住宅ローン借入額を年収倍率6倍と仮定すると、約3,600万円が目安となります。

【年収倍率別】年収600万円の人の総返済額シミュレーション
借入額金利年1.0%の総返済額金利年2.0%の総返済額
年収倍率7倍約4,200万円約4,979万円(約119,000円/月)約5,843万円(約139,000円/月)
年収倍率6倍約3,600万円約4,268万円(約102,000円/月)約5,009万円(約119,000円/月)
年収倍率5倍約3,000万円約3,557万円(約85,000円/月)約4,174万円(約99,000円/月)
モゲチェックのシミュレーターにて試算全期間固定返済期間35年、ボーナス返済なしの場合)

例えば年2.0%の全期間固定金利、借入期間35年で3,600万円を借り入れる場合、総返済額は5,009万円、毎月返済額は約119,000円です。

2023年度フラット35利用者調査|住宅金融支援機構 P12

返済負担率25%で借入した場合のシミュレーション

返済負担率とは、住宅ローンの年間返済額が年収のどのくらいを占めるのかの割合のことです。一般的に、無理なく返済できる返済負担率は25%以下といわれています。

年収600万円の場合、住宅ローンの年間返済額が150万円(借入期間が35年なら総返済額は5,250万円)だと返済負担率が25%になります。

【返済負担率別】年収600万円の人の借入額シミュレーション
返済期間35年の場合の総返済額金利年1.0%の借入額金利年2.0%の借入額
返済負担率25%5,250万円(125,000円/月)4,420万円3,770万円
返済負担率20%4,200万円(100,000円/月)3,540万円3,010万円
りそな銀行 住宅ローン シミュレーション(新規)にて試算(返済期間35年、ボーナス返済なしの場合)

返済負担率25%で計算すると、金利によって借入額は異なりますが、金利が年1.0%であれば4,420万円、年2.0%であれば3,770万円が無理なく返済できる借入額の目安です。

ただし、返済負担率は住宅ローンだけでなく、車のローン等も含めた総返済額で考える必要があります。他に返済中のローンがあれば、それらも踏まえて住宅ローンの借入額を計算しましょう。

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※2024年6月24日当社データベースより概算(オカネコサービスすべての実績総数)

住宅ローンの借入額を考える際に注意したいこと

先述の年収600万円で無理なく返せる住宅ローン借入額は、あくまでも目安にすぎません。実際の適正な借入額は、利用する住宅ローンや購入する住宅、今後のライフイベントなどにより変わってきます。

そのため、住宅ローンの借入額を考える際は以下に注意し、自分の適正な借入額を見極めましょう。

借入時に手数料がかかる

住宅ローンの借入時には、主に以下の手数料がかかります。

住宅ローン借入時に必要な主な手数料

  • 事務手数料
  • 保証料
  • 印紙代
  • 登記関連費用 など

住宅ローンの事務手数料は「定額型」「定率型」の2種類があり、相場は定額型が数万円から30万円程度、定率型は借入金額の2.2%です。

定率型の場合、借入額が大きいほど事務手数料も高くなります。例えば、借入額4,000万円のときの定率型事務手数料の相場は88万円です。

一般的に、住宅ローンの事務手数料は融資実行時に一括で支払います。そのため住宅ローンの借入額は、事務手数料がいくらかかるのかも考慮して決めることが大切です。

団信の上乗せ金利がかかる場合がある

住宅ローンを利用する際は、基本的に団体信用生命保険(団信)への加入が必要となります。なかには団信加入が任意の住宅ローンもありますが、団信未加入者は万一の際に住宅ローン残高がゼロになる保障を受けられないため注意しましょう。

団信の保険料は、死亡・高度障害状態時のみを保障する「一般団信」であれば金融機関が全額負担してくれます。しかし、ガン保障や三大疾病保障などのオプションを付けると、年0.1~0.3%程度の上乗せ金利の負担が発生する場合が多いです。

団信の保障を充実させるなら、団信の上乗せ金利を含めた住宅ローンの返済額をシミュレーションしたうえで借入額を決めましょう。

住宅のリフォーム・メンテナンス費用がかかる

住宅は購入したら終わりではなく、適切なタイミングでのリフォーム・メンテナンスが必要です。

リフォーム費用の相場は以下の通りです。

リフォーム費用の相場(400F調べ)
リフォーム内容戸建てマンション
キッチン50~150万円50~150万円
浴室60~120万円60~120万円
トイレ15~40万円15~40万円
床材張替え10~100万円10~100万円
クロス張替え10~50万円10~30万円
外壁塗装80~150万円(※)
全面リフォーム1,000万円~600万円~
※外壁は共用部分

リフォーム・メンテナンスはマンションより戸建てのほうが高い傾向ですが、マンションの場合は毎月の修繕積立金の支払いもあります。

毎月の住宅ローン返済額とは別に、こうした住宅のリフォーム・メンテナンス費用も蓄えられるよう、無理のない返済計画を立てることが大切です。

他のライフイベントにかかる費用を試算する

住宅ローンの返済は長期にわたるため、新しい家族の誕生やお子さんの進学、車の買替、旅行など、これから先のライフイベントを考慮したシミュレーションが必要です。

まずはライフプランニングを行い、住宅購入費以外のライフイベントにかかる費用を試算しましょう。さらに、お金がかかる時期や資産の推移も予測したうえで、無理なく返済できる住宅ローン借入額を算出してください。

ライフプランニングはFPなどのお金の専門家に相談すれば作成してもらえます。当サイトの「オカネコ」を利用すれば、事前に入力した収入・年齡・家族構成、悩みなどの情報をもとに、住宅ローンやライフプランニングの専門家からコメントを受け取ることが可能です。

オカネコの診断やチャット相談は何度でも無料で利用できるので、ぜひ活用してみてください。

無理なく住宅ローンを返済するためのポイント

無理なく住宅ローンを返済するには、借入額だけでなく住宅購入の時期や公的制度の利用、住宅ローンの選び方も大切です。マイホームを買うなら、以下のポイントを押さえて住宅ローンを組みましょう。

頭金が貯まるのを待つより早期にローンを組む方がお得な場合がある

住宅購入時の頭金(自己資金)の目安は、物件価格の1~2割程度といわれています。「オカネコ マイホームに関する意識調査」で全国のオカネコユーザーに住宅購入時の頭金の割合を聞いたところ、16.8%が「自己資金はない」、16.6%が「自己資金1割未満」と回答しました。

頭金の割合

頭金を用意することで、月々の返済額を抑えられる、住宅ローンによっては金利が安くなるなどのメリットがあります。

ただ、現時点で頭金にまわせる資産がない場合は、フルローンを利用するのも1つの方法です。なぜなら早期に住宅ローンを組み、資金ができたタイミングで繰り上げ返済をすれば、頭金が貯まるのを待つよりお得になる可能性があるためです。また、早くにローンを組めば借入期間を長くできるので、月々の返済負担も軽減できます

頭金が貯まるのを待てば、その間に希望の物件が完売したり、市況により物件価格が上がったりするかもしれません。状況を見て、早期に住宅ローンを組む方法も検討するとよいでしょう。

自治体の制度を活用する

自治体によっては、住宅購入費用に充てられる補助金や助成金、金利引き下げの制度を活用できる場合があります。

購入する住宅を決める前に、活用できそうな自治体の制度がないかをぜひ確認しておきましょう。

制度を利用するには、省エネ設備の有無や住宅の性能、地域産材の使用などの要件を満たす必要があります。必ず各自治体のサイトで制度の詳細を確認してください。

金利の低い変動金利の住宅ローンを選ぶ

住宅ローンの金利タイプは、大きく分けて変動金利型・固定金利型の2種類があります。

変動金利型は市場金利に応じて定期的に金利が変動するタイプで、固定金利型は決められた期間の金利が変動しないタイプです。

2024年11月現在、全期間固定金利の金利は年1.5~3%程度であるのに対し、変動金利の住宅ローンは年0.3%台の商品もあります。変動金利の住宅ローンは金利上昇リスクがあるものの、固定金利に比べるとかなり低金利です。

無理なく住宅ローンを返済するために利息を抑えたいなら、金利の低い変動金利タイプの住宅ローンを選びましょう。

金利が低いおすすめの住宅ローン10選

金利の低い住宅ローン10選を、金利タイプ別にランキングで紹介します。

\ 2024年12月最新! /
変動金利が低い住宅ローンランキング
(新規借入)

🥇1位 : auじぶん銀行
変動金利年0.344%(変動金利(全期間引下げプラン)新規借入れ)
※「物件価格の80%以下の借入れ」「借入時の年齢が50歳以下」「特約なしの一般団信を選択」の場合の適用金利
※審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。

🥈2位 : 三菱UFJ銀行
変動金利年0.345%(ずーっと一律優遇コース)

🥉3位 : みずほ銀行
変動金利年0.375%(変動金利 ローン取扱手数料型)

2024年12月2日時点。適用金利・融資手数料は申込内容や審査結果等によって変わる場合があります。

以下より、各住宅ローンの金利・手数料・団信等について詳しく紹介するので、住宅ローン選びの参考にしてください。

auじぶん銀行

おすすめポイント
  • 変動金利・固定金利ともにネット銀行ならではの低金利が魅力
  • 携帯電話、電気、インターネット、TVのプラン組み合わせで最大年0.15%の金利優遇あり

auじぶん銀行の住宅ローンは、一定の要件(80%以下の借入れ/年齢が50歳以下/特約なしの一般団信を選択)を満たす場合、新規借入の変動金利が年0.344%変動金利(全期間引下げプラン)新規借入れ)(2024年12月時点)になります。

さらに、KDDIグループの携帯電話・電気・インターネット・TVを一緒に利用すると最大年0.15%の金利優遇※1を受けられ、金利が年0.194%(2024年12月時点)まで引き下げられます。

年齢が50歳超の方やワイド団信・がん団信等への加入を希望する場合は、通常の変動金利プラン(年0.434%(全期間引下げプラン 新規借入れ 物件価格の80%以下でお借入れの場合)(2024年12月時点)※2)を選択しましょう。

※1:J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割、コミュファ光優遇割は適用条件充足後、3か月後から適用開始。
※2:団体信用生命保険/同時加入できる保険一般団信(上乗せ金利なし)・ワイド団信(健康上の理由で通用の団信に加入できなかった方が対象。+年0.3%)・がん50%保障団信(上乗せ金利なし)・がん100%保障団信(+年0.05%)・がん100%保障団信プレミアム(+年0.15%)(がん50%保障団信、がん100%保障団信、がん100%保障団信プレミアムは、加入時満50歳までの方が利用可能)

auじぶん銀行
変動金利年0.344%(変動金利(全期間引下げプラン)新規借入れ)
審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。
固定金利固定10年:年1.260%
固定20年:年1.840%
固定35年:年2.395%

(固定金利(当初期間引下げプラン)新規借入れ)
審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5年、10年に限定されます
フラット35取扱いなし
事務手数料借入金額×2.20%
繰り上げ返済手数料一部繰り上げ返済:無料
全額繰り上げ返済:変動金利適用中は無料/固定金利適用中は33,000円
団体信用生命保険/同時加入できる保険一般団信(上乗せ金利なし)
2024年12月2日時点。手数料はすべて税込価格です。適用金利は申込内容や審査結果等によって変わる場合があります。
※「物件価格の80%以下の借入れ」「借入時の年齢が50歳以下」「特約なしの一般団信を選択」の場合の適用金利

住信SBIネット銀行

おすすめポイント
  • 変動金利、固定金利ともに低金利
  • 50歳以下なら上乗せ金利なしで3大疾病50%保障&全疾病保障ありの「スゴ団信」に加入できる

住信SBIネット銀行の住宅ローンは、借入当初の金利を重点的に引き下げる「当初引下げプラン」と、全期間を通して金利を一律で引き下げる「通期引下げプラン」があります。WEB申込コースを選べば、対面相談コースよりも低金利での借入が可能です。

また、上乗せ金利なしで加入できる手厚い保障の「スゴ団信」には全疾病保障が基本付帯されているため、すべてのケガや病気に対する備えを持てます。さらに50歳以下なら、3大疾病(がん・脳卒中・心筋梗塞)で所定の状態になった場合に住宅ローン残債の50%を保障する、3大疾病50%保障も基本付帯となります。

金利上乗せなしで手厚い保障が欲しい方におすすめです。

住信SBIネット銀行
変動金利年0.448%(WEB申込コース・通期引下げプラン・物件価格の80%以下借入の場合)
固定金利固定10年:年1.413%
固定20年:年1.823%
固定35年:年1.883%

(WEB申込コース・当初引下げプラン)
フラット35年1.860%(機構買取型)
融資手数料:借入金額×2.20%
事務手数料借入金額×2.2%
繰り上げ返済手数料一部繰り上げ返済 :無料
全額繰り上げ返済: 変動金利期間中は無料/固定金利特約期間中は33,000円
団体信用生命保険/同時に付与できる特約▼実行時に50歳以下の方
3大疾病50%保障・全疾病保障(金利上乗せなし)・3大疾病100%保障(40歳未満+0.2%/40歳以上+0.4%)
▼実行時に50歳超の方
全疾病保障(金利上乗せなし)・3大疾病50%保障(+0.25%)・3大疾病100%保障(+0.4%)
2024年12月2日時点。手数料はすべて税込価格です。適用金利は申込内容や審査結果等によって変わる場合があります。

イオン銀行

おすすめポイント
  • 物件価格の8割超の借入でも変動金利が低金利
  • 金利上乗せなしで全疾病団信に加入できる
  • イオングループでの買い物が毎日5%OFFになる特典あり(セレクトクラブカードのクレジット払いの場合)

イオン銀行の住宅ローンは、物件価格の8割超の借入でも年0.580%(2024年12月時点)の変動金利が適用されます。自己資金2割以下で住宅購入を考えている方にとっては、魅力的な金利といえるでしょう。

また、イオン銀行の住宅ローンの団信には、金利上乗せなしで全疾病保障が付帯されています。死亡・高度障害状態になったときのローン完済はもちろん、ケガや病気で15日超の就業不能状態となった場合にも、回復まで毎月のローン返済額を保障してもらえるので安心です。

さらにイオングループでの買い物が毎日5%OFFになる特典もあるので、よくイオングループ店舗で買い物する方は、イオン銀行の住宅ローンを検討してみてはいかがでしょうか。

イオン銀行
変動金利年0.580%(手数料定率型・新規お借入れ限定・物件価格の80%超お借入れの場合)
固定金利固定3年:年0.930%
固定5年:年1.010%
固定10年:年1.300%

(手数料定率型・当初固定金利プラン)
フラット35年1.860%(Aタイプ)
融資手数料:借入金額×1.87%
事務手数料定額型:110,000円
定率型:借入金額×2.2%
(最低取扱手数料220,000円)
繰り上げ返済手数料一部繰り上げ返済 :無料
全額繰り上げ返済: 55,000円
団体信用生命保険/同時加入できる保険全疾病団信(金利上乗せなし)・がん保障付団信(+0.1%)・8大疾病保障団信(+0.3%)・ワイド団信(+0.3%)
2024年12月2日時点。手数料はすべて税込価格です。適用金利は申込内容や審査結果等によって変わる場合があります。

ソニー銀行

おすすめポイント
  • 保証料、団信保険料、印紙代(電子契約の場合)が無料
  • 繰り上げ返済は一部返済も全額返済も無料
  • 上乗せ金利なしでがん保障付きの団信に加入できる

ソニー銀行の住宅ローンは、ニーズに応じて3つのプランを選択できます。変動金利の引下幅が大きい「変動セレクト住宅ローン」、固定金利の当初引下幅が大きい「固定セレクト住宅ローン」、引下幅が一定の「住宅ローン」から、メリットが大きいプランを選びましょう。

金利を安くしたい方には、新規・借り換えともに年0.647%(2024年12月時点)という魅力的な金利で利用できる、変動セレクト住宅ローンの変動金利がおすすめです。

また、保証料・団信保険料・電子契約の印紙代が無料で契約にかかるコストを抑えられるほか、繰り上げ返済は一部返済も全額返済も無料でできます。

さらに、ソニー銀行の住宅ローンは、がん診断時に住宅ローンの残債50%を保障するがん団信50に上乗せ金利なしで加入できます。金利を安く抑えながら団体信用生命保険の保障を手厚くしたい方も、ぜひ検討してみてください。

ソニー銀行
変動金利年0.647%(変動セレクト住宅ローン)
固定金利固定10年:年1.498%(固定セレクト住宅ローン)
固定20年:年2.070%(固定セレクト住宅ローン)
固定35年:年2.689%(住宅ローン)
フラット35取扱なし
事務手数料住宅ローン:一律44,000円
変動セレクト住宅ローン・固定セレクト住宅ローン:借入金額×2.2%
繰り上げ返済手数料一部繰り上げ返済 :無料
全額繰り上げ返済: 無料
団体信用生命保険/同時加入できる保険がん団信50(上乗せ金利なし)・がん団信100(+0.1%)
2024年12月2日時点。手数料はすべて税込価格です。適用金利は申込内容や審査結果等によって変わる場合があります。

SBI新生銀行

おすすめポイント
  • 当初固定金利が低金利
  • 保証料、印紙代(電子契約の場合)、ATM出金手数料、一部繰り上げ返済手数料、団信保険料(一般団信・安心保障付団信)が無料
  • 金利上乗せ0.1%でガン団信に加入できる

SBI新生銀行の住宅ローンは、保証料や一部繰り上げ手数料、団信保険料などの諸費用が無料です。電子契約の場合は印紙代も無料となるため、住宅ローン契約にかかる費用を最小限に抑えられます。

特に、保証料が無料なのはメリットが大きいです。住宅ローンによっては2%程度の保証料がかかる場合もあるので、大きなコストダウンとなるでしょう。

SBI新生銀行
変動金利年0.430%(半年型・手数料定率型)
固定金利固定10年:年1.000%(当初固定金利 手数料定率型)
固定20年:年1.500%(当初固定金利 手数料定率型)
固定35年:年1.700%(長期固定金利(全期間固定)手数料定率型)
フラット35取扱なし
事務手数料借入金額×2.2%
繰り上げ返済手数料一部繰り上げ返済 :無料
全額繰り上げ返済: 原則無料
団体信用生命保険/同時加入できる保険安心保障付団信(金利上乗せなし)・ガン団信(+0.1%)
2024年12月2日時点。手数料はすべて税込価格です。適用金利は申込内容や審査結果等によって変わる場合があります。

PayPay銀行

おすすめポイント
  • 変動金利タイプが低金利
  • 保証料・印紙税がかからない
  • 団信が手厚く、満51歳未満の方なら金利上乗せなしで全疾病・自然災害・失業に備えられる

PayPay銀行の住宅ローンは、変動金利タイプの金利が他行と比べても低いのが魅力です。通常時、自己資金1割未満でも年0.530%、自己資金1割以上なら年0.465%の金利が適用されます。(2024年12月時点)保証料や印紙税もかからないため、住宅ローンのトータルコストを低く抑えることが可能です。

また、PayPay銀行の住宅ローンの団信は、保障が手厚いのも特徴。満51歳未満の方なら金利上乗せなしで、「死亡保障」「がん保障(がん保障特約は50%保障)」「入院時の全疾病保障」「非自発的失業保障」「自然災害保障」に備えられます。

さらに、夫婦のどちらかが死亡やがんなどの保険金支払い事由が発生すると、その人だけでなく夫婦両方の住宅ローン残高が団信で保障される、ペアローン契約者向けの団信もあります。(ペア連生団信)

※精神疾患など、一部保障の対象外となるものがあります。

PayPay銀行
変動金利年0.420%(全期間引下型・自己資金10%未満)※自己資金優遇10%以上の場合は年0.465%(新規借入時)※キャンペーン金利(事前審査申込期間:2024年12月2日~2025年2月28日/お借入れ~2025年3月31日まで)
固定金利10年:年1.270%
20年:年2.080%
35年:年2.270%

(当初期間引下型・自己資金10%未満)
フラット35取扱なし
事務手数料借入金額×2.2%
繰り上げ返済手数料一部繰り上げ返済 :無料(インターネットの場合)
全額繰り上げ返済: 33,000円
団体信用生命保険/同時加入できる保険がん50%保障団信(金利上乗せなし/満51歳未満)・がん100%保障団信(+0.1%/満51歳未満)・一般団信がん(金利上乗せなし/満65歳未満)
2024年12月2日時点。手数料はすべて税込価格です。適用金利は申込内容や審査結果等によって変わる場合があります。

楽天銀行

おすすめポイント
  • 事務手数料が一律330,000円
  • 保証料・繰り上げ返済手数料が無料
  • 上乗せ金利なしで団信にがん保障・全疾病保障特約が付いている

楽天銀行の住宅ローンの変動金利は年0.874%(2024年12月時点)と他行に比べてやや高い印象です。しかし、その代わりに融資事務手数料は定額型で一律33万円という低水準に設定されており、借入額が多い場合も安心です。

定額型は定率型よりも金利が高くなるデメリットがありますが、楽天銀行は変動金利は低水準なので、住宅ローンのトータルコストを抑えられるでしょう。

ほかにも、楽天銀行の住宅ローンには、保証料・繰り上げ返済手数料無料、金利上乗せなしの団信の保障が手厚いというメリットがあります。金利の安さ以外の部分も重視したい方は、ぜひ検討してみてください。

楽天銀行
変動金利年0.874%(変動金利・固定特約付き)
固定金利固定3年:年1.463%
固定5年:年1.548%
固定10年:年1.832%

(金利選択型・固定金利10年)
フラット35年1.860%(ハッピープログラム適用なし)
融資手数料:借入金額×1.1%(返済口座が楽天銀行の場合)
事務手数料一律330,000円
繰り上げ返済手数料一部繰り上げ返済:無料
全額繰り上げ返済:無料
団体信用生命保険/同時に付保できる特約がん保障特約・全疾病特約付(金利上乗せなし)・がん診断時100%保障(+0.2%)
2024年12月2日時点。手数料はすべて税込価格です。適用金利は申込内容や審査結果等によって変わる場合があります。

三井住友銀行

おすすめポイント
  • 変動金利型・固定金利特約型・超長期固定金利型から金利タイプを選べる
  • Oliveアカウント契約でVポイントの還元を受けられる

三井住友銀行の住宅ローンは、「変動金利型」「固定金利特約型」「超長期固定金利型」の3タイプから選べます。また、Oliveアカウントを契約すれば、Vポイントアッププログラムの住宅ローン特典として+1%の還元が適用されるのがメリットです。

さらに、一定期間の金利を固定する固定金利特約型は、借入当初の金利を重点的に引き下げる「最初にぐぐっと引き下げプラン」と、全期間を通して金利を一律で引き下げる「最後までずーっと引き下げプラン」から選択可能です。

借入当初の金利を安くしたい方は、変動金利型か固定金利特約型の最初にぐぐっと引き下げプランを選ぶとよいでしょう。安定した返済計画を立てたい方には、超長期固定金利型か固定金利特約型の最後までずーっと引き下げプランがおすすめです。

三井住友銀行
変動金利年0.625%(WEB申込専用住宅ローン・最後までずーっと引き下げプラン)
固定金利固定10年:年1.950%(WEB申込専用住宅ローン・最初にぐぐっと引き下げプラン)
固定20年:年2.400%(WEB申込専用住宅ローン・最初にぐぐっと引き下げプラン)
固定35年:年2.790%~年3.290%(WEB申込専用住宅ローン・超長期固定金利型プラン)
フラット35年3.570%(機構買取型)
融資手数料:33,000円
事務手数料借入金額×2.2%(WEB申込専用住宅ローンの場合)
繰り上げ返済手数料一部繰り上げ返済 :無料(SMBCダイレクトの場合)
全額繰り上げ返済: 5,500円(SMBCダイレクトの場合)
団体信用生命保険/同時に付保できる特約一般団信金利上乗せなし)・連生団信(クロスサポート)(+0.18%)・8大疾病保障付(+0.3%)・8大疾病保障付ライト(+0.1%)・日常のケガ・病気保障特約(+0.1%)
2024年12月2日時点。手数料はすべて税込価格です。適用金利は申込内容や審査結果等によって変わる場合があります。

みずほ銀行

おすすめポイント
  • 一部繰り上げ手数料・金利変更手数料が無料
  • 金利上乗せ型のプランは保証料・ローン取扱手数料が不要で初期費用を抑えられる
  • 土日祝日含め都合の良い時間帯に窓口相談できる

みずほ銀行の住宅ローンは、あらゆる住宅購入パターンに最適なプランが豊富です。

一般的な分割回数は土地・建物の2回程度ですが、みずほ銀行なら手付金や着工金など先行する支払いに回数制限なく利用できます。つなぎ融資とは違って分割による手数料は一切ありません。

また、お子さまの成長や退職金が入るタイミングで住み替えを検討している場合、短期の借入なら保証料が戻ってくるため、トータルコストが安くなるケースもあります。

そのほか、現居の売却が済んでいなくても、住宅ローンの契約が可能なのでお気に入りの物件を逃す心配も仮住まいをする必要もありません。

中古物件購入時に、リフォーム資金も含めて一本で借入が可能なプランもあるので、リフォームローンで高い金利を支払わなくて済みます。

ぜひ、あなたに合うプランがあるかチェックしてみてください。

みずほ銀行
変動金利年0.375%(ローン取扱手数料型)
固定金利固定10年:年1.500%(固定金利選択・ローン取扱手数料型)
固定20年:年2.200%(固定金利選択・ローン取扱手数料型)
固定35年:年1.980%(全期間固定金利・ローン取扱手数料型)
フラット35取扱なし
事務手数料ローン取扱手数料型:借入金額×2.2%
保証料を一部前払いする方式・金利上乗せ型:不要
繰り上げ返済手数料一部繰り上げ返済 :無料(みずほダイレクトの場合)
全額繰り上げ返済: 33,000円
団体信用生命保険/同時に付保できる特約8大疾病補償(保険料は毎月変動)・がん団信(+0.1%)・8大疾病補償プラスがんサポートプラン(保険料は毎月変動)
2024年12月2日時点。手数料はすべて税込価格です。適用金利は申込内容や審査結果等によって変わる場合があります。

三菱UFJ銀行

おすすめポイント
  • インターネット手続きで一部繰り上げ手数料・金利変更手数料が無料になる
  • 電子契約を利用すれば印紙代が無料になる
  • pontaポイントが毎月貯まる

三菱UFJ銀行の住宅ローンは、固定金利が他行と比べて低いため、固定金利タイプでの住宅ローン契約を考えている方におすすめです。

インターネットから手続きすれば一部繰り上げ返済手数料や金利変更手数料も無料になるので、借入後の費用も抑えられます。

また、住宅ローン借入中はpontaポイントが毎月50ポイント貯まるのも嬉しいポイントです。

三菱UFJ銀行
変動金利年0.345%(変動金利タイプ)
固定金利固定10年:年1.220%(固定金利タイプ・最初に大きな優遇コース)
固定20年:年2.140%(固定金利タイプ・最初に大きな優遇コース)
固定35年:年2.060%(全期間固定金利タイプ)
フラット35取扱いなし
事務手数料借入金額×2.2%
繰り上げ返済手数料一部繰り上げ返済 :無料(インターネットの場合)
全額繰り上げ返済: 16,500円(インターネットの場合)
団体信用生命保険/同時に付保できる特約ワイド団信(+0.3%)・7大疾病保障付(+0.3%)
2024年12月2日時点。手数料はすべて税込価格です。適用金利は申込内容や審査結果等によって変わる場合があります。

まとめ

年収600万円の場合、年収倍率6倍で考えると約3,600万円返済負担率25%で考えると適用金利によって異なりますが4,000万円程度が無理なく返済できる金額と言えます。

ただし、これはあくまでも目安であり、借入時の事務手数料や団信の上乗せ金利、住宅のリフォーム・メンテナンス費用、他のライフイベントにかかる費用の考慮も必要です。

自分の適正な住宅ローン借入額を知りたい方は、FPなどのお金の専門家に相談しましょう。ライフプランニングをしたうえで、適正な住宅ローン借入額を算出してもらえます。

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※2024年6月24日当社データベースより概算(オカネコサービスすべての実績総数)

オカネコマガジン編集部

オカネコマガジンは、お金の悩みを抱えるユーザーとお金の悩みを解決する専門家をマッチングするサービス「オカネコ」を運営する株式会社400F(フォーハンドレッド・エフ、本社:東京都中央区、代表取締役社長:中村 仁)が運営する、みんなのお金のことが分かるオウンドメディアです。

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