住宅ローンの借入額は、年収の5~6倍が理想とされています。ただし、家計状況や資産額、ライフイベントなどの条件によって、無理なく返せる住宅ローンの借入額は変わってきます。
そのため住宅ローンを利用する際は年収倍率だけでなく、返済負担率やライフプランシミュレーションも参考にしながら、無理なく返せる借入額を検討しましょう。
本記事では、無理なく返せる住宅ローン目安額のシミュレーション結果や、適正な住宅ローン借入額の確認方法や借入額を考えるうえでの注意点を解説します。
年収から適正な住宅ローン借入額の目安を算出したい方、無理なく返せる住宅ローンの借入額を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
- 年収倍率5~6倍が現実的な住宅ローン借入額の目安と考えられるが、家計状況にあわせた無理なく返せる借入額を確認するためには、「返済負担率(目安は25%以下)」や「ライフプランシミュレーション」も参考にする
- 住宅ローン借入額は、「金利上昇リスク」「完済時年齢」を考慮するほか、「借入時に必要な手数料」「団信の上乗せ金利」「住宅のリフォーム・メンテナンス費用」などの費用も含めて検討する
- 無理なく返せる住宅ローンを考える際のポイントとして、「早期にローンを組む」「自治体の制度を活用する」「金利の低い変動金利の住宅ローンを選ぶ」ことが挙げられる
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住宅ローン借入額は年収の5~6倍が目安
住宅ローン借入額は、年収の5~6倍を目安に考えるとよいでしょう。以下は国土交通省が調査した世帯主の住宅購入時データ(※)です。
※参照:令和4年度 住宅市場同行調査 報告書 38、42、44ページ|国土交通省 住宅局
上記の平均購入資金を住宅ローン借入額の目安と考えると、各住宅タイプの年収倍率は以下のとおりです。
各住宅タイプの購入資金の年収倍率
- 注文住宅:年収倍率6.4倍
- 分譲戸建住宅:年収倍率5.6倍
- 新築集合住宅:年収倍率5.5倍
- 中古戸建住宅:年収倍率4.4倍
- 中古集合住宅:年収倍率4.8倍
※小数点第2位を四捨五入
このことから、住宅タイプによって多少のばらつきはありますが、おおむね年収倍率5~6倍が現実的な住宅ローン借入額の目安だと考えられます。
以下に、年収の5倍および6倍で住宅ローンを借り入れた場合の毎月返済額・総返済額のシミュレーション結果一覧を記載するので参考にしてください。金利は変動金利の場合と固定金利の場合を想定し、年0.5%と年1.5%で計算しています。
年収の5倍で借り入れた場合のシミュレーション
【年収別】年収の5倍で借入した場合のシミュレーション | ||||
年収 | 借入額 | 金利/年 | 毎月の返済額 | 総返済額 |
300万円 | 1,500万円 | 0.5% | 3.9万円 | 1,636万円 |
1.5% | 4.6万円 | 1,929万円 | ||
400万円 | 2,000万円 | 0.5% | 5.2万円 | 2,181万円 |
1.5% | 6.1万円 | 2,572万円 | ||
500万円 | 2,500万円 | 0.5% | 6.5万円 | 2,726万円 |
1.5% | 7.7万円 | 3,215万円 | ||
600万円 | 3,000万円 | 0.5% | 7.8万円 | 3,271万円 |
1.5% | 9.2万円 | 3,859万円 | ||
700万円 | 3,500万円 | 0.5% | 9.1万円 | 3,817万円 |
1.5% | 10.7万円 | 4,502万円 | ||
800万円 | 4,000万円 | 0.5% | 10.4万円 | 4,362万円 |
1.5% | 12.2万円 | 5,145万円 | ||
900万円 | 4,500万円 | 0.5% | 11.7万円 | 4,907万円 |
1.5% | 13.8万円 | 5,788万円 | ||
1,000万円 | 5,000万円 | 0.5% | 13万円 | 5,452万円 |
1.5% | 15.3万円 | 6,431万円 |
年収の6倍で借り入れた場合のシミュレーション
【年収別】年収の5倍で借入した場合のシミュレーション | ||||
---|---|---|---|---|
年収 | 借入額 | 金利 | 毎月の返済額 | 総返済額 |
300万円 | 1,800万円 | 0.5% | 4.7万円 | 1,962万円 |
1.5% | 5.5万円 | 2,315万円 | ||
400万円 | 2,400万円 | 0.5% | 6.2万円 | 2,617万円 |
1.5% | 7.3万円 | 3,086万円 | ||
500万円 | 3,000万円 | 0.5% | 7.8万円 | 3,271万円 |
1.5% | 9.2万円 | 3,858万円 | ||
600万円 | 3,600万円 | 0.5% | 9.3万円 | 3,925万円 |
1.5% | 11万円 | 4,629万円 | ||
700万円 | 4,200万円 | 0.5% | 10.9万円 | 4,579万円 |
1.5% | 12.9万円 | 5,401万円 | ||
800万円 | 4,800万円 | 0.5% | 12.5万円 | 5,233万円 |
1.5% | 14.7万円 | 6,173万円 | ||
900万円 | 5,400万円 | 0.5% | 14万円 | 5,887万円 |
1.5% | 16.5万円 | 6,944万円 | ||
1,000万円 | 6,000万円 | 0.5% | 15.6万円 | 6,542万円 |
1.5% | 18.4万円 | 7,716万円 |
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無理なく返せる住宅ローン借入額を確認する方法
年収倍率5倍・6倍の毎月返済額を見ても、無理なく住宅ローンを返せるかイメージできない場合は、返済負担率やライフプランシミュレーションも参考にするのがおすすめです。
無理なく返せる住宅ローン借入額を確認する方法
車のローンや奨学金等を含めた「総返済負担率」で算出する
返済負担率とは、住宅ローンの年間返済額が年収のどのくらいを占めるのかの割合のことです。一般的に、無理なく返済できる返済負担率は25%以下といわれています。
車のローンや奨学金などの返済がある方は、それらも含めた総返済負担率で判断すると安心です。
以下に、年収別の総返済負担率25%となる年間返済額を記載します。すべてのローンの年間返済額の合計が以下の範囲内に収まっていれば、返済に困る可能性は低いでしょう。
年収別 総返済負担率25%となる年間返済額 | |||||
---|---|---|---|---|---|
年収 | 年間返済額 | (参考)年間返済額×住宅ローンの借入期間 | |||
35年 | 30年 | 25年 | 20年 | ||
300万円 | 75万円 | 2,625万円 | 2,250万円 | 1,875万円 | 1,500万円 |
400万円 | 100万円 | 3,500万円 | 3,000万円 | 2,500万円 | 2,000万円 |
500万円 | 125万円 | 4,375万円 | 3,750万円 | 3,125万円 | 2,500万円 |
600万円 | 150万円 | 5,250万円 | 4,500万円 | 3,750万円 | 3,000万円 |
700万円 | 175万円 | 6,125万円 | 5,250万円 | 4,375万円 | 3,500万円 |
800万円 | 200万円 | 7,000万円 | 6,000万円 | 5,000万円 | 4,000万円 |
900万円 | 225万円 | 7,875万円 | 6,750万円 | 5,625万円 | 4,500万円 |
1,000万円 | 250万円 | 8,750万円 | 7,500万円 | 6,250万円 | 5,000万円 |
ライフプランシミュレーションをする
住宅ローンの返済は長期にわたるため、新しい家族の誕生やお子さんの進学、車の買替、旅行など、途中で発生するライフイベントの費用を考慮して借入額を決めることが大切です。
無理なく返せる住宅ローン借入額を確認するには、ライフプランシミュレーションを行い、住宅購入費以外のライフイベントにかかる費用を試算しましょう。
ライフプランシミュレーションをすれば、今後お金がかかる時期や資産の推移も予測できます。そのため、適切な住宅ローン借入額がわかるだけでなく、お金がかかる時期や資産が減少するタイミングに向けて、早めの対策を立てることも可能です。
ライフプランニングはFPなどのお金の専門家に相談すれば作成してもらえます。当サイトの「オカネコ」を利用すれば、事前に入力した収入・年齡・家族構成、悩みなどの情報をもとに、住宅ローンやライフプランニングの専門家からコメントを受け取ることが可能です。
オカネコの診断やチャット相談は何度でも無料かつ、ライフプランニングも無料で行ってくれるので、ぜひ活用してみてください。
住宅ローンの借入額を考える際の注意点
年収倍率や返済負担率から算出した住宅ローン借入額は、あくまでも目安にすぎません。住宅ローンの借入額は、以下の注意点も踏まえて考える必要があります。
住宅ローンの借入額を考える際の注意点
借入限度額は金融機関によって異なる
住宅ローンの借入限度額は金融機関によって異なります。そのため、同じ条件で住宅ローンを申し込んでも、A銀行は承認(満額回答)、B銀行は減額承認、C銀行は非承認のように、審査結果が変わってくる可能性があります。
住宅ローンを申し込む際は、希望の借入額で審査通過できる可能性が高い金融機関を選ぶことが大切です。
無料の住宅ローン比較サービス「モゲチェック」では、住宅ローン利用者が「どの銀行に、どのくらいの確率で審査に通るか」をAIが判定するサービスを提供しています。
融資承認率を上げるためのアドバイスももらえるので、効率よく条件の良い住宅ローンが見つかるでしょう。
金利上昇リスクを考慮する
住宅ローンを組む際に必ず考慮したいのが、返済途中で市場金利が上昇する可能性です。
変動金利タイプの住宅ローンは市場金利に応じて適用金利が変動するため、市場金利が上昇すれば当初予定より返済額が増えてしまうリスクがあります。そのため、変動金利タイプの住宅ローンを組むなら、多少の金利上昇が起きても返済可能な借入額を設定しましょう。
金利上昇リスクが心配な場合は、変動金利タイプの住宅ローンよりも金利は高くなりますが、フラット35などの固定金利タイプの住宅ローンを検討するのも1つの方法です。
完済時の年齢を考慮する
完済時年齢が80歳未満までの住宅ローンもありますが、定年退職後は現役時代よりも収入が減り、年齢を重ねた分いままでどおりに働くのは難しくなる可能性があります。現在は余裕を持って返せる借入額でも、定年退職後は返済が苦しくなるかもしれません。
そのため、住宅ローンの借入期間は完済時の年齢を考慮して決める必要があります。無理なく返していくなら、住宅ローンはなるべく定年退職までに完済するのが理想です。
完済時の年齢が定年退職後になる場合は、毎月返済額が仕事を辞めても返せる額になっているか確認しましょう。
借入時に事務手数料がかかる
住宅ローンの借入時には、主に以下の手数料がかかります。
住宅ローン借入時に必要な主な手数料
- 事務手数料
- 保証料
- 印紙代
- 登記関連費用 など
住宅ローンの事務手数料は「定額型」「定率型」の2種類があり、相場は定額型が数万円から30万円程度、定率型は借入金額の2.2%です。
定率型の場合、借入額が大きいほど事務手数料も高くなります。例えば、借入額4,000万円のときの定率型事務手数料の相場は88万円です。
一般的に、住宅ローンの事務手数料は融資実行時に一括で支払います。そのため住宅ローンの借入額は、事務手数料がいくらかかるのかも考慮して決めることが大切です。
団信の上乗せ金利がかかる場合がある
住宅ローンを利用する際は、基本的に団体信用生命保険(団信)への加入が必要となります。なかには団信加入が任意の住宅ローンもありますが、団信未加入者は万一の際に住宅ローン残高がゼロになる保障を受けられないため注意しましょう。
団信の保険料は、死亡・高度障害状態時のみを保障する「一般団信」であれば金融機関が全額負担してくれます。しかし、ガン保障や三大疾病保障などのオプションを付けると、年0.1~0.3%程度の上乗せ金利の負担が発生する場合が多いです。
団信の保障を充実させるなら、団信の上乗せ金利を含めた住宅ローンの返済額をシミュレーションしたうえで借入額を決めましょう。
住宅のリフォーム・メンテナンス費用がかかる
住宅は購入したら終わりではなく、適切なタイミングでのリフォーム・メンテナンスが必要です。
リフォーム費用の相場は以下の通りです。
リフォーム費用の相場(400F調べ) | ||
---|---|---|
リフォーム内容 | 戸建て | マンション |
キッチン | 50~150万円 | 50~150万円 |
浴室 | 60~120万円 | 60~120万円 |
トイレ | 15~40万円 | 15~40万円 |
床材張替え | 10~100万円 | 10~100万円 |
クロス張替え | 10~50万円 | 10~30万円 |
外壁塗装 | 80~150万円 | ー(※) |
全面リフォーム | 1,000万円~ | 600万円~ |
リフォーム・メンテナンスはマンションより戸建てのほうが高い傾向ですが、マンションの場合は毎月の修繕積立金の支払いもあります。
毎月の住宅ローン返済額とは別に、こうした住宅のリフォーム・メンテナンス費用も蓄えられるよう、無理のない返済計画を立てることが大切です。
無理なく住宅ローンを返済するためのポイント
無理なく住宅ローンを返済するには、借入額だけでなく住宅購入の時期や公的制度の利用、住宅ローンの選び方も大切です。マイホームを買うなら、以下のポイントを押さえて住宅ローンを組みましょう。
無理なく住宅ローンを返済するためのポイント
頭金が貯まるのを待つより早期にローンを組む方がお得な場合がある
住宅購入時の頭金(自己資金)の目安は、物件価格の1~2割程度といわれています。「オカネコ マイホームに関する意識調査」で全国のオカネコユーザーに住宅購入時の頭金の割合を聞いたところ、16.8%が「自己資金はない」、16.6%が「自己資金1割未満」と回答しました。
頭金を用意することで、月々の返済額を抑えられる、住宅ローンによっては金利が安くなるなどのメリットがあります。
ただ、現時点で頭金にまわせる資産がない場合は、フルローンを利用するのも1つの方法です。なぜなら早期に住宅ローンを組み、資金ができたタイミングで繰り上げ返済をすれば、頭金が貯まるのを待つよりお得になる可能性があるためです。また、早くにローンを組めば借入期間を長くできるので、月々の返済負担も軽減できます。
頭金が貯まるのを待てば、その間に希望の物件が完売したり、市況により物件価格が上がったりするかもしれません。状況を見て、早期に住宅ローンを組む方法も検討するとよいでしょう。
自治体の制度を活用する
自治体によっては、住宅購入費用に充てられる補助金や助成金、金利引き下げの制度を活用できる場合があります。
購入する住宅を決める前に、活用できそうな自治体の制度がないかをぜひ確認しておきましょう。
制度を利用するには、省エネ設備の有無や住宅の性能、地域産材の使用などの要件を満たす必要があります。必ず各自治体のサイトで制度の詳細を確認してください。
金利の低い変動金利の住宅ローンを選ぶ
住宅ローンの金利タイプは、大きく分けて変動金利型・固定金利型の2種類があります。
変動金利型は市場金利に応じて定期的に金利が変動するタイプで、固定金利型は決められた期間の金利が変動しないタイプです。
2024年11月現在、全期間固定金利の金利は年1.5~3%程度であるのに対し、変動金利の住宅ローンは年0.3%台の商品もあります。変動金利の住宅ローンは金利上昇リスクがあるものの、固定金利に比べるとかなり低金利です。
無理なく住宅ローンを返済するために利息を抑えたいなら、金利の低い変動金利タイプの住宅ローンを選びましょう。
金利が低いおすすめの住宅ローン10選
金利の低い住宅ローン10選を、金利タイプ別にランキングで紹介します。
\ 2024年12月最新! /
変動金利が低い住宅ローンランキング(新規借入)
🥇1位 : auじぶん銀行
変動金利年0.344%(変動金利(全期間引下げプラン)新規借入れ)
※「物件価格の80%以下の借入れ」「借入時の年齢が50歳以下」「特約なしの一般団信を選択」の場合の適用金利
※審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。
🥈2位 : 三菱UFJ銀行
変動金利年0.345%(ずーっと一律優遇コース)
🥉3位 : みずほ銀行
変動金利年0.375%(変動金利 ローン取扱手数料型)
2024年12月2日時点。適用金利・融資手数料は申込内容や審査結果等によって変わる場合があります。
以下より、各住宅ローンの金利・手数料・団信等について詳しく紹介するので、住宅ローン選びの参考にしてください。
auじぶん銀行
- 変動金利・固定金利ともにネット銀行ならではの低金利が魅力
- 携帯電話、電気、インターネット、TVのプラン組み合わせで最大年0.15%の金利優遇あり
auじぶん銀行の住宅ローンは、一定の要件(80%以下の借入れ/年齢が50歳以下/特約なしの一般団信を選択)を満たす場合、新規借入の変動金利が年0.344%(変動金利(全期間引下げプラン)新規借入れ)(2024年12月時点)になります。
さらに、KDDIグループの携帯電話・電気・インターネット・TVを一緒に利用すると最大年0.15%の金利優遇※1を受けられ、金利が年0.194%(2024年12月時点)まで引き下げられます。
年齢が50歳超の方やワイド団信・がん団信等への加入を希望する場合は、通常の変動金利プラン(年0.434%(全期間引下げプラン 新規借入れ 物件価格の80%以下でお借入れの場合)(2024年12月時点)※2)を選択しましょう。
※1:J:COM NET優遇割、J:COM TV優遇割、コミュファ光優遇割は適用条件充足後、3か月後から適用開始。
※2:団体信用生命保険/同時加入できる保険:一般団信(上乗せ金利なし)・ワイド団信(健康上の理由で通用の団信に加入できなかった方が対象。+年0.3%)・がん50%保障団信(上乗せ金利なし)・がん100%保障団信(+年0.05%)・がん100%保障団信プレミアム(+年0.15%)(がん50%保障団信、がん100%保障団信、がん100%保障団信プレミアムは、加入時満50歳までの方が利用可能)
auじぶん銀行 | |||
変動金利※ | 年0.344%(変動金利(全期間引下げプラン)新規借入れ) 審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。 | ||
固定金利※ | 固定10年:年1.260% 固定20年:年1.840% 固定35年:年2.395% (固定金利(当初期間引下げプラン)新規借入れ) 審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となります。金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5年、10年に限定されます。 | ||
フラット35 | 取扱いなし | ||
事務手数料 | 借入金額×2.20% | ||
繰り上げ返済手数料 | 一部繰り上げ返済:無料 全額繰り上げ返済:変動金利適用中は無料/固定金利適用中は33,000円 | ||
団体信用生命保険/同時加入できる保険 | 一般団信(上乗せ金利なし) |
※「物件価格の80%以下の借入れ」「借入時の年齢が50歳以下」「特約なしの一般団信を選択」の場合の適用金利
住信SBIネット銀行
- 変動金利、固定金利ともに低金利
- 50歳以下なら上乗せ金利なしで3大疾病50%保障&全疾病保障ありの「スゴ団信」に加入できる
住信SBIネット銀行の住宅ローンは、借入当初の金利を重点的に引き下げる「当初引下げプラン」と、全期間を通して金利を一律で引き下げる「通期引下げプラン」があります。WEB申込コースを選べば、対面相談コースよりも低金利での借入が可能です。
また、上乗せ金利なしで加入できる手厚い保障の「スゴ団信」には全疾病保障が基本付帯されているため、すべてのケガや病気に対する備えを持てます。さらに50歳以下なら、3大疾病(がん・脳卒中・心筋梗塞)で所定の状態になった場合に住宅ローン残債の50%を保障する、3大疾病50%保障も基本付帯となります。
金利上乗せなしで手厚い保障が欲しい方におすすめです。
住信SBIネット銀行 | |||
変動金利 | 年0.448%(WEB申込コース・通期引下げプラン・物件価格の80%以下借入の場合) | ||
固定金利 | 固定10年:年1.413% 固定20年:年1.823% 固定35年:年1.883% (WEB申込コース・当初引下げプラン) | ||
フラット35 | 年1.860%(機構買取型) 融資手数料:借入金額×2.20% | ||
事務手数料 | 借入金額×2.2% | ||
繰り上げ返済手数料 | 一部繰り上げ返済 :無料 全額繰り上げ返済: 変動金利期間中は無料/固定金利特約期間中は33,000円 | ||
団体信用生命保険/同時に付与できる特約 | ▼実行時に50歳以下の方 3大疾病50%保障・全疾病保障(金利上乗せなし)・3大疾病100%保障(40歳未満+0.2%/40歳以上+0.4%) ▼実行時に50歳超の方 全疾病保障(金利上乗せなし)・3大疾病50%保障(+0.25%)・3大疾病100%保障(+0.4%) |
イオン銀行
- 物件価格の8割超の借入でも変動金利が低金利
- 金利上乗せなしで全疾病団信に加入できる
- イオングループでの買い物が毎日5%OFFになる特典あり(セレクトクラブカードのクレジット払いの場合)
イオン銀行の住宅ローンは、物件価格の8割超の借入でも年0.580%(2024年12月時点)の変動金利が適用されます。自己資金2割以下で住宅購入を考えている方にとっては、魅力的な金利といえるでしょう。
また、イオン銀行の住宅ローンの団信には、金利上乗せなしで全疾病保障が付帯されています。死亡・高度障害状態になったときのローン完済はもちろん、ケガや病気で15日超の就業不能状態となった場合にも、回復まで毎月のローン返済額を保障してもらえるので安心です。
さらにイオングループでの買い物が毎日5%OFFになる特典もあるので、よくイオングループ店舗で買い物する方は、イオン銀行の住宅ローンを検討してみてはいかがでしょうか。
イオン銀行 | |||
変動金利 | 年0.580%(手数料定率型・新規お借入れ限定・物件価格の80%超お借入れの場合) | ||
固定金利 | 固定3年:年0.930% 固定5年:年1.010% 固定10年:年1.300% (手数料定率型・当初固定金利プラン) | ||
フラット35 | 年1.860%(Aタイプ) 融資手数料:借入金額×1.87% | ||
事務手数料 | 定額型:110,000円 定率型:借入金額×2.2%(最低取扱手数料220,000円) | ||
繰り上げ返済手数料 | 一部繰り上げ返済 :無料 全額繰り上げ返済: 55,000円 | ||
団体信用生命保険/同時加入できる保険 | 全疾病団信(金利上乗せなし)・がん保障付団信(+0.1%)・8大疾病保障団信(+0.3%)・ワイド団信(+0.3%) |
ソニー銀行
- 保証料、団信保険料、印紙代(電子契約の場合)が無料
- 繰り上げ返済は一部返済も全額返済も無料
- 上乗せ金利なしでがん保障付きの団信に加入できる
ソニー銀行の住宅ローンは、ニーズに応じて3つのプランを選択できます。変動金利の引下幅が大きい「変動セレクト住宅ローン」、固定金利の当初引下幅が大きい「固定セレクト住宅ローン」、引下幅が一定の「住宅ローン」から、メリットが大きいプランを選びましょう。
金利を安くしたい方には、新規・借り換えともに年0.647%(2024年12月時点)という魅力的な金利で利用できる、変動セレクト住宅ローンの変動金利がおすすめです。
また、保証料・団信保険料・電子契約の印紙代が無料で契約にかかるコストを抑えられるほか、繰り上げ返済は一部返済も全額返済も無料でできます。
さらに、ソニー銀行の住宅ローンは、がん診断時に住宅ローンの残債50%を保障するがん団信50に上乗せ金利なしで加入できます。金利を安く抑えながら団体信用生命保険の保障を手厚くしたい方も、ぜひ検討してみてください。
ソニー銀行 | |||
変動金利 | 年0.647%(変動セレクト住宅ローン) | ||
固定金利 | 固定10年:年1.498%(固定セレクト住宅ローン) 固定20年:年2.070%(固定セレクト住宅ローン) 固定35年:年2.689%(住宅ローン) | ||
フラット35 | 取扱なし | ||
事務手数料 | 住宅ローン:一律44,000円 変動セレクト住宅ローン・固定セレクト住宅ローン:借入金額×2.2% | ||
繰り上げ返済手数料 | 一部繰り上げ返済 :無料 全額繰り上げ返済: 無料 | ||
団体信用生命保険/同時加入できる保険 | がん団信50(上乗せ金利なし)・がん団信100(+0.1%) |
SBI新生銀行
- 当初固定金利が低金利
- 保証料、印紙代(電子契約の場合)、ATM出金手数料、一部繰り上げ返済手数料、団信保険料(一般団信・安心保障付団信)が無料
- 金利上乗せ0.1%でガン団信に加入できる
SBI新生銀行の住宅ローンは、保証料や一部繰り上げ手数料、団信保険料などの諸費用が無料です。電子契約の場合は印紙代も無料となるため、住宅ローン契約にかかる費用を最小限に抑えられます。
特に、保証料が無料なのはメリットが大きいです。住宅ローンによっては2%程度の保証料がかかる場合もあるので、大きなコストダウンとなるでしょう。
SBI新生銀行 | |||
変動金利 | 年0.430%(半年型・手数料定率型) | ||
固定金利 | 固定10年:年1.000%(当初固定金利 手数料定率型) 固定20年:年1.500%(当初固定金利 手数料定率型) 固定35年:年1.700%(長期固定金利(全期間固定)手数料定率型) | ||
フラット35 | 取扱なし | ||
事務手数料 | 借入金額×2.2% | ||
繰り上げ返済手数料 | 一部繰り上げ返済 :無料 全額繰り上げ返済: 原則無料 | ||
団体信用生命保険/同時加入できる保険 | 安心保障付団信(金利上乗せなし)・ガン団信(+0.1%) |
PayPay銀行
- 変動金利タイプが低金利
- 保証料・印紙税がかからない
- 団信が手厚く、満51歳未満の方なら金利上乗せなしで全疾病・自然災害・失業に備えられる
PayPay銀行の住宅ローンは、変動金利タイプの金利が他行と比べても低いのが魅力です。通常時、自己資金1割未満でも年0.530%、自己資金1割以上なら年0.465%の金利が適用されます。(2024年12月時点)保証料や印紙税もかからないため、住宅ローンのトータルコストを低く抑えることが可能です。
また、PayPay銀行の住宅ローンの団信は、保障が手厚いのも特徴。満51歳未満の方なら金利上乗せなしで、「死亡保障」「がん保障(がん保障特約は50%保障)」「入院時の全疾病保障※」「非自発的失業保障」「自然災害保障」に備えられます。
さらに、夫婦のどちらかが死亡やがんなどの保険金支払い事由が発生すると、その人だけでなく夫婦両方の住宅ローン残高が団信で保障される、ペアローン契約者向けの団信もあります。(ペア連生団信)
※精神疾患など、一部保障の対象外となるものがあります。
PayPay銀行 | |||
変動金利 | 年0.420%(全期間引下型・自己資金10%未満)※自己資金優遇10%以上の場合は年0.465%(新規借入時)※キャンペーン金利(事前審査申込期間:2024年12月2日~2025年2月28日/お借入れ~2025年3月31日まで) | ||
固定金利 | 10年:年1.270% 20年:年2.080% 35年:年2.270% (当初期間引下型・自己資金10%未満) | ||
フラット35 | 取扱なし | ||
事務手数料 | 借入金額×2.2% | ||
繰り上げ返済手数料 | 一部繰り上げ返済 :無料(インターネットの場合) 全額繰り上げ返済: 33,000円 | ||
団体信用生命保険/同時加入できる保険 | がん50%保障団信(金利上乗せなし/満51歳未満)・がん100%保障団信(+0.1%/満51歳未満)・一般団信がん(金利上乗せなし/満65歳未満) |
楽天銀行
- 事務手数料が一律330,000円
- 保証料・繰り上げ返済手数料が無料
- 上乗せ金利なしで団信にがん保障・全疾病保障特約が付いている
楽天銀行の住宅ローンの変動金利は年0.874%(2024年12月時点)と他行に比べてやや高い印象です。しかし、その代わりに融資事務手数料は定額型で一律33万円という低水準に設定されており、借入額が多い場合も安心です。
定額型は定率型よりも金利が高くなるデメリットがありますが、楽天銀行は変動金利は低水準なので、住宅ローンのトータルコストを抑えられるでしょう。
ほかにも、楽天銀行の住宅ローンには、保証料・繰り上げ返済手数料無料、金利上乗せなしの団信の保障が手厚いというメリットがあります。金利の安さ以外の部分も重視したい方は、ぜひ検討してみてください。
楽天銀行 | |||
変動金利 | 年0.874%(変動金利・固定特約付き) | ||
固定金利 | 固定3年:年1.463% 固定5年:年1.548% 固定10年:年1.832% (金利選択型・固定金利10年) | ||
フラット35 | 年1.860%(ハッピープログラム適用なし) 融資手数料:借入金額×1.1%(返済口座が楽天銀行の場合) | ||
事務手数料 | 一律330,000円 | ||
繰り上げ返済手数料 | 一部繰り上げ返済:無料 全額繰り上げ返済:無料 | ||
団体信用生命保険/同時に付保できる特約 | がん保障特約・全疾病特約付(金利上乗せなし)・がん診断時100%保障(+0.2%) |
三井住友銀行
- 変動金利型・固定金利特約型・超長期固定金利型から金利タイプを選べる
- Oliveアカウント契約でVポイントの還元を受けられる
三井住友銀行の住宅ローンは、「変動金利型」「固定金利特約型」「超長期固定金利型」の3タイプから選べます。また、Oliveアカウントを契約すれば、Vポイントアッププログラムの住宅ローン特典として+1%の還元が適用されるのがメリットです。
さらに、一定期間の金利を固定する固定金利特約型は、借入当初の金利を重点的に引き下げる「最初にぐぐっと引き下げプラン」と、全期間を通して金利を一律で引き下げる「最後までずーっと引き下げプラン」から選択可能です。
借入当初の金利を安くしたい方は、変動金利型か固定金利特約型の最初にぐぐっと引き下げプランを選ぶとよいでしょう。安定した返済計画を立てたい方には、超長期固定金利型か固定金利特約型の最後までずーっと引き下げプランがおすすめです。
三井住友銀行 | |||
変動金利 | 年0.625%(WEB申込専用住宅ローン・最後までずーっと引き下げプラン) | ||
固定金利 | 固定10年:年1.950%(WEB申込専用住宅ローン・最初にぐぐっと引き下げプラン) 固定20年:年2.400%(WEB申込専用住宅ローン・最初にぐぐっと引き下げプラン) 固定35年:年2.790%~年3.290%(WEB申込専用住宅ローン・超長期固定金利型プラン) | ||
フラット35 | 年3.570%(機構買取型) 融資手数料:33,000円 | ||
事務手数料 | 借入金額×2.2%(WEB申込専用住宅ローンの場合) | ||
繰り上げ返済手数料 | 一部繰り上げ返済 :無料(SMBCダイレクトの場合) 全額繰り上げ返済: 5,500円(SMBCダイレクトの場合) | ||
団体信用生命保険/同時に付保できる特約 | 一般団信(金利上乗せなし)・連生団信(クロスサポート)(+0.18%)・8大疾病保障付(+0.3%)・8大疾病保障付ライト(+0.1%)・日常のケガ・病気保障特約(+0.1%) |
みずほ銀行
- 一部繰り上げ手数料・金利変更手数料が無料
- 金利上乗せ型のプランは保証料・ローン取扱手数料が不要で初期費用を抑えられる
- 土日祝日含め都合の良い時間帯に窓口相談できる
みずほ銀行の住宅ローンは、あらゆる住宅購入パターンに最適なプランが豊富です。
一般的な分割回数は土地・建物の2回程度ですが、みずほ銀行なら手付金や着工金など先行する支払いに回数制限なく利用できます。つなぎ融資とは違って分割による手数料は一切ありません。
また、お子さまの成長や退職金が入るタイミングで住み替えを検討している場合、短期の借入なら保証料が戻ってくるため、トータルコストが安くなるケースもあります。
そのほか、現居の売却が済んでいなくても、住宅ローンの契約が可能なのでお気に入りの物件を逃す心配も仮住まいをする必要もありません。
中古物件購入時に、リフォーム資金も含めて一本で借入が可能なプランもあるので、リフォームローンで高い金利を支払わなくて済みます。
ぜひ、あなたに合うプランがあるかチェックしてみてください。
みずほ銀行 | |||
変動金利 | 年0.375%(ローン取扱手数料型) | ||
固定金利 | 固定10年:年1.500%(固定金利選択・ローン取扱手数料型) 固定20年:年2.200%(固定金利選択・ローン取扱手数料型) 固定35年:年1.980%(全期間固定金利・ローン取扱手数料型) | ||
フラット35 | 取扱なし | ||
事務手数料 | ローン取扱手数料型:借入金額×2.2% 保証料を一部前払いする方式・金利上乗せ型:不要 | ||
繰り上げ返済手数料 | 一部繰り上げ返済 :無料(みずほダイレクトの場合) 全額繰り上げ返済: 33,000円 | ||
団体信用生命保険/同時に付保できる特約 | 8大疾病補償(保険料は毎月変動)・がん団信(+0.1%)・8大疾病補償プラスがんサポートプラン(保険料は毎月変動) |
三菱UFJ銀行
- インターネット手続きで一部繰り上げ手数料・金利変更手数料が無料になる
- 電子契約を利用すれば印紙代が無料になる
- pontaポイントが毎月貯まる
三菱UFJ銀行の住宅ローンは、固定金利が他行と比べて低いため、固定金利タイプでの住宅ローン契約を考えている方におすすめです。
インターネットから手続きすれば一部繰り上げ返済手数料や金利変更手数料も無料になるので、借入後の費用も抑えられます。
また、住宅ローン借入中はpontaポイントが毎月50ポイント貯まるのも嬉しいポイントです。
三菱UFJ銀行 | |||
変動金利 | 年0.345%(変動金利タイプ) | ||
固定金利 | 固定10年:年1.220%(固定金利タイプ・最初に大きな優遇コース) 固定20年:年2.140%(固定金利タイプ・最初に大きな優遇コース) 固定35年:年2.060%(全期間固定金利タイプ) | ||
フラット35 | 取扱いなし | ||
事務手数料 | 借入金額×2.2% | ||
繰り上げ返済手数料 | 一部繰り上げ返済 :無料(インターネットの場合) 全額繰り上げ返済: 16,500円(インターネットの場合) | ||
団体信用生命保険/同時に付保できる特約 | ワイド団信(+0.3%)・7大疾病保障付(+0.3%) |
まとめ
住宅ローンの借入額は年収の5~6倍が理想とされていますが、無理なく返せる借入額は人によって異なります。特に、住宅ローン以外の借入がある場合は総返済負担率を算出し、収入に対して借入が多すぎないかを確認しましょう。
無理なく返せる住宅ローン借入額を確認するには、ライフプランシミュレーションを行い、住宅購入費以外のライフイベントにかかる費用を試算することも大切です。
住宅ローンの返済は長く続くので、年収倍率だけを参考に借入額を決めるのはおすすめできません。FPなどのプロにも相談しながら、自分にとって適切な住宅ローン借入額を見極めましょう。
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※2024年6月24日当社データベースより概算(オカネコサービスすべての実績総数)